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2023年10月24日

Solo+サックス五重奏 「ミルテの花(Myrthen)」作品25から 蓮の花

Solo+サックス五重奏 「ミルテの花(Myrthen)」作品25から 蓮の花
ロベルト・シューマン
Myrthen, Op. 25-7「Die Lotosblume」
Robert Schumann

編成はソロパートおよびサックスのソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、
in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、
in C-Fl.版(Fl.、Pic.)、
in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、
Tubaは1オクターブ下げて演奏できます。
in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、
in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。
多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は下の編成も含め4種類から選ぶことができます。
参考音源ではTp.がSoloを担当しています。
金管五重奏、木管五重奏、クラリネット五重奏版は発売中です。

愛を語るシューマンの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

Solo+サックス五重奏 「ミルテの花(Myrthen)」作品25から 蓮の花
ロベルト・シューマン
Myrthen, Op. 25-7「Die Lotosblume」
Robert Schumann

編成はソロパートおよびサックスのソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、
in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、
in C-Fl.版(Fl.、Pic.)、
in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、
Tubaは1オクターブ下げて演奏できます。
in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、
in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。
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参考音源ではTp.がSoloを担当しています。
金管五重奏、木管五重奏、クラリネット五重奏版は発売中です。

愛を語るシューマンの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

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https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/jogFy2Xsb3M

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ロベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810年~1856年)が作曲した「Die Lotosblume(蓮の花)」は
歌曲集「ミルテの花(Myrthen)」作品25の中の第7曲目です。
「Die Lotosblume(はすの花)」の詩はハインリヒ・ハイネ(Heinrich Heine, 1797年~1856年)によるものです。

「ミルテの花」はシューマンの歌曲の年と呼ばれる1840年に作曲されています。
そして、シューマンの結婚式の前日に妻となるクララに捧げられた歌曲集です。
この歌曲集にはクララへの愛が沢山詰まっています。

楽曲の特徴:
作曲年: この歌曲は1840年に作曲され、シューマンの「リート年」とも呼ばれる非常に創造的な期間に位置しています。
この年には彼の妻であるクララ・シューマンへの愛の表現として多くの歌曲が作曲されました。

歌詞: 「Die Lotosblume」の歌詞はハインリッヒ・ハイン(Heinrich Heine)によるものです。
ハインはドイツの詩人で、彼の詩はロマン派の感情や情熱を表現するのに適しており、多くの作曲家によって歌曲として取り上げられました。

テーマ: この歌曲のテーマは愛と美です。歌詞には美しい自然の比喩が多く使用され、
特に「蓮の花」は純粋さ、美しさ、そして愛情を象徴するシンボルとして使われています。
歌詞は愛する人への愛情とその美しさを歌っており、ロマンチックな要素が強調されています。

メロディとピアノ伴奏: シューマンは美しい旋律を作り出すことで知られており、この歌曲でもその才能が輝いています。
メロディは繊細で情熱的であり、愛情深い言葉に対応しています。ピアノ伴奏も優れており、歌手と調和し、感情を表現するのに役立っています。

短いが印象的な歌曲: 「Die Lotosblume」は短い歌曲ですが、その美しさと情熱的な表現により、
シューマンの歌曲集「Myrthen」の中でも特に印象的なものの一つとされています。

「Die Lotosblume」は、シューマンのロマンティックな音楽の美しさを体現した歌曲の一例であり、
彼の作品の中で多くの人に愛されています。シューマンの歌曲は、詩の感情を音楽で表現する素晴らしい例であり、この歌曲もその優れた例と言えます。

特徴分析: 
曲はヘ長調に始まった曲は、5度上のハ長調に高まり、昼の世界を描いています。そして変イ長調に転調して、夜の世界が開かれます。
「夜の訪れを夢見ている」の後、その時に音楽が重いバスから離れ、宙に漂います。そして神秘的な瞬間がやって来ます。
歌詞に「月 Der Mond」が現れたところで、さっと♭が付きます。音楽は、一瞬、方向性を失い、ただ夢のようなハーモニー(D♭M7)が響くだけです。
すぐに変イ長調へ向かい(Ⅴ7)、月ははすの「恋人 Buhle」で変イ長調に落ちつきます(Ⅰ)。
恋人の出現ともに夜が訪れる様、夜の訪れとともに恋人が出現する様を表現しているのかも知れません。

夜のとばりが降りて、蓮と月との親密な時となります。「恋人」と訳されたた Buhle には「間男」といった意味もあり、
この逢瀬には性的な意味が込められているのです。

蓮の花  歌詞

Die Lotusblume angstigt
sich vor der Sonne Pracht,
und mit gesenktem Haupte
erwartet sie traumend die Nacht.

Der Mond, der ist ihr Buhle
er weckt sie mit seinem Licht,
und ihm entschleiert sie freundlich
ihr frommes Blumengesicht.

Sie bluht und gluht und leuchtet,
und starret stumm in die Hoh’;
sie duftet und weinet und zittert
vor Liebe und Liebesweh.

意味

はすの花は恐れている
太陽の華やかさを
そしてうなだれて
夜を夢見ながら待ち望んでいる。

はすの愛人である月は
月の光ではすを目覚めさせる
そして はすは月に好意的に見せる
はすの忠実な花の顔を

はすは咲き、赤く色づき、輝き、
そして黙って真上をじっと見つめる
はすは香り、泣き、そして震える
愛情のあまり、そして愛の痛みのあまり。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2023/10/24   animato