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2023年10月11日

サックス五重奏 カンツォン・ビジェシマテルザ

サックス五重奏 カンツォン・ビジェシマテルザ
クラウディオ・メルーロ
Canzon vigesimaterza
Merulo, Claudio

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
クラリネット五重奏、木管五重奏、金管五重奏版は発売中です。
イタリア・ルネッサンスの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

サックス五重奏 カンツォン・ビジェシマテルザ
クラウディオ・メルーロ
Canzon vigesimaterza
Merulo, Claudio

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
クラリネット五重奏、木管五重奏、金管五重奏版は発売中です。
イタリア・ルネッサンスの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

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アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/GaKZhaWqMNs

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

メルーロの若い頃については詳しい記録が残っていません。ヴェネツイアでツアリ-ノに学んでいたといわれています。
メルーロはサン・マルコ大聖堂のオルガン奏者でした。アンドレア・ガブリエ-リと競って音楽活動を行いました。
鍵盤作品が多くスエ-リンクやフレスコバルデイ、バッハへと彼のオルガン技法が続きます。

楽曲
「Canzon vigesimaterza」は、ルネサンス期のイタリアの作曲家であるクラウディオ・メルーロによって作曲された楽曲です。

ジャンル: 「Canzon vigesimaterza」はルネサンス期の器楽音楽の一形態である「カンツォーナ」(Canzona)に分類されます。
カンツォーナは、器楽アンサンブルやオルガンなどのために書かれた楽曲で、通常は合奏や対位法的なテクスチャを特徴としています。

対位法とポリフォニー: メルーロの「Canzon vigesimaterza」は、ルネサンス期の対位法的な技法やポリフォニー(多声音楽)の要素が強調されています。
複数の楽器が対話しながら演奏され、異なる声部が独立して旋律を奏でます。

アンサンブルの編成: この曲は主に金管楽器と打楽器によって演奏されます。
メルーロの時代には、トランペット、サックバット(トロンボーンの前身)、そして打楽器が広く使われました。

躍動感と華麗さ: 「Canzon vigesimaterza」は、躍動感に富んだ楽曲で、旋律線が次々と現れ、変化に富んだ音楽的景色を提供します。
華麗な音楽的技巧やリズムの変化が特徴です。

宗教的な背景: メルーロの多くの作品は宗教的なコンテクストで演奏されましたが、「Canzon vigesimaterza」もその一例です。
この曲は教会の奉神礼や宗教的な儀式で使用されることがありました。

クラウディオ・メルーロはルネサンス期のイタリアの作曲家として重要な存在であり、彼の楽曲は当時の音楽様式を示すものとして評価されています。
彼の作品は対位法的な技法やポリフォニーの美しさを体現しており、ルネサンス音楽の重要な遺産の一部です。

●ヴェネツイア楽派
1000年も栄えた人口20万の船乗りが築いた交易国家ヴェネツイアで、ルネッサンス
後期からバロック期に栄えたのがヴェネツイア(楽派)の音楽です。

 サンマルコ大聖堂はあまりに巨大であったため、残響を利用した2重合唱の技法が開発されました。
左右両陣にオルガンと合唱隊が置かれて、ステレオ効果を利用したヴェネツイア楽派の音楽が起きました。

 フィレンツエでのモノデイ形式とオペラの誕生を、ベネツイアでモンテベルデイがさらに発展させて、バロック音楽の誕生を導きました。
 ヴェネツイア絵画のような豊富な色彩も、ヴェネツイア音楽ではその音色と響きに踏襲されています。
 出版の自由があったのは当時としてはヴェネツイアだけで、それもあって盛んな音楽出版の中心地になりました。
それにより他の地域に先駆けて音楽が栄えたというわけです。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2023/10/11   animato