Gallery

2026年1月9日

金管六重奏 フィリス・フェアウェル

金管六重奏 フィリス・フェアウェル
トーマス・ベイトソン
Phillis farewell
Thomas Bateson

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.2本、Tubaです。
サックス六重奏、木管六重奏、クラリネット六重奏版は発売中です。

キリスト教の宗教音楽に属さない美しい世俗音楽をぜひ味わってください。

金管六重奏 フィリス・フェアウェル
トーマス・ベイトソン
Phillis farewell
Thomas Bateson

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.2本、Tubaです。
サックス六重奏、木管六重奏、クラリネット六重奏版は発売中です。

キリスト教の宗教音楽に属さない美しい世俗音楽をぜひ味わってください。

youtu.be
楽譜をお求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ

https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/fsStdo7S3DY

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

「Phillis farewell」は、イングランドの作曲家 トーマス・ベイトソン (Thomas Bateson) が作曲したマドリガルです。彼の最初のマドリガル集である「The First Set of English Madrigales to 3, 4, 5 and 6 Voices」に1604年に収録**されています。

楽曲の概要と特徴
この曲は通常5声(Soprano, Alto, Tenor, Bass の組み合わせ)のために書かれています。

歌詞の内容:
タイトルにある「Phillis farewell」(フィリスよ、さようなら)が示すように、この曲は別れ、特に失われた愛や去りゆく恋人への惜別をテーマにしています。
フィリスは、当時の牧歌的詩歌によく登場する、理想化された羊飼いの娘や恋人の名前です。別れの悲しみ、未練、そして場合によっては再会への淡い希望のような複雑な感情が歌詞に込められていると考えられます。

音楽的な特徴:
感傷的で憂いを帯びた雰囲気: 別れの歌であるため、全体的にメジャーキーの明るさよりも、マイナーキーの響きや、メランコリックな和音が多用される傾向があります。聴く者に深い感情的な共感を呼び起こします。
緩やかなテンポと流れるような旋律: 悲しみや未練を表現するため、比較的ゆっくりとしたテンポで、各声部が流れるような、あるいは嘆くような旋律を奏でることが多いです。
緻密な対位法とハーモニー: 5つの声部が独立しながらも、互いに絡み合い、豊かな響きを作り出します。特に、不協和音やその解決(ディソナンスとコンソナンス)を巧みに用いることで、歌詞の感情的な深みを増しています。
ワードペインティング: 歌詞の「farewell」(さようなら)や「weep」(泣く)、「sigh」(ため息)といった言葉には、しばしば音楽的な描写(例えば、休符を伴う下降音型や不協和音)が施され、詩の情景や感情を聴覚的に強調します。
感情の表現の深さ: トーマス・ベイトソンのマドリガルは、歌詞の感情を深く掘り下げて音楽で表現する点で優れています。「Phillis farewell」は、彼のそうした能力が特に際立つ一例と言えるでしょう。
「Phillis farewell」は、トーマス・ベイトソンが手掛けた、美しくも切ない別れのマドリガルです。ルネサンス期のイギリス・マドリガルが持つ、詩的な繊細さと音楽的な深みを堪能できる作品であり、聴く者の心に静かな感動をもたらします。
●トーマス・ベイトソン (Thomas Bateson, c. 1570 – 1630) という、イングランドとアイルランドで活躍したルネサンス後期から初期バロックにかけての作曲家がいます。彼は特にマドリガル(Madrigal)の作曲で知られています。

トーマス・ベイトソンは、2つのマドリガル集を出版しました。

"The First Set of English Madrigales to 3, 4, 5 and 6 Voices" (1604年)
"Second Set of Madrigals in 3, 4, 5 & 6 parts" (1618年)

トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」について
トーマス・ベイトソンのマドリガルは、当時のイギリス・マドリガル楽派の優れた例として評価されています。彼の作品は、イタリアのマドリガルの影響を受けつつも、英語の詩に合わせた独特の表現や、緻密なポリフォニー(多声)が特徴です。

「Madrigali a6」として具体的に作品を挙げるならば、彼のマドリガル集には例えば以下のような6声のマドリガルが含まれています。

"Ah, Cupid, grant" (ああ、キューピッドよ、与え給え) - 彼の初期の作品の一つで、情熱的なテキストと豊かな和声が特徴です。
"Her hair the net of golden wire" (彼女の髪は金糸の網) - 愛の苦悩を歌ったもので、声部の絡みが美しい作品です。
"Fond love is blind" (盲目の恋は) - 視覚的なイメージと音楽的な表現が結びついた、典型的なマドリガルの特徴を持つ作品です。
"When Oriana walk'd to take the air" (オリアーナが散歩に出かけた時) - これは、エリザベス1世を称えるマドリガル集『トリウムフズ・オブ・オリアーナ (The Triumphs of Oriana)』のために書かれたものですが、実際にそのコレクションには採用されなかった作品です。
マドリガルの特徴
マドリガルは、16世紀のイタリアで発展し、後にイギリスにも伝わった無伴奏の多声世俗声楽曲です。

歌詞: 通常、恋愛や牧歌的なテーマを扱った詩が用いられます。
声部: 3声から6声(またはそれ以上)で構成され、各声部が独立した旋律線を持ちながらも、全体として複雑で豊かなハーモニーを形成します。
ワードペインティング: 歌詞の内容を音楽で描写する「ワードペインティング(Madrigalism)」が多用されます。例えば、「昇る」という歌詞があれば音程が上がったり、「ため息」という歌詞には不協和音や休符が使われたりします。
感情表現: 詩の感情を深く掘り下げ、音楽によって表現しようとする点が特徴です。
トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」も、これらのマドリガルの特徴を色濃く反映しており、ルネサンス音楽の豊かな響きと感情表現を楽しむことができる作品群です。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

≫ 続きを読む

  2026/01/09   animato