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2022年7月9日

クラリネット五重奏+ 海を越える握手 (行進曲)

クラリネット五重奏+ 海を越える握手 (行進曲)
Hands Across the Sea
作曲者    ジョン・フィリップ・スーザ
J.P.Sousa

編成はCl.4本、Bs,Cl.およびDrum Setです。
木管五重奏、サックス五重奏版、金管五重奏版は発売中です。
マーチ王と讃えられるスーザの音楽を、ぜひお楽しみください。

クラリネット五重奏+ 海を越える握手 (行進曲)
Hands Across the Sea
作曲者    ジョン・フィリップ・スーザ
J.P.Sousa

編成はCl.4本、Bs,Cl.およびDrum Setです。
木管五重奏、サックス五重奏版、金管五重奏版は発売中です。
マーチ王と讃えられるスーザの音楽を、ぜひお楽しみください。

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アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/JVeCZW4YzvE

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『海を越える握手』(うみをこえるあくしゅ、英語: Hands Across the Sea)は、元アメリカ海兵隊音楽隊隊長のジョン・フィリップ・スーザが作曲した行進曲です。 
1900年のパリ万国博覧会のために作曲されました。
同年初演され、聴衆が足を踏み鳴らし興奮し続けたため、3度も繰り返し演奏を行ったと言われています。
『海を越える握手』は人気のある行進曲として、世界中の吹奏楽団で今日も演奏され続けています。
1898年に勃発したアメリカとスペインの戦争、いわゆる米西戦争で、マニラ湾のアメリカ海軍のデューイ提督に、
イギリスのチェスター艦長が救いの手を差し伸べました。その友情をたたえて作曲されたものだという説があります。
しかし実際には楽譜の表紙に印刷されている、ある戯曲の言葉「ある考えがわたしの心にひらめいた…永遠の友情を約束しよう」という言葉に
インスピレーションを得たというのが真実のようです。
戦争を背景に生まれた作品ですが、現在では国際的な友情をたたえた行進曲として、海外親善の催しなどでしばしば演奏されています。

『海を越える握手』の構成は、ヘ長調を主調としていますが、その独特な和声付けにより、単に明るい雰囲気に終始する行進曲ではなくなっています。
すでに前奏から、ヘ長調の平行調であるニ短調のドミナントが示唆され、前奏の最後には、明確なニ短調のドミナントで半終止します。
続く第1マーチはニ短調のトニックで開始し、すぐにヘ長調へ移行します。この調の配置が、『海を越える握手』の、一聴して不思議な雰囲気に影響しています。
第2マーチは一転してヘ長調が支配的ですが、ニ短調の影は確実に存在します。トリオでは、付点リズムが心地よい揺れを生み出しています。
短調のエピソードを経て、トリオが繰り返されます。ピッコロの軽やかな装飾が付点リズムと豊かな対比を描き出しています。
アメリカ軍とイギリス軍の友好を讃えて作曲されたこの曲は、今では世界親善のテーマ曲としてしばしば各地で演奏されています。
この曲は1899年に作曲され、もう100年もたっていますが、今でも世界平和のために貢献している曲と言えます。

J.P.Sousa
彼はワシントンD.C.で生まれ、13歳のときにワシントン海兵隊楽団に入団。5年間在籍した後、各地のオーケストラやブラスバンドで演奏活動を続ける中で
創作活動を行いました。オペレッタの分野でも多くの作品を残していますが、有名なのはやはり行進曲です。彼の曲は、アメリカを象徴する音楽であると同時に
世界中で演奏されていて、今でも行進曲といえば、真っ先にスーザの名前が上がるほど、彼の功績は偉大です。

作品には、『ワシントン・ポスト』『士官候補生』『雷神』など広く知られた行進曲がたくさんありますが、何といっても彼の名を不滅にしたのは、
1896年に作曲された『星条旗よ永遠なれ(Stars and Stripes Forever)』でしょう。この曲は「アメリカ合衆国第二の国歌」とも呼ばれています。

スーザは、77年の生涯に100曲を超える行進曲を残していて、まだまだ隠れた名曲とも呼べる素晴らしい曲がたくさんあります。
なお、マーチングバンドでよく見かける、演奏者の身体に巻き付いた大きなアサガオのような金管楽器「スーザフォン」は、
彼が考案したことにちなんで名付けられています。演奏時間は約2分半です。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2022/07/09   animato