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2020年11月

金管と打楽器のための六重奏 アヴェマリア(シューベルト)

金管と打楽器のための六重奏 アヴェマリア(シューベルト)
編成はTrumpet 1.2、TromboneまたはEuphonium、Tuba、Vibraphone、Marimbaです。スコア&パート譜付き。
金管四重奏と鍵盤打楽器の編成になっています。
金管四重奏とサックスの編成は発売中です。

清らかで美しい作品をぜひ演奏してみてください。

金管と打楽器のための六重奏 アヴェマリア(シューベルト)
編成はTrumpet 1.2、TromboneまたはEuphonium、Tuba、Vibraphone、Marimbaです。スコア&パート譜付き。
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参考音源
https://youtu.be/3o2lbO3rMDs

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

Schubert  Ave Maria
アヴェマリア(シューベルト)Ave Maria
シューベルト(Franz Peter Schubert/1797?1828)
『シューベルトのアヴェ・マリア』として知られるシューベルト歌曲『エレンの歌第3番 Ellens dritter Gesang, Ellens Gesang III』作品52-6(D.839)。
グノー(バッハ)やカッチーニのアヴェ・マリアと並び、世界三大アヴェ・マリアとされる『シューベルトのアヴェ・マリア』の歌詞は、
スコットランドの詩人ウォルター・スコット(Sir Walter Scott/1771-1832)による叙事詩『湖上の美人 Lady of the Lake』から採られています。

この『湖上の美人』の物語の中で、王から追われる身となった「湖上の貴婦人」こと
エレン・ダグラスは、聖母マリアに助けを求めて祈りの言葉を口ずさみます。

そのエレンの歌こそが、シューベルト歌曲『エレンの歌第3番』であり、それが『シューベルトのアヴェ・マリア』として定着することとなりました。
フランツ・シューベルト(Franz Schubert, 1797年~1828年)は、1825年にAve Maria(アヴェマリア)D.839/op.52-6を作曲しました。

このAve Mariaは7曲から成る歌曲集「湖上の美人(Fraulein vom See)」作品52の中の第6曲目にあたります。
この曲は「湖上の美人」の中でエレンという女性によって歌われます。
エレンが歌う曲としては3曲目にあたるので「エレンの歌第3番」とも言われています。
スコットランドの詩人、小説家であるウォルター・スコット(Walter Scott, 1771年~1832年)が
「湖上の美人(The Lady of the Lake)」という詩を書きました。

この叙事詩はロッシーニのオペラ『湖上の美人(La donna del lago)』の原作としても使われています。
それをドイツの教育者、歴史家であるアダム・シュトルク(Adam Storck, 1780年~1822年)がドイツ語に訳し、それにシューベルトが曲を付けました。

またこの曲のメロディーは、シューマンが1840年に作曲した「Widmung(献呈)」の後奏で使用されていることでも知られています。


アヴェ・マリア/シューベルトの歌詞対訳
Ellen’s Song (ドイツ語詩)
1.Ave Maria! Jungfrau mild,
Erhore einer Jungfrau Flehen,
Aus diesem Felsen starr und wild
Soll mein Gebet zu dir hinwehen.
Wir schlafen sicher bis zum Morgen,
Ob Menschen noch so grausam sind.
O Jungfrau, sieh der Jungfrau Sorgen,
O Mutter, hor ein bittend Kind!
Ave Maria!

2.Ave Maria! Unbefleckt!
Wenn wir auf diesen Fels hinsinken
Zum Schlaf, und uns dein Schutz bedeckt
Wird weich der harte Fels uns dunken.
Du lachelst, Rosendufte wehen
In dieser dumpfen Felsenkluft,
O Mutter, hore Kindes Flehen,
O Jungfrau, eine Jungfrau ruft!
Ave Maria!    

3.Ave Maria! Reine Magd!
Der Erde und der Luft Damonen,
Von deines Auges Huld verjagt,
Sie konnen hier nicht bei uns wohnen,
Wir woll'n uns still dem Schicksal beugen,
Da uns dein heil'ger Trost anweht;
Der Jungfrau wolle hold dich neigen,
Dem Kind, das fur den Vater fleht.
Ave Maria!
    
聖母讃歌 (訳)
1.やさしき乙女マリアよ、
聞いてください、乙女の祈りを
この堅くてけわしい岩から、
わたしの祈りをあなたの御許へと漂わせましょう。
私たちは朝まで安全に眠ります、
たとえ人々がどんなに残酷でも、
ああ、聖女よ、乙女の憂いに目を向けてください。
ああ、聖母よ、聞いてください、ひとりの子の願いを
アヴェ・マリア!

2.潔いマリアよ、
わたしたちがこの岩に身を沈めて眠るとき、
そしてあなたの御加護がわたしたちを包むととき、
堅い岩もわたしたちには柔らかくなるでしょう。
あなたが微笑むと、暗く湿った洞穴に、
薔薇の香りが漂います。
ああ、聖母よ、聞いてください!こどもの願いを
ああ、聖女よ、ひとりの乙女が呼びかけています!
アヴェ・マリア!

3.清き乙女マリアよ!
地上と空気の中に棲む悪魔たちは、
あなたの眼に宿る恩寵によって退けられ、
わたしたちのもとに住めなくなっています。
あなたの聖なる慰めが私たちに漂ってくるからです。
わたしたちは静かに運命に屈しましょう
父のため、その子の祈る乙女の願いにやさしく心を傾けてください。
アヴェ・マリア!

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  2020/11/10   animato

金管とサックスのための六重奏 アヴェマリア(シューベルト)

金管とサックスのための六重奏 アヴェマリア(シューベルト)
編成はTrumpet 1.2、TromboneまたはEuphonium、Tuba、Alto Saxophone、Tenor Saxophoneです。スコア&パート譜付き。
金管四重奏とアルト・テナーサックスの編成になっています。
金管四重奏と鍵盤打楽器の編成は発売中です。
アルト・テナーサックスはクラリネットやファゴットに変更可能です。

清らかで美しい作品をぜひ演奏してみてください。

金管とサックスのための六重奏 アヴェマリア(シューベルト)
編成はTrumpet 1.2、TromboneまたはEuphonium、Tuba、Alto Saxophone、Tenor Saxophoneです。スコア&パート譜付き。
金管四重奏とアルト・テナーサックスの編成になっています。
金管四重奏と鍵盤打楽器の編成は発売中です。
アルト・テナーサックスはクラリネットやファゴットに変更可能です。

清らかで美しい作品をぜひ演奏してみてください。

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https://youtu.be/NNejJDaXM9o

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Schubert  Ave Maria
アヴェマリア(シューベルト)Ave Maria
シューベルト(Franz Peter Schubert/1797?1828)
『シューベルトのアヴェ・マリア』として知られるシューベルト歌曲『エレンの歌第3番 Ellens dritter Gesang, Ellens Gesang III』作品52-6(D.839)。
グノー(バッハ)やカッチーニのアヴェ・マリアと並び、世界三大アヴェ・マリアとされる『シューベルトのアヴェ・マリア』の歌詞は、
スコットランドの詩人ウォルター・スコット(Sir Walter Scott/1771-1832)による叙事詩『湖上の美人 Lady of the Lake』から採られています。

この『湖上の美人』の物語の中で、王から追われる身となった「湖上の貴婦人」ことエレン・ダグラスは、聖母マリアに助けを求めて祈りの言葉を口ずさむ。

そのエレンの歌こそが、シューベルト歌曲『エレンの歌第3番』であり、それが『シューベルトのアヴェ・マリア』として定着することとなりました。
フランツ・シューベルト(Franz Schubert, 1797年~1828年)は、1825年にAve Maria(アヴェマリア)D.839/op.52-6を作曲しました。

このAve Mariaは7曲から成る歌曲集「湖上の美人(Fraulein vom See)」作品52の中の第6曲目にあたります。
この曲は「湖上の美人」の中でエレンという女性によって歌われます。
エレンが歌う曲としては3曲目にあたるので「エレンの歌第3番」とも言われています。
スコットランドの詩人、小説家であるウォルター・スコット(Walter Scott, 1771年~1832年)が
「湖上の美人(The Lady of the Lake)」という詩を書きました。

この叙事詩はロッシーニのオペラ『湖上の美人(La donna del lago)』の原作としても使われています。
それをドイツの教育者、歴史家であるアダム・シュトルク(Adam Storck, 1780年~1822年)がドイツ語に訳し、それにシューベルトが曲を付けました。

またこの曲のメロディーは、シューマンが1840年に作曲した「Widmung(献呈)」の後奏で使用されていることでも知られています。


アヴェ・マリア/シューベルトの歌詞対訳
Ellen’s Song (ドイツ語詩)
1.Ave Maria! Jungfrau mild,
Erhore einer Jungfrau Flehen,
Aus diesem Felsen starr und wild
Soll mein Gebet zu dir hinwehen.
Wir schlafen sicher bis zum Morgen,
Ob Menschen noch so grausam sind.
O Jungfrau, sieh der Jungfrau Sorgen,
O Mutter, hor ein bittend Kind!
Ave Maria!

2.Ave Maria! Unbefleckt!
Wenn wir auf diesen Fels hinsinken
Zum Schlaf, und uns dein Schutz bedeckt
Wird weich der harte Fels uns dunken.
Du lachelst, Rosendufte wehen
In dieser dumpfen Felsenkluft,
O Mutter, hore Kindes Flehen,
O Jungfrau, eine Jungfrau ruft!
Ave Maria!    

3.Ave Maria! Reine Magd!
Der Erde und der Luft Damonen,
Von deines Auges Huld verjagt,
Sie konnen hier nicht bei uns wohnen,
Wir woll'n uns still dem Schicksal beugen,
Da uns dein heil'ger Trost anweht;
Der Jungfrau wolle hold dich neigen,
Dem Kind, das fur den Vater fleht.
Ave Maria!
    
聖母讃歌 (訳)
1.やさしき乙女マリアよ、
聞いてください、乙女の祈りを
この堅くてけわしい岩から、
わたしの祈りをあなたの御許へと漂わせましょう。
私たちは朝まで安全に眠ります、
たとえ人々がどんなに残酷でも、
ああ、聖女よ、乙女の憂いに目を向けてください。
ああ、聖母よ、聞いてください、ひとりの子の願いを
アヴェ・マリア!

2.潔いマリアよ、
わたしたちがこの岩に身を沈めて眠るとき、
そしてあなたの御加護がわたしたちを包むととき、
堅い岩もわたしたちには柔らかくなるでしょう。
あなたが微笑むと、暗く湿った洞穴に、
薔薇の香りが漂います。
ああ、聖母よ、聞いてください!こどもの願いを
ああ、聖女よ、ひとりの乙女が呼びかけています!
アヴェ・マリア!

3.清き乙女マリアよ!
地上と空気の中に棲む悪魔たちは、
あなたの眼に宿る恩寵によって退けられ、
わたしたちのもとに住めなくなっています。
あなたの聖なる慰めが私たちに漂ってくるからです。
わたしたちは静かに運命に屈しましょう
父のため、その子の祈る乙女の願いにやさしく心を傾けてください。
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  2020/11/08   animato

バリチューバ四重奏 アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト)

バリチューバ四重奏 アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト)
編成はEup.2本、Tuba2本です。
Eup.はTbn.に変更可能。
木管四重奏やサックス四重奏でも演奏できます。
金管四重奏、チューバ四重奏版は発売中です。

モーツァルトの名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

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木管四重奏やサックス四重奏でも演奏できます。
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『アヴェ・ヴェルム・コルプス(Ave verum corpus)』は、カトリックの賛美歌の一つとして歌われています。
様々な作曲家がこの歌詞に音楽を付けており、モーツァルトやフォーレなどが特に有名です。

モーツァルトの「Ave verum corpus」は彼の死の半年前に作曲された作品で、46小節からなり、終始ゆったりとしたテンポで演奏されます。
演奏時間は4分程度で、その中で4度にわたり内部転調を繰り返します。
この天と繋がっているかのような美しい音楽は、モーツァルトの妻コンスタンツェの温泉旅行の世話をしてくれた
友人アントン・シュトルのために作曲されたとも言われています。

「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は、教会音楽。教会の様々な儀式で歌われる音楽のひとつです。
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」はラテン語で、「めでたし まことの御体(おんからだ)」という意味で、
キリストへの感謝と賛美が歌われています。「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は、モーツァルト最期の年となった1791年、
ウィーン郊外の温泉保養地バーデンで作曲されたと言われています。
当時、モーツァルトはウィーンに住んでいましたが、病弱な妻は、バーデンで療養生活を送っていました。
バーデンで何かと気遣ってくれた教会の合唱指揮者であった友人に、モーツァルトはお礼として、
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」をプレゼントしたのです。友人へ感謝を伝えたかったモーツァルト。
キリストへの感謝である「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。
澄み切った美しい響きは、モーツァルトの感謝の響きです。

1756年、ザルツブルクに生まれたモーツァルト。当時ザルツブルクは、ローマ教皇によって任命された大司教が支配する、
カトリックの宗教の街でした。モーツァルトの父も敬けんなカトリック信者で、教会音楽の演奏や作曲を仕事にしていました。
そのため、少年モーツァルトの周りには、教会音楽があふれていました。
そして、モーツァルトも13歳にして、ザルツブルクの大司教に仕える身となります。
教会音楽の演奏や作曲をする事が重要な仕事となりますこうして、教会音楽は作曲家モーツァルトの基礎となったのです。
ウィーンに移り住んだモーツァルトは、オペラ、交響曲、ピアノ曲などあらゆるジャンルで、
ヒット曲を次々と生み出す人気作曲家となります。しかし、モーツァルトは教会音楽を忘れてはいませんでした。
人生の節目で教会音楽を作曲していたのです。父親の反対を押し切った結婚の時には、ミサ曲を作曲し、
ふるさとザルツブルクの教会に奉納します。さらに、戦争がおこり、ウィーンでこれまでのような音楽活動が
出来なくなるというピンチを迎えた時、モーツァルトは、教会音楽に活路を見出します。教会音楽家としての第1歩を踏み出した、
そんな時期に「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を作曲したのです。「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の作曲からわずか半年後、
モーツァルトはこの世を去ります。教会音楽に育てられ、教会音楽家として生きていこうとしていたモーツァルト。
モーツァルトが完成させた、最後の教会音楽、それが、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」です。

3分ちょっとしかないこの曲は、メロディーに細かい音符や複雑な音型なく、とてもシンプルな構造です。
ところが4回も転調し、こまやかに曲の雰囲気が変化しています。例えば、短調から長調に変化する部分では、
どちらの調にも存在する和音を間に挟み、自然な流れで転調が行われています。
グラデーションのようにいつの間にか調が変わっているのです。
このように気付かれないように行われている“ひそやかな技”が最大の効果を生み、
この曲の厳かな雰囲気を生み出しています。

歌詞

Ave verum corpus natum de Maria Virgine.
アヴェ ヴェルム コルプス ナートゥム デ マリーア ヴィルジネ

Vere passum immolatum in cruce pro homine
ヴェーレ パッスム インモラートゥム イン クルーチェ プロ オーミネ

cujus latus perforatum unda fluxit et sanguine.
クーユス ラートゥス ペルフォラートゥム ウンダ フルクスィットゥ エットゥ サングイネ

Esto nobis praegustatum in mortis examine.
エスト ノービス プレグスタートゥム イン モルティス エクサミネ

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  2020/11/07   animato

金管五重奏 ホフマンの舟歌 オッフェンバック

金管五重奏 ホフマンの舟歌 オッフェンバック
編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
木管五重奏やサックス五重奏にも変更可能です。

最も有名な舟歌の名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

金管五重奏 ホフマンの舟歌 オッフェンバック
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『ホフマンの舟歌』は、1881年初演のオペラ「ホフマン物語 Les Contes d'Hoffmann」第4幕で歌われる劇中歌です。オッフェンバック作曲。
本名はヤーコプ・レヴィ・エーベルスト(Jakob Levy Eberst)。オペレッタの原型を作ったといわれ、音楽と喜劇との融合を果たした作曲家です。
「美しい夜、おお、恋の夜よ」(Belle nuit, o nuit d'amour)は、ジャック・オッフェンバックの遺作のオペラ『ホフマン物語』の二重唱。
「ホフマンの舟歌(バルカローレ)」と通称されています。

オッフェンバック作曲の歌劇「ホフマン物語」の中に登場する二重唱。夜のベネチアで高級娼婦とその客が愛を交わす官能的な歌です。
それは、ベネチアが絢爛豪華な建築物に囲まれた美しい街であると同時に、しばしば腐臭をはなつ運河の上に浮かぶ一種のあやうさを持った街だということ。
さらにベネチアは伝統的に高級娼婦の街であり、そこで交わされる愛は官能的ではあるが、同時に永遠には続かない滅びゆく愛であるということ。
街のつくりにおいても、また文化においても「美と滅び」という二重性を持ち合わせた街が舞台であることを知って聴くと
それまでとは違った聞こえ方がするかもしれません。

『ホフマンの舟歌』はソプラノとメゾソプラノのデュエットであり、「これまでに書かれた最も有名な舟歌」とされ、『オペラのグローブ帳』では
「世界で最も人気のあるメロディーの一つ」と書いてあります。ただし、メロディ自体は、今日では滅多に上演されないオッフェンバック唯一の
ドイツ語オペレッタ『ラインの妖精』からの再使用です。

オペラ『ホフマン物語』はロマン派の詩人E.T.A.ホフマンの小説から3つの物語を用いて脚色したジュール・バルビエ(フランス語版)と
ミシェル・カレ(フランス語版)の同名の戯曲に基づいて、ジュール・バルビエが台本を書き、1881年2月10日にパリのオペラ=コミック座で初演されました。
主人公の詩人ホフマンは歌う人形のオランピア、瀕死の歌姫アントニア、ヴェネツィアの娼婦ジュリエッタと次々に恋に落ちるが何れも破綻するという内容です。
未完のまま作曲家が死去したこともあって数多くの版があり、謎の多い作品とされている。この舟歌は第4幕第1場で歌われます。

ホフマンの一人目の恋人はオランピアという人形でした。
二人目のアントーニアは医者と亡霊に邪魔されました。
三人目のジュリエッタには騙されて「影」を奪われました。
ある日酒場で、ホフマンはその悲しい過去の失恋話を語りました。
心配した女神ミューズはホフマンの親友ニクラウスの姿に変身します。
運河でゴンドラの行き交うヴェネツィアの歓楽場の豪華な館で、高級娼婦ジュリエッタとニクラウスに化けた女神ミューズが夢見る恋の歌を歌います。
原曲のフランス語のタイトルは「Belle nuit, o nuit d'amour 美しい夜、おお恋の夜」

その後、ジュリエッタは口封じに毒入りのワインを飲まされ、ホフマンの腕の中で息絶えました。
ひそかに恋心を寄せていた酒場の歌姫ステラも目の前で他の男に奪われると、繰り返される失恋の惨めさと悲しみから
その場に倒れ、そのまま絶命してしまいます。
最後に女神ミューズが現れ、ホフマンを詩人として蘇らせました。


歌詞の意味・日本語訳(意訳)
Belle nuit, o nuit d'amour,
souris a nos ivresses.
Nuit plus douce que le jour,
o belle nuit d'amour!

美しい夜、おお恋の夜
喜びに微笑む
またとない甘き時間
おお美しき恋の夜よ!

Le temps fuit et sans retour.
Emporte nos tendresses!
Loin de cet heureux se jour,
le temps fuit sans retour.

過ぎ行く時は 戻ることなく
慈愛の情も遠く運び去る
時は過ぎ行く 戻ることなし

Zephyrs embrases,
versez-nous vos caresses,
Zephyrs embrases,
donnez-nous vos baisers,
Vos baisers, vos baisers. Ah!

そよ風が優しく包む
そっと口づけを残して

Belle nuit, o nuit d'amour,
souris a nos ivresses.
Nuit plus douce que le jour,
o belle nuit d'amour! o belle nuit d'amour!

美しい夜、おお恋の夜
喜びに微笑む
またとない甘き時間
おお美しき恋の夜よ!

Souris a nos ivresses
Nuit d'amour, o nuit d'amour!

またとない甘き時間
恋の夜よ!恋の夜よ!

『天国と地獄』をはじめとする数多くのオペレッタをヒットさせ、19世紀後半のパリで「シャンゼリゼのモーツァルト」とよばれた
ジャック・オッフェンバック。彼がのこしたただひとつのオペラが『ホフマン物語』です。原作は、ドイツ・ロマン派の詩人であり、
作曲家でもあったE.T.A.ホフマンが書いた3つの小説。幻想的で不気味な作風で有名なホフマンの小説がもとになっているだけあって、
オッフェンバックのオペラも、とびぬけて不思議な味わいをもった作品となっています。

物語は、詩人で音楽家のホフマンが過去に恋した三人の女性―――自動人形オランピア、高級娼婦ジュリエッタ、歌姫アントニアとの顛末を語る、
というかたちで進んでいきます。いわば、今でいうところの「コイバナ」なわけですが、現代の若者たちと違い、
ホフマンのコイバナには常に暗い影がつきまとっています。
プロローグは酒場の場面で、ホフマンはここで、酒を飲みながら恋人の歌姫ステラを待っています。
かたわらには親友のニクラウスがいますが、彼は実は芸術の女神ミューズが変装した姿。
一方、ステラからの手紙は恋敵のリンドルフ(実は悪魔)に奪われてしまいます。酒場の学生たちに求められてホフマンは、
結ばれなかった三つの恋の話を語り始めます。第一の物語はオランピア。科学者スパランツァーニが発明し、
人形師コッペリウスが目を作ったオランピアは自動人形なのですが、ホフマンはそれと知らずに恋をしています。
バラバラに壊れてしまったオランピアを見てホフマンはすべてを知り失恋します。第二の物語はジュリエッタ。
ヴェネツィアの高級娼婦であるジュリエッタは、魔術師で船長のダペルトゥットに宝石をやるからホフマンの影を奪えとそそのかされ、
ホフマンの影を奪います。ホフマンは彼女を愛するシュレーミルと決闘し勝利しますが、ジュリエッタは逃げ去ります。
第三の物語はアントニア。彼女は歌姫ですが病気のため、父親から歌うことを禁じられています。
しかし医師ミラクル博士に迫られて歌ってしまったアントニアは息絶えてしまいます。再び酒場の場面に戻ってエピローグ。
語りおえたホフマンの前に歌姫ステラがやってきますが、酔っぱらったホフマンに愛想をつかしたステラはリンドルフと共に去ってしまいます。
すると芸術の女神ミューズが現れ、ホフマンに「詩人としてよみがえりなさい。
人は愛によって大きくなり、涙によってさらに大きくなるのです」とさとします。

ホフマンの三つの恋は、いずれも成就することはありません。過去の失われた恋の話ですから楽しいはずはないのですが、
そこには単なる失恋以上の、なにかもっと深い意味が感じられます。
それは、この三つの恋が、芸術の女神ミューズと悪魔との駆け引きに左右されているからにほかなりません。
ミューズはホフマンの親友ニクラウスの姿になり、詩人で音楽家であるホフマンを守りながら、恋に生きるより芸術の道に彼を引き戻そうとしています。
一方悪魔は、リンドルフ、コッペリウス、ダペルトゥット、ミラクル博士へと姿を変え(すべてひとりの歌手が歌うのもみどころ)、
恋敵となってホフマンの運命を操ります。つまり、ホフマンの物語は、ただの夢見がちな男性の話ではなく、
「愛」と「芸術」との葛藤の中で人が生きることの意味を問いかける物語、ということができるのです。

有名な『天国と地獄』のフレンチ・カンカンを思い出していただければわかりますが、オッフェンバックの音楽はとにかく美しく、
聴いていて心地よいのが特徴です。『ホフマン物語』も、全編に流れる音楽はどこをとっても魅力的なものばかり。
また、一度聴いたら忘れられないナンバーもそろっています。ホフマンが酒場でみんなに歌ってきかせる「クラインザックの物語」は、
「クリック、クラック」というリズミカルな合いの手が盛り上がりますし、オランピアが歌うアリアは、
いかにも自動人形らしい超絶技巧がふんだんに盛り込まれ、歌手にとっては聴かせどころの名曲です。
中でも特に有名なのが、ジュリエッタとニクラウスによって歌われる「ホフマンの舟歌」。
ゴンドラで河を渡っていくゆったりとしたリズムにのって、幻想的で魅惑的な夜の情景が描かれていきます。
イタリアやドイツのオペラとはまたひと味ちがう趣をもった、オッフェンバックの『ホフマン物語』。
その夢のような世界を、味わいたいものです。

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  2020/11/05   animato

金管五重奏アルベニス:組曲『エスパーニャ』Op.165から2.タンゴ

金管五重奏アルベニス:組曲『エスパーニャ』Op.165から2.タンゴ
Espana(6 hojas de album) Op.165

編成はトランペット2本、ホルン、トロンボーンまたはユーフォニアム、チューバです。
トロンボーンはホルンに変更可能。
木管五重奏やサックス五重奏でも演奏できます。
スペインの風を感じることができる作品をコンサートピースに、ぜひどうぞ。

金管五重奏アルベニス:組曲『エスパーニャ』Op.165から2.タンゴ
Espana(6 hojas de album) Op.165

編成はトランペット2本、ホルン、トロンボーンまたはユーフォニアム、チューバです。
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スペインの風を感じることができる作品をコンサートピースに、ぜひどうぞ。

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  2020/11/03   animato

クラリネット五重奏 グリーグ :抒情小品集 第1集 Op.12全曲版

クラリネット五重奏 グリーグ :抒情小品集 第1集 Op.12全曲版
Grieg, Edvard Hagerup:Lyriske smastykker No.1 Op.12

編成はBbクラリネット4本、バスクラリネットです。
1stクラリネットはフルートに変更可能です。バスクラリネットはファゴットに変更可能です。
サックス五重奏、木管五重奏、にも変更可能です。一部の曲は金管五重奏でも可能です。

ノルウェー色が豊かな名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

クラリネット五重奏 グリーグ :抒情小品集 第1集 Op.12全曲版
Grieg, Edvard Hagerup:Lyriske smastykker No.1 Op.12

編成はBbクラリネット4本、バスクラリネットです。
1stクラリネットはフルートに変更可能です。バスクラリネットはファゴットに変更可能です。
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グリーグはベルゲンというオスロに次ぐ大都市に5人兄弟の第4子として生まれました。
幼少より母親からピアノを習いはじめ、15歳から18歳までは、ドイツのライプツィヒ音楽院で作曲とピアノを学び、
メンデルスゾーンやシューマンらの影響を受けました。
音楽院を卒業後は故郷ベルゲンに戻り、さらに翌1863年にコペンハーゲンで
ニールス・ガーデ(Niels Gade, 1817年~1890年)から作曲を教わり、国民楽派の影響を受けたと言われています。

彼はノルウェーの民族音楽から着想を得て、国民楽派の作曲家として注目されました。
民族音楽からの深い影響は『ペール・ギュント』第1組曲の第1曲「朝」の冒頭がノルウェーの民族楽器である
ハリングフェーレの共鳴弦を端からつま弾いた時の旋律から始まっていることからもうかがうことができます。
グリーグの肖像は、旧500クローネ紙幣に描かれていました。
グリーグはとても小柄であった。生前は卓越したテクニックのピアニストとしても著名で、自作を携えヨーロッパをたびたび演奏旅行している。晩年のアコースティック録音およびピアノロールが残されており、現在もCDで入手できる。

生地であるノルウェーの旧首都ベルゲンの自然と海をこよなく愛しました。
死後に火葬され、遺言によりトロールハウゲンの住居の下にある湖を望む岩壁に墓が設けられ、一部の遺灰は湖に撒かれました。

グリーグは終世、手のひらに乗るぐらいの小さな蛙の置物や子豚のぬいぐるみを大切にし、
寝る時も一緒だったそうです。演奏会の時は、あがらないように、ポケットの中で蛙の置物をそっと握りしめたそうです。
なお、この蛙の置物と子豚のぬいぐるみはグリーグの家(現在のエドヴァルド・グリーグ博物館)に展示されています。

ちょうどこのグリーグが活躍した時代というのは、当時勢いのあったドイツのロマン派音楽が周辺諸国へと波及し、
それぞれの国の民族的要素と融合した新しい音楽様式が生まれましたが、それを音楽史の中では「国民楽派」と呼んでいます。
その背景には、当時鉄道が整備され人々の移動が容易になったことも関係しているのではないかと思われます。
国民楽派の作曲家たちは、自国の歴史や風物、民謡、民族音楽などを題材にした作品を積極的に作りました。
ロシア、ボヘミア地方、北欧などで様々な作曲家たちが活躍し始めるのがこの時期です。

『抒情小曲集』は、エドヴァルド・グリーグが1867年から1903年にかけて作曲した、全66曲からなるピアノ曲集です。
6~8曲ごとにまとめられて出版され、全10集からなっています。

「蝶々」(作品43-1)、「春に寄す」(作品43-6)、「トロルドハウゲンの婚礼の日」(作品65-6)などはとりわけ有名です。

1867年、《ピアノ協奏曲イ短調 作品16》で一躍有名になったグリーグは、この年から1901年にかけてこの作品集を書き上げました。
抒情小品は生涯にわたって作曲されているため、グリーグの作風、技法、その変遷すべてがその中にあらわれていて、
作品群の中でも中心的な存在です。
いずれも1分~6分程度の小品で、ステージ用というよりは、主にサロンや家庭で広く親しまれていました。
どの曲にも標題がつけられていて、それぞれの曲に対して、一つの感情、気分、情景が表現されています。

1867年、第1集を発表しましたが、その後ピアノ、作曲、指揮など多忙だったこともあって、第2集が発表されたのは、
その16年後でした。第2集から第10集はある一定の間隔をおきながら続けて作曲されました。
全10巻で、計66曲の作品がおさめられています。


●抒情小品集 第1集 / Lyriske smastykker No.1 op.12

全10集中、最も易しいものですが、グリーグの洗練された魅力が凝縮されていて、特に人気が高い曲集です。
初心者の教材としても適しています。

1.アリエッタ / op.12-1 "Arietta":性格小品。3つ声部からなり、儚くも美しい旋律がソプラノで歌われ、
それをアルペッジョとバスの音が支えています。

2.ワルツ / op.12-2 "Vals":ワルツのリズムにのせて、どこか大人びた色気のある旋律が軽やかに奏でられます。

3.夜警の歌 / op.12-3 "Vaegtersang":性格小品。シェイクスピアの『マクベス』の上演からインスピレーションを得た曲です。
簡潔な中にも、非常に洗練された美しさがあります。

4.妖精の踊り / op.12-4 "Elverdans":スケルツォ的な性格をもち、メンデルスゾーンの曲に登場する妖精の舞を想像させます。
軽やかに演奏できれば好演となります。

5.民謡 / op.12-5 "Folkevise":憂いを帯びたようなノルウェー風の旋律が舞曲のリズムにのせてうたわれます。

6.ノルウェーの旋律 / op.12-6 "Norsk":冒頭から心が躍るような力強い民俗舞踊で始まります。
不規則なフォルツァンドと、その変化が曲に躍動感を与えています。

7.アルバムの綴り / op.12-7 "Stambogsblad":1865年に出版されました。コペンハーゲンで出版された音楽季刊誌において発表された曲です。
ソプラノと、テノールで旋律が対話するように進んでいきます。

8.祖国の歌 / op.12-8 "Faedrelandssang":性格小品。1869年に出版されました。
ノルウェー賛歌であり、ビョルンスチェルネ・ビョルンソンが歌詞をつけてグリーグが男性合唱用に編曲したものも同時に出版されました。
国歌風の威厳や誇りが感じられる作品です。

アトリエ・アニマート
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  2020/11/01   animato