「新年快楽」上海 5/10

― アジアの牽引車 ―

「楓橋夜泊」     張継

月落烏啼霜満天、  月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)きて霜(しも)天(てん)に満(み)つ

江楓漁火対愁眠。  江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す

姑蘇城外寒山寺、  姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ)

夜半鐘聲到客船。  夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る

【大意】

月は西に落ちて闇のなかにカラスの鳴く声が聞こえ、厳しい霜の気配は天いっぱいに満ちている。

運河沿いに繁る楓と点々と灯る川のいさり火の光が、チラチラかすめて旅の愁いの浅い眠りを邪魔する。

そのとき姑蘇(蘇州の古い名前)の町はずれの寒山寺から、

夜半を知らせる鐘の音が、私の乗る船にまで聞こえてきた。

1/2/3/4/5/6/7/8/9/10


寒山寺の黄色い鐘楼


唐の楼閣式仏塔を模した普明宝塔


寒山寺をあとに城門をくぐる



城門横には見たことがありそうなキャラクタが勢ぞろい?

 


ここからは運河を船でゆく


細い水路に入る


他の船も見える

1/2/3/4/5/6/7/8/9/10

←前へ ↑もどる 次へ→