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2024年10月

Solo+サックス四重奏 「美しい五月に」 シューマン『詩人の恋』より

Solo+サックス四重奏 「美しい五月に」 シューマン『詩人の恋』より
1. Im wunderschonen Monat Mai from Dichterliebe Op. 48
Robert Schumann

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトンおよびSoloパートです。
同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、
in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、
in C-Fl.版(Fl.、Pic.)、
in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、
Tubaは1オクターブ下げて演奏可能です。
in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、
in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。
多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は下の編成も含め4種類から選ぶことができます。
金管四重奏、木管四重奏、クラリネット四重奏版は発売中です。

美しい季節と愛する人への想いを語った作品をさまざまな楽器の演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

Solo+サックス四重奏 「美しい五月に」 シューマン『詩人の恋』より
1. Im wunderschonen Monat Mai from Dichterliebe Op. 48
Robert Schumann

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトンおよびSoloパートです。
同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

とても美しい五月 僕の心の中には 恋が芽生えた
『美しい五月に』は、19世紀ドイツの作曲家ロベルト・シューマンが1840年に作曲した連作歌曲『詩人の恋』第1曲です。
ドイツ語の原題は『Im wunderschonen Monat Mai』。英語で直訳すると「in the beautiful month of May」。
『美しい五月に』を含め、連作歌曲『詩人の恋』の歌詞は、ドイツの詩人ハインリヒ・ハイネの詩集「歌の本 Buch der Lieder」から引用されています。
なお、『詩人の恋』が作曲された1840年半ばはクララとの結婚を直前に控えた時期であり、ロベルト・シューマンが次々と歌曲を生みだした
「歌曲の年」と呼ばれています。

シューマンは言わずと知れたドイツ・ロマン派を代表する作曲家の一人です。
音楽史上では「歌曲の王」と呼ばれたシューベルト(Franz Schubert 1797?1828)後のドイツ・リートの担い手とされています。
ハイネの詩にはシューベルトも、彼の最晩年の歌曲集「白鳥の歌」で6曲を作曲しています。
シューマンは30歳くらいまでピアノ曲を中心に作曲活動を行っていましたが、あるジャンルを集中的に創作し始めるのが1840年です。
この年は「歌の年」と呼ばれ、「詩人の恋」「リーダークライス」「女の愛と生涯」などドイツ・リートの名作を次々と作曲しました。
ちなみに翌年1841年は「交響曲」、1842年は「室内楽」の年となっています。

ハイネの詩はロマン派の作曲家に大きな影響を及ぼしました。またハイネが「シューベルトと同じ年」に生まれ「シューマンと同じ年」に
亡くなったということも何か因縁のようなものを感じさせます。「詩人の恋」の作曲された1840年は、シューマンがクラーラの父親であり、
シューマン自身のピアノの師匠でもあったヴィーク(Friedrich Wieck 1785?1873)を相手にクラーラとの結婚を認めてもらうよう裁判で争い、
勝利して結婚した年であった。シューマンはその生涯に270曲以上の歌曲を作曲していますが、この一年間で「リーダークライスOp. 24」から
「ベルシャザルOp. 57」まで120曲以上も作曲しています(歌曲の年)。

このハイネによる詩は純然たる定型詩です。各節1行目のみが8音節、あとはすべて7音節で成り立っています。そのリズム構成を見てみると、
1行目だけが、弱強 弱強 弱強 弱強で2,3,4行は、弱強 弱強 弱強 弱となっています。そして各節2行と4行が angen angen と脚韻をふんでいます。
この脚韻の部分のリズムは強弱なので、こういう韻を女性韻と呼び、余韻を感じさせる効果があります。

美しい季節と愛する人への想いを語った曲でありながら、とても不安定で浮遊するような感覚を覚える曲です。
二度の内部転調を伴う主部は、歌詞とリンクして美しく喜びや憧れを歌っています。ここでは、嬰へ短調の平行調であるイ長調の主和音(ラドミ)がきちんと登場します。
しかし、何度か回帰する冒頭の2小節がなんともいえない趣を持っています。
1小節目は長調へ、2小節目のドミナントは短調への指向性が強く感じられます。
歌詞に登場する「彼女」とはもちろん妻クララ・シューマンですが、彼女との悲劇的な別れを予感させるような、
またシューマンの心の内部を垣間見たような思いが残る曲でもあります。

『詩人の恋』(Dichterliebe)と言うのは、作曲に当たってシューマンが命名したものです。ハイネの初期の詩を集めた『歌の本』
(Buch der Lieder)の中の「抒情的間奏曲」と題する65篇の詩群から、シューマンが16篇を抜き出して作曲したものです。
その際のシューマンによる曲の配置が巧みです。第1~6曲は恋の芽生えと成就、第7~15曲は心変わり・絶望、第16曲は再生を歌ったものになっています。

歌詞の意味・日本語訳(意訳)
Im wunderschonen Monat Mai,
Als alle Knospen sprangen,
Da ist in meinem Herzen
Die Liebe aufgegangen.

とても美しい五月に
すべてのつぼみが開く
僕の心の中には
恋が芽生えた

Im wunderschonen Monat Mai,
Als alle Vogel sangen,
Da hab ich ihr gestanden
Mein Sehnen und Verlangen.

とても美しい五月に
鳥たちはみな歌う
僕は彼女に打ち明けた
彼女への憧れと想いを

2節からなる規則正しいの詩脚(Versfuss)に合わせてアウフタクト(弱起)で始まる曲ですが、いきなり冒頭のIm wunderschonen Monat Mai の
1フレーズ目から気をつけて演奏しなくてはなりません。ロマン派の音楽は古典派以前の音楽に比べ、旋律を「揺らす」傾向にあります。
この第1曲目が、「詩人の恋」全16曲の中でもっとも難易度が高い曲です。

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  2024/10/11   animato

金管七重奏+ 6つの空想から「フィリスとコリドン」Op.87a No.2

金管七重奏+ 6つの空想から「フィリスとコリドン」Op.87a No.2
トマス・ダンヒル
2. Phyllis and Corydon
Thomas Dunhill

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.、Eup.2本、Tuba、打楽器1名(フィールド・ドラムとシンバル)計8名です。
アンサンブルコンテストのために次の4曲(計5分20秒)が 用意されています。
1. An April Pastoral「四月の牧歌」
2. Phyllis and Corydon「フィリスとコリドン」
4. By the Sunlit Stream「陽だまりの小川のほとりで」
5. Cowslip Meadow「ヤマブキソウの草原」
サックス五重奏、木管五重奏、クラリネット五重奏、金管五重奏版は発売中です。

古代ギリシャやローマの神話の恋人たちを感じさせる作品をぜひ味わってください。

金管七重奏+ 6つの空想から「フィリスとコリドン」Op.87a No.2
トマス・ダンヒル
2. Phyllis and Corydon
Thomas Dunhill

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.、Eup.2本、Tuba、打楽器1名(フィールド・ドラムとシンバル)計8名です。
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1. An April Pastoral「四月の牧歌」
2. Phyllis and Corydon「フィリスとコリドン」
4. By the Sunlit Stream「陽だまりの小川のほとりで」
5. Cowslip Meadow「ヤマブキソウの草原」
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「Phyllis and Corydon」は、トマス・ダンヒル(Thomas Dunhill)によって作曲されたピアノ4手の楽曲で、
「Four Hand Fancies」Op.87aの中の第2番に位置しています。
トマス・ダンヒルは、イギリスの作曲家で、19世紀末から20世紀初頭にかけて活動しました。彼は室内楽、歌曲、ピアノ曲などを作曲し、
その作品は繊細なメロディと感情豊かな音楽性で知られています。

6つの空想と題された組曲は次のように構成されています。
1. An April Pastoral「四月の牧歌」
2. Phyllis and Corydon「フィリスとコリドン」
3. A Gypsy Lullaby「ジプシーの子守唄」
4. By the Sunlit Stream「陽だまりの小川のほとりで」
5. Cowslip Meadow「ヤマブキソウの草原」
6. Sligo Fair (A Reel)「スライゴの祭」

「Phyllis and Corydon」は、その名前からも分かるように、古代ギリシャやローマの神話や詩に登場する恋人たち、
フィリスとコリドンをテーマにした楽曲です。これは古典的なテーマを通じて恋愛や情緒を音楽で描写しています。

ピアノ4手の楽曲は、2人のピアニストが協力して演奏するためのもので、2つのピアノが同じ楽譜を演奏することで、
より豊かな音楽性やリズムが実現されます。
トマス・ダンヒルの作品はその独自の音楽的アプローチによって、聴衆に感動や響きをもたらすことが多いです。

楽譜を手に入れて自分で演奏してみることをおすすめします。また、録音されたバージョンや音楽解説を通じても、
この魅力的な作品を楽しむことができるでしょう。

作曲家トマス・ダンヒル:
トマス・ダンヒル(1877年-1946年)は、イギリスの作曲家で、主に歌曲や室内楽を手がけました。
彼はイギリスの音楽教育者としても知られ、ロンドン王立音楽院で教鞭をとりました。
ダンヒルは、古典的なスタイルとロマンティックな要素を取り入れた作品を数多く作曲しました。

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  2024/10/10   animato

木管四重奏「聖母マリアを讃えるミサのオファトリウム」

木管四重奏「聖母マリアを讃えるミサのオファトリウム」
オルガンのための12の作品から
12.Offertoire pour une messe en l’honneur de la sainte Vierge
from Douze pieces d'orgue(12 Pieces)
J-N.レメンス
Jacques-Nicolas LEMMENS

編成はFl.、Ob.、Cl.、Bsn.です。
金管四重奏、クラリネット四重奏、サックス四重奏版は発売中です。

気品に満ちた荘厳なベルギーの作品をお楽しみください。

木管四重奏「聖母マリアを讃えるミサのオファトリウム」
オルガンのための12の作品から
12.Offertoire pour une messe en l’honneur de la sainte Vierge
from Douze pieces d'orgue(12 Pieces)
J-N.レメンス
Jacques-Nicolas LEMMENS

編成はFl.、Ob.、Cl.、Bsn.です。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

Lemmensの『Douze pieces d'orgue』(ドゥーズ・ピエス・ドゥ・オルグ、12のオルガンの小品)は、ベルギーの作曲家・オルガニストである
ジャック=ニコラ・レメンスによって作曲されたオルガンのための12の作品であり、
オルガン音楽の中でも重要な作品の一つとして高く評価されています。
この作品は、19世紀後半のオルガン音楽の発展に大きな影響を与え、オルガニストやオルガン愛好家によって広く演奏されています。

『Douze pieces d'orgue』は、オルガン音楽の重要な作品の一つとして、現代のオルガニストやオルガン愛好家によって広く演奏されています。
レメンスのオルガン作品は、その優れた音楽性と技術的な高難度から、オルガン演奏の技術向上を目指すオルガニストたちにとっても
重要な学習教材としても知られています。この作品集は、オルガニストたちにとって、演奏技術の向上や音楽の表現力の探求を通じて、
オルガン演奏の新たな境地を切り拓く機会を提供しています。

また、『Douze pieces d'orgue』は、オルガニストたちにとって、オルガンの多彩な音響やレジスターの使用法を探求する機会を与えています。
各曲は異なる音響効果やレジスターの組み合わせを用いて、オルガニストに多様な音楽的表現を可能にします。
これにより、オルガニストは音響の使い方やレジスターの選択について深い洞察を得ることができます。

さらに、レメンスの『Douze pieces d'orgue』は、音楽の歴史的背景や文脈を考える上でも興味深い作品集と言えます。
レメンスは、自身の作品において、伝統的なオルガン音楽のルーツやバロック音楽のスタイルを踏襲しつつ、
現代的な音楽の要素を取り入れることで、当時の音楽の進化を示しています。
このように、レメンスの作品は、その時代の音楽の変遷や流行についての理解を深める上でも興味深い研究対象となっています。

この12.Offertoireは、ミサのオファトリウムに使用されることを想定しており、聖母マリアを讃えるために作曲されています。
レメンスは、オルガンの力強さや優美さを生かしつつ、宗教的な雰囲気を表現するために、様々な技法や楽想を用いています。
曲は、4/4拍子で書かれており、ト長調で始まります。ゆったりとしたテンポで進み、オルガンの力強い響きが特徴的です。
曲の冒頭では、優美な旋律が主題として提示され、その後、オルガンのパイプの豪華な響きが重なり合い、壮大な音響効果を生み出します。
中間部では、主題が変形されながら繰り返され、高音と低音の対話が展開されます。旋律の流れは緩やかに変化し、
幾つかの技巧的なフレーズが現れます。その後、音楽は再び力強く盛り上がり、オルガンの力強い和音が響き渡ります。
終盤では、主題が再び力強く現れ、華やかな和音に包まれながら曲を締めくくります。最後は静かに収束し、厳かな雰囲気で曲を終えます。
この作品は、レメンスのオルガン曲の中でも人気の高い作品の一つであり、オルガン奏者にとっては技術的にも表現的にも
魅力的な曲として知られています。また、聖母マリアを讃えるミサのオファトリウムとして使用されるため、
宗教的な音楽としての価値も持っています。

最後に、レメンスの『Douze pieces d'orgue』は、オルガニストの演奏技術や音楽性を高めるだけでなく、
オルガン音楽の魅力や可能性を再発見する機会をもたらしています。

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  2024/10/09   animato

Cl.Sax.五重奏と打楽器のための『ウィーンはいつもウィーン』

Cl.Sax.五重奏と打楽器のための『ウィーンはいつもウィーン』
Wien bleibt Wien!
Johann Schrammel

編成はクラリネット2本、アルト、テナー、バリトン、ドラムスです。
打楽器を省略してCl.Sax.五重奏として演奏可能です。
クラリネット五重奏版、木管五重奏版、金管五重奏、サックス五重奏版は発売中です。

スポーツテーマでおなじみのウィーン・マーチをコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

Cl.Sax.五重奏と打楽器のための『ウィーンはいつもウィーン』
Wien bleibt Wien!
Johann Schrammel

編成はクラリネット2本、アルト、テナー、バリトン、ドラムスです。
打楽器を省略してCl.Sax.五重奏として演奏可能です。
クラリネット五重奏版、木管五重奏版、金管五重奏、サックス五重奏版は発売中です。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『ウィーンはいつもウィーン』(Wien bleibt Wien!)は、オーストリアの行進曲です。
シュランメル音楽のヒットナンバーで日本でもよく聴かれるマーチです。

この曲はオーストリアのヴァイオリン奏者ヨハン・シュランメル(ドイツ語版)により1877年に作曲されました。
当初はヴァイオリン、コントラバス、ギターによるシュランメル音楽として作曲されたましたが、
のちに吹奏楽に編曲されました。各種編曲譜も出版されています。

19世紀後半のウィーンでは、ヨハン・シュランメルと弟ヨーゼフのシュランメル兄弟を中心としたアンサンブルが、
各地のワイン居酒屋ホイリゲや宿屋で演奏を行い人気を博していました。
同時代の作曲家には、ウィーンのワルツ王と称えられたヨハン・シュトラウス2世やヨハネス・ブラームスらがいて、
彼らもシュランメル兄弟による演奏に心酔したと伝えられています。
シュランメル兄弟の死後も、その音楽スタイルは「シュランメル音楽」という形式として歴史にその名を残すこととなりました。
シュランメル音楽はオーストリアやハンガリー、モラヴィアなどの様々な民族音楽の影響を受けていて、
民謡や行進曲、ワルツやポルカなどの舞曲なども取り入れられています。
楽器構成としては、ヴァイオリンやフィドル、ダブルネックのコントラギター、G調の小クラリネットが用いられ、
時にはアコーディオンやハーモニカが加わることもあります。

兄ヨハン・シュランメル(1850-1893.6.17)と弟ヨーゼフ・シュランメル(1852-1895)は彼らのヴァイオリンと
友人の弾くコントラ・ギターとのトリオ”ヌスドルファー”を結成し、ウィーンのワイン酒場ホイリゲやカフェを
流しで演奏していました。その後1878年には高音のG管クラリネットを加えた編成で”シュランメル・カルテット”となり、
1891年にはボタン式アコーディオンも入り、シュランメルスタイル、いわゆる”シュランメルン”として定着しました。
ウィーンといえばシュトラウスが有名ですが、シュランメルの音楽はウィーン子に自分たちの音楽として今でも親しまれています。

原題にはで感嘆符「!」がつきますが、日本語訳題では省かれていることが多いようです。
日本では朝日放送テレビ・ラジオ(ABC)で長い間スポーツテーマとして使用されていて、
キー局・TBSあるいはテレビ朝日のスポーツテーマ曲(『コバルトの空』『朝日に栄光あれ』)の差し替えとして
使用されていました。

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  2024/10/08   animato

金管七重奏+ 6つの空想から「四月の牧歌」Op.87a No.1

金管七重奏+ 6つの空想から「四月の牧歌」Op.87a No.1
トマス・ダンヒル
1. An April Pastoral
Thomas Dunhill

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.、Eup.2本、Tuba、打楽器1名(ティンパニ、トライアングル)計8名です。
アンサンブルコンテストのために次の4曲(計5分20秒)が 用意されています。
1. An April Pastoral「四月の牧歌」
2. Phyllis and Corydon「フィリスとコリドン」
4. By the Sunlit Stream「陽だまりの小川のほとりで」
5. Cowslip Meadow「ヤマブキソウの草原」
サックス五重奏、木管五重奏、クラリネット五重奏、金管五重奏版は発売中です。

のんびりとした牧歌的な風景を思わせる作品をぜひ味わってください。

金管七重奏+ 6つの空想から「四月の牧歌」Op.87a No.1
トマス・ダンヒル
1. An April Pastoral
Thomas Dunhill

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.、Eup.2本、Tuba、打楽器1名(ティンパニ、トライアングル)計8名です。
アンサンブルコンテストのために次の4曲(計5分20秒)が 用意されています。
1. An April Pastoral「四月の牧歌」
2. Phyllis and Corydon「フィリスとコリドン」
4. By the Sunlit Stream「陽だまりの小川のほとりで」
5. Cowslip Meadow「ヤマブキソウの草原」
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「An April Pastoral」は、トマス・ダンヒル(Thomas Dunhill)によって作曲された楽曲で、Op.87a No.1という作品番号が付けられています。
トマス・ダンヒルは、イギリスの作曲家であり、19世紀末から20世紀初頭にかけて活動しました。
彼は室内楽、オペラ、歌曲、ピアノ曲などを作曲し、その作品はメロディアスで感情豊かなものが多いことで知られています。

6つの空想と題された組曲は次のように構成されています。
1. An April Pastoral「四月の牧歌」
2. Phyllis and Corydon「フィリスとコリドン」
3. A Gypsy Lullaby「ジプシーの子守唄」
4. By the Sunlit Stream「陽だまりの小川のほとりで」
5. Cowslip Meadow「ヤマブキソウの草原」
6. Sligo Fair (A Reel)「スライゴの祭」

「An April Pastoral」は、その名前からも分かるように、4月の田園風景を描いた楽曲です。
この曲は、春の訪れや自然の営みを音楽的に表現しています。ダンヒルの作品にはしばしば風景や情景描写が見られ、
聴衆に美しい音楽を通じてイメージを伝えることが特徴です。

一般的にトマス・ダンヒルの作品は繊細なメロディ、穏やかな雰囲気、そして感情の豊かさを持っています。
彼の音楽はロマンティックな要素が強く、情緒的な表現が特徴的です。

「An April Pastoral」Op.87a No.1を演奏したり聴いたりすることで、春の美しい風景や情感が音楽を通じて伝わってくることでしょう。
楽譜を手に入れて演奏してみることをおすすめします。

作曲家トマス・ダンヒル:
トマス・ダンヒル(1877年-1946年)は、イギリスの作曲家で、主に歌曲や室内楽を手がけました。
彼はイギリスの音楽教育者としても知られ、ロンドン王立音楽院で教鞭をとりました。
ダンヒルは、古典的なスタイルとロマンティックな要素を取り入れた作品を数多く作曲しました。

Early One Morningの歌詞とメロディー:
「Early One Morning」は、イギリスの伝統的な民謡を基にしています。
歌詞は、恋人たちの別れや悲しみを描いており、早朝に別れの瞬間が訪れる様子を描写しています。
メロディーはシンプルで美しく、感情的な内容を反映しています。

歌曲の特徴:
「Early One Morning」は、深い感情表現と情熱的な雰囲気が特徴です。歌詞の内容に合わせて、
メロディーはしばしば切なさや別れの寂しさを伝えるような旋律となっています。
ダンヒルは、ピアノ伴奏を通じて歌詞の雰囲気を強調し、感情を引き立てる効果的な楽曲構成を取り入れました。

使用される場面:
「Early One Morning」は、しばしばリサイタルやコンサートで演奏される歌曲として知られています。
また、映画やテレビ番組、舞台演劇などでも使用されることがあります。
その感情的な表現と美しいメロディーは、幅広い音楽的な文脈で愛されています。

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  2024/10/07   animato

クラリネット五重奏 イタリアン・ポルカ:ラフマニノフ

クラリネット五重奏 イタリアン・ポルカ:ラフマニノフ
Polka Italienne
S.Rachmaninov

編成はCl.4本、Bs,Cl.です。
木管五重奏、サックス五重奏版、金管五重奏、鍵盤打楽器とベース四重奏版は発売中です。
ラフマニノフによる彼らしくない軽快な音楽を、ぜひお楽しみください。

クラリネット五重奏 イタリアン・ポルカ:ラフマニノフ
Polka Italienne
S.Rachmaninov

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

セルゲイ・ラフマニノフは1873年生まれのロシアの作曲家。「イタリアン・ポルカ」(ポルカ・イタリエンヌ Polka Italienne)は
4手のピアノ連弾用に書かれた軽快なポルカです。
ラフマニノフが1906年から1909年の旅行中に、滞在したイタリアでの辻音楽師による演奏がラフマニノフの耳にとまり、これが元になって作曲されました。
最初は連弾用の作品でしたが、後に自身がトランペットのパートを書き加え、4手のピアノ連弾とトランペットという珍しい編成になりましたが、
現在演奏されるのは連弾版かソロ・ピアノ用の編曲版です。変ホ短調で始まり、中間部では変ホ長調に転調します。
同年秋から1909年にかけて、家族とともにドレスデンに滞在したラフマニノフは、ドイツに向かう途上でイタリアを経由し、そこにも短期間滞在しました。
イタリアの街での辻音楽師による演奏がラフマニノフの耳にとまり、これが元になって『イタリアン・ポルカ』は作曲されました。
“イタリアン”と言うほどイタリア風ではなく、むしろロシア風の哀調を帯びていますが、 曲調は軽快で、まるでディキシーのような楽しさに満ちています。
ラフマニノフは1900年の春にも、ひとりでイタリアを旅行しています。
この時期はニコライ・ダーリ博士の暗示療法によって自信を回復し始めた頃で、 博士に献呈されたピアノ協奏曲第2番は、この年から翌年にかけての作曲です。
夫人のナターリア・ラフマニノフと「イタリアン・ポルカ」(4手連弾)を合奏した楽しくくつろいだ雰囲気のプライベート録音も残されています。

また同じ時期に作曲の『2台のピアノのための組曲第2番』では、
 終楽章にタランテラというイタリア、ナポリの舞曲が置かれています。
そんなところにも、彼がイタリア旅行から受けた影響をみることができます。

ポルカはチェコ北西部ボヘミアの山岳部を起源とする民族舞踊で、ウィーンの宮廷で大流行しました
ヨハン・シュトラウス2世(兄)とヨーゼフ・シュトラウス(弟)、スメタナなどによってが多くのポルカが書かれました。

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  2024/10/06   animato

木管五重奏 6つのオフェルトワールから第6曲

木管五重奏 6つのオフェルトワールから第6曲
レフェブール=ヴェリー
6 Offertoires, Op.34-6
Lefébure-Wély, Louis James Alfred

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
サックス五重奏、金管五重奏、クラリネット五重奏版は発売中です。
19世紀のフランス・ロマン派の作品を、ぜひお楽しみください。

木管五重奏 6つのオフェルトワールから第6曲
レフェブール=ヴェリー
6 Offertoires, Op.34-6
Lefébure-Wély, Louis James Alfred

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
サックス五重奏、金管五重奏、クラリネット五重奏版は発売中です。
19世紀のフランス・ロマン派の作品を、ぜひお楽しみください。

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ルイ・ジェームス・アルフレッド・レフェブール=ヴェリー(Louis James Alfred Lefébure-Wély)による「6 Offertoires, Op.34」は、
オルガンのための6つのオフェルトワール(Offertoire)です。この作品は19世紀のフランスの作曲家であり、
オルガニストでもあったレフェブール=ヴェリーによって作曲されました。

Louis James Alfred Lefébure-Wély(ルイ・ジェームズ・アルフレッド・レフェビュア=ヴェリー)は、
19世紀のフランスの作曲家、オルガニスト、ピアニストです。彼は1817年11月13日にパリで生まれ、1869年12月31日に亡くなりました。

Lefébure-Wélyは、その時代のフランスで非常に有名なオルガニストであり、その作品は多くの場で演奏されました。
彼の音楽はロマン主義の特徴を持ち、しばしば感情豊かで劇的な要素を含んでいます。

彼の作品の中でも特に有名なものには、オルガン曲やピアノ曲、宗教音楽などがあります。
中でも、軽快で華やかなオルガン曲で知られており、その中でも「レマン湖の舟歌」や「トランペットガランテ」などがよく知られています。

Lefébure-Wélyはまた、パリのいくつかの主要な教会でオルガニストを務め、その演奏技術や作曲能力によって広く賞賛されました。
彼の音楽は今日でもオルガン愛好家やクラシック音楽ファンによって楽しまれています。

Louis James Alfred Lefébure-Wélyの音楽的特長はいくつかあります。

ロマン主義の影響: Lefébure-Wélyの作品は、ロマン主義の時代に作曲されたものであり、
その時代の特徴である感情豊かさや情熱を反映しています。彼の音楽にはドラマチックな要素や情緒的な表現が見られます。

技巧的なオルガン曲: Lefébure-Wélyはオルガニストとしても知られており、彼の作品にはオルガンの技巧を活かした豊かな音楽が
多く含まれています。彼のオルガン曲は、複雑なフィンガーテクニックやフットペダルの技術を要求することがあります。

軽快で華やかな雰囲気: 彼の作品の多くは、軽快で明るい雰囲気を持っています。特に彼のオルガン曲は、
祝祭的なムードや陽気なリズムが特徴的です。これらの作品は、教会の奉納演奏や祝祭的な行事などで演奏されることが多いです。

管弦楽器の模倣: Lefébure-Wélyは、オルガンやピアノを通じて管弦楽器の音色を模倣する技法を用いることがあります。
彼の作品にはトランペットやヴァイオリン、木管楽器などの音色を思わせるパッセージが見られます。

これらの要素は、Lefébure-Wélyの作品が時代を超えて愛される理由の一部です。彼の音楽は、ロマン主義の情熱と技術的な巧みさを組み合わせ、
聴衆に楽しい体験を提供します。

オフェルトワールは、キリスト教のミサの奉納部分で、ミサの中で最初に演奏される聖歌です。
これらの楽曲は、教会の奉献の一部として演奏され、礼拝の中で神に捧げられる音楽的な表現として機能します。

「6 Offertoires, Op.34」は、レフェブール=ヴェリーのオルガン音楽の中でも特に有名であり、
彼の技巧とオルガンの響きを生かした美しい作品として知られています。各オフェルトワールは、独自のキャラクターと雰囲気を持ちながら、
オルガンの豊かな音色を駆使してさまざまな感情を表現しています。

これらの作品は、オルガニストや教会音楽の演奏家にとって魅力的なレパートリーとなっており、
その優れた楽曲構成や表現力ある演奏指示によって広く演奏されています。

1.Allegretto in A minor:
この曲は緩やかなテンポのアレグレットで、イ短調で書かれています。力強くも繊細なメロディが特徴であり、
オルガンの音色を活かしつつ、情緒豊かな表現がなされています。短調の暗さとアレグレットの明るさが絶妙に調和し、聴衆に感動を呼び起こします。

2.Allegro non troppo in G major:
この曲は明るい雰囲気のアレグロ・ノントロッポで、ト長調で書かれています。軽快なリズムと明るいメロディが特徴であり、
オルガンの響きを活かした華やかな演奏が求められます。この曲は喜びや祝福の気持ちを表現し、聴衆に活気と喜びをもたらします。

3.Andantino in B-flat major:
この曲は穏やかなテンポのアンダンティーノで、変ロ長調で書かれています。柔らかなメロディと流れるようなリズムが特徴であり、
聴衆に静寂と安らぎをもたらします。オルガンの音色が優美に広がり、心地よい響きが楽しめます。

4.Allegro maestoso in D major:
この曲は堂々としたテンポのアレグロ・マエストーソで、ニ長調で書かれています。荘厳なメロディと力強いリズムが特徴であり、
オルガンの迫力ある響きを堪能することができます。この曲は神聖な雰囲気を醸し出し、聴衆に神威と尊厳を感じさせます。

5.Andante sostenuto in C major:
この曲はゆっくりとしたテンポのアンダンテ・ソステヌートで、ハ長調で書かれています。静かなメロディとなめらかなリズムが特徴であり、
穏やかな情景を描き出します。オルガンの優雅な音色が演奏を彩り、聴衆に心安らぐひとときを提供します。

6.Allegro risoluto in F major:
この曲は断固としたテンポのアレグロ・リゾルトで、ヘ長調で書かれています。快速なリズムと軽快なメロディが特徴であり、
オルガンの技巧を要求します。この曲は勇気と決意を表現し、聴衆に活力と勇気を与えます。

これらのオフェルトワールは、それぞれ異なる雰囲気や感情を表現していますが、
すべてがオルガンの力強い響きと美しい旋律を通じて、聴衆の心に深い印象を残すことでしょう。

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  2024/10/05   animato

鍵盤打楽器四重奏 メンデルスゾーン 無言歌集 第2巻 作品30-4「さすらい人」

鍵盤打楽器四重奏 メンデルスゾーン 無言歌集 第2巻 作品30-4「さすらい人」
Lied ohne Worte, Op.30-4 The Wanderer
Mendelssohn, Felix

編成はGlock.、Xylo.、Vib.、Marim.です。
サックス五重奏版、木管五重奏版、金管五重奏版、
クラリネット五重奏版は発売中です。

ロマンチックで緊張感のある作品を、ぜひお楽しみください。

鍵盤打楽器四重奏 メンデルスゾーン 無言歌集 第2巻 作品30-4「さすらい人」
Lied ohne Worte, Op.30-4 The Wanderer
Mendelssohn, Felix

編成はGlock.、Xylo.、Vib.、Marim.です。
サックス五重奏版、木管五重奏版、金管五重奏版、
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『無言歌集 Lieder ohne Worte』は、メンデルスゾーンが生涯にわたって作曲したピアノ独奏のための作品集です。
全8巻からなり、各巻6曲ずつで合計48曲が収められています。
メンデルスゾーンのピアノ作品として最も有名で、しかもロマン派の教材として取り上げられることの多いのが「無言歌集」です。
ワーグナーが「第一級の風景画家」と言ったように、メンデルスゾーンは情景描写や標題音楽の作曲において才能を発揮しています。
この“言葉のない歌曲”、「無言歌」、という形でメンデルスゾーンは心象風景や感情描写までも、表現しました。
歌曲風の旋律をもった器楽曲であるため、旋律線をはっきりと浮き立たせ、抒情的に演奏することが重要です。

メンデルスゾーンが活躍したこの時期、ブルジョアジーの家庭を中心に、ピアノが教養として普及しました。
そのため、家庭で気楽に弾ける作品が多く作られましたが、この《無言歌集》もその一つです。

《無言歌集》は各6曲ずつの計8集からなり、生前に出版されたのは、第6集までです。第7集は、1851年、第8集は1867年に出版されました。
1832年、第1集を出版したときには、メンデルスゾーンは、《ピアノのためのメロディー》と記していて、《無言歌集》の名称を
もつようになったのは1835年に第2集を出版してからのことでした。

標題をもっているものが多いのですが、作曲者自身によってつけられたものはわずかです。
実際、メンデルスゾーンは標題をつけることによって、音楽的な想像力が限定されることを嫌っていたようです。

この第4曲《さすらい人》はアジタート・エ・コン・フォコで、
緊張感と流動する感情が曲を支配します。原調はロ短調ですが中間部では転調を繰り返し、
不安定な感情の高まりを表現ていします。
さすらう人の感情を表現できれば素晴らしい演奏になるでしょう。

第2巻 作品30
出版年代:1835年

1.変ホ長調、アンダンテ・エスプレッシーヴォ 《瞑想》 (作曲年代不明)
2.変ロ短調、アレグロ・ディ・モルト 《安らぎもなく》 (作曲年代不明)
《心配》と呼ばれることもあります。
3.ホ長調、アダージョ・ノン・トロッポ 《慰め》 (作曲年代不明)
カトリック聖歌集第100番「しずかに神と」、讃美歌第30番および讃美歌21・第211番「朝風しずかに吹きて」として教会で歌われています。
4.ロ短調、アジタート・エ・コン・フォコ 《さすらい人》 (1834年1月30日作曲)
《道に迷って》とも呼ばれます。
5.ニ長調、アンダンテ・グラツィオーソ 《小川》 (1833年12月12日作曲)
6.嬰ヘ短調、アレグレット・トランクィロ 『ヴェネツィアの舟歌 第2』 (作曲年代不明)
メンデルスゾーンが自分でつけた『ヴェネツィアの舟歌』の第2番。

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  2024/10/04   animato

Solo+金管とフルート打楽器のための「虹を追って」

Solo+金管とフルート打楽器のための「虹を追って」
アイム・オールウェイズ・チェイシング・レインボーズ
I'm AlwaysChasing Rainbows
Harry Carroll

編成はFl.2本、Tp.2本、Tbn.またはEup.2本、Vib. or Marim.、El.Bs.、DrumsおよびSoloパートです。
総勢Solo+9名で演奏できます。
Tbn.またはEup.はHn.に変更可能でパート譜は同梱しています。
エレキベースはTuba.に変更可能でパート譜は同梱しています。

同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、
in C-Fl.版(Fl.、Pic.など)、
in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、
in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、
Tubaは1オクターブ下げて演奏可能です。、
in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、
in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。

ショパンとキャロルによる名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

Solo+金管とフルート打楽器のための「虹を追って」
アイム・オールウェイズ・チェイシング・レインボーズ
I'm AlwaysChasing Rainbows
Harry Carroll

編成はFl.2本、Tp.2本、Tbn.またはEup.2本、Vib. or Marim.、El.Bs.、DrumsおよびSoloパートです。
総勢Solo+9名で演奏できます。
Tbn.またはEup.はHn.に変更可能でパート譜は同梱しています。
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同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、
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Tubaは1オクターブ下げて演奏可能です。、
in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、
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ショパンとキャロルによる名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『I'm Always Chasing Rainbows』は、ハリー・キャロル作曲、ジョセフ・マッカーシー作詞で、
1918年のミュージカル・コメディ『Oh, Look!』にむけて作曲された作品です。スタンダードとして、多くのミュージシャンたちによって
カヴァーされ、そして、そのものがカヴァーともいってよい、おなじみクラシックをアダプトしたナンバーです。
歌詞は、「幸せが待つという虹のはし。いつも夢見て虹をおってしまう。」というもの
すべてがうまくいっているという訳でもない状況からの目線であるのですが、夢のある内容です。
ベースとなっているのは、ショパンの『幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調 "Fantasie Impromptu "』。

ちがいは、『I'm Always Chasing Rainbows』は、『幻想即興曲 即興曲第4番 嬰ハ短調 "Fantasie Impromptu "』の変ニ長調への転調部分、
複合三部形式のカンタービレの第2パートをとっていることです。
短調部分の緊張がとかれ、すこしほっとしたような広がり感のある歌うような展開になっています。
この曲『i’m always chasing rainbows』は、ジュディ・ガーランドが歌ったことで世界的に有名になった曲でもあります。
ジュディ・ガーランドは『オズの魔法使い』の「虹の彼方に」を歌った超スーパー・シンガーで、また素晴らしい女優です。
「I'm AlwaysChasing Rainbows」は、人気の ヴォードヴィルの曲です。
音楽はハリー・キャロルの功績によるものですが、メロディーはフレデリック・ショパンの「幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調」を基にしています。
歌詞はジョセフ・マッカーシーによって書かれ、曲は1917年に公開されました。
それはブロードウェイのショーOh、Look!で紹介されました。1918年3月にオープンしました。

この曲は、ショーでドーリー・シスターズによって歌われました。
ジュディ・ガーランドは1941年の映画「美人劇場」で歌いました。その後、ジャック・オーキーによって歌われました。
1944年の映画「メリーモナハンス」で、1945年の映画「ドリーシスターズ」(1945年の映画)で再び取り上げられ、
ジョンペインが歌いました。 1973年のアイリーン復活のランの一部(およびキャストアルバム)にも含まれていました。
この曲は本当に人気のあるスタンダードであり、長年にわたって多くのアーティストによって録音されています。
スロー・スウィングのアレンジでお楽しみください。

Lyrics
At the end of the rainbow there’s happiness
And to find it how often I’ve tried
But my life is a race just a wild goose chase
And my dreams have all been denied
Why have I always been a failure?
What can the reason be?
I wonder if the world’s to blame
I wonder if it could be me?

Chorus
I'm always chasing rainbows
Watching clouds drifting by
My schemes are just like all my dreams
Ending in the sky
Some fellows look and find the sunshine
I always look and find the rain
Some fellows make a winning some time
I never even make a gain, believe me
I'm always chasing rainbows
Waiting to find a little bluebird in vain[2]

I’ve looked to the west as the sun goes down
And I’ve followed its glorious rays
But the faster I’d run I would miss the sun
My life’s full of wasted days
I’ve always been a natural loser
Each thing I touch must fail
If good luck ever came to me it would never seem right at all

Chorus

歌詞意訳

虹の先には幸せがある

それを見つけるために、私は何度も挑戦してきた

でも、私の人生はレースであり、雁字搦めだ

そして、私の夢はすべて否定された

なぜ私はいつも失敗ばかりなのか?

その理由は何だろう?

世界が悪いのだろうか
もしかして、私のせい?


いつも虹を追いかけている

流れゆく雲を眺めながら

私の計画は、すべての私の夢のようなものです

空で終わる

ある者は太陽の光を探し

私はいつも雨を探している

何人かの人は何時か勝ち組になる

私は決して利益を得ることはない、
私を信じて
私はいつも虹を追いかけている

小さな青い鳥を待っても無駄。

太陽が沈む頃、西の方角を見たことがある

そして、その輝かしい光線を追いかけてきた

でも、早く走れば走るほど、太陽を見逃すことになる。

私の人生は、無駄な日々ばかり

私はいつも天性の負けず嫌いだ

私が触れるものはすべて失敗しなければならない

もし私に幸運が訪れたとしても、
それは決して正しいとは思えないだろう

ハリーキャロル
ハリー・キャロル(1892年11月28日、ニュージャージー州アトランティックシティ- 1962年12月26日、
ペンシルベニア州マウントカーメル)は、アメリカのソングライター、ピアニスト、作曲家でした。
キャロルは自分でピアノの弾き方を学び、小学校を卒業する前に映画館で弾き始めました。高校卒業後、ニューヨーク市に移り、
ティンパンアレーで編曲家として働き、夜はガーデンカフェで楽しませ、さまざまな寄席ショーに同行しました。
彼は1910年のジーグフェルドフォリーズに曲(バラードマクドナルドによる歌詞)「コンサーティーナのニックス、レナ」を寄稿しました。
1912年、キャロルはシューベルト兄弟のウィンターガーデンプロダクションに契約作家として雇われました。
彼はアーサーフィールズと協力して、最初のヒット曲「ミシシッピ川」を制作しました。 
1913年に彼は再びバラードマクドナルドと大ヒット曲「孤独な松の道」で協力しました。
彼はいくつかの人気のあるお気に入りを含むいくつかのブロードウェイの舞台スコアを書きました。
I'm always chasing rainbows「虹を追って」(フレデリック・ショパンによる幻想即興曲のセクションに基づく)、
"By the Beautiful Sea" 「美しい海のそば」そして
"There's a Girl in the Heart of Maryland."「メリーランドの心の中に少女がいる」メリーランドの中心部に女の子がいます
The Trail of the Lonesome Pine (song)「孤独な松の道」
ハリーキャロルは1914年から1917年までASCAPの監督を務めました。彼は後に西にロサンゼルスに移り、初期の映画に携わりました。

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  2024/10/03   animato

クラリネット五重奏 6つのオフェルトワールから第5曲

クラリネット五重奏 6つのオフェルトワールから第5曲
レフェブール=ヴェリー
6 Offertoires, Op.34-5
Lefébure-Wély, Louis James Alfred

編成はCl.4本、Bs,Cl.です。
木管五重奏、サックス五重奏、金管五重奏版は発売中です。
19世紀のフランス・ロマン派の作品を、ぜひお楽しみください。

クラリネット五重奏 6つのオフェルトワールから第5曲
レフェブール=ヴェリー
6 Offertoires, Op.34-5
Lefébure-Wély, Louis James Alfred

編成はCl.4本、Bs,Cl.です。
木管五重奏、サックス五重奏、金管五重奏版は発売中です。
19世紀のフランス・ロマン派の作品を、ぜひお楽しみください。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ルイ・ジェームス・アルフレッド・レフェブール=ヴェリー(Louis James Alfred Lefébure-Wély)による「6 Offertoires, Op.34」は、
オルガンのための6つのオフェルトワール(Offertoire)です。この作品は19世紀のフランスの作曲家であり、
オルガニストでもあったレフェブール=ヴェリーによって作曲されました。

Louis James Alfred Lefébure-Wély(ルイ・ジェームズ・アルフレッド・レフェビュア=ヴェリー)は、
19世紀のフランスの作曲家、オルガニスト、ピアニストです。彼は1817年11月13日にパリで生まれ、1869年12月31日に亡くなりました。

Lefébure-Wélyは、その時代のフランスで非常に有名なオルガニストであり、その作品は多くの場で演奏されました。
彼の音楽はロマン主義の特徴を持ち、しばしば感情豊かで劇的な要素を含んでいます。

彼の作品の中でも特に有名なものには、オルガン曲やピアノ曲、宗教音楽などがあります。
中でも、軽快で華やかなオルガン曲で知られており、その中でも「レマン湖の舟歌」や「トランペットガランテ」などがよく知られています。

Lefébure-Wélyはまた、パリのいくつかの主要な教会でオルガニストを務め、その演奏技術や作曲能力によって広く賞賛されました。
彼の音楽は今日でもオルガン愛好家やクラシック音楽ファンによって楽しまれています。

Louis James Alfred Lefébure-Wélyの音楽的特長はいくつかあります。

ロマン主義の影響: Lefébure-Wélyの作品は、ロマン主義の時代に作曲されたものであり、
その時代の特徴である感情豊かさや情熱を反映しています。彼の音楽にはドラマチックな要素や情緒的な表現が見られます。

技巧的なオルガン曲: Lefébure-Wélyはオルガニストとしても知られており、彼の作品にはオルガンの技巧を活かした豊かな音楽が
多く含まれています。彼のオルガン曲は、複雑なフィンガーテクニックやフットペダルの技術を要求することがあります。

軽快で華やかな雰囲気: 彼の作品の多くは、軽快で明るい雰囲気を持っています。特に彼のオルガン曲は、
祝祭的なムードや陽気なリズムが特徴的です。これらの作品は、教会の奉納演奏や祝祭的な行事などで演奏されることが多いです。

管弦楽器の模倣: Lefébure-Wélyは、オルガンやピアノを通じて管弦楽器の音色を模倣する技法を用いることがあります。
彼の作品にはトランペットやヴァイオリン、木管楽器などの音色を思わせるパッセージが見られます。

これらの要素は、Lefébure-Wélyの作品が時代を超えて愛される理由の一部です。彼の音楽は、ロマン主義の情熱と技術的な巧みさを組み合わせ、
聴衆に楽しい体験を提供します。

オフェルトワールは、キリスト教のミサの奉納部分で、ミサの中で最初に演奏される聖歌です。
これらの楽曲は、教会の奉献の一部として演奏され、礼拝の中で神に捧げられる音楽的な表現として機能します。

「6 Offertoires, Op.34」は、レフェブール=ヴェリーのオルガン音楽の中でも特に有名であり、
彼の技巧とオルガンの響きを生かした美しい作品として知られています。各オフェルトワールは、独自のキャラクターと雰囲気を持ちながら、
オルガンの豊かな音色を駆使してさまざまな感情を表現しています。

これらの作品は、オルガニストや教会音楽の演奏家にとって魅力的なレパートリーとなっており、
その優れた楽曲構成や表現力ある演奏指示によって広く演奏されています。

1.Allegretto in A minor:
この曲は緩やかなテンポのアレグレットで、イ短調で書かれています。力強くも繊細なメロディが特徴であり、
オルガンの音色を活かしつつ、情緒豊かな表現がなされています。短調の暗さとアレグレットの明るさが絶妙に調和し、聴衆に感動を呼び起こします。

2.Allegro non troppo in G major:
この曲は明るい雰囲気のアレグロ・ノントロッポで、ト長調で書かれています。軽快なリズムと明るいメロディが特徴であり、
オルガンの響きを活かした華やかな演奏が求められます。この曲は喜びや祝福の気持ちを表現し、聴衆に活気と喜びをもたらします。

3.Andantino in B-flat major:
この曲は穏やかなテンポのアンダンティーノで、変ロ長調で書かれています。柔らかなメロディと流れるようなリズムが特徴であり、
聴衆に静寂と安らぎをもたらします。オルガンの音色が優美に広がり、心地よい響きが楽しめます。

4.Allegro maestoso in D major:
この曲は堂々としたテンポのアレグロ・マエストーソで、ニ長調で書かれています。荘厳なメロディと力強いリズムが特徴であり、
オルガンの迫力ある響きを堪能することができます。この曲は神聖な雰囲気を醸し出し、聴衆に神威と尊厳を感じさせます。

5.Andante sostenuto in C major:
この曲はゆっくりとしたテンポのアンダンテ・ソステヌートで、ハ長調で書かれています。静かなメロディとなめらかなリズムが特徴であり、
穏やかな情景を描き出します。オルガンの優雅な音色が演奏を彩り、聴衆に心安らぐひとときを提供します。

6.Allegro risoluto in F major:
この曲は断固としたテンポのアレグロ・リゾルトで、ファ長調で書かれています。迅速なリズムと軽快なメロディが特徴であり、
オルガンの技巧を要求します。この曲は勇気と決意を表現し、聴衆に活力と勇気を与えます。

これらのオフェルトワールは、それぞれ異なる雰囲気や感情を表現していますが、
すべてがオルガンの力強い響きと美しい旋律を通じて、聴衆の心に深い印象を残すことでしょう。

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