自宅前を8時過ぎに出発
四国は以前にも香川と徳島を中心に何度か訪れたことがあり、仕事で滞在したり観光地を回ったことがある。それ程遠くはないが十分な自然が残る絶好のロケーションが魅力である。観光地を一歩逸れて秘境巡りをするにはバイクが一番だと考え、北海道ツーリングほどの気負いなく走り出した。
午前中には和歌山港から出港したい予定していたが、御所市から五條市に向かう丘陵地帯の峠に差し掛かったところでサイレン音とともに何台もの消防車とパトカーに追い越された。程なく大渋滞に巻き込まれ、前方で激しく煙が上がっている。先頭まで行ってみると交通事故で上り下りともに通行止めであることが判明。10分くらいは待ってみたが横の細い抜け道まで戻り、何とか抜け出すことが出来た。
お陰でフェリーは1本遅らせることになる。和歌山港からは南海フェリーが1日に12便出ている。750cc以下の自動二輪車が1500円、大人1人の乗船が1800円の合計3300円だ。乗船券の控えを帰りに示すと割引があると知り、大切に保管することにした。淡路島の南端や大鳴門橋を北に見ながら2時間の船旅を楽しんだ。
15時に降り立った徳島からは室戸岬を目指して国道55号線を南下した。いくら四国といっても国道は交通量が多く快適な走りとは言えない。日和佐で休憩後は国道を逸れて海岸線を走ることにした。
