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2026年02月

クラリネット四重奏 カンツォーナ〈ラ・スコッタ〉

クラリネット四重奏 カンツォーナ〈ラ・スコッタ〉
アゴスティーノ・ソデリーニ
Canzona La Scotta
Agostino Soderini

編成はCl.3本、Bs.Cl.です。
サックス四重奏、木管四重奏、金管四重奏版は発売中です。

北イタリア(ミラノ)の初期バロック器楽の魅力をぜひ味わってください。

クラリネット四重奏 カンツォーナ〈ラ・スコッタ〉
アゴスティーノ・ソデリーニ
Canzona La Scotta
Agostino Soderini

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

1. 作曲者について
アゴスティーノ・ソデリーニ(Agostino Soderini, c.1598–c.1608)は、
16世紀末〜17世紀初頭のイタリアで活動した作曲家で、
ルネサンス後期から初期バロックへの移行期
器楽合奏(特にカンツォーナ)の発展期に位置する人物です。

本作は、1608年ミラノで出版された
《Canzoni à 4 & 8 voci》に収められた作品で、当時のイタリア器楽様式をよく示しています。

2. 作品タイトルの意味
● Canzona
声楽シャンソンに由来する器楽曲形式
模倣書法
明確な主題
セクション(段落)構造を特徴とします。

● La Scotta
直訳すると「スコットランド風」
実際の民族音楽というより
当時のイタリア人が想像した“異国的・北方的な舞曲性”を指す名称です。

3. 楽曲の性格と様式
この《La Scotta》は、
舞曲的リズム
明快な拍感
活発で外向的な性格を持つカンツォーナです。
カンツォーナの中でも、
厳格な対位法一辺倒ではなく
身体的なリズム感覚が前面に出た作品といえます。

4. 音楽的特徴
① 舞曲的主題と模倣
冒頭から提示される主題は、短くリズムが明確
反復しやすいという特徴を持ち、
各声部が順に模倣していきます。
→ 踊るような推進力が生まれます。

② セクションごとの性格対比
典型的なカンツォーナ様式として、
動機A:跳躍的・快活
動機B:音価が細かく流動的
といったように、
段落ごとに性格が切り替わる構造が見られます。

③ 器楽的書法の成熟
声楽的「歌」から出発しつつ
各声部が独立した運動性を持つ
これは、純器楽音楽としての自立を示す重要なポイントです。

5. 編成について
4種類の管楽四重奏に編曲されています。
原曲の多声構造が、
明確な音域分担
縦の和声の分かりやすさとして再構成されています。

6. 演奏のポイント(実践的視点)
● アーティキュレーションを揃える
レガートよりも
明確なタンギング
→ 舞曲性・異国的性格が際立ちます。

● 主題の受け渡しを意識
今、誰が主題を持っているか
他声部は伴奏か、対話か
を常に共有することが重要です。

● テンポ感
重くしすぎない
行進や踊りを想起する軽快さ

7. 音楽史的意義
《Canzona La Scotta》は、
ルネサンス的対位法
バロック的リズム感
舞曲と器楽形式の融合
を示す作品であり、後のトリオ・ソナタ
バロック合奏曲への重要な前段階に位置づけられます。

まとめ
《Canzona La Scotta》は、
異国趣味(スコットランド風)
明快な舞曲リズム
カンツォーナ特有の段落構造
を備えた、初期バロック器楽音楽の魅力が凝縮された一曲です 

管楽四重奏で演奏することで、
声部バランス
主題意識
様式理解
を学ぶ教材としても非常に優れています。

アトリエ・アニマート
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  2026/02/06   animato

鍵盤打楽器とコントラバス三重奏 ポッサム・アンド・テイターズ

鍵盤打楽器とコントラバス三重奏 ポッサム・アンド・テイターズ
チャールズ・ハンター
Possum And Taters (A Ragtime Feast)
Charles Hunter

編成はVib.、Marim.、St.Bs.です。
サックス五重奏、金管五重奏、木管五重奏、クラリネット五重奏版は発売中です。
20世紀初頭のジャズ導いたラグタイム作品を、ぜひお楽しみください。

鍵盤打楽器とコントラバス三重奏 ポッサム・アンド・テイターズ
チャールズ・ハンター
Possum And Taters (A Ragtime Feast)
Charles Hunter

編成はVib.、Marim.、St.Bs.です。
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1. 楽曲の基本情報
項目,詳細
曲名,Possum And Taters
副題,A Ragtime Feast(ラグタイムの饗宴)
作曲家,チャールズ・ハンター (Charles Hunter)
発表年,1900年
ジャンル,ラグタイム (Ragtime)
拍子・テンポ,2/4拍子、「Tempo di Rag. (ラグのテンポで)」
出版元,"H.A. French, Nashville, Tennessee"

2. 作曲家 チャールズ・ハンターについて
チャールズ・ハンター(1876年5月16日 - 1906年1月23日)は、ラグタイムの歴史において重要な作曲家であり、特に後の「フォーク・ラグタイム」に大きな影響を与えた人物とされています。
ナッシュビル・ラグタイム: 彼はテネシー州コロンビアで生まれ、ナッシュビルの盲学校でピアノ調律師の技術を学びました。彼はナッシュビルの民俗音楽の影響を受けながら作曲活動を行い、彼のラグタイムは「ナッシュビル・ラグ」として知られています。
初期の成功作: 1899年に発表した最初のラグ「Tickled to Death」が大ヒットしました。
早すぎる死: 彼は1906年に結核により29歳という若さで亡くなりました。

3. 楽曲の特徴と背景
◇タイトルとテーマ
この曲のタイトル「Possum And Taters」(ポッサムとテイターズ)は、「フクロネズミの肉とサツマイモ(Sweet Potatoes)」という、アメリカ南部の伝統的な料理の組み合わせを指します。
Possum And Taters
読み: ポッサム・アンド・テイターズ
Possum (ポッサム): 「フクロネズミ」を意味する "Opossum" の、特に口語的な省略形です。
Taters (テイターズ): 「ジャガイモ」や「サツマイモ」を意味する "Potatoes" の、特にアメリカ南部での口語的な省略形です。
したがって、この曲名は、先述の通り、アメリカ南部の伝統的なごちそうである「フクロネズミの肉とサツマイモ」を指しています。
作曲家自身が目撃した収穫後の宴会から着想を得ています。

テーマの背景: 初霜が降りた後の秋、フクロネズミ(Possum)が太り、柿(Persimmons)が熟す季節は、南部のアフリカ系アメリカ人にとって狩りや収穫の喜びと、「ポッサム・アンド・テイターズ」の饗宴を楽しむ祝祭の時でした。
音楽の描写: この背景から、曲は祝宴や楽しい集まりの賑やかで朗らかなムードを表現していると考えられます。

◇音楽的特徴
形式: 典型的なラグタイムの多部形式(AABBACCDDなど)で構成されています。
Tempo di Rag.(ラグのテンポで)の指示に始まり、シンコペーションを多用した右手のメロディと、左手の規則的な「オクターブ跳躍」や「ベース・コード」の動き(ストライド・スタイル)でラグタイムのリズムを作り出しています。
強弱記号は f(フォルテ)や p(ピアノ)が頻繁に切り替わり(例:1~4小節が f、5小節から p)、ダイナミクスの変化に富んでいます。
特に、繰り返し記号が多く使用されており(18小節、36小節、52小節など)、セクションごとの対比が際立つ構成となっています。
「Possum And Taters」は、ハンターの代表作「Tickled to Death」に次ぐヒット作となり、彼のフォーク的な感性と明快なスタイルが凝縮された、初期ラグタイムの傑作として親しまれています。

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  2026/02/05   animato

サックス四重奏 オーヴァーチュア・スイート第4番から第2.3楽章

サックス四重奏 オーヴァーチュア・スイート第4番から第2.3楽章
ヨハン・ベルンハルト・バッハ
Ouverture-Suite No. 4, 2 Caprice & 3 Marche
Johann Bernhard Bach

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。
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バッハ一族の多様さと魅力をぜひ味わってください。

サックス四重奏 オーヴァーチュア・スイート第4番から第2.3楽章
ヨハン・ベルンハルト・バッハ
Ouverture-Suite No. 4, 2 Caprice & 3 Marche
Johann Bernhard Bach

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Ouverture-Suite in D Dur
Johann Bernhard Bach作曲

概要
作曲者: ヨハン・ベルンハルト・バッハ(Johann Bernhard Bach, 1676年 - 1749年)は、
ヨハン・セバスティアン・バッハのいとこにあたる作曲家で、主に宗教音楽や器楽曲を手掛けました。
作品名: Ouverture-Suite in D Durは、彼の代表的な作品の一つで、オーヴァーチュア(序曲)とスイート(組曲)の形式を持っています。
楽譜番号: D-B Mus. ms. Bach St 318は、ドイツ・バッハ音楽アーカイブにおけるこの作品の楽譜番号です。

音楽的特徴
形式:
オーヴァーチュア: 作品の冒頭部分では、典型的なオーヴァーチュアのスタイルが見られ、華やかで壮大な雰囲気を持っています。
スイート: 続く部分では、ダンス形式の楽章が含まれており、バロック時代の特徴である各種の舞曲(サラバンド、ジーグなど)が展開されます。

楽器編成:
通常、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器が含まれ、豊かなオーケストラサウンドを生み出します。
ソロ楽器と合奏が交互に現れることがあり、バッハの音楽的な対位法が感じられます。
メロディとハーモニー:

メロディは流れるように美しく、感情豊かです。また、ハーモニーは複雑で、バロック音楽特有の対位法的な技法が用いられています。

意義と影響
バロック音楽の一例: この作品は、バロック時代の音楽スタイルを代表するものであり、当時の舞曲の特徴を良く表しています。
後の作曲家への影響: ヨハン・ベルンハルト・バッハの作品は、後の世代の作曲家に影響を与え、彼のスタイルはバロック音楽の発展に寄与しました。
結論
Johann Bernhard Bachの「Ouverture-Suite in D Dur」は、バロック音楽の魅力を存分に味わえる作品であり、
オーヴァーチュアとスイートの形式を通じて、豊かなメロディとハーモニーを堪能できる貴重な音楽です。
バッハ家の音楽的伝統を受け継ぎつつ、独自のスタイルを持つこの作品は、聴衆に深い感動を与えることでしょう。

1.Ouverture
この楽章は、作品全体の導入部分として機能し、オーケストラの豊かな音色とリズム的なエネルギーを示します。
バロック時代の典型的なオーヴァーチュアの形式に従っています。
序奏: Ouvertureは通常、序奏から始まり、力強い和音やリズムが特徴です。この部分では、作品のテーマや雰囲気を提示します。
フーガ: 序奏の後に続く部分では、対位法的な要素が強調され、複数のメロディラインが絡み合います。バッハの影響を受けたスタイルが感じられます。
この楽章は、作品全体の雰囲気を設定する重要な役割を果たしています。そして聴衆に深い感動と期待感を与え、続く楽章への興味を引き立てます。

2. Caprice
特徴: 自由な形式と即興的な要素を持つ楽章で、しばしば感情的な表現が強調されます。メロディは流動的で、技巧的な演奏が求められます。
役割: カプリースは、作品全体の中で独特な色合いを加え、聴衆の注意を引く役割を果たします。

3. Marche
特徴: 行進曲のスタイルで、力強いリズムと明確なビートが特徴です。通常、軍楽隊のような荘厳さがあります。
役割: 祝賀や特別な場面を演出するために使用され、全体の雰囲気を高めます。

4. Passepied
特徴: フランスの舞曲で、軽快でリズミカルな性格を持ちます。通常は3拍子で、優雅さと活気を兼ね備えています。
役割: この楽章は、作品の中で軽やかな変化をもたらし、聴衆に楽しさを提供します。

5. Caprice
特徴: 再度登場するカプリースで、前のカプリースとは異なるメロディやリズムを持つことがあります。技巧的な演奏が強調されます。
役割: 作品におけるテーマの再現や発展を示し、全体の統一感を保ちます。

6. Air
特徴: 静かで美しいメロディが特徴の楽章で、感情的な深みを持ちます。通常はゆったりとしたテンポで演奏されます。
役割: 聴衆に感動を与え、作品の中での静寂や内面的な探求を表現します。

7. La joye
特徴: 「喜び」を意味するタイトルを持ち、明るく陽気なメロディが特徴です。軽快なリズムで、楽しい雰囲気を醸し出します。
役割: 作品全体に明るさを加え、聴衆を楽しませる役割を果たします。

8. Caprice 3
特徴: 3番目のカプリースで、これまでのカプリースとは異なるテーマやリズムを持つことがあります。技巧的な要素が強調されます。
役割: 作品のクライマックスに向けての構成を持ち、聴衆の興味を引き続ける役割を果たします。
結論

これらの楽章は、Johann Bernhard Bachの「Ouverture-Suite in D Dur」において、バラエティに富んだ音楽的表現を提供し
、聴衆に多様な感情や雰囲気を体験させる重要な要素です。各楽章は、全体の構成の中で特有の役割を持ち、作品全体の魅力を高めています。

●Johann Bernhard Bachについて
基本情報

生年月日: 1676年3月16日
没年月日: 1749年5月17日
職業: 作曲家、オルガニスト

経歴
Johann Bernhard Bachは、バッハ家の一員であり、ヨハン・セバスティアン・バッハの遠い親戚です。
主にドイツの音楽界で活動し、特にオルガン音楽において重要な役割を果たしました。
音楽スタイル

バロック音楽のスタイルを基盤にしており、特にオルガン曲や宗教音楽に力を入れていました。
彼の作品は、メロディーの美しさと複雑な対位法が特徴です。

主な作品
オルガンのためのソナタやコラール前奏曲が多く、彼の作品は宗教的な儀式や礼拝で演奏されることが多かったです。

影響
Johann Bernhard Bachは、後の作曲家たちに影響を与え、特にオルガン音楽の発展に寄与しました。
彼の作品は、バッハ家の音楽的伝統を受け継ぐ重要な一翼を担っています。

まとめ
Johann Bernhard Bachは、バロック時代の重要な作曲家であり、彼の音楽は今日でも演奏され、評価されています。
彼の作品は、オルガン音楽の発展に寄与し、バッハ家の音楽的伝統を支えました。

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  2026/02/04   animato

木管四重奏 オルガン・ミサから1.キリエ、2.クプレ(変奏句)

木管四重奏 オルガン・ミサから1.キリエ、2.クプレ(変奏句)
フランソワ・クープラン
1er Kyrie & 2me Couplet from Messe pour les paroisses
François Couperin

編成はFl.、Ob.、Cl.、Bsn.です。
クラリネット四重奏、サックス四重奏、金管四重奏版は発売中です。

クープランによるフランスのロココ様式音楽をお楽しみください。

木管四重奏 オルガン・ミサから1.キリエ、2.クプレ(変奏句)
フランソワ・クープラン
1er Kyrie & 2me Couplet from Messe pour les paroisses
François Couperin

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フランソワ・クープラン(François Couperin)は、17世紀から18世紀にかけて活躍したフランスの作曲家、オルガニスト、チェンバロ奏者です。

生涯と家系
彼はフランスの著名な音楽家一族であるクープラン家の一員です。パリで生まれ、オルガニストとしてサン・ジェルヴェ教会の地位を父から受け継ぎました。その後、ルイ14世の宮廷オルガニストとなり、王室で重要な役割を担いました。彼の音楽は「偉大なクープラン(le grand Couperin)」として知られています。

音楽の特徴と功績
クープランは主にチェンバロ音楽で知られており、その作品は、フランスの優雅な様式とイタリアの協奏曲様式を融合させた、繊細で洗練されたものです。彼はチェンバロのための4つの曲集(ordres)を出版し、それぞれの曲に標題を付けました。彼の代表的な作品には「王宮のコンセール」などがあります。

また、クープランは音楽理論家としても重要であり、著書『クラヴサン奏法』では、運指法や装飾音について詳細に解説し、後の時代の音楽家たちに大きな影響を与えました。

影響
クープランの音楽は、ヨハン・セバスチャン・バッハなど同時代の作曲家にも影響を与え、バッハはクープランの作品を筆写しました。彼のスタイルは、フランスのロココ様式音楽の発展に貢献しました。

フランソワ・クープラン(François Couperin, 1668–1733)の作品で「Messe pour les paroisses」17世紀フランスのオルガン・ミサ曲です。
クープランのオルガン作品で有名なのは
《Messe pour les paroisses》(教区のためのミサ)
《Messe pour les couvents》(修道院のためのミサ)
の2曲(1690年頃作曲)です。

この中の最初の楽章が「Kyrie」とその後に続く「Couplet(変奏句)」です。
1. 構成と役割
フランス・バロック期のオルガン・ミサは、通常の歌唱ミサに交互に挿入して演奏する「交唱様式」(alternatim)が基本です。
つまり、典礼文の一部は聖歌隊(または聖歌)で歌い、残りの部分をオルガンの器楽曲で補完します。
Kyrie et Couplet はその冒頭部分にあたり、

Kyrie(プレリュード的役割)
堂々とした和声進行で「主よ、憐れみたまえ」の祈りを示す。
グラン・ジャン(Grand jeu:リード管主体の大音響)やプラン・ジュ(Plein jeu:プリンシパル系の完全合唱音色)で荘厳に。

Couplet(変奏句)
音楽用語としての couplet は、フランス古典オルガン音楽や歌曲で「変奏句」「詩節」「交替句」という意味で使われます。
このクープランのオルガン・ミサの場合は、「交唱の間に演奏されるオルガンによる変奏部分」を指しています。
Kyrie の旋律や和声進行をもとに、形式や装飾を変えて演奏する短い変奏。
各 Couplet では登録(音栓の組み合わせ)が変えられ、音色・質感が多彩になる。

2. 音楽的特徴(Kyrie 1–2)
Kyrie I(冒頭)
トニック上の和声と大きな拍感で厳粛に開始。
聖歌旋律(Cantus firmus)を低声部または上声部に置き、他の声部が和声を支える。
リズムは均等で荘重、祈りの静けさと荘厳さを両立。

Couplet I
より動きのある旋律、オルネマン(装飾音)を加えた旋律線。
聖歌旋律が断片化され、他声部が模倣や対旋律を展開。
登録を変えて音色コントラストを出す(例:Cromorne en taille, Tierce en taille など)。

3. 演奏と解釈のポイント
交唱構造の理解
歌詞がない部分でも、テキストの意味(Kyrie eleison=主よ、憐れみたまえ)を意識して表情づけする。

音色設計
フランス古典オルガンの伝統的登録法に沿って、Kyrie(荘厳)→Couplet(やや軽快)と音色を変化させる。

装飾
Couplet ではアグレマン(トリル、ポルタ・ド・ヴォワ、ピンセなど)を適切に入れることで時代様式が生きる。

1. 構成
1er Kyrie(冒頭部分)
荘厳なプラン・ジュ(Plein jeu)スタイル。
長い音価で進む聖歌旋律を低声部(特にBまたはF-Bass)に置き、上声部は和声的支えを形成。
4小節ごとに終止感を持たせる構造で、祈りのフレーズを明確化。

2me Couplet
より軽快で、音の動きが細かい。

アグレマン(装飾音)がメロディに豊富に含まれ、旋律の歌心を強調。
聖歌旋律は中声部(多くはアルトまたはテノール)に置き、外声部が装飾的に絡む。

2. 音楽的ポイント
Kyrie(1er)
冒頭(小節1–6)
F音を中心とするモードのF長調系のプレイン・ジュ(Plein jeu)書法で書かれており、ルネサンスの教会旋法というよりもすでにトーナルな和声感が明確です。
カントゥス・フィルムス(聖歌旋律)はバスに長い音価で提示。

中間(7–14)
和声進行は主和音–属和音–下属和音を行き来し、典礼文の句切れに合わせて終止。

終結(15–27)
プラン・ジュの重厚な響きのまま、安定した終止で締める。

Couplet(2me)
冒頭(28–34)
同じ聖歌旋律を中声部に移し、外声部は分散和音や経過音で装飾。

中間(35–55)
アルペジオ的動きやシンコペーションで動きを出す。
部分的に模倣書法(同型反復)が見られる。

終結(56–終わり)
音価が長くなり、安定した終止和音で次の部分に橋渡し。

カントゥス・フィルムスの位置
 - 1er Kyrie:低声部(ペダルやバス)に長い音価で置かれています。
 - 2me Couplet:中声部(多くはテノール声部)に配置され、外声部が華やかに装飾します。
 これはフランス古典オルガン・ミサの典型的な交替句(alternatim)手法です。

形式の役割
 Kyrieは荘厳な開始宣言の役割を持ち、Coupletはより軽やかに聖歌旋律を装飾して次の交唱に渡す役割を担っています。

3. 演奏上の留意点
登録(音色設定)

Kyrie:Plein jeu(Principal系+Mixture)、堂々とした音色。
Couplet:Tierce en taille やCromorne en tailleなど、彩度の高い音色で中声部を引き立てる。

アグレマン(装飾音)
Coupletでは不可欠。フランス古典の装飾法則に従う(前打音、短いトリル、ポルタ・ド・ヴォワ)。

フレーズ感
各終止でブレスを入れる感覚を持ち、交唱の歌唱との対応を意識。

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  2026/02/03   animato

金管六重奏 サーシス・オン・ヒズ・フェア・フィリスズ・ブレスト・リポウジング

金管六重奏 サーシス・オン・ヒズ・フェア・フィリスズ・ブレスト・リポウジング
トーマス・ベイトソン
Thirsis, on his fair Phillis' breast reposing
Thomas Bateson

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.2本、Tubaです。
サックス六重奏、木管六重奏、クラリネット六重奏版は発売中です。

キリスト教の宗教音楽に属さない美しい世俗音楽をぜひ味わってください。

金管六重奏 サーシス・オン・ヒズ・フェア・フィリスズ・ブレスト・リポウジング
トーマス・ベイトソン
Thirsis, on his fair Phillis' breast reposing
Thomas Bateson

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.2本、Tubaです。
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Thomas Bateson(c.1570–1630)は、イギリス後期ルネサンス期の作曲家で、特にマドリガルの作曲家として有名です。

マドリガルは当時、イギリスでも非常に流行していた多声音楽(声楽アンサンブル用の無伴奏作品)で、恋愛や牧歌的な詩をテーマにしたものが多く作られました。

Thirsis, on his fair Phillis' breast reposing"
「サーシスは、美しいフィリスの胸に寄りかかって安らいでいる」
Thirsis(サーシス) は牧歌詩によく出てくる羊飼いの男性キャラクター(理想化された恋人像)。
Phillis(フィリス) は理想化された女性キャラクターで、愛や純粋さ、美の象徴。
reposing は「横たわる」「安らぐ」という意味で、恋人同士の親密で甘い瞬間を描写しています。

詩の内容(イメージ)
このマドリガルでは、サーシスという羊飼いが恋人フィリスの胸に身を預けて、夢の中で幸せな情景を味わっている様子が歌われています。
当時のマドリガルではこうした牧歌的、理想的な恋愛描写が人気で、「自然と愛の調和」を象徴する情景としてよく用いられました。

詩的ニュアンスと感情
この作品は単なる恋愛歌というより「理想の愛の静かな幸福」を表す小さな詩的ドラマです。
聴いている人は、サーシスの安らぎとフィリスの優しさ、そして夢のような幸福感に共感できます。

声部編成とテクスチャ
6声部(a6)
英国マドリガルでは比較的多めの声部数。
豊かなハーモニーと、より立体的な音響空間を生むために6声が選ばれている。
テクスチャは、緻密に重なり合うポリフォニーと、ところどころで見られるホモフォニー(同じリズムで進む部分)の対比が特徴。

模倣(イミテーション)の技法
冒頭は 模倣的に各声部が順にモチーフを提示 する構造が多い。
「Thirsis」と「Phillis」といった言葉が呼応するようにメロディが引き継がれることで、恋人同士の親密さを音楽的に表現している。

ハーモニー
調性はG系またはD系(多くのマドリガルがこの音域にある)。
全体的に明るい長調的和声感を持ち、牧歌的で穏やかな響きを作り出している。
「reposing」(安らぐ)の箇所ではしばしば和声が柔らかく沈むように動き、心地よい解決感を表現。

リズム
基本的に柔らかく流れる拍感(拍子は4/4や2/2系に近い感覚)。
感情を強調したい単語の部分でリズムを伸ばしたり、装飾的な動きを加えている。

テキスト表現(ワードペインティング)
「breast reposing(胸に安らぐ)」の部分で、メロディが下降し、ハーモニーが溶け合うように進む=安らぎと落ち着きを聴覚的に描写。
「fair Phillis」の部分では、より明るい響きや跳躍音程を使って、フィリスの美しさと輝きを象徴。

フレーズ構造
短い詩句に合わせてフレーズが小分割されており、歌詞の意味と音楽が密接に結びついている。
フレーズ終わりにはしばしば カデンツ(終止) が明確に示され、区切りと安堵感を作る。

 感情的効果
6声の厚みある響きが、「夢見心地」 のようなふわっとした感覚を作り出す。
同時に、各声部が緻密に絡み合うことで「二人の親密さ」を象徴する構造的美しさがある。

●トーマス・ベイトソン (Thomas Bateson, c. 1570 – 1630) という、イングランドとアイルランドで活躍したルネサンス後期から初期バロックにかけての作曲家がいます。彼は特にマドリガル(Madrigal)の作曲で知られています。

トーマス・ベイトソンは、2つのマドリガル集を出版しました。

"The First Set of English Madrigales to 3, 4, 5 and 6 Voices" (1604年)
"Second Set of Madrigals in 3, 4, 5 & 6 parts" (1618年)

トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」について
トーマス・ベイトソンのマドリガルは、当時のイギリス・マドリガル楽派の優れた例として評価されています。彼の作品は、イタリアのマドリガルの影響を受けつつも、英語の詩に合わせた独特の表現や、緻密なポリフォニー(多声)が特徴です。

「Madrigali a6」として具体的に作品を挙げるならば、彼のマドリガル集には例えば以下のような6声のマドリガルが含まれています。

"Ah, Cupid, grant" (ああ、キューピッドよ、与え給え) - 彼の初期の作品の一つで、情熱的なテキストと豊かな和声が特徴です。
"Her hair the net of golden wire" (彼女の髪は金糸の網) - 愛の苦悩を歌ったもので、声部の絡みが美しい作品です。
"Fond love is blind" (盲目の恋は) - 視覚的なイメージと音楽的な表現が結びついた、典型的なマドリガルの特徴を持つ作品です。
"When Oriana walk'd to take the air" (オリアーナが散歩に出かけた時) - これは、エリザベス1世を称えるマドリガル集『トリウムフズ・オブ・オリアーナ (The Triumphs of Oriana)』のために書かれたものですが、実際にそのコレクションには採用されなかった作品です。
マドリガルの特徴
マドリガルは、16世紀のイタリアで発展し、後にイギリスにも伝わった無伴奏の多声世俗声楽曲です。

歌詞: 通常、恋愛や牧歌的なテーマを扱った詩が用いられます。
声部: 3声から6声(またはそれ以上)で構成され、各声部が独立した旋律線を持ちながらも、全体として複雑で豊かなハーモニーを形成します。
ワードペインティング: 歌詞の内容を音楽で描写する「ワードペインティング(Madrigalism)」が多用されます。例えば、「昇る」という歌詞があれば音程が上がったり、「ため息」という歌詞には不協和音や休符が使われたりします。
感情表現: 詩の感情を深く掘り下げ、音楽によって表現しようとする点が特徴です。
トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」も、これらのマドリガルの特徴を色濃く反映しており、ルネサンス音楽の豊かな響きと感情表現を楽しむことができる作品群です。

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  2026/02/02   animato

クラリネット四重奏 バターリャ第2番

クラリネット四重奏 バターリャ第2番
ホセ・ヒメネス
Batalla 2(Segunda)
José Jiménez

編成はCl.4本、Bs.Cl.です。
サックス四重奏、木管四重奏、金管四重奏版は発売中です。

17世紀スペイン黄金期、世俗的劇的効果の融合の魅力をぜひ味わってください。

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ホセ・ヒメネス
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スペイン黄金期のオルガン音楽家 José Jiménez (1601–1672) 
その代表的作品である 《Batalla 1 de sexto tono》、《Batalla 2 de sexto tono》 

José Jiménez (1601–1672)
スペイン・セビーリャ出身のオルガニスト、作曲家。
セビーリャ大聖堂のオルガニストであった Francisco Correa de Arauxo に師事。
1640年以降は トレド大聖堂のオルガニストを務め、当時スペインで最も権威あるオルガン奏者の一人に数えられた。
作風は、スペイン・オルガン楽派の典型として、厳格な対位法と劇的な即興的パッセージを融合させている。

Batalla(バターリャ)というジャンル
「Batalla」=スペイン語で「戦い(Battle)」を意味する。
16世紀後半から17世紀にかけてスペイン・ポルトガルのオルガン音楽で盛んに作曲された様式。

特徴:
金管ファンファーレ風の和音連打
リズミカルで戦闘的な模倣動機
左右手の掛け合いによる対抗効果
礼拝中に戦争や勝利を象徴的に表現するために用いられることもあった。

《Batalla 1 de sexto tono(Primera)》
調性:「第6旋法」(モード的解釈で ヒポリディア、現代的には F 旋法または近似的にニ短調/ヘ長調系に聞こえる)。
特徴:
開始部でオクターブの強奏を模倣的に繰り返し、戦いの開始を描写。
中間部では分散和音的モチーフが繰り返され、攻防の応酬を思わせる。
最後は荘厳な和音で締めくくられる。

教育的要素:対位法的模倣と和音の強調を両立させる練習曲的性格を持つ。

《Batalla 2 de sexto tono(Segunda)》
第1番に比べてより発展的で、複雑なリズム処理と多声部的展開が目立つ。

特徴:
戦闘的リズムが次第に音域を広げ、オルガン全体を響かせる。
ティエント(自由対位法的オルガン曲)の技法とバターリャの戦闘的効果を融合。
和声的な緊張と解放を繰り返しながら、勝利の高揚感を強調する。
芸術的完成度:第1番が比較的単純で「典型的バターリャ」であるのに対し、第2番はより壮大で発展的な構築を持つ。

まとめ
José Jiménez はスペイン黄金期オルガン楽派の中核的存在であり、その Batalla 作品は当時の「戦いを描く音楽」の代表。
《Batalla 1 de sexto tono》:典型的な戦闘音楽、明快で教育的。
《Batalla 2 de sexto tono》:発展的・壮麗で、劇的効果が強い。
両曲は、礼拝と世俗的劇的効果の融合を示す17世紀スペイン・オルガン音楽の典型であります。

José Jiménez(ホセ・ヒメネス, 1601–1672) は、17世紀スペインの作曲家・オルガニストで、スペイン黄金時代(Siglo de Oro) に活躍した宗教音楽と鍵盤音楽の作曲家として知られています。彼はイベリア半島のポリフォニー伝統を継承しつつ、バロック初期の和声的・装飾的なスタイルへと移行する過程に大きな役割を果たした人物です。

生涯
生没年:1601年ごろ – 1672年ごろ
出身地:スペイン南部と考えられています(正確な出生地は不明)。
職業:オルガニスト、作曲家
活動拠点:主にセビーリャ大聖堂(Catedral de Sevilla) に所属していたとされます。
セビーリャ大聖堂は当時、スペイン最大級の宗教音楽の中心地であり、ヒメネスはそこのオルガニストとして活躍しました。

音楽スタイルの特徴
José Jiménez は、スペインのオルガン音楽の中でも特に対位法的な精密さと強いリズム感、華やかな装飾音が特徴的です。
彼の作品は、後のJuan Cabanilles(フアン・カバニリェス)に繋がるスペイン・オルガン楽派の伝統の中で重要な位置を占めています。

主な特徴
厳格な対位法:ルネサンス的なポリフォニーの技法を保持している。
リズミカルな活力:「Batalla(バターリャ=戦い)」などの作品で見られる軍楽的・祝祭的なリズム。
装飾的旋律線:鍵盤音楽に特有の即興的装飾(グロッサ)を多用。
和声の明確化:バロック的な調性感の萌芽を示す。

代表作
《Batalla 1 de sexto tono》および《Batalla 2 de sexto tono》
ジャンル:オルガンのための戦闘的作品(Batalla=戦い)
「Batalla」は当時のスペインで人気の形式で、トランペットのファンファーレや軍隊行進を模倣しています。
ヒメネスの《Batalla》は、明確なリズム、力強い和声、装飾的な即興風のパッセージが特徴で、聴く者を惹きつける英雄的・祝祭的な響きを持ちます。
曲名にある「de sexto tono」は、「第6教会旋法(mode 6)」を意味し、調性概念が未確立だった時代の旋法的音楽構造を示しています。

スペイン・オルガン楽派との関係
José Jiménez は、フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(Francisco Correa de Arauxo, 1584–1654)の後継世代にあたります。
彼はその伝統を受け継ぎ、後のJuan Cabanillesへと続くスペイン・オルガン音楽の系譜を形成しました。
この系譜は次のように整理できます:
Correa de Arauxo → José Jiménez → Juan Cabanilles
この流れの中で、ヒメネスはルネサンス的厳格さと初期バロック的自由さの橋渡しをした人物です。

まとめ
名前    José Jiménez(ホセ・ヒメネス)
生没年    1601–1672
出身/活動地    スペイン(主にセビーリャ)
職業    作曲家・オルガニスト
代表作    《Batalla 1 de sexto tono》《Batalla 2 de sexto tono》など
音楽様式    スペイン・バロック初期、対位法的・旋法的・装飾的
影響    Juan Cabanilles など後のスペイン鍵盤音楽家に影響

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  2026/02/01   animato