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2023年10月28日

サックス五重奏 マルシェ・ポンティフィカーレ(教皇の行進曲)

サックス五重奏 マルシェ・ポンティフィカーレ(教皇の行進曲)
ソナタ第1番'Pontificale'(教皇)から第3楽章「Marche Pontificale」
from Sonata No.1 in D minor 'Pontificale'
J-N.レメンス
Jacques-Nicolas LEMMENS

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
金管五重奏、クラリネット五重奏、木管五重奏版は発売中です。

気品に満ちた荘厳なベルギーの作品をお楽しみください。

サックス五重奏 マルシェ・ポンティフィカーレ(教皇の行進曲)
ソナタ第1番'Pontificale'(教皇)から第3楽章「Marche Pontificale」
from Sonata No.1 in D minor 'Pontificale'
J-N.レメンス
Jacques-Nicolas LEMMENS

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
金管五重奏、クラリネット五重奏、木管五重奏版は発売中です。

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アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/PV-toD2qvoM

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「Trois Sonate No.1, c, pontificale」は、19世紀のベルギーのオルガン奏者・作曲家、ジャック=ニコラ・レメンス(Jacques-Nicolas Lemmens)によって
作曲されたオルガンソナタの一つであり、彼の代表作の一つとされています。

「No.1,c,pontificale」は、全4楽章から成り立ちます。
第1楽章「Allegro moderato」は、オルガンの音色を生かした荘厳な旋律が特徴で、オルガンの表現力を最大限に引き出すような演奏が求められます。
第2楽章「Andante」は、より落ち着いた曲調で進み、丁寧な音色と音量のコントロールが重要となります。
第3楽章「Maestoso」は、力強く荘厳な曲調が特徴で、複雑な音型やフレーズが現れ、高度な演奏技術を必要とします。
そして最後の第4楽章「Fuga」は、華麗な技巧を要求するフーガ曲で、複雑な和声進行やポリフォニー的な楽器の交錯が特徴的です。

レメンスは、教会音楽の分野において多大な貢献をし、オルガン演奏技術の発展にも尽力しました。彼は音楽教育者としても有名で、
ブリュッセル王立音楽院の初代オルガン科教授を務め、多くの優れた音楽家を育成しました。
レメンスの作品には、緻密な楽曲構成と技術的難易度の高さが共存しており、オルガン音楽愛好家やプロの演奏家たちから高い評価を受けています。

他に「Marche Pontificale」というタイトルの作品を作曲しているのはジュゼッペ・マルチーニ(Giuseppe Martucci)、
シャルル・グノー(Charles Gounod)が有名です。

Jacques-Nicolas Lemmens(1823-1881)は、ベルギーのオルガン奏者、作曲家、教育者であり、
19世紀におけるオルガン音楽の重要な人物の一人です。
彼はオルガン奏法、作曲、音楽理論の教育者として、多くの人々に影響を与えました。

Lemmensは、1823年1月3日にフランドル地方の小さな町で生まれました。彼は幼少期から音楽に親しみ、
最初のオルガンのレッスンを受けたのは8歳の時でした。その後、ブリュッセル音楽院で音楽を学び、
オルガン演奏、作曲、指揮を専攻しました。彼は音楽院で学ぶ間、ジャン=バティスト・ロモンドの下でオルガンを学び、
自身も教育者としてのキャリアを築いていきました。

Lemmensは、オルガン奏法において革新的なアプローチを取り、脚鍵盤を使用することで、より自然な足の運動を可能にしました。
また、彼はフランス・ベルギーのオルガン音楽の影響を受け、オルガン作品を数多く作曲しました。
彼の作品の中でも有名なのは、オルガンのための「ファンタジアとフーガ」や「前奏曲とフーガ」などです。
これらの作品は、彼のオルガン演奏の技術と共に、20世紀初頭のオルガン音楽の発展に大きな影響を与えました。

また、Lemmensは、音楽理論の教育者としても知られています。彼は、音楽院で教鞭をとり、オルガン奏法と音楽理論を教え、
多くの学生を育成しました。その後、彼は自身の音楽院を設立し、音楽教育のための教材も執筆しました。
彼の著作の中でも特に有名なのは、「オルガン奏法の学習法」で、オルガン奏法の教本として、今日でも広く使用されています。

Lemmensは、音楽家としての活動と並行して、音楽教育の改革にも取り組みました。彼は、音楽院での教育内容の改革を提唱し、
教育者としての役割を果たしました。また、彼は音楽教育を広めるために、全国的な音楽コンクールの設立を提唱し、
1880年にベルギー国立音楽コンクールが設立されました。

Lemmensの業績は、彼の生前から高く評価され、彼は多くの栄誉を受けました。彼は、ローマ教皇レオ13世から勲章を授与され、
また、彼の業績を称えて、彼の名前を冠した音楽賞が設立されました。

Lemmensは、19世紀後半のオルガン音楽の発展に大きな影響を与え、音楽教育の分野でも多大な功績を残しました。
彼の革新的なオルガン奏法、音楽理論の教育法、そして音楽教育改革の提唱は、現代の音楽教育にも引き継がれています。
彼の遺産は、今日でも音楽家や音楽教育者たちによって尊重され、愛されています。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2023/10/28   animato