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2020年9月

打楽器四重奏 ティコ・ティコ Tico-Tico no Fuba

打楽器四重奏 ティコ・ティコ Tico-Tico no Fuba
編成はGlock.、Xylo.、Vib.、Marim.です。
クラリネット四重奏、木管四重奏にも変更可能です。
サックス四重奏は発売中です。

ラテン音楽のスタンダード・ナンバーを、ぜひお楽しみください。

打楽器四重奏 ティコ・ティコ Tico-Tico no Fuba
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参考音源
https://youtu.be/ZIhKEux4O4U

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

レイ・コニフ・シンガーズのレパートリーとして世界的に有名です。
『ティコ・ティコ・ノ・フバー』(Tico-Tico no Fuba)は、1917年に作曲されたブラジルの
ポピュラー音楽(ショーロ Choro)です。単に『Tico Tico(ティコ・ティコ/チコ・チコ)』とも表記されます。

曲名のティコ・ティコ(Tico Tico)とは、スズメ目ホオジロ科の鳥類アカエリシトドのポルトガル語での愛称です。

ラテン音楽のスタンダード・ナンバーがカルテット・アレンジで登場しました。
1917年に作曲されたこの曲は、ショーロと呼ばれるブラジルのポピュラー音楽の名曲です。
原題は『Tico-Tico no Fuba』で、小鳥(Tico-Tico)がエサである穀物の粉(Fuba)をついばむ様子を描写した、
軽快でユーモラスなナンバーです。ディズニーのアニメ映画「ラテン・アメリカの旅」で使用された他、
1947年の映画「コパカバーナ」でサンバ歌手のカルメン・ミランダが歌い、世界的に大ヒットしました。

曲名の「Fuba(フバ/フバー)」とは、乾燥させたトウモロコシを挽いて粉にした食品コーンミールのことです。
タコスのトルティーヤ(薄焼きパン)に欠かせない食材です。

曲名は全体で「コーンミールの中のアカエリシトド」といった意味合いになります。
ディズニー映画「ラテン・アメリカの旅」(1943年)で使われたほか、映画「コパカバーナ」(1947年)中で
ブラジル人歌手カルメン・ミランダ(Carmen Miranda)が歌い世界的ヒット曲となりました。
また、1960年代に活躍したレイ・コニフ・シンガーズ(Ray Conniff Singers)のレパートリーとしても人気を集めました。

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  2020/09/10   animato

打楽器四重奏:ユモレスク 第7番

打楽器四重奏:ユモレスク 第7番
編成はGlock.、Xylo.、Vib.、Marim.です。
木管四重奏やサックス四重奏でも演奏できます。
金管四重奏版は発売中です。

ユーモア溢れる可憐な名曲を、ぜひお楽しみください。

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編成はGlock.、Xylo.、Vib.、Marim.です。
木管四重奏やサックス四重奏でも演奏できます。
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https://youtu.be/C8LX8V925fI

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Dvorak, Antonin:8 Humoresky Op.101 B.187
作曲年:1894年  出版年:1894年
アントニン・ドヴォルザーク
Antonin Dvorak

第7曲 Poco Lento e grazioso  交響曲第9番《新世界より》を作曲したチェコの音楽家、
アントニン・レオポルト・ドヴォルザーク(1841- 1904)の曲です。  
この曲は交響曲第9番《新世界より》と同じく有名な曲で、ピアノ曲集《8つのユーモレスク》作品101の7曲目として作曲されました。
元々はピアノ独奏用の曲であるが、名ヴァイオリニストのフリッツ・クライスラーによるヴァイオリン独奏の編曲も有名です。
変ト長調による五音音階風の旋律は、休符を挟んだリズムと合わせて、親しみのある民謡的な印象を与えています。

アントニン・レオポルト・ドヴォルザークは、現在のチェコ共和国にあたる、オーストリア帝国のネラホゼヴェスという小さな村で
1841年に生まれ、プラハで1904年に亡くなりました。音楽好きな食堂兼肉屋の長男として生まれ、毎日、食堂のお手伝いをして育ちました。食堂に来るお客は鉄道建設の労働者。鉄道が開通した日に初めて列車を見た彼は、一目で列車のとりこになり、いつか乗ってみたいと憧れを抱きます。
一方で、小学生のときからヴァイオリンを習い、その音楽的才能を開花させていきます。

「ユーモレスク」は、ドヴォルザークが53歳の夏に作曲した「8つユーモレスク」と呼ばれるピアノ曲集の第7曲目で、
通常「ユーモレスク」とだけ言うと、この第7番を指します。
「ユーモレスク」はロマン派音楽の形式の1つで、自由形式の小品です。ドヴォルザークが晩年、病に伏せていたときに、
お見舞いに訪れた世界的ヴァイオリニストのフリッツ・クライスラーが、彼の部屋の楽譜の山からこの曲を発見。
クライスラーが編曲して演奏したものが大きな人気を博し、それがもとで、ほかの楽器にもアレンジされるようになりました。

ドヴォルザークは、50歳のときアメリカへ渡り、ニューヨーク・ナショナル音楽院の院長に就任し、
その後4年間をアメリカで過ごします。「ユーモレスク」は、アメリカ滞在期間中の夏休みに、
チェコへ一時帰国していたときに作曲されました。この曲の冒頭、細かい音が4つずつ続くのですが、
これは、汽車の車輪がくるくると動く音を表現した、と言われています。鉄道マニアだった彼は、
アメリカ滞在中も毎日汽車を利用していたそうで、祖国の汽車の音と違いについて
「レールの長さが影響しているのでは」と分析していたという逸話も残っています。
懐かしい故郷の汽車の音を聴いて、作曲する意欲が湧いてきたのかもしれません。

アメリカ民謡の父といわれるスティーブン・フォスターが1851年に作曲した「故郷の人々」、
別名「スワニー河」という曲があります。この曲が「ユーモレスク」の冒頭と非常によく似ているため、
同時に演奏されることがあります。この事実をドヴォルザークが知っていたかどうかは定かではありませんが、
ドヴォルザークもフォスターも、故郷を偲んで作曲した曲なので、この偶然はとても興味深い話です。

1894年。「ユーモレスク」とはユーモアのある作品という意味は、
ドヴォルザークはこの自由な気風の曲集に5音音階を用いて独特のスタイルを築き上げました。
シンコペーションやブルーノート(3度と7度を半音低くした、ジャズに使われる旋法)がみられるなど
アメリカ音楽の影響も受けています。
ドヴォルザークのピアノ作品中もっとも有名なのが第7番のユーモレスクです。

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  2020/09/10   animato

金管四重奏:ユモレスク 第7番

金管四重奏:ユモレスク 第7番
編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
木管四重奏やサックス四重奏でも演奏できます。

ユーモア溢れる可憐な名曲を、ぜひお楽しみください。

金管四重奏:ユモレスク 第7番
編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
木管四重奏やサックス四重奏でも演奏できます。

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Dvorak, Antonin:8 Humoresky Op.101 B.187
作曲年:1894年  出版年:1894年
アントニン・ドヴォルザーク
Antonin Dvorak

第7曲 Poco Lento e grazioso  交響曲第9番《新世界より》を作曲したチェコの音楽家、
アントニン・レオポルト・ドヴォルザーク(1841- 1904)の曲です。  
この曲は交響曲第9番《新世界より》と同じく有名な曲で、ピアノ曲集《8つのユーモレスク》作品101の7曲目として作曲されました。
元々はピアノ独奏用の曲であるが、名ヴァイオリニストのフリッツ・クライスラーによるヴァイオリン独奏の編曲も有名です。
変ト長調による五音音階風の旋律は、休符を挟んだリズムと合わせて、親しみのある民謡的な印象を与えています。

アントニン・レオポルト・ドヴォルザークは、現在のチェコ共和国にあたる、オーストリア帝国のネラホゼヴェスという小さな村で
1841年に生まれ、プラハで1904年に亡くなりました。音楽好きな食堂兼肉屋の長男として生まれ、毎日、食堂のお手伝いをして育ちました。食堂に来るお客は鉄道建設の労働者。鉄道が開通した日に初めて列車を見た彼は、一目で列車のとりこになり、いつか乗ってみたいと憧れを抱きます。
一方で、小学生のときからヴァイオリンを習い、その音楽的才能を開花させていきます。

「ユーモレスク」は、ドヴォルザークが53歳の夏に作曲した「8つユーモレスク」と呼ばれるピアノ曲集の第7曲目で、
通常「ユーモレスク」とだけ言うと、この第7番を指します。
「ユーモレスク」はロマン派音楽の形式の1つで、自由形式の小品です。ドヴォルザークが晩年、病に伏せていたときに、
お見舞いに訪れた世界的ヴァイオリニストのフリッツ・クライスラーが、彼の部屋の楽譜の山からこの曲を発見。
クライスラーが編曲して演奏したものが大きな人気を博し、それがもとで、ほかの楽器にもアレンジされるようになりました。

ドヴォルザークは、50歳のときアメリカへ渡り、ニューヨーク・ナショナル音楽院の院長に就任し、
その後4年間をアメリカで過ごします。「ユーモレスク」は、アメリカ滞在期間中の夏休みに、
チェコへ一時帰国していたときに作曲されました。この曲の冒頭、細かい音が4つずつ続くのですが、
これは、汽車の車輪がくるくると動く音を表現した、と言われています。鉄道マニアだった彼は、
アメリカ滞在中も毎日汽車を利用していたそうで、祖国の汽車の音と違いについて
「レールの長さが影響しているのでは」と分析していたという逸話も残っています。
懐かしい故郷の汽車の音を聴いて、作曲する意欲が湧いてきたのかもしれません。

アメリカ民謡の父といわれるスティーブン・フォスターが1851年に作曲した「故郷の人々」、
別名「スワニー河」という曲があります。この曲が「ユーモレスク」の冒頭と非常によく似ているため、
同時に演奏されることがあります。この事実をドヴォルザークが知っていたかどうかは定かではありませんが、
ドヴォルザークもフォスターも、故郷を偲んで作曲した曲なので、この偶然はとても興味深い話です。

1894年。「ユーモレスク」とはユーモアのある作品という意味は、
ドヴォルザークはこの自由な気風の曲集に5音音階を用いて独特のスタイルを築き上げました。
シンコペーションやブルーノート(3度と7度を半音低くした、ジャズに使われる旋法)がみられるなど
アメリカ音楽の影響も受けています。
ドヴォルザークのピアノ作品中もっとも有名なのが第7番のユーモレスクです。

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  2020/09/09   animato

クラリネット四重奏 ドリーブ歌劇《ラクメ》花の二重唱

クラリネット四重奏 ドリーブ歌劇《ラクメ》花の二重唱
Delibes - Flower Duet from Lakme
編成はCl.3本、BsCl.、です。
サックス四重奏でも演奏を楽しめます。

心洗われるメロディーをコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

クラリネット四重奏 ドリーブ歌劇《ラクメ》花の二重唱
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  2020/09/08   animato

歌劇アイーダから「凱旋行進曲」吹奏楽譜

歌劇アイーダから「凱旋行進曲」吹奏楽譜
Aida Triumphal March

エジプト軍勝利の音楽が響くテーベの街の入り口で、ラダメス将軍を出迎えるため、
国王と王女アムネリスをはじめ、司祭や民衆たちが集います。
祖国と神を称えながら人々が登場し、凱旋と勝利のファンファーレが響きます。

壮大で豪華なオペラの魅力をぜひ味わいながら、ぜひ演奏してみてください。
金管五重奏版、サックス五重奏版も発売中です。

歌劇アイーダから「凱旋行進曲」吹奏楽譜
Aida Triumphal March

エジプト軍勝利の音楽が響くテーベの街の入り口で、ラダメス将軍を出迎えるため、
国王と王女アムネリスをはじめ、司祭や民衆たちが集います。
祖国と神を称えながら人々が登場し、凱旋と勝利のファンファーレが響きます。

壮大で豪華なオペラの魅力をぜひ味わいながら、ぜひ演奏してみてください。
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https://youtu.be/54iW-Z3SbOc

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『アイーダ(Aida)』は、エジプトを舞台にした有名オペラで、
ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi/1813年-1901年)によって作曲され1871年に初演されました。
 
およそ10年の歳月を掛けて完成したスエズ運河の開通を祝って、
エジプトに建設されたカイロ歌劇場のこけら落としのためにヴェルディに委嘱されてできたのが、この『アイーダ』です。
様々な理由から、結局、こけら落としには間に合わなかったものの、
完成されたオペラは、エジプト情緒たっぷりのすばらしい作品に出来上がり、
現在でも世界中で最も上演されているオペラのうちの一つとなっています。
エジプトを舞台にした壮大なオペラで、スタンダードな演出ではとても豪華な舞台セットを見ることが出来ます。
劇中に登場する合唱「凱旋行進曲」はサッカーの試合でも使われており、
音楽ファン以外でもとても馴染みのある音楽です。

ヴェルディはオペラ史において最も重要、かつ人気のある作曲家の一人で、
『ナブッコ』『リゴレット』『椿姫』など多くの傑作を遺しました。
また、ヴェルディはワーグナーと同年齢で、そのことから二人は比較されることがしばしばあります。

簡単なあらすじ
エジプト軍の指揮官ラダメスは、奴隷アイーダ(敵国の王女)に恋をしています。
アイーダを愛するラダメスは、敵にそれを利用されます。
そして敵の策略にはまり、ラダメスは祖国を裏切ってしまいます。
裏切りの罪で捕えられたラダメスは、墓に生き埋めにされることとなります。
アイーダは二人で死ぬことを決意し、あらかじめ墓に侵入します。
二人は天国で永遠の愛を誓い、天へ旅たっていきます。

スペクタクル・オペラの真骨頂
『アイーダ』といえば、なんといっても有名なのが「凱旋(がいせん)行進曲」。
この曲がサッカーの応援にも使われているのは、よく知られたことです。第2幕、
ラダメスが戦争に勝ってエジプトに凱旋するこのシーンは、大がかりなセットで豪華絢爛な舞台が作り出され、
いかにも壮大なオペラのイメージが味わえます。本物の馬に乗った騎馬隊が舞台の上に現れることもあります。
客席で観ていて実に贅沢な気分を味わうことができるでしょう。

「凱旋行進曲(Gloria all'Egitto, ad Iside)」(歌劇アイーダ)
サッカーの応援歌としても有名な「凱旋行進曲」は、ジュゼッペ・ヴェルディが作曲したオペラ「アイーダ」の第2幕第2場で登場します。
「凱旋行進曲」では、いわゆるアイーダトランペット(ファンファーレ・トランペット)と呼ばれるトランペットが用いられ、
オーケストラピットではなく舞台上で演奏されることが慣例となっています。

合唱歌詞(Gloria all'Egitto, ad Iside)
~民衆~
エジプトと神聖な大地を守ってくれるイシスに栄光を
デルタ地帯を治める王に
喜びの賛歌を高らかに歌おう!

~女性たち~
蓮と月桂樹を織り込んで 勝者らの頭上にのせよう
たくさんの優雅な花で 武器にヴェールをかけよう
踊ろう、エジプトの娘たちよ、神秘的な輪舞を、
天の星々が太陽の周りを踊るように

~司祭たち~
至上の支配者を勝利を捧げよう
この幸運の日に 神に感謝を贈ろう

~民衆~
やって来い、復讐の勇士よ、
私たちと一緒に喜ぶためにやって来い
英雄たちの歩みの上に
月桂樹や花を注ごう

戦争と陰謀、そして祖国愛に翻弄される純愛ものだといえるでしょう。

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  2020/09/08   animato

金管四重奏 ブラームスのワルツOp39-15

金管四重奏 ブラームスのワルツOp39-15
編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
木管四重奏やサックス四重奏でも演奏できます。
堅実派のブラームスによるワルツを、ぜひお楽しみください。

金管四重奏 ブラームスのワルツOp39-15
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木管四重奏やサックス四重奏でも演奏できます。
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https://youtu.be/VLNIZ_Gye5E

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ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms、1833年5月7日 - 1897年4月3日)は、
19世紀ドイツの作曲家、ピアニスト、指揮者です。
J.S.バッハ(Bach)、ベートーヴェン(Beethoven)と共に、ドイツ音楽における三大Bとも称されています。
ハンブルクに生まれ、ウィーンに没しました。
作風はおおむねロマン派音楽に属しますが、古典主義的な形式美を尊重する傾向が強いです。

《4手のためのワルツ集(16のワルツ)》作品39は、ヨハネス・ブラームスによるピアノのための連弾曲集です。
1865年に出版され、畏友エドゥアルト・ハンスリックに献呈されました。
この楽譜は“ブラームスのワルツ”として親しまれている有名な15番です。
ブラームスは、歌曲や交響曲、室内楽を数多く作曲しています。その中で有名な作品を挙げると、
「ドイツレクイエム」、 一世を風靡した「のだめカンタービレ」でも取り上げられていた交響曲第1番、
「ハンガリー舞曲集」より第5番などがあります。
「ワルツ集op.39より第15番」も、これらに匹敵するくらい有名な作品です。
とてもロマンティックで優美な雰囲気の音楽なので、BGMなどでも使われています。
聴いたことがある方も多いと思います。
ドイツ生まれのブラームスは、幼い頃から音楽の才能を発揮して、
13歳の時には演奏をして家計を助けていたそうです。
ウィーンで作曲家として新たな生活を始めた3年目の1865年、32歳の時に、このワルツを作曲しました。
「ハンガリー舞曲集」より第5番の、4年前になります。
ちょうど同じ年に、彼は母親を亡くしています。
ブラームスは、自己批判が強く、10代に作曲した作品のほとんどを処分してしまったり、
無愛想な一面もあり、自分の気持ちを人に伝えるのが苦手だったそうです。
そんなブラームスが、このような甘くロマンティックな作品を作ったことに
驚くのも無理はないかもしれません。

故郷ハンブルクで評価されず、失望したブラームスは、1862年、ウィーンにうつり住むことになりました。
全16曲からなるこのワルツ集作品39は、ウィーン生活3年目にあたる、1865年1月に作曲されました。
ブラームスはこれらのワルツをはじめはピアノ連弾用として作曲しました。
また、ほぼ並行して、ピアノ独奏用に編曲し、さらに演奏技巧的にやさしい子ども用のものまで書いています。
のちに二台のピアノ用の編曲も行いました。
献呈されたハンスリックはこのワルツ集を受け取り、「真面目で無口なブラームス、あのシューマンの弟子で、
北ドイツのプロテスタントで、シューマンのように非世俗的な男がワルツを書いた。」と語りました。
当時娯楽的な音楽だと考えられていたワルツを、絶対音楽の推進者であるブラームスが書いたことに
ハンスリックは驚いたのです。

当時ウィーンでは、ヨハン・シュトラウスが「ワルツ王」 と呼ばれ、全盛をきわめており、
ワルツは、シュトラウス一家の繁栄で、完全に娯楽的な、踊るための音楽と考えられていました。
そこで、絶対音楽の推進者とされていたブラームスが、家庭的で気楽なワルツを作曲したのですから、驚いたのも頷けます。
シュトラウスのワルツに比べると、ブラームスのワルツは規模の小さな小品であり、
性格的にも、素朴で、ワルツの前身であるレントラーに近い味わいをもっているといえます。
元々は連弾のために書かれたものをピアノ独奏や2台ピアノ用に編曲しました。
しかしブラームスはウィーンに住み始めてから、
当時流行っていたシュトラウスのワルツに感心し、彼を高く評価していました。
ただ、ブラームスは彼のように楽天的で陽気なワルツは自身の気質もあって、書けなかったようです。
ブラームスはこのワルツ作曲をきっかけに、四重奏を伴う「愛の歌」「新・愛の歌」、
ワルツのリズムをもつ子守歌などを多くのワルツを作曲しました。

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  2020/09/07   animato

吹奏楽譜『カヴァレリア・ルスティカーナ』から間奏曲

吹奏楽譜『カヴァレリア・ルスティカーナ』から間奏曲
ハープはマリンバとヴィブラフォンで代用可能です。

この美しい旋律をぜひコンサートにどうぞ。

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https://youtu.be/0OctBATGda8

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『カヴァレリア・ルスティカーナ』(Cavalleria Rusticana)は、イタリアの小説家、ジョヴァンニ・ヴェルガによる小説(1880年出版)、同人による戯曲(1884年初演)、
およびピエトロ・マスカーニが同戯曲に基づいて作曲した1幕物のオペラ(1890年初演)です。
題名は「田舎の騎士道」といった意味です。今日、特にイタリア語圏以外では最後のオペラ作品が有名となっています。

シチリアの山間部を舞台として、貧しい人々の暮らし、三角関係のもつれから起きる
決闘と殺人を描いたこの物語は、イタリアにおけるヴェリズモ(リアリズム文芸運動)の典型的作品とされています。

一方、マスカーニのオペラは1890年に完成し、楽譜出版社ソンゾーニョ社主催の
1幕物オペラ・コンクールで圧倒的な支持を受けて優勝、マスカーニはたちまちオペラ界の寵児となりました。
また、このオペラはヴェリズモ・オペラ形式の端緒をなすものとされています。

劇中で演奏される楽曲の中でも『間奏曲』が特に有名で、単独での演奏機会も多くあります。

その美しい旋律には後に歌詞が付けられ、『マスカーニのアヴェマリア』としても広くられています。

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  2020/09/06   animato

木管四重奏 サラバンド(管弦楽組曲 第2番から第3曲)

木管四重奏 サラバンド(管弦楽組曲 第2番から第3曲)
No.3 Sarabande from Orchestral Suite No.2 in B minor BWV 1067 
編成はFl.、Ob.、Cl.、BsCl.です。
Ob.はCl.に変更可能、BsCl.はFg.に変更可能です。

木管四重奏 サラバンド(管弦楽組曲 第2番から第3曲)
No.3 Sarabande from Orchestral Suite No.2 in B minor BWV 1067 
編成はFl.、Ob.、Cl.、BsCl.です。
Ob.はCl.に変更可能、BsCl.はFg.に変更可能です。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲
管弦楽組曲 第2番 BWV1067
第3曲 サラバンド 

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参考音源
https://youtu.be/zJy7VmRc840

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管弦楽組曲第2番ロ短調,BWV.1067はバッハが作った管弦楽組曲(現存するのは4曲)の中で,
もっとも有名な曲です。フルートが独奏楽器のように活躍し,フルート協奏曲的な雰囲気のある曲です。
後半の舞曲が続く部分は,親しみやすい旋律の曲が多く(特に最後のバディネリ),
バッハの曲の中でも特に親しまれている名曲です。
第3曲 サラバンド。ゆったりとした荘重な舞曲です。
フルートがメロディを演奏し,カノン風に展開していきます。
翳りを帯びた淡色の旋律がやさしく歌われる曲です。
メロディーと通奏低音が5度(1小節遅れ)のカノンになっているのが特徴です。
こういったカノンを組み立てても、叙情的な深みのある音楽に仕上がっていて、見事な技法に感嘆を禁じ得ません。

ロ短調。演奏時間は現代的な演奏では約20から25分。合奏協奏曲的な第1番に対して、
こちらはフルートがソロ的な活躍をする、独奏協奏曲に近い形式を取ります。
早世したヨハン・クリストフとマリーア・ゾフィーの死を悼み、衝動的に作曲された可能性があります。

今日特に広く知られるヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲『管弦楽組曲』(BWV1066-1069)。
今日では単に「管弦楽組曲」といえば、この作品を指すことが多いです。

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  2020/09/06   animato

サックス六重奏 ルーマニア民俗舞曲 第1曲 

サックス六重奏 ルーマニア民俗舞曲 第1曲 
編成はソプラノ、アルト2本、テナー2本、バリトンです。
クラリネット六重奏、木管六重奏、にも変更可能です。

民俗色が豊かな名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

サックス六重奏 ルーマニア民俗舞曲 第1曲 
編成はソプラノ、アルト2本、テナー2本、バリトンです。
クラリネット六重奏、木管六重奏、にも変更可能です。

民俗色が豊かな名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

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https://youtu.be/f2rrv4u50GM

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ルーマニア民俗舞曲(ルーマニアみんぞくぶきょく)Sz.56は、バルトーク・ベーラが
1915年に作曲した6曲からなるピアノの小品の組曲です。1917年、自身の手により小管弦楽に編曲されました。
バルトークの最もよきルーマニアの友人であり、また最も民謡採集に協力した
人物であるイオン・ブシツィア教授に献呈されました。
民族色豊かで親しみやすい旋律により人気が高く、しばしばコンサートで取り上げられます。

この曲は、1909年から1915年にかけて作られた作品です。
20代のバルトークが書いたもので、友人のセーケイのヴァイオリンとピアノのための編曲をはじめ、
1917年に自身によって小管弦楽のために編曲している他、
イ・ムジチ合奏団が演奏している弦楽合奏版やイギリスのオルガニスト、
ヘーリックによるオルガン版まであるほどの人気作品です。
六曲の小さな小品の組曲ですが、全曲が民族的な素材(リズムとモード)によっています。
モードとは旋法のことで、古い教会旋法と同じものです。

ハンガリー出身の著名な作曲家でもあり、民族音楽研究家でもあったベーラ・バルトーク(1881-1945)は、
生涯に渡って民族音楽の収集・分析を行いました。
エルネ・レンドヴァイ著『バルトークの作曲技法』に代表されるように、
「黄金比」「フィボナッチ数列」などの数学的なアプローチから
難解な作曲技法を作り上げたバルトークですが、この作品では複雑な技法は見られず、
ルーマニアの民謡を生かした親しみのある楽曲となっています。

全体の演奏時間が5分程度の小曲。1909年トランシルヴァニアで採集された
ルーマニア人の民謡が用いられています。バルトークが34歳(1915年)の時に作曲されました。
この年はバルトークの作曲において「ルーマニア音楽の年」と呼ばれ、この曲のほかに、
《ソナチネ》、《ルーマニアのクリスマスの歌》など、ルーマニアの民謡の多くの編曲が作曲されています。

もともと、《ハンガリーにおけるルーマニア民俗舞曲》というタイトルをもっていましたが、
作曲当時、ハンガリー領にあったルーマニアは第一次世界大戦により領土の大半を失ったこともあり、
ハンガリーの名がとられ、現在のタイトルになりました。

作曲された当初から人気があり、現在でもよくしられている曲の一つです。
現在でも管弦楽、ヴァイオリン、弦合奏やチェロ用などに編曲され、親しまれています。

第1曲:「ジョク・ク・バータ」 アレグロ・モデラート四分の二拍子(男性が棒を持って踊る)棒踊り

“杖踊り”。戦いを模した踊りで、若い男女が激しく踊ります。
各節の終わりに杖で地をうつリズムがついています。
ドリア旋法でテーマは簡単な上のスケールを上下するだけです。
終止が長三和音になっているのが特徴です。ラヴェルもドリア旋法でよく使った終止でもあります。
ピカルディーの終止とも言われるものですが、教会旋法風の特徴が出ています。
このテーマが二度演奏されると後半に移ります。
前半のメロディーに対して音域が広がります。そして半終止してメロディーを繰り返す16小節の構造を、
伴奏を変えてもう一度繰り返す構造になっています。
即ち、少しずつ変えて四回演奏される構造となっているのです。
毎回、少しずつ変化する伴奏が特徴的です。

第2曲:「ブラウル」 四分の二拍子 アレグロ(少女達が2人ずつ互いに腰をつかみ、円になって踊る)飾り帯の踊り

トロンタール県に伝わる舞踏で、“飾帯をつけた踊り”です。
この旋法は一曲目と同じドリア旋法です。
しかし、音楽は伴奏の音形が決まり、荘重な雰囲気を持っていた第一曲に対して、
ルバート気味ではありますが、少し軽快さと動きが出てきます。
スタッカートの多用が軽快さを醸し出しています。

第3曲:「ぺ・ロック」 四分の二拍子 アンダンテ(男女ペアになって一地点で踊る)踏み踊り

“足踏みの踊り”。増二度が特徴的な旋律です。
ドリア旋法の第4音を半音上げて、一カ所増音程が存在するのが特徴です。
民族的な雰囲気が醸し出され、とても印象的です。
この旋法に対して基音が保続されてオスティナート風の伴奏がつけられて、この印象的な音楽が進みます。

第4曲:「プチュメアーナ」四分の三拍子 モデラート(アルペンホーンというルーマニアの民族楽器〈全長2mの木管楽器〉の伴奏で踊る)アルペンホーンの踊り

“プチュムの踊り”。3拍子のトランシルヴァニア地方のゆったりした舞踏曲です。
ブチュムというのはアルペン・ホルンのような楽器です。
音階は第三曲と似た増音程を含む民族的なもので出来ています。
増音程が民族的な雰囲気を醸し出しています。
この曲は小節をまたぐタイが象徴するように、長いフレーズで流れるような音楽になっています。
前半のメロディーが二回、後半のメロディーも二回繰り返されます。
いずれも同じ終止を持っている点が、民俗的な舞曲らしい曲です。

第5曲:「ポアルカ・ロマネアスカ」四分の二拍子 アレグロ(ルーマニア独自の、子供達による快活な踊り)ルーマニアのポルカ

“ルーマニア風ポルカ”。ポルカは本来ボヘミア地方の舞曲ですが、
この曲ではかなり情熱的で野性味豊かなものになっています。主部のメロディは複合リズムをもっています。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を、ただオクターブ下げて、
伴奏を少し変えて繰り返して出来ています。
テンポ・アップして、第4曲と性格が大きく対比し、リズミックでとても軽快です。
装飾音符が伴うスタッカートでのテーマです。アクセントも多用されています。
第4曲がゆったりとしたテンポで、レガート基調の音楽だったことと対照的です。

第6曲:「マヌンツェル」四分の二拍子 アレグロ・ピュウ・アレグロ(大勢のカップルによる求愛の踊り)速い踊り

“急速な踊り”。ビーハル県で採取した2種の舞曲がつながっています。
前半と後半の二つの部分に大きく分かれています。
まず前半のAllegroは「ハン」と呼ばれる部分です。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を繰り返します。
同じメロディーがハーモニーを変えて繰り返しで民族的な即興性が表現されています。
後半は、全曲のフィナーレ、「ルーマ」と呼ばれている部分です。
リディア旋法の後、ミクソリディア旋法のメロディーが組み合わされます。
一時的に二つの調性が現れる複調音楽です。この二つの旋法が同時に鳴り響き、
テンポ、リズム、ダイナミックスにおいても勢いを増し、華やかに曲をしめくくります。

ルーマニア北西部トランシルヴァニア地方。かつてはオーストリア・ハンガリー帝国の領土でしたが、
第一次世界大戦を経て、現在はルーマニアの一部となっています。トランシルヴァニアとは「森のかなたの国」という意味。
深い森、そして牧草地や小麦畑が広がる、緑豊かな地域です。
その大地を支えるのが、昔ながらのやり方で農業や牧畜を営む人々。
この地で古くから大切にされてきた宝、それが「民謡」です。代々受け継がれてきた歌や踊り。
民謡は、今も村のあちこちで響いています。「ルーマニア民俗舞曲」は、
そんなトランシルヴァニア地方に伝わる旋律を元に作られたピアノ曲。
6つの小さな曲から成り、そのどれもに、農民の暮らし、そして踊りのリズムが織り込まれているのです。

バルトークの音楽人生を変えたのは、24歳の時に耳にした下宿先である女性が口ずさむ素朴な民謡でした。
楽譜にも記されていない歌は手つかずの「宝」のように思えました。
そして、多くの人が見過ごしてきたその宝を、大切にしなければと考えたのです。
彼は、蓄音機を背負い、民謡を記録するため周辺の村へ出かけました。
時間をかけて村人たちの信用を得て、一人、また一人と、歌を録音させてくれるようになったのです。
その瞬間は、まるで「歌のなる木」が表れたよう。目の前で、探し求めた村の民謡が次々に響きました。
ルーマニア民俗舞曲もバルトークが採集した音楽が元になっています。
村人が奏で、歌い継いできた音楽が、バルトークの創作の力となったのです。

舞曲は、踊りの伴奏のための音楽、あるいはそのリズムや形式を使った純粋な音楽作品のことです。
いずれの場合も舞曲は、踊りの特徴を示すテンポやリズム様式を持っています。
踊りの存在が太古の歴史にまで遡れるように,舞曲の歴史も非常に古く、
また民族がそれぞれ独自の踊りを持っているので、音楽も実に多様なものとなります。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2020/09/05   animato

サックス六重奏 ルーマニア民俗舞曲 第2曲 

サックス六重奏 ルーマニア民俗舞曲 第2曲 
編成はソプラノ、アルト2本、テナー2本、バリトンです。
クラリネット六重奏、木管六重奏、にも変更可能です。

民俗色が豊かな名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

サックス六重奏 ルーマニア民俗舞曲 第2曲 
編成はソプラノ、アルト2本、テナー2本、バリトンです。
クラリネット六重奏、木管六重奏、にも変更可能です。

民俗色が豊かな名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

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参考音源
https://youtu.be/-HZIIX7Eos4

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ルーマニア民俗舞曲(ルーマニアみんぞくぶきょく)Sz.56は、バルトーク・ベーラが
1915年に作曲した6曲からなるピアノの小品の組曲です。1917年、自身の手により小管弦楽に編曲されました。
バルトークの最もよきルーマニアの友人であり、また最も民謡採集に協力した
人物であるイオン・ブシツィア教授に献呈されました。
民族色豊かで親しみやすい旋律により人気が高く、しばしばコンサートで取り上げられます。

この曲は、1909年から1915年にかけて作られた作品です。
20代のバルトークが書いたもので、友人のセーケイのヴァイオリンとピアノのための編曲をはじめ、
1917年に自身によって小管弦楽のために編曲している他、
イ・ムジチ合奏団が演奏している弦楽合奏版やイギリスのオルガニスト、
ヘーリックによるオルガン版まであるほどの人気作品です。
六曲の小さな小品の組曲ですが、全曲が民族的な素材(リズムとモード)によっています。
モードとは旋法のことで、古い教会旋法と同じものです。

ハンガリー出身の著名な作曲家でもあり、民族音楽研究家でもあったベーラ・バルトーク(1881-1945)は、
生涯に渡って民族音楽の収集・分析を行いました。
エルネ・レンドヴァイ著『バルトークの作曲技法』に代表されるように、
「黄金比」「フィボナッチ数列」などの数学的なアプローチから
難解な作曲技法を作り上げたバルトークですが、この作品では複雑な技法は見られず、
ルーマニアの民謡を生かした親しみのある楽曲となっています。

全体の演奏時間が5分程度の小曲。1909年トランシルヴァニアで採集された
ルーマニア人の民謡が用いられています。バルトークが34歳(1915年)の時に作曲されました。
この年はバルトークの作曲において「ルーマニア音楽の年」と呼ばれ、この曲のほかに、
《ソナチネ》、《ルーマニアのクリスマスの歌》など、ルーマニアの民謡の多くの編曲が作曲されています。

もともと、《ハンガリーにおけるルーマニア民俗舞曲》というタイトルをもっていましたが、
作曲当時、ハンガリー領にあったルーマニアは第一次世界大戦により領土の大半を失ったこともあり、
ハンガリーの名がとられ、現在のタイトルになりました。

作曲された当初から人気があり、現在でもよくしられている曲の一つです。
現在でも管弦楽、ヴァイオリン、弦合奏やチェロ用などに編曲され、親しまれています。

第1曲:「ジョク・ク・バータ」 アレグロ・モデラート四分の二拍子(男性が棒を持って踊る)棒踊り

“杖踊り”。戦いを模した踊りで、若い男女が激しく踊ります。
各節の終わりに杖で地をうつリズムがついています。
ドリア旋法でテーマは簡単な上のスケールを上下するだけです。
終止が長三和音になっているのが特徴です。ラヴェルもドリア旋法でよく使った終止でもあります。
ピカルディーの終止とも言われるものですが、教会旋法風の特徴が出ています。
このテーマが二度演奏されると後半に移ります。
前半のメロディーに対して音域が広がります。そして半終止してメロディーを繰り返す16小節の構造を、
伴奏を変えてもう一度繰り返す構造になっています。
即ち、少しずつ変えて四回演奏される構造となっているのです。
毎回、少しずつ変化する伴奏が特徴的です。

第2曲:「ブラウル」 四分の二拍子 アレグロ(少女達が2人ずつ互いに腰をつかみ、円になって踊る)飾り帯の踊り

トロンタール県に伝わる舞踏で、“飾帯をつけた踊り”です。
この旋法は一曲目と同じドリア旋法です。
しかし、音楽は伴奏の音形が決まり、荘重な雰囲気を持っていた第一曲に対して、
ルバート気味ではありますが、少し軽快さと動きが出てきます。
スタッカートの多用が軽快さを醸し出しています。

第3曲:「ぺ・ロック」 四分の二拍子 アンダンテ(男女ペアになって一地点で踊る)踏み踊り

“足踏みの踊り”。増二度が特徴的な旋律です。
ドリア旋法の第4音を半音上げて、一カ所増音程が存在するのが特徴です。
民族的な雰囲気が醸し出され、とても印象的です。
この旋法に対して基音が保続されてオスティナート風の伴奏がつけられて、この印象的な音楽が進みます。

第4曲:「プチュメアーナ」四分の三拍子 モデラート(アルペンホーンというルーマニアの民族楽器〈全長2mの木管楽器〉の伴奏で踊る)アルペンホーンの踊り

“プチュムの踊り”。3拍子のトランシルヴァニア地方のゆったりした舞踏曲です。
ブチュムというのはアルペン・ホルンのような楽器です。
音階は第三曲と似た増音程を含む民族的なもので出来ています。
増音程が民族的な雰囲気を醸し出しています。
この曲は小節をまたぐタイが象徴するように、長いフレーズで流れるような音楽になっています。
前半のメロディーが二回、後半のメロディーも二回繰り返されます。
いずれも同じ終止を持っている点が、民俗的な舞曲らしい曲です。

第5曲:「ポアルカ・ロマネアスカ」四分の二拍子 アレグロ(ルーマニア独自の、子供達による快活な踊り)ルーマニアのポルカ

“ルーマニア風ポルカ”。ポルカは本来ボヘミア地方の舞曲ですが、
この曲ではかなり情熱的で野性味豊かなものになっています。主部のメロディは複合リズムをもっています。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を、ただオクターブ下げて、
伴奏を少し変えて繰り返して出来ています。
テンポ・アップして、第4曲と性格が大きく対比し、リズミックでとても軽快です。
装飾音符が伴うスタッカートでのテーマです。アクセントも多用されています。
第4曲がゆったりとしたテンポで、レガート基調の音楽だったことと対照的です。

第6曲:「マヌンツェル」四分の二拍子 アレグロ・ピュウ・アレグロ(大勢のカップルによる求愛の踊り)速い踊り

“急速な踊り”。ビーハル県で採取した2種の舞曲がつながっています。
前半と後半の二つの部分に大きく分かれています。
まず前半のAllegroは「ハン」と呼ばれる部分です。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を繰り返します。
同じメロディーがハーモニーを変えて繰り返しで民族的な即興性が表現されています。
後半は、全曲のフィナーレ、「ルーマ」と呼ばれている部分です。
リディア旋法の後、ミクソリディア旋法のメロディーが組み合わされます。
一時的に二つの調性が現れる複調音楽です。この二つの旋法が同時に鳴り響き、
テンポ、リズム、ダイナミックスにおいても勢いを増し、華やかに曲をしめくくります。

ルーマニア北西部トランシルヴァニア地方。かつてはオーストリア・ハンガリー帝国の領土でしたが、
第一次世界大戦を経て、現在はルーマニアの一部となっています。トランシルヴァニアとは「森のかなたの国」という意味。
深い森、そして牧草地や小麦畑が広がる、緑豊かな地域です。
その大地を支えるのが、昔ながらのやり方で農業や牧畜を営む人々。
この地で古くから大切にされてきた宝、それが「民謡」です。代々受け継がれてきた歌や踊り。
民謡は、今も村のあちこちで響いています。「ルーマニア民俗舞曲」は、
そんなトランシルヴァニア地方に伝わる旋律を元に作られたピアノ曲。
6つの小さな曲から成り、そのどれもに、農民の暮らし、そして踊りのリズムが織り込まれているのです。

バルトークの音楽人生を変えたのは、24歳の時に耳にした下宿先である女性が口ずさむ素朴な民謡でした。
楽譜にも記されていない歌は手つかずの「宝」のように思えました。
そして、多くの人が見過ごしてきたその宝を、大切にしなければと考えたのです。
彼は、蓄音機を背負い、民謡を記録するため周辺の村へ出かけました。
時間をかけて村人たちの信用を得て、一人、また一人と、歌を録音させてくれるようになったのです。
その瞬間は、まるで「歌のなる木」が表れたよう。目の前で、探し求めた村の民謡が次々に響きました。
ルーマニア民俗舞曲もバルトークが採集した音楽が元になっています。
村人が奏で、歌い継いできた音楽が、バルトークの創作の力となったのです。

舞曲は、踊りの伴奏のための音楽、あるいはそのリズムや形式を使った純粋な音楽作品のことです。
いずれの場合も舞曲は、踊りの特徴を示すテンポやリズム様式を持っています。
踊りの存在が太古の歴史にまで遡れるように,舞曲の歴史も非常に古く、
また民族がそれぞれ独自の踊りを持っているので、音楽も実に多様なものとなります。

アトリエ・アニマート
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  2020/09/05   animato