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2022年2月14日

木管八重奏『スケーターズワルツ 作品183』

木管八重奏『スケーターズワルツ 作品183』
The_Skaters_Waltz
エミール・ワルトトゥフェル(1837-1915)
Emile Waldteufel


編成は木管八重奏(フルート3本・オーボエ・クラリネット3本・ファゴット1本)です。
オーボエはフルートやクラリネットに変更可能。ファゴットはバスクラリネットやバリトンサックスに変更可能。
クラリネット2nd、3rdはアルトサックスに変更可能。
バスクラリネットとバリトンサックスのパート譜、アルト・テナーサックス(クラリネットから変更)のパート譜、
クラリネット(オーボエから変更)のパート譜は同梱しています。
★フルート3本・クラリネット2本、アルトサックス2本、バリトンサックスの編成で
別途に参考音源もお聴きいただけます。

「フランスのワルツ王」の作品をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

木管八重奏『スケーターズワルツ 作品183』
The_Skaters_Waltz
エミール・ワルトトゥフェル(1837-1915)
Emile Waldteufel


編成は木管八重奏(フルート3本・オーボエ・クラリネット3本・ファゴット1本)です。
オーボエはフルートやクラリネットに変更可能。ファゴットはバスクラリネットやバリトンサックスに変更可能。
クラリネット2nd、3rdはアルトサックスに変更可能。
バスクラリネットとバリトンサックスのパート譜、アルト・テナーサックス(クラリネットから変更)のパート譜、
クラリネット(オーボエから変更)のパート譜は同梱しています。
★フルート3本・クラリネット2本、アルトサックス2本、バリトンサックスの編成で
別途に参考音源もお聴きいただけます。

「フランスのワルツ王」の作品をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

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お求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/zQqEd_PooRI

上記★印、サックス+の参考音源はこちら
https://youtu.be/S1OtBiy3Y1I

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『スケートをする人々』(フランス語: Les Patineurs、ドイツ語: Der Schlittschuhlaufer)作品183は、
エミール・ワルトトイフェルが作曲したワルツです。『スケーターズ・ワルツ』という通称で知られています。ワルツ『女学生』(作品191)に並ぶ、彼の代表作です。
タイトルから想像できる通り、スケート場からインスピレーションをえて作曲されました。
日本での人気がとりわけ高く、海外ではワルトトイフェル名曲集的な企画から漏れたり、逆に英国へ発注された日本限定人気ポピュラー名曲集CDに含まれたこともありますが、
トスカニーニとカラヤンが好んで取り上げた曲でもあります。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートにも、2017年にグスターボ・ドゥダメルの指揮で登場しています。
純粋なワルトトイフェルの作品としては、この『スケートをする人々』が史上初めて取り上げられた曲です。

「スケータズワルツ」は1882年に作曲されたワルトトイフェルの最高のヒット作です。原曲は管弦楽ですが、ピアノ曲としても人気があり、よく演奏されます。
日本人にとってワルトトイフェルは、この「スケーターズワルツ」ただ1曲(他にも『女学生』という名曲も有)によって、格別の親しみを抱かれている作曲家である、
といわれていますが、19世紀後半のヨーロッパにおいては最大のワルツ作曲家でカリスマ的人気指揮者でした。

彼が生涯に書き残した作品は、ワルツ、ポルカ、ガロップなどの舞踏音楽を中心に約300曲にも及びます。数作書いたオペレッタは一般の人気を得ることはできませんでしたが、
この『スケーターズワルツ』を筆頭に、ワルツは国境や階級を超えて愛好され、シュトラウス・ファミリー以後、最大のワルツ作曲家と呼ばれていました。
作品はシュトラウス・ファミリーの精妙で多彩な書法に比べれば、単純(付点2分音符、2分音符が中心)ですが、大らかで優美、親しみやすい美しいメロディが特徴です。
19世紀後半のパリ上流階級で、ワルツに劣らず流行していたのがスケートだったようです。この穏やかなメロディに乗ってスケートをする人々が容易に想像できます。
この曲はワルトトイフェルのワルツの書法を端的に示したもので、ウィンナワルツと同じように数種類のワルツで構成されています。

◆曲の構成
冬の日の戸外を思わせる、のどかでゆったりした序奏ホルンの旋律が続き、第1ワルツが始まる。
この第1ワルツの主題が全曲の中心となる。

それに力強さが加わったのが第2ワルツでジャンプ姿が目に浮かぶ

腰に鈴をつけて滑る人の姿を現した間奏を挟んで、第1と同じ趣の歌謡的な第3のワルツ

情感豊かで美しい第4のワルツ

力と速度を加えて活気ある展開をしたのち、第4ワルツの最初の部分が再び現れ、ここに短いカデンツァが入る。
これを境にコーダに入り、第1ワルツがまた現れて全楽器パートがクライマックスに達して終わる。

◆エミール・ワルトトイフェル(1837-1915)
フランス生まれの作曲家・指揮者・ピアニスト。

◆生涯
彼の父と弟はヴァイオリニストでダンス音楽の作曲家、母もピアニストという音楽一家に生まれました。
母親からピアノを習い始め、パリ音楽院で学びました。
1865年にナポレオンⅢ世のユジュニー王妃付のピアニスト兼宮廷舞踏会の音楽監督に迎えられて本格的な活動を始めました。
1870年の革命によって帝政が崩壊したのを契機に、指揮者や作曲家として専念し、ヒット曲を生み出していきました。
最初の成功作は1874年10月にロンドンで初演したワルツ『マノラ』。
その後パリとロンドンを中心に、ウィーン、ベルリン、ニューヨーク等で、オペラやバレエ、自身の舞踏音楽を指揮(特に舞踏会では花形指揮者)して国際的名声を獲得しました。

彼はフランス北東部の音楽一家で生まれたワルトトイフェルは、幼少期から音楽を学びました。
またパリ音楽院時代の同級生には、マスネやビゼーがいたそうです。
さらには父親のオーケストラはパリで最も有名な楽団に成長し、彼はとても恵まれた環境の中にいました。
20代後半からは宮廷ピアニストも務めたワルトトイフェルでしたが、「有名な音楽家」とは言えませんでした。

そんな彼に変化をもたらしたのは、1874年にエドワード7世(当時英国皇太子)の前で演奏をしたことです。
これにより彼の名はイギリスで一気に広まり、ヴィクトリア女王への御前演奏(バッキンガム宮殿)もおこないます。
こうして30代後半で、ワルトトイフェルは世界的な音楽家へと名を上げました。
「スケーター・ワルツ」は1882年作曲ですので、この絶頂期の頃に書かれた作品ということになります。

◆作風
大衆音楽、とりわけワルツ『スケートをする人々』『女学生』やポルカなどのダンス音楽の作曲家として知られ、
ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世にならって「フランスのヨハン・シュトラウス」「フランスのワルツ王」と呼ばれました。
ワルトトイフェルは、ヨハン・シュトラウス2世と違い、ヴァイオリンの弓でなく指揮棒を振って楽団を指揮しました。
作曲はまずピアノで行なってから、後でオーケストレーションを施しました(近年、ピアノによる草稿の録音がCDで発売されています)。
ワルトトイフェルのオーケストレーションは2管編成を基準としつつも、金管楽器が充実しています。
シュトラウスの大胆で「男性的な」作風に比べると、ワルトトイフェルは巧妙な和声法と優雅なフレーズが特徴的です。
しかし、ワルトトイフェルの作品は革命的とはいえず、印象主義音楽がパリを制する頃になると、時代の趣味から取り残されていくこととなりました。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2022/02/14   animato