Gallery

2022年2月5日

金管五重奏 ムソルグスキー :涙 ト短調

金管五重奏 ムソルグスキー :涙 ト短調
Mussorgsky, Modest Petrovich:Une larme g-moll

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
サックス五重奏版、木管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。

ムソルグスキーによる控えめながら美しい隠れたる名曲をどうぞ。

金管五重奏 ムソルグスキー :涙 ト短調
Mussorgsky, Modest Petrovich:Une larme g-moll

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
サックス五重奏版、木管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。

ムソルグスキーによる控えめながら美しい隠れたる名曲をどうぞ。

b5.jpg
お求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/5pLM15o2US8

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

この曲はムソルグスキーが41歳の時(1880年)に作曲されたと考えられています。
そして、1880年代に、モスクワから出版されています。

この曲は4分の4拍子で書かれていて、ラルゴによる3小節の序奏で開始されます。
その後、アンダンテ・コン・モートの主部が続きます。この部分は3部形式で書かれています。
ゆったりとした曲線を描くメロディーに伴奏が添えられる書法となっています。
そして、中間部に「コン・ソルディーノ」の指示があるのに対し、中間部を挟む両端の部分には
「センツァ・ソルディーノ」の指示がなされています。
冒頭から派生したと考えられる、ラルゴによる4小節の終結部分をもって曲を閉じます。

「涙(Une larme)」は短すぎる作曲家の生涯の晩年に作曲されました。
まさしく題名が全てを物語る悲しみとそこからの再生の小品だと言えます。
外面的に注目されないこうした作品はいつも無名で日の光の当たらないところにあります。
「展覧会の絵」のような大曲もいいのですが、こういった小品も格別の趣があります。

涙といっても、号泣ではなく諦めの境地という感じの曲です。
現代人のように人前で演技掛かった「涙」する情景ではなく、「心の中の涙」それも数滴といった感じです。
人知れず泣く涙がこの曲からは感じ取れます。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

≫ 続きを読む

  2022/02/05   animato