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2020年7月16日

夢のあとに クラリネット7重奏(6重奏)

編成はソロ・クラリネットを含むクラリネット4本とアルトクラリネット、バスクラリネット、コントラバスクラリネット(オプション)です。

アルトクラリネットをBbクラリネットで演奏可能です。
Bbクラリネット5thパート譜はセットにに同梱しています。
金管六重奏版、木管七重奏(六重奏)版、サックス六重奏版は発売中です。

フランス近代音楽の魅力を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

夢のあとに クラリネット7重奏(6重奏)
編成はソロ・クラリネットを含むクラリネット4本とアルトクラリネット、バスクラリネット、コントラバスクラリネット(オプション)です。

アルトクラリネットをBbクラリネットで演奏可能です。
Bbクラリネット5thパート譜はセットにに同梱しています。
金管六重奏版、木管七重奏(六重奏)版、サックス六重奏版は発売中です。

夢のあとに.jpg

ガブリエル・フォーレ(Gabriel Urbain Faure/1845-1924)
『夢のあとに(夢のあとで)』は、フォーレ作曲の歌曲集『3つの歌』の第1曲(作品7-1)です。
ヴァイオリンやチェロ向けの編曲が有名です。

フランス近代音楽の魅力を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。
お求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/XfkuZ8cD2VM

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

歌詞は、イタリアのトスカーナ地方に古くから伝わる詩を、
フランスの詩人ロマン・ビュッシーヌ(Romain Bussine/1830-1899)がフランス語に翻訳したものです。
1865年に書かれたフォーレ初期の作品ですが、馥郁たる抒情の香を湛えています。

過ぎ去ってしまった愛しい人とのひと時をもう一度と、やるせない思いの歌です。
夢の中で出会った美しい女性とのひととき、そして夢から覚め現実に残された主人公の哀しい嘆きが虚しくも響き渡る―
という詩に、幻想的な音楽が見事にマッチしています。

Apres un reve

Dans un sommeil que chamait ton image,
Je revais le bonheur, ardent mirage.
Tes yeux etaint plus doux, ta voix pure et sonore,
Tu rayonnais comme un ciel eclaire par l'aurore;    
夢の中にあなたの美しい姿があった、
私の幸福の夢、燃え上がる幻影。
あなたの瞳はとても優しく、声は澄んで響いた、
あなたは輝いていた 暁に照らされた空のように;

Tu m'appelais et je quittais la terre
Pour m'enfuir avec toi vers la lumiere.
Les cieux pour nous entr'ouvraient leurs nues,
Splendeurs inconnues, lueurs divines entrevues;    
あなたは私を呼び 私は地上を離れた
二人して光の彼方に逃れるために。
空は私たちのために天空の扉を開き、
見たこともない麗しさ 神からの微かな光が見えた;

Helas! Helas, triste reveil des songes,
Je t'appelle, O nuie, rends-moi tes mensonges,
Reviens, reviens radieuse,
Reviens, O nuit mysterieuse!    
あぁ、あぁ、 なんという悲しき目覚め、
私は呼ぶ、おぉ夜よ、あの人の幻影を私に返して、
もう一度、もう一度輝かせておくれ、
もう一度、おぉ謎に包まれた夜よ!

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2020/07/16   animato

チャイコフスキー:木管カルテット:アンダンテ・カンタービレ

チャイコフスキー:木管カルテット:アンダンテ・カンタービレ
編成はFlute、Clarinet、Clarinet、Bassonです。

演奏時間5分程度です。コンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

チャイコフスキー:木管カルテット:アンダンテ・カンタービレ
編成はFlute、Clarinet、Clarinet、Bassonです。
演奏時間5分程度です。コンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

andantecant1.jpg
お求めの際はこちらからお願いします。

参考音源
https://youtu.be/XfkuZ8cD2VM

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

弦楽四重奏弦楽四重奏曲第1番ニ長調 作品11は、
ロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキーによって、
1871年2月に作曲された弦楽四重奏曲です。
第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」の冒頭は有名で、
ムード音楽などにも編曲されたことがあります。

このノスタルジックな郷愁にあふれるチャイコフスキーの美しい旋律は、
古今の弦楽四重奏曲の中でも名曲として愛されています。
第2楽章 Andante cantabile 変ロ長調 2/4拍子、中間部をもとにしたコーダを伴う三部形式。

「アンダンデ andante」は音楽用語で「歩くような速さで」の意味。
「カンタービレ cantabile」は「歌うように、表情豊かに」を意味します。

Andante cantabile冒頭のメロディは、
「チャイコフスキーがウクライナで聴いた民謡に題材を得ている」とのことです。

具体的な曲名については無記載ですが、おそらくはロシア民謡『ヴォルガの舟歌』が
何らかの関係にあるのではないかと推測されます。
『ヴォルガの舟歌』のような労働歌は、複数の人がタイミングやペースを合わせて
一つの作業を行うために歌われるワークソングです。

チャイコフスキーが30歳頃の1871年に作曲された『アンダンテ・カンタービレ』。
当時チャイコフスキーはモスクワ音楽院の教師を務めており、
コンサートのプログラム曲として同曲が作曲されました。

その5年後の1876年12月にモスクワ郊外の領地ヤースナヤ・ポリャーナから久々に
モスクワに来たレフ・トルストイに敬意を表して、
ニコライ・ルビンシテインは特別音楽会を催しました。
この時にはこの曲も演奏されましたが、アンダンテ・カンタービレが演奏された時、
チャイコフスキーの隣に座っていたトルストイは感動のあまり涙を流しました。

このことをチャイコフスキー自身は、10年後の1886年7月2日の日記に
「あの時ほど、喜びと感動をもって作曲家として誇りを抱いたことは、おそらく私の生涯に二度とないであろう」
と記しています。

有名な第2楽章の以外にも美しい旋律が多く、またチャイコフスキーらしい情熱的な展開がこの曲の魅力的です。
各楽器の扱いは管弦楽の縮図のような筆致をみせ、
時には大仰でもあり、それが室内楽の真のスタイルではないと言われることもありますが、
それもまた時には型破りな効果を見せています。

ぜひ郷愁と甘美さを併せ持ったチャイコフスキーの魅力を味わってください。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2020/07/16   animato