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2021年8月

サックス四重奏 ガブリエリ :4声のカンツォーナ・ペル・ソナール第4番

サックス四重奏 ガブリエリ :4声のカンツォーナ・ペル・ソナール第4番
(Canzon quarta a 4)C.189(K.C.46)(1608)

編成はアルト2本、テナー、バリトンです。
金管四重奏版は別途発売中です。
ヴェネツィア楽派の壮麗な名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

サックス四重奏 ガブリエリ :4声のカンツォーナ・ペル・ソナール第4番
(Canzon quarta a 4)C.189(K.C.46)(1608)

編成はアルト2本、テナー、バリトンです。
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参考音源
https://youtu.be/IY7nbmWYyNM

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ジョヴァンニ・ガブリエリ(c1554/1557~1612)は、ヴェネツィア楽派のポリフォニー音楽を語る上で最重要の作曲家の一人です。
ガブリエリの「4声のカンツォーナ・ペル・ソナール第4番」は、1608年に出版された作品です。
現在でも金管楽器や木管楽器で頻繁に演奏されています。

ジョヴァンニ・ガブリエーリは、当時流行の多くのジャンルで作曲したにもかかわらず、明らかに合唱のための宗教曲と器楽曲を好んでいました。
声楽のための世俗曲は、すべてかなり初期の作品です。後半生においてガブリエーリは、声楽と器楽のための宗教曲に専念して、
音響効果を最大限に追究しました。

聖マルコ大寺院のジョヴァンニ・ガブリエーリに前後する作曲家と同じように、彼もまたこの大寺院の異例な空間配置を利用しようとしようとしました。
左右両陣の互いに向き合う聖歌隊席(と、それぞれに1つずつしつらえられたオルガン)が、著しい空間効果――エコーやディレイ、
一種のステレオ効果――が得られるのです。

ほとんどのジョヴァンニ・ガブリエーリの作品は、合唱集団ないしは器楽集団が、まずは左手から聞こえ、
それを右手の音楽家集団が追うというように、一種のアンティフォナ様式によっています。このような分割合唱様式は、数十年来の伝統があり、
少なくともヴェネツィアにおいて開祖はおそらくアドリアン・ヴィラールトであったにせよ、ジョヴァンニ・ガブリエーリは、
楽器法において二つ以上のグループを厳密に方向付けることにより、器楽集団や声楽集団の利用を、細心の注意をもって決定した
最初の作曲家となったのです。

聖マルコ大寺院のアコースティックはこの400年の間にほとんど変化していないので、楽器は、適切に配置すれば、
遠い地点でも完全に明晰に聞き分けることができます。したがって、たとえば弦楽器の独奏者と金管楽器の集団というような楽器編成は、
文字にすると奇妙に見えても、聖マルコ大寺院で響かせてみるなら、完璧なバランスを保っているのです。
ガブリエーリは楽器の活用においてだけでなく、強弱記号の展開においても独創的でした。
《ピアノとフォルテのソナタ Sonata pian' e forte》は、おそらく強弱法を用いた最初期の作品です。
しかもその上、通奏低音を用いた最初の作曲家の一人でもありました。通奏低音は、1602年にロドヴィコ・ヴィアダーナの曲集によって
一般化した作曲技法だったからです。 

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  2021/08/21   animato

木管五重奏 ピアチェル ダモール『愛の喜びは』

木管五重奏 ピアチェル ダモール『愛の喜びは』
Piacer d'amor
Johann Paul Aegidius Martini

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
Ob.はCl.に変更可能、Bsn.はBs.Cl.に変更可能です。
金管五重奏版、サックス五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。

フランス歌曲シャンソンの魅力を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

木管五重奏 ピアチェル ダモール『愛の喜びは』
Piacer d'amor
Johann Paul Aegidius Martini

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
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https://youtu.be/tkNbrsWm4no

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『愛の喜びは』(あいのよろこびは、仏語:Plaisir d'Amour, 伊語:Piacer d'amor)は、
ジャン・ピエール・クラリスJean-Pierre Claris de Florianの詩に、ドイツに生まれフランスで活動した
作曲家ジャン・ポール・マルティーニJohann Paul Aegidius Martiniが曲を付けた歌曲として1775年に作られた作品です。
多くのシャンソン歌手に歌われ、シャンソンの古典といったものになりました。

原語はフランス語ですが、イタリア語の歌詞で歌われる場合が多い曲です。甘いメロディとは裏腹に、
愛の喜びはたった1日、愛の苦しみは一生という苦い歌となっています。

この曲はベルリオーズが小編成のオーケストラのための管弦楽曲として編曲した他、
ラリエは「マルティーニ『愛の喜びは』による幻想曲」を作曲しました。
また、アメリカのロックンロールミュージシャン・エルヴィス・プレスリーのシングル「好きにならずにいられない」の
原曲でもあります。

吉田秀和は次のように解説しています。
(この歌は)人好きのする、わかりやすさがあり、簡素なまま率直に人の心に染み入る味わいがある。
大衆の歌にもなり得て、しかも都雅(とが)な趣きと可憐で優しい華やかさにさえ欠けていない。
(中略)私としては、フランス18世紀末、革命前後のロココ趣味の咲かせた小さな残りの花と呼んでみたい気がする。

Piacer d’amor (愛の喜びは)の歌詞
Piacer d’amor piu che un di sol non dura;
martir d’amor tutta la vita dura.

Tutto scordai per lei
per Silvia infida;
ella or mi scorda e ad altro amor s’affida.
 
“Finche tranquillo scorrera il ruscel
la verso il mar che cinge la pianura
io t’amero.” mi disse l’infedele.
Scorre il rio ancor ma cangio in lei l’amor.

Piacer d’amor (愛の喜びは)の日本語訳、対訳
愛の歓びは一日しか続かない
愛の苦しみは一生続く

彼女のためにすべてを忘れた
不実なシルヴィアのために
彼女は今、私を忘れほかの愛に身をゆだねている

「大地をいだくあの海へと
静かなせせらぎが流れているうちは、
あなたを愛しましょう」
と不実な女は言った。
小川は今も流れているが、彼女の中の愛は変わってしまった。

フランス語(原詩)
Plaisir d'amour ne dure qu'un moment,
Chagrin d'amour dure toute la vie.
J'ai tout quitte pour l'ingrate Sylvie.
Elle me quitte et prend un autre amant.
Plaisir d'amour ne dure qu'un moment,
Chagrin d'amour dure toute la vie.
Tant que cette eau coulera doucement
Vers ce ruisseau qui borde la prairie,
Je t'aimerai, me repetait Sylvie,
L'eau coule encore, elle a change pourtant.
Plaisir d'amour ne dure qu'un moment,
Chagrin d'amour dure toute la vie.

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  2021/08/20   animato

金管六重奏 フォーレ :3つの歌 Op.7 から3.舟歌

金管六重奏 フォーレ :3つの歌 Op.7 から3.舟歌
Faure, Gabriel:Trois melodies Op.7
3.Barcarolle

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.2本、Tubaです。
クラリネット六重奏版は発売中です。

フォーレの情緒あふれる名曲を、ぜひお楽しみください。

金管六重奏 フォーレ :3つの歌 Op.7 から3.舟歌
Faure, Gabriel:Trois melodies Op.7
3.Barcarolle

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

フランスの作曲家、ガブリエル・フォーレ(1845-1924)が1878年、33歳の時に作曲した歌曲「3つの歌 作品7」は
次の3曲から成っています。
1.夢のあとに
2.賛歌
3.舟歌
最も有名な曲は第1曲の「夢のあとに」で、このページでも発売中です。
他にもフォーレは舟歌を13曲に及ぶ作曲をしています。
フォーレ Gabriel Faure (1845- 1924)は、もともと教会オルガニストです。
当時、フランス音楽史においては、ショパン、リストなどのロマン派から20世紀近代主義へ移行する、中間点としての印象主義の時代でありました。
舟歌 barcarole(英) barcarolle(仏) barcarola (伊)とはヴェネチアのゴンドラ漕ぎの歌に由来する器楽曲・声楽曲の表題として定義されています。
ほとんどは、6/8拍子、または12/8拍子の優しく、ゆったりとした複合拍子の上にメロディーをのせるその趣は、河や海を漕ぎ行く舟barque (仏) 
barca(伊)と 、揺れ動く波の雰囲気を醸し出します。舟歌は、夜想曲・幻想曲・即興曲と並ぶ、特に有名な表題のひとつとして用いられています。
多くの作曲家が舟歌の様式に基づいた音楽作品を残しました 。もともとはゴンドラ漕ぎの歌ゆえに《舟歌》という表題を用いた音楽作品は器楽曲より
歌曲に多くみられる。特にシューベルト Franz Peter Schubert (1797- 1826) の《漁師の恋の幸せ D.933》、《水の上にて歌える D.774》、《ゴンドラ漕ぎ D.808 》、 等の
歌曲は有名です。最も広く知れ渡っている器楽曲としては、ショパン Frederic Chopin(1810-1849)のピアノ作品である《舟歌 Op.60》がまず最も有名です。 
また、メンデルスゾーン Felix Mendelssohn(1809-1847)の《無言歌集》の中に《ヴェネツィアの舟歌》3曲 (Op.19b- 6,Op.30- 6,Op.62- 5) 、
チャイコフスキー Peter Ilyich Tchaikovsky (1840-1893)の《 四 季 》より1曲(Op.37a- 6) 、ラフマニノフ Sergei Rachmaninoff (1873-1943)の
ピアノ曲集の中より1曲(Op.10)、カセルラ Alfred Casella(1873-1943)の《舟歌 Op.15》1曲も現在に残る器楽曲です。

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  2021/08/19   animato

クラリネット五重奏 ボンヌ・ヌーヴェル(喜ばしい知らせ)

クラリネット五重奏 ボンヌ・ヌーヴェル(喜ばしい知らせ)
Bonne Nouvelle
ジョン・M・ロレッツ.Jr
John M. Loretz.Jr (1840-1912)

編成はCl.4本、Bs,Cl.です。
バスクラリネットはファゴットに変更可能です。
金管五重奏版、サックス五重奏版、木管五重奏版は発売中です。

アメリカの隠れた名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

クラリネット五重奏 ボンヌ・ヌーヴェル(喜ばしい知らせ)
Bonne Nouvelle
ジョン・M・ロレッツ.Jr
John M. Loretz.Jr (1840-1912)

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https://youtu.be/c7iPjrOzjDk

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ピアノのための作品「Bonne Nouvelle」(ボンヌ・ヌーヴェル)とは、
吉報 ・ 喜ばしい知らせ ・ 朗報 ・ 福音 ・ 良いニュース、といった意味がこめられています。
ロレッツが協会のオルガン奏者を歴任したことと、深く関わっている楽曲です。
自身がフランスからの移民であることがフランス語による曲名から感じ取れます。
日本では殆ど知られていない明快で愛らしい貴重な作品です。

ジョン・M・ロレッツは家族とともに9歳の時にフランスからアメリカへ渡った作曲家です。
アメリカのオルガニストでドラマチックな作風の作曲家です。
アメリカではピアニストとしてコミックオペラでデビューし、その豊かで旋律の自然な流れの音楽とユーモアで好評を博しました。
ブルックリン・フィルハーモニック・ソサエティや、いくつかの教会のオルガニストを務めています。
ブルックリン、パーク劇場の指揮者、ニューヨークのバンドマスター、オペレッタなどでも活躍しました。
聖ステファン教会(ニューヨーク市)、続いてクリントンアベニュー会衆教会(ブルックリン)でオルガニストを務めました。 
1880年代初頭にオルガニストを引退しました。

時はさかのぼり、彼の父であるジョン・B・ロレッツは1812年にフランスのアルザス・ロレーヌ地方のミュルーズで生まれました。
少年の頃、彼は建築家であった父親のもとで大工の見習いをしていました。12歳になる頃には音楽に強い興味を示し、
ミュルーズの大聖堂のオルガニストに弟子入りしました。ジョンが大聖堂のオルガニストになったのは19歳の時で、
13年間務めました。ジョン・M・ロレッツはミールハウゼンで1840年に生まれました。父の影響で音楽豊かな幼少期を過ごしました。
ロレッツ氏はミュルーズ大学の教授となり、1848年の革命の際には、教区の共和党代表に選出されました。
ロレッツ氏は、ルイ18世に強く反対した共和党を支持したため、1849年に家族とともに国外に出なければなりませんでした。

アメリカに渡り、ニューヨークのブルックリンに来て音楽協会で活躍し、すぐにニューヨークの聖ステファン教会のオルガニストに任命されました。
同教会を離れた後は、ブルックリンの「ボディントン博士教会」(クリントン・アベニュー集会教会)のオルガニストとなりました。
1881年にボディントン博士が亡くなると、ロレッツ氏は辞職し、音楽教育に専念しました。
ジョン・ロレッツは水彩風景画の画家としても活躍し、その多くはニューヨークで展示されました。

ジョン・B・ロレッツと彼の妻には3人の息子がいました。オペラ「バグダッドの真珠」のオルガニストで作曲家のジョン・M・ロレッツ、
商人のアルバート・ロレッツ、ブルックリン水道のエンジンを作ったエンジニアのアーサー・ロレッツです。
ジョン・ロレッツは1887年5月12日、75歳で自宅で亡くなりました。
彼の死に際の願いは「花に埋葬されたい」というもので、その願いは叶えられました。
こうして父から息子へ受け継がれた音楽がアメリカで花開くこととなったのです。

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  2021/08/18   animato

サックス五重奏 毒グモは、とても悪い虫(サパテアード)

サックス五重奏 毒グモは、とても悪い虫(サパテアード)
G.ヒメネス (G.Gimenez) / タランチュラ ~〈早咲きの娘〉より (Zapateado~〈La Tempranica〉)
Tarantula

ラ・テンプラニーカ
La Tempranica
ヘロニモ・ヒメネス作曲/フリアン・ロメア・パルラ台本
Compositor:Geronimo Gimenez/Libretista:Julian romea Parra
Fecha de estreno:19 de septiembre de 1900/Lugar de estreno:Teatro de la Zarzuela

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
ソプラノパートをアルトで演奏するパート譜を同梱しています。
木管五重奏版、金管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。

スペインの歌劇サルスエラの魅力を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

サックス五重奏 毒グモは、とても悪い虫(サパテアード)
G.ヒメネス (G.Gimenez) / タランチュラ ~〈早咲きの娘〉より (Zapateado~〈La Tempranica〉)
Tarantula

ラ・テンプラニーカ
La Tempranica
ヘロニモ・ヒメネス作曲/フリアン・ロメア・パルラ台本
Compositor:Geronimo Gimenez/Libretista:Julian romea Parra
Fecha de estreno:19 de septiembre de 1900/Lugar de estreno:Teatro de la Zarzuela

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
ソプラノパートをアルトで演奏するパート譜を同梱しています。
木管五重奏版、金管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。

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https://youtu.be/Y6-Ac1m1i28

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

◆サルスエラ〈早咲きの娘〉あらすじ
「ラ・テンプラニーカ」は、1900年9月19日、マドリッドのサルスエラ劇場で初演されました。
時は1890年頃、グラナダの壮大な山脈を舞台に、ジプシー娘のマリアと、グラナダの青年貴族ドン・ルイスの悲恋が描かれた物語です。
マリアの弟グラビエが歌う“サパテアード”や、マリアのロマンサほか、ジプシーの暮らしが在り在りと浮かぶ曲が印象的です。

◆ヘロニモ・ヒメネス・ベリド (Geronimo Gimenez y Bellido, 1854年10月10日 - 1923年2月19日) はスペインの後期ロマン派に属する作曲家、指揮者。
セビリアに生まれ、父親から音楽教育を受ける。隣県カディスにおいて、画家サルバドール・ビニエグラに師事しました。
その後、パリ音楽院に学び、1885年に帰国。同年、マドリードにあるアポロ劇場の指揮者に就任しました。
ほぼすべての作品は初演がマドリードである。マドリードで死去しました。

◆サルスエラ (La Zarzuela) と呼ばれる歌劇に相当するスペイン独自の音楽様式を中心に作曲を続けました。
室内楽と交響楽の作品もある。代表作は1896年初演のルイス・アロンソの舞踏会、1897年初演のルイス・アロンソの結婚式と、1900年初演のテンプラニカです。

サルスエラは1657年、スペインの首都マドリードにおいて、国王フェリペ4世の前で演奏するために作られた歌を伴う喜劇 "El Laurel de Apolo" に由来する様式です。
サルスエラという名前は、イバラ(スペイン語zarza)に覆われた王の狩小屋にちなんで付けられました。
18世紀にはスペインの風俗、民俗を題材とした曲が現れ、ヒメネスが活躍した19世紀にはイタリアのオペレッタから独立したスペインの歌劇がサルスエラであると位置付けられ、
大衆的な歌劇となりました。

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  2021/08/17   animato

木管四重奏 ショパン :マズルカ(58曲) 第5番 Op.7-1

木管四重奏 ショパン :マズルカ(58曲) 第5番 Op.7-1 CT55 変ロ長調
58 Mazurkas Mazurka No.5 B-Dur Op.7-1 CT55
Frederic Chopin

編成はFl.、Ob.、Cl.、Bsn.です。
Bsn.はBs.Cl.に変更可能です。
クラリネット四重奏版、サックス四重奏版、金管五重奏版が別途発売中です。

ショパンの色彩豊かな名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

木管四重奏 ショパン :マズルカ(58曲) 第5番 Op.7-1 CT55 変ロ長調
58 Mazurkas Mazurka No.5 B-Dur Op.7-1 CT55
Frederic Chopin

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https://youtu.be/_8yX_7Z8_YE

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

フレデリック・ショパン作曲のマズルカ(58曲)第5番は、ピアノのための作品です。
マズルカはショパンの祖国ポーランドの農民の間に伝わる、4分の3拍子の民族舞曲です。
ワルツに似ているとも言えますが、ワルツが基本的に1拍目にアクセントが付くのと違い、
マズルカは2拍目あるいは3拍目にアクセントが付くのが特徴です。
ちなみに1拍目は符点のリズムで、飛び跳ねているような印象を与えます。

「マズルカ(作品7)」は、フレデリック・ショパン(Frederic Chopin/1810年-1849年)によって
1830年から1832年にかけて作曲されました。
この作品の1曲目である「マズルカ 作品7-1」は彼のマズルカの中で最も有名な作品の一つです。

マズルカはポロネーズと並ぶポーランドの有名な民族舞踊で、19世紀にポーランド貴族の中で流行しました。
中部マゾフシェ地方の快活なマズル、
西部クヤヴィ地方のゆったりしたクヤヴィアク、
南部シロンスク地方の急速なオベレク、
の三つに分類され、主に農民によって踊り継がれてきました。
ショパンのマズルカは、それら三つの要素を巧みに融合させながら、独創的で芸術性の高い作品に仕上げられています。
《マズルカ 第5番》は、《5つのマズルカ 作品7》として出版された中の第1曲目です。
この曲はショパンがパリに渡った翌年の1832年(※当時23歳)に作曲され、その年にすぐ出版されています。
なお、最新のナショナル・エディション(エキエル版)では、この曲は第6番になっています(作品番号は同じ)。
今まで《第9番 ハ長調 作品7-5》だった曲が、《第5番 作品6-5》の位置(作品番号)に変更されているからです。
これは、フランス版初版の編集に則ったものだそうで、現在一般的になっているのはドイツ版による編集で、フランス版初版では
《5つのマズルカ 作品6》と《4つのマズルカ 作品7》になっており、要するにショパン自身がパリで直接出版者と交渉した際の
編集がそうだったのだから、これこそがショパンの意思だったはずだと、エキエルは解釈しました。

ロシア帝国の参事官にして音楽愛好家のヴィルヘルム・フォン・レンツ(Wilhelm von Lenz 1809-1883)が、1842年のパリで
ショパンに師事するためリストに仲介を求めた時、彼はリストにショパンのマズルカをレッスンしてもらっていて、
その中にこのマズルカも含まれていました。
その際レンツはリストから、ショパンが喜んでレッスンを引き受けてくれるような“弾き方”を伝授されます。
そして何とかショパンに会う事が叶ったレンツは、そこで、ショパンからそのマズルカを“聴かせてください”と言われ、
次のようなやり取りをしたそうです。
「…(前略)…私は目を上げて彼を見返すのも憚られ、意を決してマズルカ変ロ長調作品7の1を弾き始めた。
リストから異稿(ヴァリアンテ)があることも教わった、典型的なマズルカだ。
我ながら上出来で、二オクターブにわたる跳躍は今までになく巧くいった。ピアノも、自分のエラールよりずっと反応がよかった。
ショパンは親しみを込めて、こう囁いた。
“あのパッセージは貴方の考えじゃないでしょう。リストが教えてくれたのですね――あの人ときたら、
あたりかまわず自分の爪あとを残したがるのですから。彼は数千の聴衆を前に弾くけれど、
私はたった一人のために弾くことすら滅多にありません! よろしい。レッスンしてさしあげましょう。
でも週に二回だけですよ。私にはそれが精一杯のところです。何しろ四十五分の時間を取るのは
大変難しいものですから” …(後略)…」
(※ヴィルヘルム・フォン・レンツ著/中野真帆子訳『パリのヴィルトゥオーゾたち ショパンとリストの時代』より)

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  2021/08/16   animato

金管四重奏 ゴルトベルク変奏曲からアリア BWV 988

金管四重奏 ゴルトベルク変奏曲からアリア BWV 988 ト長調
Goldberg-Variationen Aria mit verschiedenen Veranderungen G-Dur BWV 988
Bach, Johann Sebastian
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲 

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
原調はト長調です。
サックス四重奏版、木管四重奏版、クラリネット四重奏版は発売中です。

バッハによる安息感溢れるアリアの魅力を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

金管四重奏 ゴルトベルク変奏曲からアリア BWV 988 ト長調
Goldberg-Variationen Aria mit verschiedenen Veranderungen G-Dur BWV 988
Bach, Johann Sebastian
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲 

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
原調はト長調です。
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バッハによる安息感溢れるアリアの魅力を演奏で味わいたいものです。
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ゴルトベルク変奏曲(Goldberg-Variationen)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハによる2段の手鍵盤のチェンバロのための変奏曲 (BWV 988)です。
全4巻からなる「クラヴィーア練習曲集」の第4巻であり、1741年に出版されました。
バッハ自身による表題は「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」 (Clavier Ubung bestehend in einer ARIA mit verschiedenen Veraenderungen vors Clavicimbal mit 2 Manualen) 。

「アリアと種々の変奏」と題されていますが、バッハが音楽を手ほどきしたヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(de:Johann Gottlieb Goldberg)が
不眠症に悩むヘルマン・カール・フォン・カイザーリンク伯爵(de:Hermann Carl von Keyserlingk)のためにこの曲を演奏したという逸話から
「ゴルトベルク変奏曲」の俗称で知られています。しかし演奏には高度な技術が必要で、当時ゴルトベルクは14歳の少年であったことなどから
逸話については懐疑的な見方もあります。

ピアノが主流となった時代から20世紀初頭まで演奏されることは少なかったのですが、ワンダ・ランドフスカがモダンチェンバロによる演奏を録音し、
高く評価されました。グレン・グールドはレコード会社に反対されながらもデビュー盤にこの曲を選択、1956年にリリースされたピアノ演奏のレコードは
世界的な大ヒットとなりました。

32小節から成るアリアを最初と最後に配置し、その間にアリアの32音の低音主題に基づく30の変奏が展開され、全部で32曲となっています。
各曲は2部構成で前半後半をそれぞれリピートします。第15、21、25変奏のみがト短調で他は主題と同じくト長調です。
3の倍数の変奏はカノンであり、第3変奏の同度のカノンから第27変奏の9度のカノンまで順次音程が広がりますが、
第30変奏は10度のカノンではなくクオドリベットが置かれています。第16変奏は「序曲」と題され、後半の始まりを告げています。

このアリアは3/4拍子(鍵盤指示なし)で、アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳(1725年に始まる二番目の音楽帳)に収録されています。
アリアはサラバンド風で、豊かな装飾を持つ優美な旋律が印象的ですが、実際に変奏主題となるのはバスの進行です。

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  2021/08/15   animato

クラリネット四重奏「悲歌」カリンニコフ

クラリネット四重奏「悲歌」カリンニコフ
Chanson Triste
4 Compositions for Piano 
Vasily Kalinnikov

編成はCl.3本、Bs,Cl.です。
Bs.Cl.はBsn.に変更可能です。
サックス四重奏版、木管四重奏版、金管四重奏版は発売中です。

素朴で飾らないロシアの魅力を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

クラリネット四重奏「悲歌」カリンニコフ
Chanson Triste
4 Compositions for Piano 
Vasily Kalinnikov

編成はCl.3本、Bs,Cl.です。
Bs.Cl.はBsn.に変更可能です。
サックス四重奏版、木管四重奏版、金管四重奏版は発売中です。

素朴で飾らないロシアの魅力を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

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参考音源
https://youtu.be/VKBasJoeQyE

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

カリンニコフの「悲歌」は、その美しく切ないメロディーゆえに愛されている作品です。
カリンニコフは決して有名な作曲家とは言えませんが、ロシア音楽が好きな方なら耳にしたことがあるかもしれません。

「悲歌」の5拍子のシンプルで美しい音楽は、まるでロシアの風景が浮かび出てくるかのようです。

ヴァシリー・カリンニコフ(Vasily Kalinnikov/1866年-1901年)は、ロシアのオリョールで貧しい警察官の家庭に生まれました。
音楽の才能の発揮したカリンニコフですが、青年期に最初の不幸が訪れます。
モスクワ音楽院に入学するも、経済的な理由で数か月で退学しなければならなくなったのです。

就職と同時期に肺結核
しかし才能のあったカリンニコフは、1892年に別の学校(モスクワ・フィルハーモニー協会の音楽学校)を修了後、
チャイコフスキーに認められます。そして1983年にイタリア歌劇場の副指揮者の職を手にします。
ここで二つ目の不幸が訪れます。
肺結核にかかり、仕事を辞めざるをえなくなったのです。
彼は闘病の中、作曲活動も続けます。
カリンニコフは2つの交響曲や管弦楽曲、ピアノ曲を残しましたが、34歳の若さで帰らぬ人となりました。

カリンニコフは34歳で夭折したロシアの作曲家です。長らく忘れられた存在でしたが、
その交響曲第1番が巨匠スヴェトラーノフによって演奏会に取り上げられたり、NAXOSによる
交響曲第1番・第2番のCD(テオドル・クチャル指揮ウクライナ交響楽団、1995年)が異例のベストセラーになり、脚光を浴びています。
むせかえるようなロマン溢れる旋律には、一度聴いたら忘れられない強烈なインパクトがあり、近年では日本でも、
人気レパートリーとして各地で演奏されています。
カリンニコフは薄幸の作曲家で、音楽院を卒業し、チャイコフスキーの推薦を得てモスクワで指揮活動を始めた矢先に、
27歳で結核に冒されてしまいます。以後、一線を退き、34歳で亡くなるまで、余生を温暖なクリミアで闘病と作曲に費やしました。
しかし、この療養生活でいくつかの魅力的な作品が残されたのは喜ばしいことで、師で友人のクルーグリコフに捧げられた
交響曲第1番は、紛れもなく彼の最高傑作です。クルーグリコフの尽力により実現した初演(1897年キエフ)は大成功を収め、
さらなる上演へと繋がりますが、カリンニコフ自身は闘病のためその舞台に立ち会うことはできませんでした。
当時のロシア音楽界の潮流は、西欧の作曲語法を積極的に取り入れたルビンシテイン、チャイコフスキーらのモスクワ楽派と、
反西欧を掲げて土着の素材にこだわった「五人組」らの国民楽派に二分されます。カリンニコフの作風は、
チャイコフスキーの洗練された書法の影響を強く受けながらも、ロシア民謡に根ざした土の匂いも色濃く残していて、
土臭いけれどもキャッチ―で分かりやすい、という固有の魅力を持っています。
交響曲第1番でも、濃厚な旋律に対し、木管楽器に縁どられた透明感あるオーケストレーションが施され、バランスを保っています。
カリンニコフのピアノ小品「悲しい歌 Chanson triste」で、スラヴ音楽特有の珍しい5拍子(3+2)で
書かれています(ちなみに、5拍子の曲でまず思い出されるチャイコフスキー「悲愴」第2楽章は、2+3の5拍子です)。
そして、同じ調性(ト短調)で書かれた交響曲第1番や、ドヴォルザークの交響曲第8番などと同様、
エオリアンスケール(自然短音階)でト短調と変ロ長調の空間を行き来する響きが何とも温もりのある郷愁を感じます。
1世紀の時を経て人気が再燃しつつある作曲家カリンニコフの秀作です。

カリンニコフは、2つの交響曲といくつかの付随音楽、そして多数の歌曲を遺しました。
いずれの作品もみな、ロシア民謡の特徴に根ざしています。2つの交響曲、なかでも《交響曲 第1番》は、
20世紀初頭に頻繁に演奏されました。
2曲の完成された交響曲こそは、美しい民族的な旋律と、色彩的な管弦楽法ゆえに、カリンニコフの代表作と言えます。
どちらの曲もほとんど病床で作曲されたものですが、生への希望に満ちた明るさが感じられます。
おそらく、作曲者は、これらの曲を実際に聴くことはなかったでしょう。
カリンニコフの作風は、おおむねチャイコフスキーに倣って西欧的な楽曲構成法を採っていながらも、
旋律や和声法に民謡や民族音楽の影響が自明であるように、国民楽派(「五人組」)からの影響も見られます。
このようにカリンニコフは、モスクワ楽派とペテルブルク楽派のいずれかに与するのではなく、
その両方の伝統の美点を折衷した作曲家でした。

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  2021/08/14   animato

サックスと打楽器のための五重奏 操り人形の葬送行進曲 : グノー

サックスと打楽器のための五重奏 操り人形の葬送行進曲 : グノー
Gounod, Charles Francois:Funefal March of a Marinette d-moll

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトン、シンバル、トライアングル、大太鼓です。
打楽器を省略してサックス四重奏として演奏することも可能です。
打楽器を3名で分けて演奏すれば総勢7名になります。
クラリネット+六重奏版、木管+六重奏版、金管+七重奏版は発売中です。

フランス近代音楽の魅力を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

サックスと打楽器のための五重奏 操り人形の葬送行進曲 : グノー
Gounod, Charles Francois:Funefal March of a Marinette d-moll

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトン、シンバル、トライアングル、大太鼓です。
打楽器を省略してサックス四重奏として演奏することも可能です。
打楽器を3名で分けて演奏すれば総勢7名になります。
クラリネット+六重奏版、木管+六重奏版、金管+七重奏版は発売中です。

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この曲は歌劇「ファウスト」や、バッハの「平均律クラヴィア曲集」第1番にメロディーを乗せた
「アヴェ・マリア」などで知られるフランスの作曲家、シャルル・グノー(1818-93)の管弦楽曲です。

パリ生まれの作曲家グノーの<操り人形の葬送行進曲>は、映画監督ヒッチコックによるテレビ番組<ヒッチコック劇場>の
テーマ音楽として使用され、世界的に知られることになりました。
日本でも同番組が放送された他、テレビCMのBGMとしても多く使用され、曲名は知らなくても曲は知っている人が多いのではないでしょうか。
壊れた操り人形の物語を風刺的に描いたこの曲は、1873年にピアノ曲として出版された後、
1879年にオーケストラ用に編曲されました。諧謔味あふれる操り人形の様子を楽しめる曲です。

グノーの着想した物語では、
操り人形が、劇場の人と戦って殺されてしまい、その人形の友人が盛大な葬式を執り行います。
教会への道すがら、会葬者達は宿屋で一休みし、死んだ同僚のことを語り合います。
そして、ひとしきり話を終えて、会葬の列は再び歩き始める。
という筋書きです。

グノーはローマ留学時代に接した宗教音楽に感銘を受け、一時は聖職者を志していました。
しかしその一方で世俗的な情感への興味も捨て切れず、宗教音楽とロマン派歌劇という対照的な
二つのジャンルに多くの作品を残しました。
どちらも彼にとっては内面的な葛藤の中での創作だったといわれています。
グノーには純粋な管弦楽作品が多く存在しません。それらの曲も演奏会で採りあげられることも稀ですが、
それらの作品は内面の葛藤から解放された、明快な音楽です。
1873年に書かれたこの作品も、グノーの珍しい一面を見せるコミカルな小品です。

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  2021/08/13   animato

木管五重奏アラベスク第2番 

木管五重奏アラベスク第2番 
Deux Arabesques

編成はフルート、オーボエ、クラリネット2本、ファゴット、です。
変更可能楽器はオーボエ→クラリネット、ファゴット→バス・クラリネットです。
木管とコントラバスのための5重奏アラベスク第1番は別途発売中です。

光溢れる躍動感をぜひ演奏表現してください。

木管五重奏アラベスク第2番 
Deux Arabesques

編成はフルート、オーボエ、クラリネット2本、ファゴット、です。
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ドビュッシーはフランス印象派の作曲家として有名で芸術性が高く、素敵な曲を数多く残しました。
アラベスクとは「アラビア風の模様」という意味で、植物が絡み合った蔦模様や、星形の組み合わせなど、
イスラム美術における装飾模様を指します。
音楽用語としては「装飾的」「技巧的」で上記の「アラビア風の模様」を思わせるような旋律という意味合いになります。
2曲で構成されるこの作品は、いずれもロマン派音楽に典型的な三部形式による小品です。

この『アラベスク』をタイトルにした曲は他にもありますが、元祖はシューマンです。
シューマンはロマン派時代の革新派として有名な音楽家で、当時は音楽を他の芸術から着想を得て作曲するのが
珍しかった時代、文学作品などからインスピレーションを感じ取って作曲した人です。

『アラベスク』という曲を最初に作ったのはシューマンですのでドビュッシーがシューマンの作品を意識していた可能性もありますが、
ドビュッシー自身が残した言葉を辿ると・・・。
ドビュッシーの『アラベスク』はJ・S・バッハに影響を受けて作った曲なのではという説もあります。

バッハの音楽において人を感動させるのは、旋律の性格ではない。その曲線である。さらにしばしばまた、多数の線の平行した動きだ。
それらの線の出会いが、偶然であるにせよ必然の一致にせよ、感動を誘う。こうした装飾的な構想に、音楽は、
公衆が感銘を受け心象をいだくようにはたらきかける機械のごとき確実さをもたらす。
(『ドビュッシー音楽論集』より)

ドビュッシーはバッハの残した音楽の旋律に美しさを感じ、アラベスクと例えたといいます。
ドビュッシーがこの言葉を残したのは39歳のころです。

『アラベスク』は1888年-1891年頃に作られたドビュッシーの初期の頃の作品です。
ちょうどこの時期、ドビュッシーは国民音楽協会に入会し人脈を広げたり、パリ万博でジャワ音楽に触れ感銘を受けたり、
詩人のステファヌ・マラルメの自宅サロン「火曜会」に音楽家として唯一参加して他の芸術家たちと交流するなど、
自身の音楽に大きな影響を与える出来事が多くありました。
『アラベスク』は初期作品ながらもドビュッシーの代表曲に名を連ね、個性的・芸術的な作品に仕上がっています。

第1番はスラーで流れるような曲調ですが、この第2番アレグレット・スケルツァンド(Allegretto scherzando)は
対照的でスタッカートが特徴のとても軽やかな曲です。
第1番と比べて表向きの和声進行は常套句的ですが、伴奏部分に平行五度を伴って動く楽句が多々あるほか、
中間部で鮮やかな転調を伴っていて、後の作風での機能和声の崩壊を既に予感させています。

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  2021/08/12   animato