気まぐれ遍路ツーリング

 2004年の2月からYAMAHAのYZF-R6に股がって以来初めての遠足である。1600kmの慣らし運転も完了し、少しは真剣に走ってみたくなったので、4月29日から5月2日までの3泊4日で四国へソロツーリングを計画した。気ままな日程とはいかないが、しばしの放浪感を味わうことができるのではないかと期待が膨らむのだ。

 例によって都会は可能な限り避けた経路を選び、新調したテントとバーナーや食器類を積んで野営を基本とした。主な訪問地は3つの岬と四国カルスト、大歩危・かずら橋と欲張った。そのため強行軍となり、ゆっくりと撮影に勤しむこともままならなかった。以前に旅した折りに舌鼓を打った讃岐うどんが忘れられなかったのだが、今回は出会えなかったことが一番の心残りである。

 総走行距離は1403.5km(燃費はリッター23.4km)であった。帰着後2日経っても両手のしびれるような疲れが取れないのは前傾姿勢がきついスーパースポーツ車の泣き所である。長距離ツアラーに向かないバイクであることを改めて再認識させられた。もっとも楽なスケジュールで道中を楽しみながらのツーリングにすれば難無くこなせた筈である。これは明かに自己責任の範囲だと自戒するしかあるまい。


1日目はピンク色、2日目は紺色、3日目が緑色の経路。オレンジが野営地。

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