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2021年4月

鍵盤打楽器 四重奏「聖者の行進(聖者が町にやってくる)」

鍵盤打楽器 四重奏「聖者の行進(聖者が町にやってくる)」
When The Saints Go Marching In

編成はVibraphone.、Marimba.、St.Bs.、Drumsです。
Boogie(ブギー)版、New Orleans(ニューオリンズ)版、Dixie(ディキシー)版も発売中です。

ニューオリンズの陽気な作品をコンサートピースに、ぜひどうぞ。

鍵盤打楽器 四重奏「聖者の行進(聖者が町にやってくる)」
When The Saints Go Marching In

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参考音源
https://youtu.be/1NJifmPgGew

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

この周知のメロディは、ジャズ発祥の地ルイジアナ州ニューオリンズでは葬列マーチです。
『聖者の行進(聖者が町にやってくる)』(When the Saints Go Marching In)は、スピリチュアル(黒人霊歌)に起源を発する
ゴスペル・ジャズナンバーです。
歌詞の内容は、タイトルの通り宗教色が強く、特に「ヨハネの黙示録(the Book of Revelation)」の内容が歌詞の随所に盛り込まれています。
ジャズ発祥の地ルイジアナ州ニューオリンズでは葬儀の際に用いられ、この慣習は「ジャズ葬儀(Jazz funeral)」、
「セカンド・ライン (second line)」等と呼ばれています。
現在は、スポーツにおいて応援歌として使われることも多く、NFLのニューオーリンズ・セインツのオフィシャルソングであり、
プレミアリーグのサウサンプトンFC(愛称がセインツ)のアンセムなどにもなっています。
日本国内ではBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスがチャンステーマ1として使用しています。

歌詞・意訳
Oh, when the saints go marching in
Oh, when the saints go marching in
Lord I want to be in that number
When the saints go marching in
Oh, when the drums begin to bang
Oh, when the drums begin to bang
I want to be in that number
When the saints go marching in
Oh, when the stars fall from the sky
Oh, when the stars fall from the sky
I want to be in that number
When the saints go marching in
Oh, when the moon turns red with blood
Oh, when the moon turns red with blood
I want to be in that number
When the saints go marching in
Oh, when the trumpet sounds its call
Oh, when the trumpet sounds its call
I want to be in that number
When the saints go marching in
Oh, when the horsemen begin to ride
Oh, when the horsemen begin to ride
I want to be in that number
When the saints go marching in
Oh, when the fire begins to blaze
Oh, when the fire begins to blaze
I want to be in that number
When the saints go marching in
Oh, when the saints go marching in
Oh, when the saints go marching in
I want to be in that number
When the saints go marching in.

ああ、聖者達が行進するとき

ああ、聖者達が行進するとき

主よ 私もあの列に加わりたい

聖者達が行進するとき


ああ、ドラムが強打し始めたとき

ああ、ドラムが強打し始めたとき

私もあの列に加わりたい
聖者達が行進するとき


ああ、星が空から落ちるとき

ああ、星が空から落ちるとき

私もあの列に加わりたい

聖者達が行進するとき


ああ、月が血で赤くなるとき

ああ、月が血で赤くなるとき

私もあの列に加わりたい

聖者達が行進するとき


ああ、トランペットがその呼び出しを鳴らすとき

ああ、トランペットがその呼び出しを鳴らすとき

私もあの列に加わりたい
聖者達が行進するとき


ああ、騎手が乗り始めたとき

ああ、騎手が乗り始めたとき

私もあの列に加わりたい

聖者達が行進するとき


ああ、火が燃え始めたとき

ああ、火が燃え始めたとき

私もあの列に加わりたい

聖者達が行進するとき


ああ、聖者達が行進するとき

ああ、聖者達が行進するとき

私もあの列に加わりたい

聖者達が行進するとき。

「ジャズ葬儀(Jazz funeral)」では、パレードは先頭を歩くファースト・ラインとその後につくセカンド・ラインとに分かれます。
ファースト・ラインは、故人の遺族および関係者のみが参加し、重々しい曲を演奏しながら、葬儀場から墓地まで棺を運びます。
一方、セカンド・ラインは埋葬を終えた後の帰路のパレードで、ファースト・ラインとは対称的に賑やかな曲を演奏しながら、街を練り歩きます。

遺族、関係者だけではなく、音楽に魅せられた通行人もパレードに加わります。彼らは、音楽に合わせて踊り、ハンカチを振り、
色とりどりの傘を掲げてパレードを盛り上げます。
ファースト・ラインの重々しい演奏が故人を悼むためのものであるのに対し、セカンド・ラインの明るさには、
魂が解放されて天国へ行くことを祝う意味が込められています。
セカンド・ライン・パレードへの参加者は、セカンド・ライナーズなどとも呼ばれています。

サッチモは、『聖者の行進(聖者が町にやってくる)』をブラスバンド・ジャズの世界へいち早く取り入れたミュージシャンの一人です。
サッチモの愛称で有名な (Louis Daniel Armstrong/1901-1971)は、トランペット奏者でしたが歌手としても有名で、
特に『この素晴らしき世界(What a Wonderful World)』は世界的に大ヒットを記録しました。
サッチモという愛称が何故ついたのか?この点については、「satchel mouth」(がま口のような口)をイギリス人記者が聞き違えたとか、
「Such a mouth!」(なんて口だ!)から来たとか言われていますが、真偽は不明です。
「サッチモ」の他に、「ポップス(Pops)」、「ディッパー・マウス(Dipper Mouth)」という愛称もあるようです。

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  2021/04/10   animato

クラリネット四重奏 フーガト短調(KV401)

クラリネット四重奏 フーガト短調(KV401)
Fugue in G minor
W.A.Mozart

編成はクラリネット3本、バスクラリネットです。
バスクラリネットはファゴットに変更可能です。
1stクラリネットはオーボエに変更可能です。
サックス四重奏版、木管四重奏(オーボエ・クラ・ファゴット)版は発売中です。

モーツァルトの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

クラリネット四重奏 フーガト短調(KV401)
Fugue in G minor
W.A.Mozart

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参考音源
https://youtu.be/3QSGcYMynaY

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フーガト短調(KV401)は、もともとオルガンのために書かれたが未完成の作品です。おそらく1782年に作曲され、最後の8小節は、補筆されています。
1782年から1783年にかけて、彼は、バロックの作曲家による多数の作品を所蔵する図書館を所有していた
コレクター兼音楽ファンのゴットフリート・ヴァン・スウィーテン男爵を通じて、ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデルと
ヨハン・セバスチャン・バッハの作品に深く精通しました。 
彼が研究した作品の中には、ヘンデルのオラトリオとバッハの平均律クラヴィーア曲集がありました。 モーツァルトは両方の作曲技法を吸収して、
それを彼自身のものと融合させ、この時代のほとんどの作品に対位法の技法を使用ました。

フーガについて歴史的に重要な最初の主要な作曲家はモーツァルトであると考えられます。 
モーツァルトは、後に大きな先見の明の1つであることが証明される方法で、フーガに具体的に取り組みました。
モーツァルトはバロック様式に精通しており、J.S。バッハは息子のC.P.E.から多大な影響を受けています。
しかし、モーツァルトを作曲家として解説するとき、彼がどれほど偉大なフーガ作家であったかについて話すことはあまりありません。
専ら弦楽四重奏曲の構成、形式、オペラなどに注目することになります。
しかし、彼には、彼の人気作品が示す以上の注目すべき点ががたくさんあります。


確かに、モーツァルトが生きていて音楽を書いている頃には、フーガ自体はほとんど人気がなくなっていました。
もはや誰もそれらを書くことをしませんでした。
しかし、モーツァルトがフーガの執筆に非常に興味を持っていたことは明白で、その端的な作品がフーガ(G min KV401-375eのフーガなど)だと言えます。

バロック音楽を吸収し、それを彼の作風と融合させた美しさをご堪能ください。

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  2021/04/09   animato

サックス四重奏(五重奏)「サウス」

サックス四重奏(五重奏)「サウス」
South
Bennie Moten

編成はサックスのソプラノ、アルト、テナー、バリトンに加えてドラムスです。
クラリネット四重奏(五重奏)版、金管四重奏(五重奏)版は発売中です。

カンサスシティ往年の名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

サックス四重奏(五重奏)「サウス」
South
Bennie Moten

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参考音源
https://youtu.be/Mck0C8tVbuk

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「サウス」はタモン・ヘイズとベニー・モーテンによるジャズの名曲です。
この曲は1924年にベニーモーテンのカンザスシティオーケストラによって演奏され、1928年に再び録音され、全国的なヒットとなりました。
この曲はモーテンの最も人気のある作曲でした。もともとはインストルメンタルでしたが、レイ・チャールズは後にその曲の歌詞を書きました。
ウィリアム・エメット・スタッドウェルとマーク・バルディン:ビッグバンドリーダー:スイング時代のオーケストラや
その他の人気のあるアンサンブルが好んで取り上げた曲です。

ベニー モーテン
Bennie Moten
1894.11.13 - 1935.4.2
米国のピアノ奏者,作曲家。
ミズーリ州カンサスシティ生まれ。
1922年カンサスシティで5人編成のバンドを結成し活動を開始、次第に大きな編成となり、ウォルター・ペイジ、ジョージ・E.リー楽団と共に
カンサスシティの3大楽団となりました。
’28年ニューヨークに進出、バンドにウォルター・ペイジを加え最高の陣容で活躍、他にカウント・ベイシー、ジミー・ラッシング等がメンバーを構成、
「ザ・コンプリート・ベニー・モーテン」(RCA)等の作品があります。

彼は1894年にミズーリ州のカンサスシティで生まれました。母親がピアニストで、幼い頃からこの母親にピアノを教わっていました。
1918年から 1922年頃までラグタイムのトリオを率いるなど、生まれ故郷でさまざまなバンドで演奏しました。
1923年にOkehレーベルに吹きこんだのが初録音です。
1920年代から1930年代半ばまでのカンサスシティのジャズ界をリードしました。
1920年代のカンサスシティで人気があったバンドのリーダーを三人あげるとするならば、Bennie MotenとGeorge E. Lee、Walter Pageだと言われています。
そのWalter PageのBlue Devilsの中心メンバーを次々に引き抜き、Count BesieやJimmy Rushing、Hot Lips Page、Walter Pageといった
一流ミュージシャンを擁したのだから、人気が出ない方わけがありません。
1932年にはBen Webster、その後もLester Youngが加わるなど、このバンドは絶頂期を迎えます。
しかし1935年のこと、親友であった医者の手術を受けた際にその手術が失敗し、頚動脈切断による出血多量でBennie Motenは亡くなりました。
扁桃腺の簡単な手術のはずがこのような医療事故になった為、この手術が失敗した原因には様々な噂が流れました。
友人ではなく医者見習いが手術を担当したという説、友人である医者と前日の夜遅くまで飲み歩いていた為、酒気帯びでの手術であったという説があります。
Bennie Motenの死後、彼のバンドの中心メンバーが集まってできたのが、あのCount Besie楽団です。

カンザス・シティのジャズ 
William “Count” Basie(1904-1984)
1920年代の終わり頃から、ミズーリのカンザス・シティでジャズが大流行します。ここカンザス・シティだけは禁酒法時代にもかかわらず、
民主党の悪徳政治家トム・ペンダーガストTom Pendergastがいたおかげで州知事も警察も機能せず、賭博場もあり、ナイトクラブもキャバレーもあり
酒も大っぴらに飲めたというのです。
人々が集まって来るわけです。シカゴでは地下のもぐりの酒場で控えめな音しか出せませんでしたが、ここカンザスではエキサイティングな音で
ガンガンやってしまったのです。このとんでもない政治家はシカゴのギャング以上です。
 
Harry Trumanはペンダーガストに応援されて、後には大統領にまでなりましたが、いろいろなゴシップ話が書かれたものが沢山あります。
ここでは政治の話はするつもりはありませんが、トルーマンとペンダーガストにまつわる本が出ています。
Harry Truman(1884-1975)  Tom Pendergast(1872-1945)

しかし、1933年には悪法名高い禁酒法も廃止となり、カンザス・シティの存在意義は徐々に薄れていきましたが、1939年に脱税の罪で収監されるまで、
カンザス・シティは歓楽の街として栄えていました。
ここでのスターは何といってもカウント・ベイシーです。1927年にカンザス・シティにやってきてBennie Moten(1885-1935)楽団に入りました。
1935年にベニー・モーテンが亡くなり、カウント・ベイシー楽団となります。
"Queen of Kansas Clubs"と呼ばれたClub Renoでは、レスター・ヤングがカウント・ベイシー楽団をバックに演奏するところを、
若かりしチャーリー・パーカーが聴き入っていたという光景が見られたそうです。
また、巨大なダンスホールもありました。ダンサーが2000人とか3000人とかいうのですから想像がつきません。
    
The Pla-Mor Ballroomではジャンゴ・ラインハルトもカウント・ベイシーも出ていましたし、ホーギー・カーマイケルもここのハウスバンドのメンバーだったのです。
1936年暮にシカゴに移動。既にジャズの中心はニューヨーク、1937年にはベイシーもニューヨークに進出します。

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  2021/04/08   animato

金管三重奏と打楽器のための「スウィート・ジョージア・ブラウン」ロック・ヴァージョン

金管三重奏と打楽器のための「スウィート・ジョージア・ブラウン」ロック・ヴァージョン
Sweet Georgia Brown
Ben Bernie, Maceo Pinkard

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.に加えて
マリンバ、ヴィブラフォン、ドラムセット、エレキベース(七重奏)です。
Hn.はTp.に変更可能です。エレキベースをチューバに変更可能です。
サックス三重奏版は発売中です。

ビートルズの雰囲気漂う作品をコンサートピースに、ぜひどうぞ。

金管三重奏と打楽器のための「スウィート・ジョージア・ブラウン」ロック・ヴァージョン
Sweet Georgia Brown
Ben Bernie, Maceo Pinkard

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.に加えて
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「スウィート・ジョージア・ブラウン」は、1925年、メイシオ・ピンカード(Maceo Pinkard 1897-1962)により作曲、ケネス・キャシー(Kenneth Casey 1899-1965)によって
作詞され、ブレイク前のビートルズがバックバンドとしてレコーディングされた、ジャズ・スタンダード曲です。
アメリカでは単に"Georgia Brown"と呼ばれる事も多い作品です。

デビューはジャズ・ヴァイオリニストでありバンド・リーダーでもあるベン・バーニー(Ben Bernie 1891-1943)と彼のオーケストラによる
1925年の録音です。

またその後すぐ、1920年代に数多くの録音を残した事で知られるのジャズ・グループ、
「カリフォルニア・ランブラーズ(The California Ramblers)」によるインストゥルメンタル・ヴァージョンも録音されています。

アメリカではNYのバスケット・チーム、「ハレーム・グローブトロッターズ(Harlem Globetrotters)」の
テーマ・ソング(signature song)として有名です。
テーマ・ソングとしては、ブラザー・ボーンズ(Brother Bones 1902 - 1974)の口笛とボーンによる、1949年の録音が採用されています。
(「ボーン」とは文字通り「骨」の事で、アイリッシュ音楽の「スプーンズ」に相当する二本(両手合わせて四本)の骨を打ち合わせる打楽器で、
このヴァージョンは比較的、ゆっくりとした演奏です)

ジャズでもディキシー、スウイング派からモダン派までありますが、カントリーやオールディーズ、トニー・シェリダンのバック・バンドだった
ブレイク以前のビートルズの録音まであるという大スタンダード・ナンバーです。
20年代から30年代にかけてバンド・リーダーとして高い人気を誇ったヴァイオリン奏者のベン・バーニーはナット・キング・コールの歌でヒットした「It's A Lonesome Old Town」(白い夜霧のブルース)の作者でもあります。
25年に仲間のマセオ・ピンカード、ケネス・ケイシーと共作したノヴェルティ・ソングがこの「Sweet Georgia Brown」です。
彼のバンドは、ユーモラスな味で評判でしたが、この歌も陽気で楽しい楽曲です。
原曲は有名な32小節のコーラスの他、8小節のイントロと20小節の変則的なヴァースを持っています。

コーラス部分のみの演奏も多く、ダブル・ドミナントを繰り返す特徴的なコード進行から、
様々な楽器による技巧を駆使したアップ・テンポの演奏が多くみられます。

バーニー楽団のレコードが大ヒットしたあと、アイシャム・ジョーンズ楽団、黒人の女性エンターテイナーとして名高い
エセル・ウォーターズ、スター歌手ビング・クロスビーが次々とヒットさせました。
さらに映画の中にもよく登場し、かのビリー・ワイルダーの傑作「お熱いのがお好き」にも取り上げられています。
著名な録音には次のようなものがあります。
Ethel Waters (Vo) 1920s
Django Reinhardt (G) 1930s
Ella Fitzgerald (Vo) 1974 1979 etc.
The Count Basie Band 1977
Johnny Mercer (Vo)
Harry James (Tp BL)
Ann Sally (Vo) 2005
Akiko (Vo) 2001
Oscar Peterson featuring: Niels Henning Orsted Pedersen & Ray Brown Live in 1977

また、ト二―・シェリダン(Tony Sheridan)のバック・バンドを務めていた時代の「ビートルズ」も同曲を演奏していました。
録音では61年と64年の2つのヴァージョンがあり、64年のヴァージョンではシェリダンによる
替え歌(リバプールやビートルズについて絡めた挿話)が追加されています。

定番のエラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーンの両大御所が快調にスウィングするほか、
アルバータ・ハンターがこの歌を歌いました。
アニメ・ソングとして録音されたファッツ・ウァーラー(Fats Waller)によるスキャット・ヴァージョン等も有名です。
他にもコミカルな曲調から、「シンプソンズ」など数多くのアニメ作品のBGM に採用されています。

SWEET GEORGIA BROWN (1925)
(Words & Music by Ben Bernie, Maceo Pinkard, Kenneth Casey)

No gal made has got a shade on Sweet Georgia Brown
Two left feet but oh so neat, has Sweet Georgia Brown
They all sigh and wanna die for Sweet Georgia Brown
I'll tell you why, you know I don't lie、not much...

愛しいジョージア・ブラウンに影を落とす娘なんていやしない
踊れないけど手際はいい それが愛しいジョージア・ブラウン
みんながため息ついて 愛しいジョージア・ブラウンのためなら死んでもいいって
俺は正直に話しているんだ 嘘はついてない...

歌の内容は、「可愛いジョージア・ブラウンにはどんな娘だってかなわない。脚がとてもきれいなジョージア・ブラウン、
彼女が町に来ると聞いてみんな勝手に期待をしていた。いざやって来るとフラれる奴ばかり。
フラれていないのは、まだ会っていない奴だけ。可愛いジョージア・ブラウン」
というような男性から見たマドンナへの讃歌です。
ジョージア・ブラウン嬢は、大変に美人だったようです。

ジャズの中でも、ディキシー、スウィング、ジプシー・ジャズ、モダン・ジャズと
長い歴史な中で、何度もいろいろなスタイルで登場している楽曲です。
曲の内容は、街にとびっきりの美女がやって来て、男達は、皆骨抜きにされ、
女達は嫉妬して大騒ぎという所から歌が始まります。

歌詞

She just got here yesterday,
Things are hot here now they say,
There's a new gal in town.
Gals are jealous, there's no doubt.
All the guys just rave about
Sweet, Sweet Georgia Brown.
And ever since she came, the common folks all claim, say;

No gal made has got a shade on Sweet Georgia Brown.
Two left feet, but oh, so neat has Sweet Georgia Brown.
They all sigh and wanna die for Sweet Georgia Brown,
I'll tell you just why, you know I don't lie (not much!).
It's been said she knocks 'em dead when she lands in town.
Since she came why it's a shame how she's cooled 'em down.
Fellas that she can't get must be fellas that she ain't met.
Georgia claimed her, Georgia named her, Sweet Georgia Brown.

All you gals will get the blues,
all you pals will surely lose.
And, there's but one excuse.
Now I've told you who she was,
and I've told you what she does,
Still, give this gal her dues.
This pretty maiden's prayer is answered anywhere

No gal made has got a shade on Sweet Georgia Brown.
Two left feet, but oh, so neat has Sweet Georgia Brown.
They all sigh and wanna die for Sweet Georgia Brown,
I'll tell you just why, you know I don't lie (not much!).
All those tips the porter slips to Sweet Georgia Brown
They buy clothes at fashion shows for one dollar down.
Fellas, won'tcha tip your hats. Oh boy, ain't she the cats?
Who's that mister, tain't her sister, It's Sweet Georgia Brown.


●ヴァースの歌詞意訳
1.丁度、昨日、彼女はここにやって来た。
 騒ぎになって、今、皆が言ってる。街が凄く変わるぞって。
 娘たちは嫉妬してる。そりゃあ嘘じゃない。
 男達は、相変わらず、可愛い可愛いジョージア・ブラウンにうっとり。
 で、彼女が来てからずっと、黒人たちは皆、欲しがってる
 さぁ、言ってくれ。

2.褐色の肌の娘たち、あんた達は憂うつになるだろう。
 褐色の肌の仲間たち、あんた達は絶対に我を忘れるだろう。
 皆そうだ。でも皆、言い訳をする。
 俺は、今、あんたに彼女が何者か教えた。彼女が、何をしたのか教えた。
 この娘の手練、彼女の報酬は高い。
 この黒人の娘の願い事は、どこででも叶う。

●テーマの歌詞意訳
 可愛いジョージア・ブラウンの上に影をおとせる娘なんていない。
 不器用だけど、なかなか手際が良い、可愛いジョージア・ブラウン。
 皆がため息をつき、可愛いジョージア・ブラウンの為なら死んでも良いと。
 俺は、あんたに正確に話してるんだぜ。
 とんでもない。あんたは、俺が嘘なんかついてないって解るよ。

1.彼女がこの街にやって来た時に、皆を完全に打ちのめした事でも物語ってるよ。
 恥ずかしい事だが、彼女がやって来てから、みんな大人しくなっちまった。
 仲間たち。彼女は、仲間を作る事が出来ない。
 彼女を必要とし、可愛いジョージア・ブラウンと名付けた仲間たちに
 出会って無いんだ。

2.ボーイはチップ全部、可愛いジョージア・ブラウンにこっそりやってる。
 皆、ファッション・ショーをやる為、1ドル値切って布を買ってる。
 なんてこった。帽子を放り投げろ。ああ楽しい。
 でも、彼女は意地の悪い女だよ。
 だんな、あれは誰だい?彼女を堕落させた仲間は誰だい?
 可愛いジョージア・ブラウン

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  2021/04/07   animato

木管と打楽器六重奏「12番街のラグ」

木管と打楽器六重奏「12番街のラグ」
Twelfth Street Rag
Euday L. Bowman

編成はフルート(エスクラリネットでの演奏可能)、クラリネット2本、バスクラリネット、ファゴット
およびドラムセット(省略可)です。
エスクラリネットのパート譜は同梱しています。

ラグタイムの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

木管と打楽器六重奏「12番街のラグ」
Twelfth Street Rag
Euday L. Bowman

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参考音源
https://youtu.be/u7t2AjaPn_Y

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12番街のラグ(Twelfth Street Rag)は1914年にユーディ・L・ボウマン(Euday L. Bowman)が作曲したラグタイム曲です。
曲名はボウマンが出演していたカンザスシティの盛り場「12番街」から採られています。
ラグタイム時代にとりわけ有名なベスト・セラーとなった曲であり、ルイ・アームストロングからレスター・ヤングまで、
多くの様々なアーティスト達が録音してきていて、
現在もディキシーランド・ジャズのスタンダード・ナンバーとなっています。

ピー・ウィー・ハント(Pee Wee Hunt)のピアノ録音はビルボードの1948年のナンバー・ワン・シングルとなり、
300万枚を超す売り上げとなりました。
作曲者ユーディ・L・ボウマン自身もこの曲を録音して Bowman 11748 として出版しました。

この曲の楽式は、「イントロ A A1 イントロ2 A2」です。
この曲は「ジョー・フランクリン・ショー」(the Joe Franklin Show)のテーマ曲として最もよく知られています。
1919年のチャーリー・チャップリンによる短編映画『一日の行楽』では、乗船中のシーンで、アフリカ系アメリカ人のバンドが
この曲のポピュラー・ラグのバージョンを演奏しているのを聴くことができます。
最近では、テレビ・シリーズ『スポンジ・ボブ/スクエアパンツ』のバックグラウンド・ミュージックで、
ウクレレのバージョンがよく用いられています。

ラグタイムは、19世紀末から20世紀初頭に掛けてアメリカで流行した音楽の名前です。
黒人のダンスの伴奏音楽や、酒場で黒人が演奏したピアノ音楽が起源であり、白人の客に受けのいいマーチなどの西洋音楽に
黒人独特のノリが加わり、シンコペーションを強調した初の軽音楽になりました。演奏楽器は主にピアノで、
その他にバンジョー、マンドリンや管楽器などの小編成バンドがラグタイムを奏でました。
初めて出版されたラグタイム・ピアノの楽譜は、白人 William H. Krell の「Mississippi Rag」(1897)ですが、
スコット・ジョプリン Scott Joplin(1868-1917)がミズーリ州で出版したピアノ曲「Maple Leaf Rag」(1899)が
決定的な大ヒットとなり、それがラグタイム黄金期(1899-1917)の始まりとなりました。
「Maple Leaf Rag」の成功を受けて、アメリカ全土で、有名、無名、男女、人種に関わらず、多くのピアニストが
ラグタイムを作曲しました。元々西洋音楽がベースになっていることから、ラグタイム人口は、白人が圧倒的に多い状況です。

ラグタイムの流行は Scott Joplin の死(1917)以降は急速に衰え、より自由度の高い新しい音楽「ジャズ」にも人気を奪われ、
もっとも有名なスターク出版社は、1922年でラグタイム楽譜の出版をやめました。

その後のラグタイムは、1940年代後半に本格的なクラシック・ラグ見直しの動きが出てきました。
そして、Scott Joplin のラグが1971年のアメリカ映画『スティング』の音楽に使われるにいたって、本格的なラグタイムのリバイバルが起こりました。
特にクラシック界でラグタイム熱が高まり、世界的バイオリニストやメトロポリタン歌劇場の常任指揮者らがこぞってラグタイムを取り上げました。
ラグタイムは今やスタンダードともいえるレパートリーであり、現代の生活にとけ込んだ音楽なのです。

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  2021/04/06   animato

サックス四重奏 フーガト短調(KV401)

サックス四重奏 フーガト短調(KV401)
Fugue in G minor
W.A.Mozart

編成はサックスのソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。
クラリネット四重奏版、木管四重奏(オーボエ・クラ・ファゴット)版は発売中です。

モーツァルトの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

サックス四重奏 フーガト短調(KV401)
Fugue in G minor
W.A.Mozart

編成はサックスのソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。
クラリネット四重奏版、木管四重奏(オーボエ・クラ・ファゴット)版は発売中です。

モーツァルトの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

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参考音源
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

フーガト短調(KV401)は、もともとオルガンのために書かれたが未完成の作品です。おそらく1782年に作曲され、最後の8小節は、補筆されています。
1782年から1783年にかけて、彼は、バロックの作曲家による多数の作品を所蔵する図書館を所有していた
コレクター兼音楽ファンのゴットフリート・ヴァン・スウィーテン男爵を通じて、ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデルと
ヨハン・セバスチャン・バッハの作品に深く精通しました。 
彼が研究した作品の中には、ヘンデルのオラトリオとバッハの平均律クラヴィーア曲集がありました。 モーツァルトは両方の作曲技法を吸収して、
それを彼自身のものと融合させ、この時代のほとんどの作品に対位法の技法を使用ました。

フーガについて歴史的に重要な最初の主要な作曲家はモーツァルトであると考えられます。 
モーツァルトは、後に大きな先見の明の1つであることが証明される方法で、フーガに具体的に取り組みました。
モーツァルトはバロック様式に精通しており、J.S。バッハは息子のC.P.E.から多大な影響を受けています。
しかし、モーツァルトを作曲家として解説するとき、彼がどれほど偉大なフーガ作家であったかについて話すことはあまりありません。
専ら弦楽四重奏曲の構成、形式、オペラなどに注目ことになります。
しかし、彼には、彼の人気作品が示す以上の注目すべき点ががたくさんあります。


確かに、モーツァルトが生きていて音楽を書いている頃には、フーガ自体はほとんど人気がなくなっていました。
もはや誰もそれらを書くことをしませんでした。
しかし、モーツァルトがフーガの執筆に非常に興味を持っていたことは明白で、その端的な作品がフーガ(G min KV401-375eのフーガなど)だと言えます。

バロック音楽を吸収し、それを彼の作風と融合させた美しさをご堪能ください。

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  2021/04/05   animato

クラリネット四重奏(五重奏)「サウス」

クラリネット四重奏(五重奏)「サウス」
South
Bennie Moten

編成はクラリネット3本、バスクラリネットに加えてドラムスです。
バスクラリネットはファゴットに変更可能です。
サックス四重奏(五重奏)版、金管四重奏(五重奏)版は発売中です。

カンサスシティ往年の名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

クラリネット四重奏(五重奏)「サウス」
South
Bennie Moten

編成はクラリネット3本、バスクラリネットに加えてドラムスです。
バスクラリネットはファゴットに変更可能です。
サックス四重奏(五重奏)版、金管四重奏(五重奏)版は発売中です。

カンサスシティ往年の名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

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https://youtu.be/SA5eU8LE8sw

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「サウス」はタモン・ヘイズとベニー・モーテンによるジャズの名曲です。
この曲は1924年にベニーモーテンのカンザスシティオーケストラによって演奏され、1928年に再び録音され、全国的なヒットとなりました。
この曲はモーテンの最も人気のある作曲でした。もともとはインストルメンタルでしたが、レイ・チャールズは後にその曲の歌詞を書きました。
ウィリアム・エメット・スタッドウェルとマーク・バルディン:ビッグバンドリーダー:スイング時代のオーケストラや
その他の人気のあるアンサンブルが好んで取り上げた曲です。

ベニー モーテン
Bennie Moten
1894.11.13 - 1935.4.2
米国のピアノ奏者,作曲家。
ミズーリ州カンサスシティ生まれ。
1922年カンサスシティで5人編成のバンドを結成し活動を開始、次第に大きな編成となり、ウォルター・ペイジ、ジョージ・E.リー楽団と共に
カンサスシティの3大楽団となりました。
’28年ニューヨークに進出、バンドにウォルター・ペイジを加え最高の陣容で活躍、他にカウント・ベイシー、ジミー・ラッシング等がメンバーを構成、
「ザ・コンプリート・ベニー・モーテン」(RCA)等の作品があります。

彼は1894年にミズーリ州のカンサスシティで生まれました。母親がピアニストで、幼い頃からこの母親にピアノを教わっていました。
1918年から 1922年頃までラグタイムのトリオを率いるなど、生まれ故郷でさまざまなバンドで演奏しました。
1923年にOkehレーベルに吹きこんだのが初録音です。
1920年代から1930年代半ばまでのカンサスシティのジャズ界をリードしました。
1920年代のカンサスシティで人気があったバンドのリーダーを三人あげるとするならば、Bennie MotenとGeorge E. Lee、Walter Pageだと言われています。
そのWalter PageのBlue Devilsの中心メンバーを次々に引き抜き、Count BesieやJimmy Rushing、Hot Lips Page、Walter Pageといった
一流ミュージシャンを擁したのだから、人気が出ない方わけがありません。
1932年にはBen Webster、その後もLester Youngが加わるなど、このバンドは絶頂期を迎えます。
しかし1935年のこと、親友であった医者の手術を受けた際にその手術が失敗し、頚動脈切断による出血多量でBennie Motenは亡くなりました。
扁桃腺の簡単な手術のはずがこのような医療事故になった為、この手術が失敗した原因には様々な噂が流れました。
友人ではなく医者見習いが手術を担当したという説、友人である医者と前日の夜遅くまで飲み歩いていた為、酒気帯びでの手術であったという説があります。
Bennie Motenの死後、彼のバンドの中心メンバーが集まってできたのが、あのCount Besie楽団です。

カンザス・シティのジャズ 
William “Count” Basie(1904-1984)
1920年代の終わり頃から、ミズーリのカンザス・シティでジャズが大流行します。ここカンザス・シティだけは禁酒法時代にもかかわらず、
民主党の悪徳政治家トム・ペンダーガストTom Pendergastがいたおかげで州知事も警察も機能せず、賭博場もあり、ナイトクラブもキャバレーもあり
酒も大っぴらに飲めたというのです。
人々が集まって来るわけです。シカゴでは地下のもぐりの酒場で控えめな音しか出せませんでしたが、ここカンザスではエキサイティングな音で
ガンガンやってしまったのです。このとんでもない政治家はシカゴのギャング以上です。
 
Harry Trumanはペンダーガストに応援されて、後には大統領にまでなりましたが、いろいろなゴシップ話が書かれたものが沢山あります。
ここでは政治の話はするつもりはありませんが、トルーマンとペンダーガストにまつわる本が出ています。
Harry Truman(1884-1975)  Tom Pendergast(1872-1945)

しかし、1933年には悪法名高い禁酒法も廃止となり、カンザス・シティの存在意義は徐々に薄れていきましたが、1939年に脱税の罪で収監されるまで、
カンザス・シティは歓楽の街として栄えていました。
ここでのスターは何といってもカウント・ベイシーです。1927年にカンザス・シティにやってきてBennie Moten(1885-1935)楽団に入りました。
1935年にベニー・モーテンが亡くなり、カウント・ベイシー楽団となります。
"Queen of Kansas Clubs"と呼ばれたClub Renoでは、レスター・ヤングがカウント・ベイシー楽団をバックに演奏するところを、
若かりしチャーリー・パーカーが聴き入っていたという光景が見られたそうです。
また、巨大なダンスホールもありました。ダンサーが2000人とか3000人とかいうのですから想像がつきません。
    
The Pla-Mor Ballroomではジャンゴ・ラインハルトもカウント・ベイシーも出ていましたし、ホーギー・カーマイケルもここのハウスバンドのメンバーだったのです。
1936年暮にシカゴに移動。既にジャズの中心はニューヨーク、1937年にはベイシーもニューヨークに進出します。

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  2021/04/04   animato

金管七重奏と打楽器のための「ミッドナイトスペシャル」カントリー・ヴァージョン

金管七重奏と打楽器のための「ミッドナイトスペシャル」カントリー・ヴァージョン
MidnightSpecial-Country Version
American Trad.

編成はTp.3本、Hn.2本。、Tbn.またはEup.、Tubaに加えて
El.Bass、Marimba、Drums、Perc.(カウベル、タンバリン省略可)です。
12名で演奏できます。Perc.を省略する場合は10名です。
木管七重奏版は発売中です。

アメリカ・カントリーの雰囲気漂う作品をコンサートピースに、ぜひどうぞ。

金管七重奏と打楽器のための「ミッドナイトスペシャル」カントリー・ヴァージョン
MidnightSpecial-Country Version
American Trad.

編成はTp.3本、Hn.2本。、Tbn.またはEup.、Tubaに加えて
El.Bass、Marimba、Drums、Perc.(カウベル、タンバリン省略可)です。
12名で演奏できます。Perc.を省略する場合は10名です。
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"ミッドナイトスペシャル"は、アメリカ南部の囚人の間で生まれたと考えられている伝統的なアメリカ民謡です。
この歌は、乗客列車ミッドナイトスペシャルとその「永遠に愛する光」(時には「永遠に生きる光」)を指しています。


この曲は、囚人の視点からカントリーブルース風に演奏され、多くのアーティストに取り上げられてきました。
ビートルズがカヴァーしたことでも有名です。このアレンジではカントリーのリズムに乗せて演奏します。

これに1934年にレッドベリー(Leadbelly1888年1月23日-1949年12月6日)が現在の歌詞をつけて今に至っています。
「ミッドナイトスペシャル」(The Midnight Special)とは、本来は夜行急行列車のことですが、この歌ではライトの光を意味します。
ヒューストンから夜行急行列車が通り過ぎるとき、一瞬の間、シュガーランド刑務所(the Sugar Land Prison)を照らす
列車のヘッドライトの光のことです。間違いやすいのが、この列車に乗って外の世界へ走り出したいという解釈です。
昔、テキサス州のシュガーランド刑務所は黒人を多く収容する刑務所でした。それはアメリカ南部で人種差別が広く行われていて、
白人に反抗的な黒人は、少しの罪でもここに送り込まれた時代です。刑務所に収容され、自由を束縛され、ろくな食事もなく、
強制労働に明け暮れる、何の希望もない日々を送っていた囚人にとって、この夜行急行列車の光が次第に外界への希望の光と
考えられるようになりました。そして最初は刑務所にいる黒人の囚人たちの間で、運良くこの光を体に受けた者は外に出られるという
迷信が生まれ、それがこの刑務所で言い伝えられるようになりました。
そんな迷信でも信じたくなるほど刑務所での生活は辛かったのだと思います。ですから、夜行急行列車に乗りたいではなく、
その光を体に受けたいというところに、この「ミッドナイトスペシャル」(The Midnight Special)の意味があります。
そして歌の内容は、刑務所での日々と、「ミッドナイトスペシャル」(The Midnight Special)が自分を照らして外へ出たいという願い、
ミス・ロージーのように刑務所から釈放されるように尽くしてくれる人もいるだろうけれど、
それよりヒューストン(犯罪取締りが厳しい、あるいは黒人差別が強かった都市の例)のような街にいるのなら、気をつけたほうがいい、というものです。
映画「ミッドナイトスペシャル」(The Midnight Special)は、法律の違う国で刑務所に入れられるというものですが、
この歌の主題に合っているので付けられたタイトルです。歌の意味を知っていると、囚人たちが一斉に歌いだすシーンが、
どんな感情によるものかが分ると思います。他に映画版トワイライトゾーンでクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの歌が
カーラジオから流れていたシーンもありました。

「ミッドナイトスペシャル」(The Midnight Special:歌詞と訳詞)

Well, you wake up in the morning
さて、朝になってあんたが目を覚ますと
You hear the work bell ring
作業開始のベルが鳴るのが聞こえてくる
And they march you to the table
連中はあんたをテーブルへ行進させる
To see the same old thing
代わりばえしない物が見えるだろ

Ain’t no food upon the table
テーブルの上には何も食べ物なんてありゃしない
And no fork up in the pan
鍋には掬い上げるものもない
But you better not complain, boy
でもあんたは文句を言わないほうがいいぜ、若いの
You get in trouble with the man
男たちとトラブルになるからな

{Refrain}
Let the midnight special
どうかミッドナイトスペシャル
Shine a light on me
俺を照らしてくれ
(3X)
Let the midnight special
どうかミッドナイトスペシャル
Shine a ever-lovin light on me
俺に素敵な光りを照らしてくれ

Yonder come miss Rosie
むこうからミス・ロージーがやって来る
How in the world did you know
あんたは世間の渡り方を分かっていたのかい
By the way she wears her apron
ところで彼女はエプロンを着ているぜ
And the clothes she wore
それにちゃんとした恰好だし
Umbrella on her shoulder
肩に日傘をさしてるぜ
Piece of paper in her hand
1枚の紙を持っているだろ
She come to see the governor
彼女は所長に会いに来たんだぜ
She want to free her man
彼女は男(恋人)を自由にしたいのさ

{Refrain}

If you’re ever in Houston,
もしあんたがヒューストンにいるんなら
Well you’d better do the right
そうだね、あんたはちゃんとしてたほうがいいぜ
You’d better not gamble
ギャンブルなんてしないでさ
And you better not fight (at all)
ケンカもしないほうがいいぜ(絶対にね)
Or the sheriff will grab you
そうじゃなきゃ、保安官はあんたを捕まえるぜ
And the boys will bring you down
そして若いやつらがあんたを叩きのめすだろう
The next thing you know boy,
その次のことはわかるだろ若いの、
Well you’re prison bound
そうさ、あんたは刑務所行きさ

{Refrain}

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  2021/04/03   animato

管弦打楽器九重奏「カノン・オン・ザ・ビート」

管弦打楽器九重奏「カノン・オン・ザ・ビート」
CANON on the Beat
Johann Pachelbel

編成はトランペット2本、トロンボーンまたはユーフォニアム2本、テナーサックス、チューバ、
エレキベースに加えてヴィブラフォン、ドラムスです。
トロンボーン1stはホルンに変更可能です。
トランペットはクラリネットでの演奏も可能です。

現代風にアレンジされた名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

管弦打楽器九重奏「カノン・オン・ザ・ビート」
CANON on the Beat
Johann Pachelbel

編成はトランペット2本、トロンボーンまたはユーフォニアム2本、テナーサックス、チューバ、
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トロンボーン1stはホルンに変更可能です。
トランペットはクラリネットでの演奏も可能です。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

バロック期のドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルが作曲した「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」の
1曲目が有名なカノンです。
『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』で前半のカノンが特に有名で、パッヘルベルのカノンとして知られています。
作曲時期や経緯は不明ですが、現存する最も古い楽譜は19世紀の筆写譜です。

生前パッヘルベルはオルガンほかの鍵盤楽器曲で有名でしたが、現在では教会音楽や室内楽の重要な作曲家としても知られています。
1968年、ジャン=フランソワ・パイヤールの室内管弦楽団によって録音された版がこの曲の運命を大きく変えました。
これはよりロマン的な演奏スタイルで、それまでの演奏よりも遅いテンポ設定をし、
パイヤール本人によって書かれたオブリガートのパートを含んでいました。
その後、全世界に知れわったったこの曲は、様々な楽器や編成によって演奏されてきました。
近年ではジャズやロックのスタイルでの演奏が行われています。

『カノン・オン・ザ・ビート』(CANON on the Beat)は、『パッヘルベルのカノン』のアレンジ作品です。
このアレンジでは序奏と対比的にロックのビートが始まるリズミカルな部分を楽しむことができます。

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  2021/04/02   animato

金管五重奏 ウィーピング・ウィロー (しだれ柳)

金管五重奏 ウィーピング・ウィロー (しだれ柳)
(Weeping Willow A Rag Time Two Step)

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Bs.Tbn.またはTubaです。
クラリネット五重奏や他の編成でも楽しめます。
サックス五重奏は発売中です。

落ち着いた雰囲気のラグタイムをコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

金管五重奏 ウィーピング・ウィロー (しだれ柳)
(Weeping Willow A Rag Time Two Step)

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Bs.Tbn.またはTubaです。
クラリネット五重奏や他の編成でも楽しめます。
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この曲「ウィーピング・ウィロー」はS.ジョプリンによって1903年に作曲された古典的なピアノラグタイム作品です。
ジョプリンのよりシンプルであまり有名ではないラグタイムのひとつであり、ジョプリンがピアノロールとしてカットした
数少ない作品の1つです。
この曲は、1911年頃まで人気のあったダンスの一種であり、当時書かれていたラグに共通のスタイルである
「ラグタイムツーステップ」というサブタイトルが付けられています。
形式は、イントロ-A A B B A C C D Dとなっています。

曲名のウィーピング・ウィローとは「シダレヤナギ」という意味です。
日本ではあまりポピュラーな作品ではありませんが、落ち着いた雰囲気のラグタイムとして
とりわけ『メープル・リーフ・ラグ』や『ジ・エンターテイナー』が有名なジョプリン作品の中でも秀逸の曲です。

「ラグタイムツーステップ」とはラグタイム・トゥー・ステップ Ragtime Two-Step。「ラグタイム、2拍子」という意味です。
同じようにマーチのことを「行進曲で2拍子 March and Two-Step」などと言ったりもします。
基本的にラグタイムやマーチは2拍子の音楽であり、曲調と拍子を説明する言葉です。

スコット・ジョプリン(Scott Joplin, 1867年 - 1917年4月1日)はアメリカ合衆国のアフリカ系アメリカ人の作曲家であり、
ピアノ演奏家です。ラグタイムで有名な演奏家・作曲家であり、「ラグタイム王」(King of Ragtime)と呼ばれています。
作風は陽気ではちきれそうな活気に満ちた音楽、心を揺さぶると同時に両足が反応せずにいられない音楽、
聞く者全てに微笑みがこぼれる音楽と例えられます。

彼の存命中、版権から得られる収入はありましたが、重要な作曲家としては認知されず、
1970年代になってようやくその音楽が見直されました。
ラグタイムとジョプリンへの1970年代の熱狂的リバイバルは終わりを告げましたが、
スコット・ジョプリンの音楽は今やスタンダードともいえる
レパートリーであり、現代の生活にとけ込んだ音楽なのです。

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  2021/04/01   animato