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2026年1月4日

クラリネット五重奏 悲劇的音楽劇『メデ』より序曲

クラリネット五重奏 悲劇的音楽劇『メデ』より序曲
シャルパンティエ
Prologue: Ouverture from Médée, H.491
Marc-Antoine Charpentier

編成はCl.4本、Bs,Cl.です。
サックス五重奏、木管五重奏、金管五重奏版は発売中です。

フランス・バロック期の劇中音楽を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

クラリネット五重奏 悲劇的音楽劇『メデ』より序曲
シャルパンティエ
Prologue: Ouverture from Médée, H.491
Marc-Antoine Charpentier

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https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/q6e5NNc48LE

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

マルカントワーヌ・シャルパンティエ(Marc-Antoine Charpentier, 1643–1704)の《Médée, H.491(メデ)》は、彼の最高傑作の一つとされる悲劇的音楽劇(tragédie en musique)です。

概要
作曲者:マルカントワーヌ・シャルパンティエ(Marc-Antoine Charpentier)
台本:トマ・コルネイユ(Thomas Corneille)
初演:1693年12月4日、パリのオペラ座(Académie Royale de Musique)
形式:プロローグと5幕からなるフランス悲劇的音楽劇(Tragédie lyrique)
原作題材:ギリシャ神話の「メーデイア(Medea)」伝説。裏切りと復讐を描いた物語。

あらすじ(概要)
プロローグ
神々が平和と栄光を称える場面。ルイ14世への賛美を含む典型的な「王の賛歌」形式で、政治的寓意を持つ。
第1幕
メデがイアソンと共にコリントに逃れ、王クレオンに保護されている。しかし、クレオンは娘クレウサをイアソンの妻にと望む。メデは裏切りの兆しに不安を抱く。
第2幕
イアソンは野心と愛の狭間で苦しむが、最終的にメデを裏切り、クレウサとの結婚を受け入れる。
第3幕
メデは絶望し、復讐を誓う。魔法を呼び覚まし、恐ろしい力を行使し始める。
第4幕
メデの怒りが爆発。魔法で豪華な衣装を呪い、その衣装を着たクレウサは炎に包まれて死ぬ。
第5幕
メデはイアソンとの間の子どもを殺して完全な復讐を果たし、竜に引かれた戦車で空へと飛び去る。イアソンは絶望に沈む。

音楽的特徴
フランス・バロック様式の完成形:
リュリの伝統を継承しつつ、より劇的で感情豊かな旋律と和声表現を発展させている。
メデの心理描写:
特に第3幕以降のメデのアリアやレシタティフは、バロック期としては驚くほど心理的で、近代的な心理劇のよう。
オーケストレーション:
弦楽五部構成(Dessus, Haute-contre, Taille, Quinte, Basse de violon)+通奏低音。
音色の変化と緊張のコントラストで劇的効果を高めている。
舞曲と合唱:
フランス伝統の舞踏音楽(サラバンド、メヌエット、ジグなど)が巧みに組み込まれ、悲劇に華やかさを添える。

プロローグについて
この楽譜は《Médée – Prologue: Ouverture(序曲)》の部分です。
この序曲は次のような特徴を持ちます:
典型的なフランス風序曲形式
前半:荘厳で重厚なドットリズム(付点リズム)による行進的部分。
後半:より軽快なフーガ風の動き。
象徴性:序曲は王(ルイ14世)の栄光と秩序を象徴し、プロローグの神々の賛歌へ導く。
舞台指示:
“Le théâtre représente un lieu rustique, embelli par la Nature de rochers et de cascades.”
(舞台は自然の岩や滝に飾られた田園の場所を表している)
→ 美しい自然の中で神々が登場し、メインドラマ(人間の情念)とは対照的な平和の序章を示す。

作品の意義
《Médée》は当時はリュリの影に隠れ興行的成功を収められませんでしたが、
今日では「フランス・バロック・オペラの最高傑作の一つ」として高く評価されています。
特に、メデの人物像を音楽で深く描き出した点は、後のオペラ作曲家(ラモー、グルック、さらにはベルリオーズ)にまで影響を与えました。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2026/01/04   animato