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2026年2月17日

サックス五重奏 五声のパヴァーヌ第1番

サックス五重奏 五声のパヴァーヌ第1番
ジョン・ジェンキンス
Pavan à5 No.1
John Jenkins

編成はソプラノ2本、アルト、テナー、バリトンです。
金管五重奏、木管五重奏、クラリネット五重奏版は発売中です。

初期バロックのコンソート音楽を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

サックス五重奏 五声のパヴァーヌ第1番
ジョン・ジェンキンス
Pavan à5 No.1
John Jenkins

編成はソプラノ2本、アルト、テナー、バリトンです。
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アトリエ・アニマート・ショップ

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参考音源
https://youtu.be/CjWB_cFOQ7g

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

作曲者 John Jenkins (1592–1678)
イギリス後期ルネサンスから初期バロックにかけて活躍した作曲家。
特にコンソート音楽(ヴィオール合奏のための音楽)で知られ、17世紀英国を代表する作曲家の一人。
彼は長命で(約85歳)、エリザベス朝音楽の伝統を受け継ぎつつ、バロック的和声や旋律の流麗さを融合させました。
王政復古期にも活動を続け、貴族のサロンでの音楽需要に応える形で多くの器楽作品を残しました。
Jenkinsの音楽は柔和で瞑想的な美しさを持ち、同時代の激しい政治的・宗教的動乱(清教徒革命など)とは対照的に、静謐で親密な響きを特徴としています。

Pavan à5 について
「Pavan(パヴァーヌ)」は16〜17世紀に流行したゆるやかな舞曲形式で、荘重な雰囲気を持つ。多くの場合、4拍子の規則正しい歩みを模したリズムで書かれる。
Jenkinsのパヴァーヌは、舞踏曲というよりは室内楽的・芸術的な瞑想曲としての性格が強い。
「à5」とは5声部編成(通常はヴィオール属の楽器)を意味し、濃密なポリフォニーの響きが特徴。

Pavan à5 No.1
Jenkinsの初期スタイルを示す作品の一つとされ、声部間の模倣技法が明確に表れている。
音楽は穏やかに流れ、リズムも均整がとれており、典型的な「瞑想の音楽」。
対位法的に緻密だが、和声感覚は柔らかく、聴き手に安らぎを与える。
実演では、中低音域の充実が美しく、静かな堂々とした雰囲気を持つ。

Pavan à5 No.3
No.1に比べるとより洗練され、旋律線の優雅さが際立つ。
声部同士の掛け合いが滑らかで、和声進行もやや多彩になっている。
特に内声部の対話が多く、内省的で詩的な性格が強い。
Jenkins晩年の方向性にも通じる「旋律美を重視した音楽性」が垣間見える。

まとめ
Jenkinsはヴィオール音楽の巨匠であり、イギリスにおけるコンソート音楽の完成者の一人。
Pavan à5 No.1 … 典型的な静謐さと対位法的構造美。
Pavan à5 No.3 … より旋律的・詩的で、豊かな和声と声部の親密な対話。
どちらも舞曲というより、瞑想的な室内楽の芸術作品として味わわれるべき音楽です。

●ジョン・ジェンキンス(John Jenkins, 1592–1678)は、イギリス後期ルネサンスから初期バロックにかけて活躍した作曲家・ヴィオラ奏者であり、特に**コンソート音楽(consort music)**の巨匠として知られています。彼はイギリス音楽史の中で、ルネサンスの対位法的伝統と初期バロックの和声的傾向を見事に橋渡しした存在です。

生涯と背景
出生と時代背景
1592年にノーフォーク(Norfolk)に生まれました。彼の生涯はイギリス内戦(1642–1651)や清教徒革命、王政復古(1660)といった政治的激動期と重なっています。
それにもかかわらず、ジェンキンスは地方貴族や地主層に支えられ、比較的安定した生涯を送りました。彼はロンドンよりもむしろ地方で活動しており、宮廷よりも貴族の邸宅音楽文化と深く関わっていました。

音楽家としての活動
ジェンキンスは弦楽器(特にヴィオラ・ダ・ガンバ)の名手であり、同時に作曲家としても優れていました。彼の音楽は、当時イングランドで非常に人気のあった**ヴィオール・コンソート(Viol Consort)**のための作品を中心に構成されています。

作風の特徴
ジェンキンスの音楽は、
精緻な対位法(polyphony)
柔らかく透明感のある和声感
繊細な旋律線の歌わせ方が特徴です。
彼は特に「ファンタジア(Fantasias)」「パヴァーヌ(Pavans)」「アラマンデ(Almains)」「エア(Airs)」などの形式で多くの傑作を残しました。

主な作品ジャンル
ジャンル    解説
Fantasias(ファンタジア)    多声的な自由形式の器楽曲。Jenkinsの代表作。深い内省と対位法的美しさがある。
Pavans & Almaines(パヴァーヌとアラマンデ)    典型的な組曲形式。静と動の対比が見事。
In Nomine    ルネサンス以来の伝統形式で、ジェンキンスはその最後の巨匠の一人。
Consort Music for Viols    ヴィオール・コンソート(通常5声または6声)のための作品群。イギリス音楽の至宝。

評価と影響
同時代の作曲家 William Lawes や Matthew Locke と並び称されますが、Jenkinsはより穏やかで瞑想的な作風を持ちます。
バッハ以前の時代における対位法の粋を極めた一人であり、後世にはHenry Purcellなどにも間接的な影響を与えました。
彼の作品は現在もヴィオール愛好家や古楽アンサンブルによって演奏され、録音も多く残されています。

まとめ

名前:John Jenkins(ジョン・ジェンキンス)
生没年:1592–1678
出身地:イングランド、ノーフォーク
活動時期:ルネサンス末期〜初期バロック
代表作:Fantasia、Pavan、In Nomineなど
特徴:緻密な対位法、穏やかな美しさ、内面的で瞑想的な音楽

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2026/02/17   animato