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2022年12月

Solo+木管四重奏+「鐘の音」

Solo+木管四重奏+「鐘の音」
Sons de carrilhoes
ジョアン・ペルナンブーコ
Joao Pernambuco

編成はソロ楽器、Fl.、Ob.、Cl.2本、ドラムス、マリンバ、エレキベース(Bsn.)に加えて
パーカッション(Cabasa)で総勢9名です。
エレキベースはBsn.に変更可能でパート譜は同梱しています。

同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、
in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、
in C-Fl.版(Fl.、Pic.)、
in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、
 Tubaは1オクターブ下げて演奏可能です。
in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、
in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。
多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は下の編成も含め5種類から選ぶことができます。
金管四重奏版、サックス四重奏版、クラリネット四重奏版、鍵盤打楽器二重奏版は発売中です。

陽気なブラジルの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

Solo+木管四重奏+「鐘の音」
Sons de carrilhoes
ジョアン・ペルナンブーコ
Joao Pernambuco

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「鐘の音」は「鐘の響き」とも題されています。ブラジルのギタリスト、ジョアン・ベルナンブコ(Joao Pernambuco 1883-1947)の作品、
ショーロ(ブラジルの音楽スタイル)のギターソロ曲です。
このショーロ(Choro)は、ジョアン・ペルナンブコ(Joa~o Pernambuco)作曲のギター曲で、
「鐘の響き」とか「鐘の音」、「鐘の歌」という題がついているようです。
明るいメロディーと軽快なリズムのノリの良い曲で、技巧的にはそんなに難しい所はないので人気があり、クラシックギターでよく取り組む曲です。

ペルナンブコといえばショーロ(鐘の響き)というくらいよく知られた曲です。
ジョアン(ジョン)・ペルナンブコは1883年生まれのブラジルのギタリストで、ショーロのパイオニアの一人です。
他にレボリソ、インテロガンド、ルアール・ド・セルタンというような曲が有名です。
ギターの詩人 ジョアン・ペルナンブコ

ブラジルが大西洋に向かって東に尖がった部分の地はセルタン( Sertao)と呼ばれています。
バイア州の上のペルナンブコ州からセアラ州まで、暑くって、乾いていて、貧しくて、何にも無く、そこの男達はなめした皮で出来た平べったい
ハットを被り、タバコの脂で真っ黒になった歯を見せ、馬に乗って痩せた牛を追う、といった所です。

この地方の言い伝えによると「神がセルタンの地に降り立った時、右手に銃を持っていた」と言います。それ位、乱暴で、単純で、悲しい地です。
1920年代30年代にはカンガセイロと言うブッシュに住む武装グループが州政府と争っていました。

セルタンはブラジルの魂の地です。映画の「セントラル・ド・ブラジル」でバスの窓に映っていた地です。
丘陵をうねりながら進むアスファルトの道路から見ると遥か海岸線に沿って真っ白な山続きます。白い砂山です。
道路わきには岩とサボテンが乾いた地の墓標のように並んでいます。

ジョアン・ペルナンブコはそんなセルタンのペルナンブコ州ジャトバ(Jatoba 海岸線より500キロ位奥地)で、ポルトガル人とインディオの間に生まれ、
そしてその町でストリートミュージシャンの演奏を見て、聞いて、ギターを覚えました。

1904年にリオに移り、そこで6年間鍛冶場で働いていました。
1908年頃には既にショーロ・ミュージシャンとして名も上がり、11年にはブラジル史上最もレコード化された回数の多い
「ルアール・ド・セルタン」(セルタンの月夜)が作曲されています。
その後、パリ公演以前のピシンギーニャのオイト・バツータスに入っていました。

モーツアルト・デ・アラウジョはギターにおけるエルネスト・ナザレと評価しています。(ラファエル・ラベーロも同じことを言っています)
リオ生まれのカリオカであるナザレと比べると一昔前のブラジルの地方色が感じられます。
特に、「鐘の音 (Sons de Carrilhoes)」はセルタンの乾いた大地の崩れかけた教会堂で鳴る鐘の音のように聞こえてきます。

色々な人が彼の音楽に言葉を残しています。
ヴィラ=ロボス 「バッハでもジョアン・ペルナンブコの作品に署名するのに躊躇しないであろう」
マウリシオ・カリーリョ「ジョアン・ペルナンブコにお世話にならなかったブラジルのギタリストはいない」
モーツアルト・デ・アラウジョ「ギターにおけるナザレだ」
ラファエル・ラベ-ロ 「(鍛冶屋の?)ナザレだ」
ヴィラ=ロボス 「ジョアン・ペルナンブコはブラジル人がギターを弾く為のルールブックだ」

ショーロ(Choro、Chorinhoとも呼ばれる)とは、リズムではなく演奏スタイルのことです。
ワルツやポルカ、そしてマズルカやハバネラ、タンゴなどのヨーロッパからブラジルに流れてくる音楽と、
アフリカから来るリズミカルな要素が混じりあってできた三部形式からなるブラジルのポピュラー音楽のスタイル(ジャンル)の一つで、
後のサンバ、ボサノバにも影響をあたえています。
ショーロという名前は、ポルトガル語のchorar「泣く」という意味からついたと言われています。

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  2022/12/31   animato

クラリネット四重奏 アンダンテ スロバキア民謡の旋律による3つのロンドから バルトーク

クラリネット四重奏 アンダンテ スロバキア民謡の旋律による3つのロンドから バルトーク
Bartok, Bela:Harom Rondo nepi dallamokkal BB 92 Sz 84
I. アンダンテ
1. Andante

編成はクラリネット3本、バスクラリネットです。
木管四重奏、サックス四重奏、金管四重奏版は発売中です。

東欧の香りが昇華した名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

クラリネット四重奏 アンダンテ スロバキア民謡の旋律による3つのロンドから バルトーク
Bartok, Bela:Harom Rondo nepi dallamokkal BB 92 Sz 84
I. アンダンテ
1. Andante

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

スロバキア民謡による3つのロンド、Sz. 84、BB 92 (ハンガリー語: Harom rondo nepi dallamokkal)は、ハンガリーの作曲家
ベーラ バルトークによるピアノのための3つの小品のコレクションです。これらの曲は1916年から1927年に作曲されました。
ベーラ・バルトークは、主に現代のルーマニアとハンガリーの民俗音楽に生涯にわたって芸術的な関心を持っていました。
これは作曲家としての彼の作品に表れています。なぜなら、バルトークは当初、彼の最も芸術的に関連性の高い作品を分類するために
作品番号を使用するつもりでしたが、最終的には番号付けシステムを使用することを拒否したからです。 
3つのロンドの最初の曲は、ハンガリーとルーマニアの民謡に基づいた他の多くの曲と共に1916年に作曲されました。
バルトークは、ハンガリーとその周辺地域から民謡を収集しているときにロンドを作曲しました。
これは、Lanc、lanc、eszterlanc [hu] という名前の子供向けの曲を少し忠実に編曲したもので、彼が旅行中に作ったものです。
他の2つのロンドは1927年に作曲され、以前のロンドとはかなり異なるスタイルに従っています。
構造は、最初のロンドよりもはるかに複雑で、リズムがより強調されています。伝統的なメロディーは今でも存在していますが、
さらに発展しています。ベーラ・バルトークは、通常、ロンドには2つのテーマしかないのに対し、第2ロンドに第3テーマを
含めようとしたことを認めましたが、最終的には実用上の理由からそれを含めないことに決めました。
3つのロンドはすべて一緒に編集され、1930年後半にウィーンのユニバーサル・エディションから出版されました。
3つのロンドのコレクションは、演奏に約8-9分かかり、各ロンドには約2-3分かかります。ロンドのリストは次のとおりです。

1.アンダンテ
2.ヴィヴァシシモ
3.アレグロ・モルト

すべてのロンドはロンドのような形式に従い、最初のテーマが提示され、次に2番目のテーマが提示され、その後、
最初のテーマの幾分発展したバージョンが提示されます。

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  2022/12/30   animato

フニクリ・フニクラ サックスと打楽器のための八重奏

フニクリ・フニクラ サックスと打楽器のための八重奏
Funicli funicla
Luigi Denza

ソプラノ、アルト3本、テナー2本、バリトン、Drumsスコア&パート譜付き。
サックス七重奏とドラムセットの編成になっています。
ドラムセットを省略したサックス七重奏としても演奏可能です。

金管七重奏、木管七重奏、クラリネット七重奏とドラムセット版は発売中です。
活気溢れる楽しいこの作品をぜひ演奏してみてください。

フニクリ・フニクラ サックスと打楽器のための八重奏
Funicli funicla
Luigi Denza

ソプラノ、アルト3本、テナー2本、バリトン、Drumsスコア&パート譜付き。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「フニクリ・フニクラ」(ナポリ語: Funiculi funicula)は、
1880年にルイージ・デンツァが作曲したイタリア大衆歌曲です。
ルイージ・デンツァ作曲で日本でも大変有名なこの曲は
当初は登山電車のコマーシャルソングとして誕生しました。
この曲の歌詞はナポリ語で書かれていますが、古くから伝わるナポリ民謡ではなく、実はコマーシャルソングという役割で生まれた歌曲です。

1880年にヴェスヴィオ山の登山電車=フニコラーレ(Funicolare)を運営するトーマス・クック社の依頼によって、
ルイージ・デンツァが作曲し、ジャーナリストのジュゼッペ・ペッピーノ・トゥルコが作詞しました。
デンツァとトゥルコはこの急勾配の登山電車からすぐにインスピレーションを受け、
2人は数時間でこの曲を書き上げたと言われています。

フニクリ・フニクラ 原曲歌詞と日本語訳

【1番】
Aissera, oje Nannine, me ne sagliette,
tu saje addo, tu saje addo
Addo ‘stu core ‘ngrato cchiu dispietto
farme nun po! Farme nun po!
夕方僕は登ったんだ
どこだかわかる?
君の恩知らずな心が
僕を悲しませないところ

Addo lu fuoco coce, ma se fuje
te lassa sta! Te lassa sta!
E nun te corre appriesso, nun te struje
sulo a guarda, sulo a guarda.
火が燃えている場所だけど、もし逃げれば
君は逃げるまま
君を追いかけたり悩ませたりしない
見ているだけなら

Jamme, jamme ‘ncoppa, jamme ja,
Jamme, jamme ‘ncoppa, jamme ja,
funiculi, funicula, funiculi, funicula,
‘ncoppa, jamme ja, funiculi, funicula!
行こう 行こう 頂上へ
行こう 行こう 頂上へ
フニクリ・フニクラ・フニクリ・フニクラ
行こう フニクリ・フニクラで!

【2番】
Se n’e sagliuta, oje ne, se n’e sagliuta,
la capa gia! La capa gia!
E gghiuta, po’ e turnata, po’ e venuta,
sta sempe cca! Sta sempe cca!
電車は登って、もう登って
頂上だ 頂上だ
到着して戻ってまたやって来る
ここに止まる ここに止まる 
La capa vota, vota, attuorno, attuorno,
attuorno a tte! Attuorno a tte!
Stu core canta sempe nu taluorno:
Sposamme, oje ne! Sposamme, oje ne!
頂上は回って回って
君の周りを 君の周りを
この心は繰り返し歌う
結婚しよう 結婚しよう

Jamme, jamme ‘ncoppa, jamme ja,
Jamme, jamme ‘ncoppa, jamme ja,
funiculi, funicula, funiculi, funicula,
‘ncoppa, jamme ja, funiculi, funicula!
(1番と同じ)

1962年にNHK「みんなのうた」で初めて発表された時は「登山電車」という原曲に忠実な歌詞の歌でした。
その後、子供向けの替え歌として「鬼のパンツは強いぞ」という内容の
『鬼のパンツ』が1975年に当時「うたのおにいさん」だった田中星児が発表したとされています。
しかしJASRACのデータベースには「作詞者不詳」となっており、実際に歌ったのは田中星児ですが、
歌詞を考えた作詞者はわからないようです。
それから子供向けの歌とした数多くの子供番組、子供向けCDなどにも収録され、
同名の絵本なども出版されたことから、日本では子供受けの歌である『鬼のパンツ』
として強いイメージで広がってしまったようです。

おにのパンツ
作詞:作詞者不詳

鬼のパンツは いいパンツ
(パンツをはく真似をする)
つよいぞ つよいぞ
トラの毛皮で できている
つよいぞ つよいぞ
5年はいても やぶれない
つよいぞ つよいぞ
10年はいても やぶれない
つよいぞ つよいぞ
はこう はこう 鬼のパンツ
はこう はこう 鬼のパンツ
あなたも 私も おじいちゃんも おばあちゃんも
(周囲を指差しながら)
みんなではこう 鬼のパンツ

 フニクリ・フニクラ Funiculi Funicula
作曲 デンツァ Luigi Denza
訳詞 青木爽・清野協

1.赤い火を噴くあの山へ 登ろう 登ろう
  そこは地獄の釜の中 のぞこう のぞこう
  登山電車が出来たので 誰でも登れる
  流れる煙は招くよ みんなを みんなを
   行こう 行こう 火の山へ
   行こう 行こう 山の上
   フニクリ フニクラ フニクリ フニクラ
   だれも乗る フニクリ フニクラ
    (2回繰り返し)

2.暗い夜空にあかあかと 見えるよ 見えるよ
  あれは火の山 ヴェスビアス 火の山 火の山
  登山電車が下りてくる ふもとへ ふもとへ
  燃えるほのおは空に映え 輝く 輝く
   (以下同じ)

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  2022/12/29   animato

金管八重奏+ 第二組曲 作品28 から第2楽章 無言歌

金管八重奏+ 第二組曲 作品28 から第2楽章 無言歌
Suite for Military Band Op.28
2.Song without Words "I'll love my love"
Gustav Holst

編成はTp.3本、Hn.2本、Tbn.またはEup.2本、Tubaです。
サックス八重奏版、木管八重奏版、クラリネット八重奏版は発売中です。
上記4種類の各編成五重奏で第一組曲も発売中です。

ホルストのイギリス情緒豊かな名曲を、ぜひお楽しみください。

金管八重奏+ 第二組曲 作品28 から第2楽章 無言歌
Suite for Military Band Op.28
2.Song without Words "I'll love my love"
Gustav Holst

編成はTp.3本、Hn.2本、Tbn.またはEup.2本、Tubaです。
サックス八重奏版、木管八重奏版、クラリネット八重奏版は発売中です。
上記4種類の各編成五重奏で第一組曲も発売中です。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

吹奏楽のための第二組曲(Suite for Military Band)作品28は、グスターヴ・ホルストが作曲した吹奏楽のための組曲です。
第1組曲変ホ長調作品28aと第2組曲ヘ長調作品28bの2曲があります。

当時はまだ吹奏楽というジャンルが完全には確立されておらず、イギリス軍楽隊もオーケストラからのアレンジ曲などを中心に演奏していました。
そんな中でホルストは管楽器と打楽器の編成からなる「第1組曲」「第2組曲」を書いたわけですが、やはり編成の関係もあって作曲された当初から
すぐに取り上げられたわけではありませんでした。
しかし、1920年代に入ってから公の場で演奏されるようになってくると、「第1組曲」「第2組曲」共に徐々に評価を上げるようになります。
そしてついには他の作曲者にも管楽器・打楽器の編成で独自の曲が構成できることを認識させるに至ります。
そういった点でホルストが吹奏楽の歴史において果たした役割は非常に大きいと言えるでしょう。
「吹奏楽の原点」とでも言ってもよい作品です。

ホルストは吹奏楽曲を複数残していますが、これらの組曲はその中でも初期の作品であり、ブラスバンドのための『ムーアサイド組曲』(1928年)などより
20年ほど前に書かれました。フレデリック・フェネルは「この作品における楽器法は、バンド編成を念頭に考え抜かれている」
「もしこのスコアを真に理解したならば、それは音楽と指揮というものすべてを理解したのと同じだ」と述べていて、
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの『イギリス民謡組曲』、パーシー・グレインジャーの『リンカンシャーの花束』などと並び、
吹奏楽の分野における古典的な演奏会用作品としてきわめて重要な作品です。
2曲を揃えた世界初録音は、フェネルとイーストマン・ウィンド・アンサンブルによって1955年に行われました。

第2組曲
1911年に現在の第3楽章を欠いた3楽章の形で作曲され、1921年に軍楽隊の編成が変更されたことを反映してか、
1922年に改訂が行われました。
現行の形での初演は1922年6月30日にロイヤル・アルバート・ホールで、王立軍学学校の吹奏楽団によって行われています。
1922年に出版され、コールドストリームガーズのバンドマスターを務めていたジェイムズ・ウィンドラム(James Causley Windram)に献呈されました。
1923年には初録音、1924年にはラジオ放送が行われ、第1組曲よりも早く一般に知られていました。

各楽章はそれぞれイングランドの民謡や舞曲に基づいて構成され、ホルストのそれへの関心の高さが窺えます。
民謡素材はジョージ・ガーディナー博士(Dr. George B. Gardiner)がハンプシャーで採譜したものからとられました。
用いられた民謡のいくつかは『6つの合唱曲』作品36b(1916年)でも扱われています。
のちにゴードン・ジェイコブによって『ハンプシャー組曲』("A Hampshire Suite")として管弦楽に編曲されています。

第1楽章 マーチ (March)
Allegro ヘ長調 - 変ロ短調 - ヘ長調 2/2拍子 三部形式
「グローリシャーズ」("Glorishers")と呼ばれるモリス・ダンス(英語版)の旋律、「スワンシー・タウン」("Swansea Town")と呼ばれる水夫の歌(Sea Shanty)、
「クローディ・バンクス」("Claudy Banks")が用いられています。

第2楽章 無言歌 (Song without Words "I'll love my love")
Andante ヘ短調 4/4拍子
「私の恋人を愛す」("I'll love my love")が用いられています。

第3楽章 鍛冶屋の歌 (Song of the Blacksmith)
Moderato e maestoso ヘ長調 4/4拍子
「鍛冶屋の歌」("Song of the Blacksmith")が用いられています。
作品36bの一曲として無伴奏合唱のために書かれたものが、ほぼそのまま転用されました。

第4楽章 ダーガソンによる幻想曲 (Fantasia on the "Dargason")
Allegro moderato ヘ長調 6/8拍子
「ダーガソン」("Dargason")と呼ばれる8小節の循環旋律が、冒頭から終結まで奏されています。
また「グリーンスリーブス」が対旋律に現れます。
弦楽合奏のための「セントポール組曲」の終曲にも転用されました。現行版は初稿よりも拡大されていて、
弦楽に移されたときのアイディアが改訂の際に採り入れられたと考えられています。

ホルストは1900年代中ごろに、学友のヴォーン・ウィリアムズらと共にイギリス各地の民俗音楽の採取と研究を行っていますが、
その優れた成果のひとつがこの組曲であると言えます。
 この作品の民俗的な節回しの旋律の醸し出す独特の哀感は、イギリス音楽ファンには堪えられない魅力です。
管楽器の表現力の豊かさも特筆すべきもので、吹奏楽の醍醐味を存分に味わえる作品でもあります。全曲の演奏時間は約12分です。

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  2022/12/28   animato

木管五重奏 即興曲op.142-3から「ロザムンデの間奏曲」

木管五重奏 即興曲op.142-3から「ロザムンデの間奏曲」
フランツ・ペーター・シューベルト
(1797 ~ 1828)オーストリア
Vier Impromptus No.3
Franz Peter Schubert

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
サックス五重奏、クラリネット五重奏、金管五重奏版は発売中です。

シューベルトお気に入りの美しい旋律をぜひ演奏表現してください。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

木管五重奏 即興曲op.142-3から「ロザムンデの間奏曲」
フランツ・ペーター・シューベルト
(1797 ~ 1828)オーストリア
Vier Impromptus No.3
Franz Peter Schubert

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「4つの即興曲」作品142は、シューベルトが世を去る前年の1827年に、作品90の続編といった意向で作曲されました。
しかし、作品90がそれぞれ独立した即興曲であるのに対して、作品142はむしろソナタである、という説が論じられています。
シューマンは、「シューベルト自身が、即興曲、と名づけたとは信じられない。第1番は完璧なソナタの第1楽章だ。
第2楽章も曲想といい調性といい、まったく同じソナタの第2楽章だ。第3楽章は別の曲だが、第4番はソナタのフィナーレにあたるかもしれない」と
述べています。
このことは、大曲では出版が難しいけれど、小品のピースならば売れるだろう、という出版社の思惑があったとも想像されますが、
シューベルト自身が「バラ売りでもよい」と語った言葉も残されています。
ここには厳格なベートーベンなどでは考えられないような、シューベルトの人間性が感じられます。

第3番にあたるこの曲は、変奏曲の形式をとり、Andante,B dur,2分の2拍子となっています。
主題は「ロザムンデの間奏曲」としても知られるもので、自作の劇音楽「キュプロスの女王、ロザムンデ」D.797からとられています。
シューベルトはこの旋律を大変気に入っていたらしく、「弦楽四重奏曲第13番」D.904の第2楽章にも用いています。

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  2022/12/27   animato

クラリネット五重奏+ 忠誠 (行進曲)

クラリネット五重奏+ 忠誠 (行進曲)
Semper Fidelis
作曲者    ジョン・フィリップ・スーザ
J.P.Sousa

編成はCl.4本、Bs,Cl.およびDrum Setです。
木管五重奏、サックス五重奏版、金管五重奏版は発売中です。
マーチ王と讃えられるスーザの音楽を、ぜひお楽しみください。

クラリネット五重奏+ 忠誠 (行進曲)
Semper Fidelis
作曲者    ジョン・フィリップ・スーザ
J.P.Sousa

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『忠誠』(ちゅうせい、Semper Fidelis)は、ジョン・フィリップ・スーザが1888年に作曲した行進曲で、スーザの代表的な行進曲のひとつです。
原題はアメリカ海兵隊のモットーで、ラテン語で「常に忠誠な」という意味をもっています。アメリカ海兵隊の公式の行進曲として知られています。

スーザは1880年から1892年までアメリカ海兵隊バンドの楽長をつとめ、代表的な行進曲の多くはこの時代に作曲されました。
海兵隊の公式の音楽としては当時『大統領万歳』 (Hail to the Chief) が使われていましたが、チェスター・A・アーサー大統領はこの曲を好まず、
スーザに新しい曲を書くように依頼しました。それに応えてスーザは1886年に『大統領ポロネーズ』、1888年に本曲を書きました。
ただしアーサー大統領は1886年に死去したためにこの曲を聞くことはありませんでした。

曲はアメリカ海兵隊の士官および兵士に献呈されています。スーザはこの曲を音楽的に自分の最良の行進曲と考えていました。
トリオ前半部分の旋律は1886年にスーザが作曲したトランペットとドラム用の8つの小品のひとつ「堅固な足取りで」(With Steady Step)からの流用です。

ハ長調8分の6拍子で、通常の行進曲の構成をもっています。ヘ長調のトリオの前半部分では8小節のドラムソロに続けて信号ラッパ風の旋律が3回くりかえされますが、
最初はピアノ、2回めはメゾフォルテ、3回めはフォルテッシモと徐々に大きくなり、それにつれて伴奏も華やかに変化していきます。
ジョン・フィリップ・スーザ(1854~1932)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ海兵隊の音楽隊隊長として活躍した音楽家で、
「行進曲の王」とも呼ばれています。

J.P.Sousa
彼はワシントンD.C.で生まれ、13歳のときにワシントン海兵隊楽団に入団。5年間在籍した後、各地のオーケストラやブラスバンドで演奏活動を続ける中で
創作活動を行いました。オペレッタの分野でも多くの作品を残していますが、有名なのはやはり行進曲です。彼の曲は、アメリカを象徴する音楽であると同時に
世界中で演奏されていて、今でも行進曲といえば、真っ先にスーザの名前が上がるほど、彼の功績は偉大です。

作品には、『ワシントン・ポスト』『士官候補生』『雷神』など広く知られた行進曲がたくさんありますが、何といっても彼の名を不滅にしたのは、
1896年に作曲された『星条旗よ永遠なれ(Stars and Stripes Forever)』でしょう。この曲は「アメリカ合衆国第二の国歌」とも呼ばれています。

合衆国第21代大統領チェスター・A・アーサーの依頼により作曲されたこの曲は、誇り高く勇壮で、時に「男の哀愁」をも感じさせる主部のテーマ、
ドラムマーチに導かれてトランペットが奏でる晴れやかな中間部など、いかにも整然と行進する兵隊の姿が目に浮かぶようで、行進曲の魅力を
すべて兼ね備えた名曲です。この曲は、アメリカ海兵隊の公式行進曲に制定されています。

スーザは、77年の生涯に100曲を超える行進曲を残していて、まだまだ隠れた名曲とも呼べる素晴らしい曲がたくさんあります。
なお、マーチングバンドでよく見かける、演奏者の身体に巻き付いた大きなアサガオのような金管楽器「スーザフォン」は、彼が考案したことにちなんで
名付けられています。
演奏時間は約2分半。

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  2022/12/26   animato

サックス五重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-2.民謡

サックス五重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-2.民謡
Lyriske smastykker op.38-2
Volksweise
Grieg, Edvard Hagerup

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
金管五重奏版、クラリネット五重奏版、木管五重奏版、
鍵盤打楽器三重奏版は発売中です。

北欧グリーグの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

サックス五重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-2.民謡
Lyriske smastykker op.38-2
Volksweise
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

1867年、《ピアノ協奏曲イ短調 作品16》で一躍有名になったグリーグは、この年から1901年にかけてこの作品集を書き上げました。
生涯にわたって作曲されているため、グリーグの作風、ピアニズム、その変遷すべてがその中にあらわれていて、グリーグの作品の中でも中心的な存在です。
いずれも1分~6分程度のかるめの小品であり、ステージ用というよりは、主にサロンや家庭で広く親しまれていました。
いずれの曲も標題がつけられていて、それぞれの曲に対して、一つの感情、気分、情景が表現されています。
1867年、第1集を発表しましたが、その後ピアノ、作曲、指揮など多忙だったこともあり、第2集が発表されたのは、その16年後でした。
第2集から第10集は間隔をおきながら続けて作曲されました。全10巻で、計66曲の作品がおさめられています。

グリーグ : 抒情小品集 第2集 / Lyriske stykker No.2 op.38

大成功をおさめた第1集の出版から16年がたち、芸術家としての成熟がみられる時期に書かれた作品です。

1.子守歌 / op.38-1 "Vuggevise"
ゆりかごのようなリズムにのせて、優しい旋律が愛情深く歌われます。
中間部では曲想が変わり、ノルウェーの舞曲風の部分がみられます。

2.民謡 / op.38-2 "Folkevise"
ノルウェー舞曲の、はずむようなリズムが終始貫かれています。
声部ごとに一拍目や、二拍目に強拍があり、演奏には注意が必要です。

3.メロディー / op.38-3 "Melodie":断片的であり、シューマン風。穏やかで、優しい雰囲気が非常に魅力的です。
掛留があるところでは、緊張感をもって、全体的にハーモニーを意識して演奏しましょう。

4.ハリング / op.38-4 "Halling"
歯切れがよく、敏捷な動きをもって奏される。アクセントとテヌートを効果的に演奏しましょう。

5.スプリング・ダンス / op.38-5 "Springdans"
舞曲のリズムにのせて、おどけたようなリズムをもった旋律が歌われます。
ポリリズムで書かれていて、また強調がおかれている部分が不規則ですので、それを正確に演奏する点に注意が必要です。

6.エレジー / op.38-6 "Elegie"
タイトルどおり、悲しみが表現されています。長く伸ばされる緊張感のあるE音が印象的に響きます。

7.ワルツ / op.38-7 "Vals"
ワルツのリズムにのって、悲しげのある旋律が、時々おどけたようなリズムを加えながらで歌われていきます。
途中で登場するプレストの箇所は、技巧的で激しく、曲の緊張感を一気に高めて効果をあげています。

8.カノン / op.38-8 "Kanon"
2つの声部が対話的におかれ、それに伴奏がそえられながら、アジタートへ向かって曲がすすみます。
中間部ではピウ・モッソ・トランクイロになり、広大な響きをつくりあげていきます。この曲においてもシューマンの影響がみられます。

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  2022/12/25   animato

金管四重奏 フルート四重奏曲 第4番 イ長調 K.298からロンド

金管四重奏 フルート四重奏曲 第4番 イ長調 K.298からロンド
Rondo : Allegretto grazioso
W.A.Mozart

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
クラリネット四重奏、サックス四重奏、木管四重奏版は発売中です。
モーツァルトの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

金管四重奏 フルート四重奏曲 第4番 イ長調 K.298からロンド
Rondo : Allegretto grazioso
W.A.Mozart

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

フルート四重奏曲は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1777年から1786年にかけて作曲した室内楽曲です。フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの4つの楽器編成であり、
弦楽四重奏曲における第一ヴァイオリンをフルートが担当していると考えられます。第1番から第4番まで全4曲あり、特に第1番が広く知られています。
1777年9月、21歳のモーツァルトは職探しの目的でパリへの旅行に行きました。その途次、長期間滞在したマンハイムには、当時のヨーロッパで有数の宮廷オーケストラがありました。
モーツァルトはこのオーケストラへの就職を希望しましたが、成功するには至りませんでした。しかしモーツァルトは、このオーケストラの名フルート奏者ヨハン・バプティスト・ヴェンドリング(Johann Baptist Wendling)
という人物と親交を結び、ヴェンドリングは、ボン出身でオランダ東インド会社に勤務した裕福な医師(理髪外科医)フェルディナント・ドゥジャン(ド・ジャンとも、Ferdinand Nikolaus Dionisius Dejean)を
モーツァルトに紹介しました。音楽愛好家で、自身もフルートを吹くというドゥジャンは、モーツァルトに200フローリンで「小さくて軽く短い協奏曲を3曲と四重奏曲を何曲か、フルートのために作って」くれるように
注文しました。少しの収入が欲しかったモーツァルトはこれに応じ、結局出来上がったのはフルート協奏曲第1番、第2番(後者は旧作のオーボエ協奏曲の編曲)と3曲のフルート四重奏曲でした。
しかし約束が違うというわけで、報酬は当初の話の半分以下の96フローリンにされてしまいました。
実はモーツァルトはフルート(の音色)が嫌いで、1778年2月14日付の父宛ての手紙の中で「我慢できない楽器のための作曲をずっと続けなければならないと、お分かりのように、僕はうんざりしてしまうんです。」と
書いています。真相はわかりませんが、当時のフルートはまだベームによる改良以前で音程が不安定だったため、あるいは
アロイジア・ウェーバー(Aloysia Weber、後に妻となるコンスタンツェの姉で、作曲家ウェーバーの従姉)への恋の悩みのために予定した量の作曲が出来なかったことの言い訳だったとする説もあります。
なお、これより後の1786年ごろにもう一曲作曲していて、現在では4番と呼ばれています。

第4番 イ長調 K. 298
従来の説では1778年にパリで作曲とされてきましたが、現在では1786年の秋から翌年の初め頃にウィーンで作曲されたという説が決定的になっています。というのは、
この曲の全ての楽章の主題が当時の流行していた歌からできていてり、第3楽章が1786年にウィーンでヒットしたパイジエッロのオペラ『勇敢な競演』のアリアの主題を拝借しているからです。
1786年といえば、オペラ『フィガロの結婚』や『プラハ』交響曲が生み出された時期で、音楽の彫りが深くなり、表現にいっそう幅が増した時期でしたが、
この四重奏曲はむしろ気楽で快適な気分に満ちています。各楽章の主題が当時親しまれていた旋律によっていることも、そんな性格をいっそう強めています。

第1楽章 アンダンテ
イ長調、4分の2拍子、変奏曲形式。
フランツ・アントン・ホフマイスターの歌曲「自然に寄す」の主題による変奏曲で、フルートによる主題の後に4つの変奏が続き、主旋律を担う声部は次第に低弦へと移って行きます。
第2楽章 メヌエット
ニ長調、4分の3拍子、三部形式。
主題はフランスの古い民謡「バスティエンの長靴」です。生き生きとしたリズムの主部と、フルートの軽やかな舞いによる中間部のトリオから成っています。後者の旋律は、フランスの昔のロンドによっています。
第3楽章 ロンドー:アレグレット・グラツィオーソ
イ長調、4分の2拍子、ロンド形式。
明るく、壮麗なフィナーレですが、冗談でロンドーを“Rondieaoux”とふざけて表記している上に、アレグレット・グラツィオーソと指示した速度指定のあとに、
「あまり速すぎず、あまり遅すぎず、そうそう、愛想良く、上品に、表情豊かに (ma non troppo presto, pero non troppo adagio. Cosi-cosi - Con molto garbo ed espressione) 」と
いたずらめいた指定が書き込まれています。こうした例はホルン協奏曲にもあり、モーツァルトが親しい知人たちのための作品に書き込む冗談で、これは友情の産物であることを暗示しています。

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  2022/12/24   animato

鍵盤打楽器とベース四重奏 トラベッス(わんぱく坊主)、タンゴ

鍵盤打楽器とベース四重奏 トラベッス(わんぱく坊主)、タンゴ
Travesso, Tango
エルネスト・ナザレ

編成はGlock.、Vib.、Marim.、St.Bs.です。
金管五重奏版、サックス五重奏版、木管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。
「ブラジルの魂そのもの」と讃えられるナザレの音楽を、ぜひお楽しみください。

鍵盤打楽器とベース四重奏 トラベッス(わんぱく坊主)、タンゴ
Travesso, Tango
エルネスト・ナザレ

編成はGlock.、Vib.、Marim.、St.Bs.です。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

Travesso, Tango  トラベッス(わんぱくな)、タンゴ
 ナザレの末息子Ernestinhoに献呈されました。ヘ短調、A-B-A-C-A-B-A形式です。題名の割にはしみじみとした雰囲気の曲で、
「わんぱくな」自分の子供に対する親の暖かい眼差しが漂ってくるようです。Bメロは変イ長調、Cメロはヘ長調に転調します。
短調が基調になっていますが、挟まれている他の2箇所は長調であることと、弾むようなメロディとタンゴのリズムによって
軽快さを感じさせる曲になっています。

「ブラジルの魂そのもの」と讃えられるナザレの音楽を知らずしてブラジル音楽は語れません。
南国ののどかな風光と、アフリカの野性的なエネルギーと、ロマンティシズムが渾然と混じり、甘美で、ちょっぴり切ない独特の音楽が聞こえてきます。
ミニョーネはこう述べています。「私は1917年頃にEduardo Soutoの楽譜店でナザレに会ったことがある。ナザレは自作曲を決して急がず、
カンタービレで弾いていた。彼はこう言っていたよ、『私の作品はあちこちでメチャメチャに弾かれている。みんな速く弾きすぎだ。
特に "Apanhei-te, Cavaquinho" は酷いことになっている。あの曲はゆっくりと、左手はカヴァキーニョを思い浮かべてアルペジオで弾くもんだ』と。」

エルネスト・ジュリオ・ナザレー (Ernesto Julio Nazareth (またはNazare とも), 1863年3月20日 - 1934年2月4日)は、ブラジルのピアニスト・作曲家です。
一生をリオ・デ・ジャネイロで過ごしました。「ブラジル風タンゴ」やショーロなど、国内の民族音楽に影響されたピアノ曲を量産しました。
そのような作曲姿勢から、しばしば「ブラジルのショパン」と呼ばれています。ピアノ以外の音楽教育は学ばなかったため、
残された作品はサロン小品と声楽曲ばかりであり、管弦楽曲や室内楽・カンタータやオラトリオのような分野の大作はなく、作曲技法も必ずしも洗練されていません。
しかしながら、民衆音楽の影響のもとに切り開いた独自の素朴な詩境は、のちにヴィラ=ロボスから、「ブラジルの魂」と称賛されました。
中産階級ながらもあまり豊かでない下級官吏の家庭に生まれ、ショパンを愛する母親からピアノの手ほどきを受けました。
早い年齢でたぐい稀な音楽的才能が認められ、家族ぐるみで付き合いのあったアフロ=アメリカンの作曲家、
リュシアン・ランベールにも音楽の手ほどきを受けました。
1873年に母親が亡くなってからもピアノを学び、間もなく作曲も手がけるようになりました。
最初の出版作品のポルカ『ボセ・ベン・サービ"Voce Bem Sabe"』 (あなたはよく御存知)は、14歳になるまでに作曲・出版されました。
その後は、ショーロの楽士たちとたむろして、敏感で独特なリズム感を身につけました。マシシェ maxixe やルンドゥ lundu 、ショーロ choro 、
アフリカ系住民のダンスなど、さまざまな民族舞曲に影響されました。

長年ナザレーは、映画館オデオン座の待合室でピアニストとして働き、ここで最も有名な作品の一つ『オデオン』を作曲しました。
外国から数少ない音楽家がブラジルを訪問した際、オデオン座のナザレーの演奏を見学したといわれています。

1920年代初頭には、音楽ショップにピアニストとして雇われました。顧客が購入する際に持ち寄ってきた楽譜を見ながら、演奏し、
客の要望に沿うかどうかを確認して見せるのが任務でした。客の中に、ナザレー作品の楽譜を手ずから弾こうとする者がいると、止めさせて、
解釈が誤っていると苦情を言うのが常だったそうです。

ナザレーは、心底からのブラジル人音楽家であり、音楽は楽しまれるべきであるとして、それ以上を望みはしませんでした。
ほとんど独学であり、音楽活動のほとんどは、劇場や映画館の伴奏ピアニストとして、あるいは小劇場のアンサンブルでのピアニストとして、
演奏するのに振り当てられました。
そのような劇場アンサンブルの楽団員の知り合いには、後の大作曲家ヴィラ=ロボスがいて、当時はチェリストとして活動していました。
ナザレーはショーロの発展のおおもとであり、ヴィラ=ロボスは、これに基づき、後に自らの創作活動を繰り広げていったのです。

ナザレーは、ブラジルの民族音楽以外にも明らかに影響されていて、子供時代にむさぼるようにして学んだショパンの影響が中でも顕著です。
また、1869年にきら星のようにリオ・デ・ジャネイロにデビューして、瞬く間にブラジル楽壇を席巻したゴットシャルクの作風もナザレーにはお馴染みでした。
作品には、19世紀ヨーロッパのクラシック音楽の豊かな和声法がこだましながら、ナザレーの生地ブラジルの、シンコペーションをともなう
民族舞曲のリズム法に織り込まれてゆくのが認められます。そのうえ、アメリカ合衆国のラグタイムや初期のジャズの、小気味よいリズム感も健在である。これらの要素を統合して一つの有機体へとまとめ上げたことがナザレー独自の能力で、結果的には、ピアノ曲のレパートリーだけでなく、20世紀の音楽にも重要な貢献を果たしている。

ナザレーはショパンやその他のヨーロッパの作曲家から霊感を受けたように、逆に自らも、間接的とはいえ、ヨーロッパの作曲家に何かしらの影響を与えています。
フランス人作曲家のダリユス・ミヨーは、自伝の中で、ブラジル滞在中にリオ・デ・ジャネイロの映画館でナザレーがピアノを演奏する風景を回想しています。
ミヨーはその音楽のリズムにたちどころに虜となって、ブラジル音楽をきわめてやろうと決心したというのです。
その最終的な成果こそが、ミヨーのピアノ曲『ブラジルの想い出 Saudades do Brasil』でした。

ナザレーは「ブラジルのショパン」と呼ばれていますが、作品に副題を好んでつけた点で、ショパンとは違っています。
ショパンやフォーレよりもヨーロッパのサロン音楽の伝統に忠実だったといえます。
しかしながら19世紀から20世紀初頭まで、ヨーロッパではサロン小品にフランス語の題名をつける慣習がまだ根強く残っていたのに対して、
ナザレーは母語のポルトガル語に固執しました。
また題名によって、ドビュッシーやラヴェルのように、美術や文学からのインスピレーションをほのめかしたり、
リストのように詩的な連想を暗示することもありませんでした。
ナザレーの曲名には、しばしば第三者にとって謎めいた響きをもつものもありますが、それらは実在するスポーツチームやダンスクラブ、雑誌名など、
ナザレーの日常生活の周辺から切り取られたものばかりです。このような意味で、ナザレーは「ブラジルのショパン」と呼ぶよりは、むしろ
「ブラジルのクープラン」と呼んでこそふさわしいかも知れません。

およそ300曲のピアノ小品において、ナザレーはみごとに、大衆的なブラジル舞曲のエッセンスを捕まえています。
ナザレーは、厳密には都会の聴衆のために作曲したのですが、その作品には、(ブラジルで奴隷制が廃止された1888年以降の作品でも、)
アフリカ系民族音楽の豊かな影響が息づいています。ほとんどの曲に、スコット・ジョプリンが発想したようなシンコペーションが使われています。
ナザレーのピアノ曲には、ブラジルのありとあらゆるダンスが盛り込まれています。マシシ(英語版)、バトゥーキ(英語版)、 サンバ、
そして中でも重要なのがタンゴです。後に世界中を熱狂させ、席巻したタンゴが、ブラジル生まれだったというだけでなく、
実際にはナザレー自身の創り出したジャンルだったという証拠になるからです。
もしそれが間違いだったとしても、「ブラジル風タンゴ」の発展のほとんどにナザレーがかかわっていて、このジャンルに優に100曲を残しています。

最も有名な作品に、『ブレジェイロ(ろくでなし)"Brejeiro"』『アメノ・ヘゼダ"Ameno Reseda"』『バンビーノ(赤ん坊)"Bambino"』
『トラベッス(腕白坊主)"Travesso"』『フォン・フォン"Fon-Fon"』『テネブローズ(暗闇)"Tenebroso"』があります。
ナザレーが初めて「ショーロ」と呼んだ作品のうち、『アパニェイチ・カヴァキーニョ(頑張れカバキーニョ)"Apanhei-te Cavaquinho"』は、
さまざまな楽器アンサンブルによって演奏できる、古典的名作です。

晩年になって完全に聴覚を失うと、創作活動にも支障をきたしましたが、それでもブラジル国内ではなかなかナザレー人気は衰えませんでした。
ゴットシャルクやジョプリンを評価する人たちなら、ナザレーの残した魅力的な宝石たちをきっとたちまち気に入るに違いありません。

作曲者の死後から半世紀を経た近年になって、ナザレー作品を集めたアルバム制作が世界的にも相次いでいて、最近では伝記や、
作曲者に関するCD-ROMも発表されています。ナザレーは、クラシックとポピュラー音楽にまたがって活動したことから、ナザレーのピアノ曲は、
クラシックの学び手にも、ポピュラー音楽の学び手にも、有用な教材とされつつあります。

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  2022/12/23   animato

木管四重奏 コラール前奏曲「人はみな死ぬべき定めなり」BWV643

木管四重奏 コラール前奏曲「人はみな死ぬべき定めなり」BWV643
BWV 643 Alle Menschen mussen sterben
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
Bach, Johann Sebastian

編成はFl.、Ob.、Cl.、Bsn.です。
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恍惚感が漂うバッハの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

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BWV 643 Alle Menschen mussen sterben
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「人はみな死ぬべき定めなり」(Alle Menschen musen sterben)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハのコラール前奏曲BWV643です。
また同名の4声コラール集のコラールBWV643BWV262番があります。こちらはバッハの教会カンタータBWV162ああ、いまわれ婚宴に行かんとしてに組み込まれています。
このメロディは、バッハがカンタータに使用する以前に現れておらず、シュピッタはバッハ創作説を唱えました。
しかし、ローゼンミュラーによる5声部の編曲が存在したことが分かっていて、上はそのデスカントメロディですが、バッハのメロディと調和します。
おそらく、バッハのメロディはそのテノールパート(すでに失われている)であろうと推定されています。

BWV643は、バッハのオルガンビュッヒレイン様式を最もよく表している曲の一つです。恍惚とした雰囲気が漂うこのコラール前奏曲は、
天上の喜びをテーマにした葬送賛美歌です。シンプルなカントゥス・ファルクスは、3つのセミクエーバー(16分音符)と
2つのクエーバー(8分音符)のモチーフを伴って、クロッチ(4分音符)で歌われ、2つの内声部とペダルの間で響きます。
この形は、同時代のゲオルク・ベームやダニエル・ヴェッターのオルガン作品にも見られます。
シュヴァイツァー(1905)は、バッハがこれを「至福の平和」のモチーフとして用いたことを説明し、"死の必然性を語る賛美歌の旋律は、
こうして来るべき栄光に照らされたモチーフに包まれる "と評しています。
内部では3分の3拍子と6分の6拍子が調和しているにもかかわらず、モチーフの2番目のセミクエーバーで一瞬不協和音が生じるが、瞬時に解消され、
ここでも悲しみに彩られた喜びのムードに一役買っています。
スピッタ(1899)は、「コラールAlle Menschen musen sterbenに潜む優しいメランコリー、例えば最後の小節でc♯とc'の誤った関係、
そしてほとんど感知できないメロディの装飾から生じる何とも言えない表現力は!」とコメントしています。

歌詞
J.ローゼンミュラーあるいはJ.G.アルビー。
1.
Alle Menschen musen sterben, すべての人は死ななければならない、
Alles Fleisch vergeht wie Heu;すべての肉は草のように去り、
Was da lebet, mus verderben,いのちは朽ちる、
Soll es anders werden neu.しかし、新しくされる。
Dieser Leib, der mus verwesen,肉体は朽ちて、
Wenn er anders soll genesen 再び復活のからだが、
Zu der grosen Herrlichkeit,栄光の日に与えられる、
Die den Frommen ist bereit. 義人には。

7.
Ach, ich habe schon erblicket おお私は見た
Diese grose Herrlichkeit! 大いなる栄光!
Jetzund werd' ich schon geschmucket 私はいまかざる
Mit dem weisen Himmelskleid 天の白い服と
Und der goldnen Ehrenkrone, 金の冠でもって、
Stehe da vor Gottes Throne, 私は神の御座の御前に立ち、
Schaue solche Fruede an, 歓喜を持ってあおぎみる
Die kein Ende nehmen kann. このときは永遠に終わりがない。

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  2022/12/22   animato