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2022年7月5日

サックス八重奏「夏至の歌」ディーリアス

サックス八重奏「夏至の歌」ディーリアス
Midsummer Song    
F.ディーリアス
Frederick Theodore Albert Delius

編成はソプラノ、アルト3本、テナー2本、バリトン2本です。
木管八重奏、クラリネット八重奏版、金管八重奏版は発売中です。
無限のノスタルジアの世界を持つ清冽な音楽を、ぜひお楽しみください。

サックス八重奏「夏至の歌」ディーリアス
Midsummer Song    
F.ディーリアス
Frederick Theodore Albert Delius

編成はソプラノ、アルト3本、テナー2本、バリトン2本です。
木管八重奏、クラリネット八重奏版、金管八重奏版は発売中です。
無限のノスタルジアの世界を持つ清冽な音楽を、ぜひお楽しみください。

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アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/mH-zJPT-PRQ

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

夏至の歌は1908年、ディーリアスによって作曲されました。無伴奏混声合唱(8声)の作品です。
英国音楽を代表する作曲家の一人であるディーリアスは、1862年1月29日にブラッドフォードに誕生し、
2022年に生誕160周年を迎えます。

ドイツ人を両親に英国に生まれ育ったディーリアスは、22歳の年に渡米し、音楽教師をしながら作曲もしますが、
24歳のときにはドイツのライプツィヒ音楽院に進み、26歳で卒業後はパリに移住、35歳でパリ郊外のグレ=シュール=ロワン村に居を構えてからは、
72歳で亡くなるまで同地で人生を過ごすこととなります。
つまりディーリアスが英国にいたのは人生最初の22年間と、戦時の疎開などの一時的滞在くらいで、その疎開の際にも
グレ=シュール=ロワン村を故郷のように懐かしむなど、生活の拠点はあくまでグレ=シュール=ロワン村にあったようです。
このイギリスとフランスに加え、最初の仕事場で現地女性との間に子供までいたともいわれるアメリカ南部や、
若き日に過ごした北欧といった地域からの影響が、ディーリアスの音楽に複雑な魅力を与えているのかもしれません。

グレ=シュール=ロワン村は、画家たちや芸術家、文化人が集まる場所として有名で、ディーリアスがこの地に移り住んだのも、
パリで知り合い恋愛関係にあった画家のイェルカ・ローゼンが、絵を描くためにこの村の別荘に住むようになったからでした。
ニーチェに対する共通の興味からディーリアスと意気投合したイェルカは、作曲家でピアニストのイグナツ・モシェレスの孫娘で、
ディーリアスとは1903年に結婚、ディーリアスが亡くなった翌年に世を去り、現在は二人揃ってロンドン郊外のリムスフィールドに
埋葬されています。

19世紀の終わりから20世紀初頭にかけて書かれたディーリアスの音楽は、ロマン派や印象派の雰囲気を感じさせる自由なもので、
魅力的な旋律に恵まれた仕上がりの美しい作品が多いのが特徴となっています。
クラシック音楽の趨勢からすると、ディーリアスの音楽は異端の部類に属する かもしれません。
ディーリアスの音楽は、非常に分かりやすい音楽です。
一度ハマってしまえば、おそらく 一生離れることが出来ないと思います。
ディーリアスのメッセージは、現在の私たちに実にタイムリーです。 彼の世界の魅力は、ノスタルジアだけではなく、
現在における普遍的な真理の問いかけにあると言えます。
彼による一流の仕上げが、どの曲にも懐かしい光を放っています。
そして私たち聴き手は、 ディーリアスの、無限のノスタルジアの世界に引きこまれていきます。
なんとも清冽な世界の深みを十分に堪能できる作品ばかりです。

夏至の歌 
Midsummer Song    
ディーリアス
Frederick Theodore Albert Delius
    
詩: ディーリアス (Frederick Theodore Albert Delius,1862-1934) イギリス     
曲: ディーリアス (Frederick Theodore Albert Delius,1862-1934) イギリス   
歌詞言語: 英語

On midsummer day we’ll dance and we’ll play
And we’ll wander and stray through the woods.
We’ll dance and we’ll kiss whilst it’s youth,love and bliss
And the night is not far away,heigh-ho!

夏至の日に われらは踊ろう われらは遊ぼう
それからわれらはさすらい さまようのだ 森の中を
われらは踊ろう キスしよう 若さと愛と至福のうちに
夜は遠く離れてはいない ヘイ・ホー!

アカペラ合唱曲 詞はR.S.ホフマンのもの(ドイツ語)を作曲者自身が訳したものです。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2022/07/05   animato