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2024年8月

金管五重奏 イタリアン・ポルカ:ラフマニノフ

金管五重奏 イタリアン・ポルカ:ラフマニノフ
Polka Italienne
S.Rachmaninov

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
木管五重奏、サックス五重奏版、クラリネット五重奏版、鍵盤打楽器とベース四重奏版は発売中です。
ラフマニノフによる彼らしくない軽快な音楽を、ぜひお楽しみください。

金管五重奏 イタリアン・ポルカ:ラフマニノフ
Polka Italienne
S.Rachmaninov

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

セルゲイ・ラフマニノフは1873年生まれのロシアの作曲家。「イタリアン・ポルカ」(ポルカ・イタリエンヌ Polka Italienne)は
4手のピアノ連弾用に書かれた軽快なポルカです。
ラフマニノフが1906年から1909年の旅行中に、滞在したイタリアでの辻音楽師による演奏がラフマニノフの耳にとまり、これが元になって作曲されました。
最初は連弾用の作品でしたが、後に自身がトランペットのパートを書き加え、4手のピアノ連弾とトランペットという珍しい編成になりましたが、
現在演奏されるのは連弾版かソロ・ピアノ用の編曲版です。変ホ短調で始まり、中間部では変ホ長調に転調します。
同年秋から1909年にかけて、家族とともにドレスデンに滞在したラフマニノフは、ドイツに向かう途上でイタリアを経由し、そこにも短期間滞在しました。
イタリアの街での辻音楽師による演奏がラフマニノフの耳にとまり、これが元になって『イタリアン・ポルカ』は作曲されました。
“イタリアン”と言うほどイタリア風ではなく、むしろロシア風の哀調を帯びていますが、 曲調は軽快で、まるでディキシーのような楽しさに満ちています。
ラフマニノフは1900年の春にも、ひとりでイタリアを旅行しています。
この時期はニコライ・ダーリ博士の暗示療法によって自信を回復し始めた頃で、 博士に献呈されたピアノ協奏曲第2番は、この年から翌年にかけての作曲です。
夫人のナターリア・ラフマニノフと「イタリアン・ポルカ」(4手連弾)を合奏した楽しくくつろいだ雰囲気のプライベート録音も残されています。

また同じ時期に作曲の『2台のピアノのための組曲第2番』では、
 終楽章にタランテラというイタリア、ナポリの舞曲が置かれています。
そんなところにも、彼がイタリア旅行から受けた影響をみることができます。

ポルカはチェコ北西部ボヘミアの山岳部を起源とする民族舞踊で、ウィーンの宮廷で大流行しました
ヨハン・シュトラウス2世(兄)とヨーゼフ・シュトラウス(弟)、スメタナなどによってが多くのポルカが書かれました。

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  2024/08/31   animato

サックス五重奏 6つのオフェルトワールから第5曲

サックス五重奏 6つのオフェルトワールから第5曲
レフェブール=ヴェリー
6 Offertoires, Op.34-5
Lefébure-Wély, Louis James Alfred

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
木管五重奏、金管五重奏、クラリネット五重奏版は発売中です。
19世紀のフランス・ロマン派の作品を、ぜひお楽しみください。

サックス五重奏 6つのオフェルトワールから第5曲
レフェブール=ヴェリー
6 Offertoires, Op.34-5
Lefébure-Wély, Louis James Alfred

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ルイ・ジェームス・アルフレッド・レフェブール=ヴェリー(Louis James Alfred Lefébure-Wély)による「6 Offertoires, Op.34」は、
オルガンのための6つのオフェルトワール(Offertoire)です。この作品は19世紀のフランスの作曲家であり、
オルガニストでもあったレフェブール=ヴェリーによって作曲されました。

Louis James Alfred Lefébure-Wély(ルイ・ジェームズ・アルフレッド・レフェビュア=ヴェリー)は、
19世紀のフランスの作曲家、オルガニスト、ピアニストです。彼は1817年11月13日にパリで生まれ、1869年12月31日に亡くなりました。

Lefébure-Wélyは、その時代のフランスで非常に有名なオルガニストであり、その作品は多くの場で演奏されました。
彼の音楽はロマン主義の特徴を持ち、しばしば感情豊かで劇的な要素を含んでいます。

彼の作品の中でも特に有名なものには、オルガン曲やピアノ曲、宗教音楽などがあります。
中でも、軽快で華やかなオルガン曲で知られており、その中でも「レマン湖の舟歌」や「トランペットガランテ」などがよく知られています。

Lefébure-Wélyはまた、パリのいくつかの主要な教会でオルガニストを務め、その演奏技術や作曲能力によって広く賞賛されました。
彼の音楽は今日でもオルガン愛好家やクラシック音楽ファンによって楽しまれています。

Louis James Alfred Lefébure-Wélyの音楽的特長はいくつかあります。

ロマン主義の影響: Lefébure-Wélyの作品は、ロマン主義の時代に作曲されたものであり、
その時代の特徴である感情豊かさや情熱を反映しています。彼の音楽にはドラマチックな要素や情緒的な表現が見られます。

技巧的なオルガン曲: Lefébure-Wélyはオルガニストとしても知られており、彼の作品にはオルガンの技巧を活かした豊かな音楽が
多く含まれています。彼のオルガン曲は、複雑なフィンガーテクニックやフットペダルの技術を要求することがあります。

軽快で華やかな雰囲気: 彼の作品の多くは、軽快で明るい雰囲気を持っています。特に彼のオルガン曲は、
祝祭的なムードや陽気なリズムが特徴的です。これらの作品は、教会の奉納演奏や祝祭的な行事などで演奏されることが多いです。

管弦楽器の模倣: Lefébure-Wélyは、オルガンやピアノを通じて管弦楽器の音色を模倣する技法を用いることがあります。
彼の作品にはトランペットやヴァイオリン、木管楽器などの音色を思わせるパッセージが見られます。

これらの要素は、Lefébure-Wélyの作品が時代を超えて愛される理由の一部です。彼の音楽は、ロマン主義の情熱と技術的な巧みさを組み合わせ、
聴衆に楽しい体験を提供します。

オフェルトワールは、キリスト教のミサの奉納部分で、ミサの中で最初に演奏される聖歌です。
これらの楽曲は、教会の奉献の一部として演奏され、礼拝の中で神に捧げられる音楽的な表現として機能します。

「6 Offertoires, Op.34」は、レフェブール=ヴェリーのオルガン音楽の中でも特に有名であり、
彼の技巧とオルガンの響きを生かした美しい作品として知られています。各オフェルトワールは、独自のキャラクターと雰囲気を持ちながら、
オルガンの豊かな音色を駆使してさまざまな感情を表現しています。

これらの作品は、オルガニストや教会音楽の演奏家にとって魅力的なレパートリーとなっており、
その優れた楽曲構成や表現力ある演奏指示によって広く演奏されています。

1.Allegretto in A minor:
この曲は緩やかなテンポのアレグレットで、イ短調で書かれています。力強くも繊細なメロディが特徴であり、
オルガンの音色を活かしつつ、情緒豊かな表現がなされています。短調の暗さとアレグレットの明るさが絶妙に調和し、聴衆に感動を呼び起こします。

2.Allegro non troppo in G major:
この曲は明るい雰囲気のアレグロ・ノントロッポで、ト長調で書かれています。軽快なリズムと明るいメロディが特徴であり、
オルガンの響きを活かした華やかな演奏が求められます。この曲は喜びや祝福の気持ちを表現し、聴衆に活気と喜びをもたらします。

3.Andantino in B-flat major:
この曲は穏やかなテンポのアンダンティーノで、変ロ長調で書かれています。柔らかなメロディと流れるようなリズムが特徴であり、
聴衆に静寂と安らぎをもたらします。オルガンの音色が優美に広がり、心地よい響きが楽しめます。

4.Allegro maestoso in D major:
この曲は堂々としたテンポのアレグロ・マエストーソで、ニ長調で書かれています。荘厳なメロディと力強いリズムが特徴であり、
オルガンの迫力ある響きを堪能することができます。この曲は神聖な雰囲気を醸し出し、聴衆に神威と尊厳を感じさせます。

5.Andante sostenuto in C major:
この曲はゆっくりとしたテンポのアンダンテ・ソステヌートで、ハ長調で書かれています。静かなメロディとなめらかなリズムが特徴であり、
穏やかな情景を描き出します。オルガンの優雅な音色が演奏を彩り、聴衆に心安らぐひとときを提供します。

6.Allegro risoluto in F major:
この曲は断固としたテンポのアレグロ・リゾルトで、ファ長調で書かれています。迅速なリズムと軽快なメロディが特徴であり、
オルガンの技巧を要求します。この曲は勇気と決意を表現し、聴衆に活力と勇気を与えます。

これらのオフェルトワールは、それぞれ異なる雰囲気や感情を表現していますが、
すべてがオルガンの力強い響きと美しい旋律を通じて、聴衆の心に深い印象を残すことでしょう。

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  2024/08/30   animato

木管五重奏 ウォルパー・ハウス・ラグ

木管五重奏 ウォルパー・ハウス・ラグ
ジョセフ・ラム作曲
Walper House Rag
Joseph F. Lamb

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
サックス五重奏、金管五重奏、クラリネット五重奏、鍵盤打楽器とコントラバス三重奏版は発売中です。
20世紀初頭のジャズ導いたラグタイム作品を、ぜひお楽しみください。

木管五重奏 ウォルパー・ハウス・ラグ
ジョセフ・ラム作曲
Walper House Rag
Joseph F. Lamb

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
サックス五重奏、金管五重奏、クラリネット五重奏、鍵盤打楽器とコントラバス三重奏版は発売中です。
20世紀初頭のジャズ導いたラグタイム作品を、ぜひお楽しみください。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ウォルパー・ハウス・ラグ(Walper House Rag)は、1903年にJoseph F. Lambによって作曲されたピアノラグです。
ラグタイムの代表作の一つであり、明るく軽快なメロディーと、複雑なリズムが特徴です。
比較的に容易に演奏できる作品になっています。

作曲者のJoseph F. Lamb(1864年 - 1943年)は、アメリカ合衆国の作曲家、ピアニストです。
ラグタイムの作曲家として最も有名な人物の一人であり、他にも「The Ragtime Symphony」「American Beauty Rag」などの名曲を残しています。

ウォルパー・ハウス・ラグは、AABA形式の3部構成で、テンポは速く、軽快な雰囲気です。メロディーはシンプルですが、
SyncopationやRagtime特有のリズムが巧みに使われており、非常に耳に残りやすい曲になっています。

ウォルパー・ハウス・ラグは、出版後すぐに大ヒットとなり、ラグタイムの人気向上に大きく貢献しました。
また、多くのジャズミュージシャンによって演奏され、ジャズ音楽の発展にも影響を与えました。

ウォルパー・ハウス・ラグは、現在でもラグタイムの代表作として広く演奏されています。
また、クラシック音楽やポピュラー音楽など、様々なジャンルでカバーされています。
日本でも、ウォルパー・ハウス・ラグは人気のあるラグタイム曲の一つです。
多くのピアニストによって演奏されており、また、アニメや映画などの音楽としても使用されています。

ウォルパー・ハウス・ラグは、1903年にシカゴの出版社「The Shepard Music Company」から出版されました。
この曲は、Joseph F. Lambの友人であるWalper Houseという人物に捧げられています。
ウォルパー・ハウス・ラグは、1973年に公開された映画「スティング」で使用されました。


●ウォルパー・ハウスとは
ウォルパー・ハウス(Walper House)は、シカゴにあった高級住宅街であるハイランド・パーク(Highland Park)にあった邸宅です。
この邸宅は、Joseph F. Lambの友人であるWalper P. Davidsonによって建てられました。


Walper P. Davidson

Walper P. Davidson(1857年 - 1937年)は、シカゴの実業家であり慈善家でした。
彼は、シカゴ・ミート・パッキング・カンパニー(Chicago Meat Packing Company)の創設者の一人であり、
非常に裕福な人物でした。

Lambは、Walper P. Davidsonと親しい友人でした。二人はよく一緒に音楽を演奏しており、
LambはWalper Houseで頻繁に演奏していました。
ウォルパー・ハウス・ラグは、LambがWalper Houseに滞在中に作曲したと考えられています。

残念ながらウォルパー・ハウスは、1920年代に解体されました。跡地は現在、住宅地になっています。


ウォルパー・ハウスは、シカゴの歴史的な建造物として登録されていて、当時としては非常にモダンなデザインの邸宅でした。

そして、多くの社交イベントの会場として使用されていました。

●ウォルパー・ハウス・ラグの音楽構造と構成
イントロダクション

ウォルパー・ハウス・ラグは、AABA形式の3部構成で、テンポは速く、軽快な雰囲気です。
イントロダクションは、8小節の長さで、主調のAマイナーの和音で構成されています。
シンプルなメロディーと、SyncopationやRagtime特有のリズムが巧みに使われており、曲の雰囲気を盛り上げます。

Aセクションは、16小節の長さで、Aマイナーの和音を中心としたシンプルなコード進行で構成されています。
メロディーは、SyncopationやRagtime特有のリズムが巧みに使われており、非常に耳に残りやすい曲になっています。

Bセクションは、16小節の長さで、Aマイナーの和音を中心としたシンプルなコード進行で構成されています。
メロディーは、Aセクションとは異なり、より複雑なSyncopationやRagtime特有のリズムが使用されています。

A'セクションは、Aセクションとほぼ同じですが、最後の4小節でコード進行がわずかに変更されています。これは、曲に緊張感を与える効果があります。

音楽構造と構成のまとめ
ウォルパー・ハウス・ラグは、シンプルな音楽構造と構成で作られています。
しかし、SyncopationやRagtime特有のリズムが巧みに使われており、非常に耳に残りやすく、エキサイティングな曲になっています。

ラムが興奮とエネルギーの感覚を生み出すために使用した要素
ラムは、以下の要素を使用して、ウォルパー・ハウス・ラグに興奮とエネルギーの感覚を生み出しています。

シンコペーション: Syncopationとは、拍の強弱に反してアクセントを置くことです。
ラムは、Syncopationを効果的に使用することで、曲に緊張感と躍動感を与えています。
Ragtime特有のリズム: Ragtime特有のリズムとは、Syncopationやアクセントの他に、3連符や6連符などの複雑なリズムパターンを使用するものです。
ラムは、Ragtime特有のリズムを効果的に使用することで、曲に独特の雰囲気を与えています。
シンプルなメロディー: メロディーはシンプルですが、SyncopationやRagtime特有のリズムが巧みに使われており、非常に耳に残りやすい曲になっています。
速いテンポ: テンポは速く、軽快な雰囲気です。これは、曲に興奮とエネルギーの感覚を与える効果があります。

ウォルパー・ハウス・ラグは、シンプルな音楽構造と構成で作られていますが、SyncopationやRagtime特有のリズム、
シンプルなメロディー、速いテンポなどの要素を効果的に使用することで、非常に耳に残りやすく、エキサイティングな曲になっています。

●アメリカ初期ジャズ界の巨匠、ジョセフ・ラムについて
ジョセフ・ラムは、スコット・ジョップリンやジェリー・ロール・モートンと並んで、初期ジャズの代表的な作曲家の一人です。

ジョセフ・ラム (1887年 - 1944年) は、アメリカ合衆国の作曲家、ピアニスト、音楽教師です。
初期ジャズ界を代表する作曲家の一人として知られ、ラグタイム、ブルース、ワルツなど、様々なジャンルの作品を生み出しました。

ラムは、1887年にオハイオ州コロンバスで生まれました。幼い頃から音楽に興味があり、ピアノと作曲を学びました。
1900年代初頭、シカゴに移住し、そこでプロのピアニストとして活動を始めました。

1911年、ラムは代表作となるラグタイム曲「ボヘミア・ラグ」を出版しました。この曲は当時の聴衆に人気を博し、
ラムの名を世に知らしめました。その後、ラムは多くのラグタイム曲を出版し、初期ジャズの発展に大きく貢献しました。

ラムはまた、ピアニストとしても活躍しました。彼は、スコット・ジョップリンやジェリー・ロール・モートンなどの
著名な作曲家と共演し、その演奏は多くの聴衆を魅了しました。

1960年 9月に、突然の心臓発作によりラムは自宅で急逝しました(9月 享年 72歳)。

ラムの音楽は、以下の特徴で知られています。

軽快で陽気なメロディー: ラムの曲は、軽快で陽気なメロディーが特徴です。そのメロディーは、聴く人に元気を与えてくれます。
シンプルな和音進行: ラムの曲は、シンプルな和音進行で作られています。そのシンプルな和音進行が、ラムの曲に親しみやすさを与えています。
活発なシンコペーション: ラムの曲は、活発なシンコペーションが特徴です。そのシンコペーションが、ラムの曲に躍動感を与えています。

ラムの代表作には、以下のものがあります。
ボヘミア・ラグ (1911年)
スワニー・ラグ (1912年)
エンタープライズ・ラグ (1913年)
キャロル・ラグ (1913年)
シカゴ・ラグ (1914年)

ラムの音楽は、初期ジャズの発展に大きな影響を与えました。彼の曲は、多くのジャズミュージシャンによって演奏され、
その音楽的スタイルは、後のジャズ音楽にも受け継がれています。

ラムは、初期ジャズ界を代表する作曲家の一人として高く評価されています。彼の音楽は、今日でも多くのジャズファンに愛されています。
ラグタイム、ブルース、ワルツなど、様々なジャンルの作品を手がけました。

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  2024/08/29   animato

クラリネット四重奏「前奏曲」No.11

クラリネット四重奏「前奏曲」No.11
オルガンのための12の作品から
11.Prelude
from Douze pieces d'orgue(12 Pieces)
J-N.レメンス
Jacques-Nicolas LEMMENS

編成はCl.3本、Bs,Cl.です。
金管四重奏、サックス四重奏、木管四重奏版は発売中です。

気品に満ちた荘厳なベルギーの作品をお楽しみください。

クラリネット四重奏「前奏曲」No.11
オルガンのための12の作品から
11.Prelude
from Douze pieces d'orgue(12 Pieces)
J-N.レメンス
Jacques-Nicolas LEMMENS

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

Lemmensの『Douze pieces d'orgue』(ドゥーズ・ピエス・ドゥ・オルグ、12のオルガンの小品)は、ベルギーの作曲家・オルガニストである
ジャック=ニコラ・レメンスによって作曲されたオルガンのための12の作品であり、
オルガン音楽の中でも重要な作品の一つとして高く評価されています。
この作品は、19世紀後半のオルガン音楽の発展に大きな影響を与え、オルガニストやオルガン愛好家によって広く演奏されています。

『Douze pieces d'orgue』は、オルガン音楽の重要な作品の一つとして、現代のオルガニストやオルガン愛好家によって広く演奏されています。
レメンスのオルガン作品は、その優れた音楽性と技術的な高難度から、オルガン演奏の技術向上を目指すオルガニストたちにとっても
重要な学習教材としても知られています。この作品集は、オルガニストたちにとって、演奏技術の向上や音楽の表現力の探求を通じて、
オルガン演奏の新たな境地を切り拓く機会を提供しています。

また、『Douze pieces d'orgue』は、オルガニストたちにとって、オルガンの多彩な音響やレジスターの使用法を探求する機会を与えています。
各曲は異なる音響効果やレジスターの組み合わせを用いて、オルガニストに多様な音楽的表現を可能にします。
これにより、オルガニストは音響の使い方やレジスターの選択について深い洞察を得ることができます。

さらに、レメンスの『Douze pieces d'orgue』は、音楽の歴史的背景や文脈を考える上でも興味深い作品集と言えます。
レメンスは、自身の作品において、伝統的なオルガン音楽のルーツやバロック音楽のスタイルを踏襲しつつ、
現代的な音楽の要素を取り入れることで、当時の音楽の進化を示しています。
このように、レメンスの作品は、その時代の音楽の変遷や流行についての理解を深める上でも興味深い研究対象となっています。

「11.Prelude en Quatuor in F major」は、レンメンスの『Douze pieces d'orgue』の中で、
四重奏(クワトゥオル)形式で書かれた前奏曲です。
この作品は、Fメジャーの調性で書かれており、4つの声部によって構成されています。
この前奏曲は、華やかなメロディとリズムの活発な交差を特徴としています。オルガンの音色を最大限に活かし、
フレージングとコントラストを使って、四重奏の特有の響きを生み出しています。
また、この前奏曲は、レンメンスのオルガン作品の中でも特に技術的に難解な部類に入ります。
複雑なフィンガリングやペダルのテクニック、声部間のバランスなどが要求されます。
また、四重奏形式のため、4つの声部を均等に演奏することが求められ、オルガニストの高度な演奏技術を必要とします。
「11.Prelude en Quatuor in F major」は、レンメンスのオルガン作品の中でも優れた作品の一つとして高く評価されており、
オルガニストやオルガン愛好家の間で人気のある作品です。四重奏形式による独特な響きや、
技術的な難しさに挑戦する魅力的な作品として知られています。

最後に、レメンスの『Douze pieces d'orgue』は、オルガニストの演奏技術や音楽性を高めるだけでなく、
オルガン音楽の魅力や可能性を再発見する機会をもたらしています。

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  2024/08/28   animato

金管五重奏 ミニョンヌ(スロー・ワルツ)

金管五重奏 ミニョンヌ(スロー・ワルツ)
Joseph F. Lamb作曲
MIGNONNE VALSE LENTE
Respectfully dedicated to my mother

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
木管五重奏、サックス五重奏、クラリネット五重版は発売中です。
20世紀初頭のアメリカン・ワルツ作品を、ぜひお楽しみください。

金管五重奏 ミニョンヌ(スロー・ワルツ)
Joseph F. Lamb作曲
MIGNONNE VALSE LENTE
Respectfully dedicated to my mother

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
木管五重奏、サックス五重奏、クラリネット五重版は発売中です。
20世紀初頭のアメリカン・ワルツ作品を、ぜひお楽しみください。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「ミニョンヌ・ヴァルス・レンテ」は、ラグタイムのジャンルに貢献したことで知られるアメリカの作曲家ジョセフ・F・ラムによるピアノ曲です。
ラムは、スコット・ジョプリン、ジェームス・スコットとともに、クラシック・ラグタイムの三大作曲家の一人でした。
タイトルと形式: 
タイトル「ミニョンヌ・ヴァルス・レンテ」は、英語で「ダーリン・スロー・ワルツ」と訳されます。
これは、この曲がワルツ、つまり三拍子のダンスであり、特にスロー・ワルツであることを示しています。
スロー・ワルツは、速いワルツに比べて、よりリラックスした叙情的な性質を持っています。
献辞: 
この曲はラムの母親に捧げられており、作曲家にとって個人的な意味を持っていることを示唆しています。
音楽作品の献辞は、多くの場合、音楽と献辞対象者とのトリビュートまたは特別なつながりを示しています。
音楽スタイル: 
ラムは主にラグタイムの作曲で知られていますが、「ミニョンヌ・ヴァルス・レンテ」は
ラグタイムの典型的なシンコペーションのリズムから逸脱しています。
代わりに、3拍子を強調するワルツ形式に従っています。

音楽分析 構造: 
ワルツである「ミニョンヌ・ヴァルス・レンテ」は、導入、いくつかのテーマまたはセクション 、コーダを含む典型的な構造に従います。
各セクションは通常、明確な旋律的アイデアを提示し、多くの場合、ハーモニーとテクスチャにバリエーションがあります。 
ハーモニー: 
この曲は、7度和音、変調、半音階の使用など、後期ロマン派音楽に典型的な豊かなハーモニー進行を採用しています。
これらのハーモニー技法により、豊かで感情表現豊かなサウンドが生まれます。 
メロディー: 
ワルツのメロディー ラインは通常、ダンスの優雅さと優美さを捉えるように設計されており、流れるような叙情的なものです。
「ミニョンヌ・ヴァルス・レンテ」では、メロディーはラムの母親への献身を反映して、優しく愛情深い性質を伝えることが期待されます。 
リズム: 
ワルツのリズムは、3 拍子で特徴付けられます。

MIGNONNE VALSE LENTE
「MIGNONNE VALSE LENTE」は、Lambが母親に敬意を表して献呈したワルツ曲です。
曲名の「MIGNONNE」はフランス語で"かわいらしい"を意味し、「VALSE LENTE」は"ゆっくりとしたワルツ"を指します。 

この作品は、3連符のリズムと優美なメロディーが特徴的な、典型的な19世紀後期のヴァルス・ランタンのスタイルで書かれています。
母への愛情を込めた情緒的な曲想が、当時の家庭的な音楽会での演奏に適していたと考えられます。 

ワルツを親しい人に捧げることは、19世紀の作曲家に一般的な習慣でした。
作品を両親や家族に献呈することで、作曲家の尊敬と感謝の気持ちが込められていました。

Joseph F. Lambが作曲した「MIGNONNE VALSE LENTE」は、美しく情緒的なワルツです。この曲は、彼の母親への敬意と感謝の念を込めて書かれました。

ラグタイム作曲家として知られるLambは、ポピュラーな曲から複雑な技巧的な作品まで、様々なジャンルの音楽を手がけました。 
「MIGNONNE VALSE LENTE」はそのような彼の多様な作品の一つで、優雅でロマンティックな雰囲気を持つワルツです。

この曲のタイトルは、フランス語で「かわいいゆっくりとしたワルツ」を意味します。母への愛情を込めた柔らかく心温まる旋律が特徴的です。
当時のピアノ教則本にも掲載されるなど、広く人気のあった作品でした。

Lambは「Big Three」と呼ばれるラグタイムの三大作曲家の一人 で、この「MIGNONNE VALSE LENTE」は彼の代表作の一つとして知られています。

●ジョセフ・フランシス・ラム Joseph Francis Lamb (1887年12月6日 ~ 1960年9月3日)

クラシック・ラグタイムの ビッグ3 と呼ばれるアメリカ人のラグタイム作曲家の一人。
(他のビッグ3、すなわち スコット・ジョプリン Scott Joplin と ジェームス・スコット James Scott が共に黒人だったのに対し)
アイリッシュ系アメリカ人のラムは、東部(ニューヨーク近郊 ニュージャージー)で一般人として生活しながらも
生涯に渡って優れたラグタイム作品を数多く作曲しました。
Joseph F. Lambは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した作曲家です。
彼は主にピアノ曲を作曲しており、特に優雅で気品のあるワルツで知られています。 

その作品群は、20世紀初頭のラグタイム時代から第二次大戦後のラグタイムリバイバルに至るまで、彼の終生に渡って発表・出版されました。
また近年においても未発表曲を集めた楽譜集や初の伝記が出版されるなど、
ラグタイム分野を中心にアメリカ音楽界の注目を当世でも集め続けています。
これらの事実を考慮するならば、アメリカ音楽史に名を残すべき偉大な作曲家として評価され、知られるべき音楽家です。

ラムは、1887年の年の瀬 12月に、ニューヨークの南西隣に位置するニュージャージー州モントクレア Montclair で、
大工を営む家庭の4人兄弟の末っ子として生まれました。当時のアメリカは華々しい成長期 - いわゆる「金ぴか時代」を迎えており、
娯楽文化の発達とピアノ製造拡大・様々な印刷楽譜(シート・ミュージック)の大量流通が大きな市場を生み出していた時代で、
裕福な家庭だったラム家の二人の姉もご他聞にもれずピアノを習っていましたので、ラム自身も音楽が身近にある環境で育ったと思われます。
彼自身は正規の音楽教育を受けることなく独学で(また、姉達に教わりながら)ピアノ演奏をマスターしていったようですが、
その一方で早い時期から作曲も始めていたと推測されています。(五線譜の使い方を覚える以前から「黒玉の羅列で曲を書いていた」という逸話があります)

12歳の時(1900年)に父が亡くなると、彼はカナダのオンタリオ州バーリン Berlin (※1916年に Kitchener と改名)の
学校に寄宿生として入学することになり、1904年に(恐らく中退で)学業から離れるまで彼の地で過ごしました。
この頃から本格的に作曲を始めており、未出版の曲が1900年付で作曲されている記録があるほか、
1903年には初めて「ラグ」と銘打たれた作品が作られています。(「Walper House Rag」、タイトルは学校があったバーリンの著名なホテルに因んでいます)

学校を辞めたラムは、故郷のモントクレアに戻って働き始めます。一時期、兄を訪ねてサンフランシスコへ足を運んだものの、
1906年には(歴史的なカリフォルニア大地震の発生前に)故郷へ戻り、新たにニューヨークで音楽出版者に雇われることになりました。
当時のニューヨークでは音楽産業が著しい成長を遂げている最中で、多くの出版社がラグタイムを筆頭に様々なピアノ楽譜(シート・ミュージック)を
出版・販売し市場に音楽を提供していました。(往時はまだレコードも発達して無かったので、音楽は「楽譜を通じて」社会に流通していました) 
また、スコット・ジョプリンのヒット作を扱っていたことで今日にも名を残している 「スターク社」 も、
同じ1906年に中西部のセントルイスからニューヨークへ進出し販売店をオープンさせましたが、
ジョプリンのファンだったラムもこの店に足しげく通うようになります。

そんなある日、いつものようにジョプリンの楽譜を買い求めに来た際に
「ジョプリンの曲が大変に好きなので、持っていない楽譜は何でも欲しい」という話を、店にいたスターク婦人に話したところ、
店内に居合わせた黒人の男性が話しに加わって「どの曲を買えば良いか」アドバイスしてくれたそうです。
お礼を言って買い物を済ませたラムが、帰り際に「一度、尊敬するジョプリンに会ってみたいものですね」と付け加えると
「あら、そうなの」とスターク婦人が答え、先ほどの男性を指差して告げました。「彼が、その人よ」

その日、ラムはジョプリンと共にニューヨークの町並みを歩きながら音楽談義に花を咲かせ、
以来、ジョプリンは彼の親友・師として(1907年に亡くなるまで)様々なアドバイスをするなど親交を深めたのでした。
なお(公式に知られた)ラムのデビュー作である 「センセーション Sensation 」(1908) の出版の際も、
当初は渋っていたスターク氏に対して曲を推薦し、編曲者の名義を貸すことで販売支援をしたとされる逸話が残されています。
その後、1919年までの約10年に渡ってスターク社はラムのラグタイム作品を積極的に出版・販売し続け、
先行して取り扱っていたジョプリン及びジェームス・スコットと並んで、ジョセフ・ラムは後に「ラグタイムの3大作曲家」とし
て評されるようになります。彼の作風についての評論は他に譲りますが、
ジョプリンの緻密な構成力とスコットのピアニスティックな技巧を混ぜ合わせながら、
独自のメランコリックな哀愁を多様なリズムの中に活かす作風 が感じられることでしょう。

私生活では、1911年にヘンリエッタ・シュルツ Henrietta Schultz と結婚、彼女の実家があるニューヨークのブルックリンで新たな生活を始めます。
ラグタイム作品の作曲に併せて編曲者としての仕事も行う等の音楽活動は継続していたものの、
1914年に安定した収入を求めて家具関係の貿易会社に職を得ると、ラム自身は会社勤務の一般人として暮らしながら
演奏会や音楽・芸能界等とは一線を画す生活を送るようになります。(もともと、作曲と出版以外の活動はほとんどしていなかった訳ですが)
そのため、後にラグタイム・リバイバルが起きた際にも
「ラムというのは、ジョプリンのペンネームである」と信じれられていたとの逸話が残っているくらい、彼個人については無名のままでした。
それに加えて、1920年にヘンリエッタが病気で亡くなると、5歳になる一人息子のジョセフ・ジュニアを連れたラムは故郷のニュージャージーに戻り
姉のアナスタシアの一家に身を寄せることとなります。なお、ラム自身が伝えるところによれば、
この転居の際に多くの楽譜が行方知れずになってしまったそうです。仕事はニューヨークで続けていましたが、
ちょうどその頃から時代は新しい音楽「ジャズ」を求めるようになり、ラムも自作出版という表舞台から、徐々に遠ざかるようになりました。

1922年にニューヨーク在住の友人の妹だったアメリア・コリンズ Amellia Collins と結婚すると、
コリンズ家の近くに建てたブルックリンの新居に移転、息子のジョセフ・ジュニアを筆頭に1924年に生まれた長女のパトリシアほか
2人の息子らと共に、生涯をこの家で幸せに過ごしました。新しい家にもピアノが置かれ、ラムは終生の趣味として自宅での演奏を続けていましたが、
ラグタイム以降の新しい音楽スタイル(ノベルティ・ピアノ)の作品も「週末には家で作曲していた」と伝えられています。
なお、1929年には(会社勤めの合間に)一時的にミンストレルショウの音楽監督と楽曲提供を行っていたことが(今日では)明らかになっています。

1940年代になると、アメリカ国内で徐々にラグタイムへの関心が湧き上がり始め、スィング系ジャズ等のレコードに(アドリブ素材として)ラグタイムが
採り上げられ、録音される機会も増えてきました。
そんな1949年のある秋の日、初めてラグタイムを包括的に紹介する本を企画し執筆中だったルディ・ブレッシュ Rudi Blesh と
ハリエット・ジャニス Harriet Janis は、やっと探し当てたラムの自宅を訪れ、確信を持てないままにドアをノックするところでした。
しかし自宅には誰もいなかったため、近所の人に尋ねたところ結婚して近くに住んでいた娘のパトリシアの家を教えてもらったので、
今度はその家をノックすると幸いにもパトリシアは玄関に出てくれました。この見ず知らずの人物の質問に「確かにジョーは私の父ですが」と
パトリシアが応えたところ、ブレシュは静かな住宅地に響き渡るような大声で叫んだと言われています。
「ついに、見つけたぞ!」 そしてこの瞬間に、まさに ラグタイムの新しい歴史 が幕を開けたのでした。

その日の夕方、仕事から帰宅したラムの家を再び訪れたこの訪問者に対し、ラムの一家は当初、懐疑的な眼差しで対応していたと言われていますが、
それほどにラグタイムは時代の一線から遠のいており、またラム自身が過去の喧騒たる時代とは離れた場所で、この音楽を愛好していのだと言えましょう。
その時の様子を伝えるこんな逸話も残されています; 
ブレシュが、執筆中の本(They All Played Ragtime 「みんなラグタイムを演奏してた」)で貴方を紹介するつもりだ、と話したところ、
それを聞いたラムはこう尋ねたそうです。「ブレシュさん、その本に載るのに、いったい私は、いくら お支払いしないといけないんですかね?」

そんなラムを取り巻く環境にも、彼が会社勤めを正式に引退する1957年頃には変化の兆しが訪れていました。
50年代から始まったラグタイム復興や前述した本「They All Played Ragtime」の出版に併せて彼への評価が高まり始めており、
自身も新たな音楽生活を「第二の人生」として楽しみながら過ごすようになります。
そして 59年には(当時はまだ最新の機械だったテープレコーダーを使って)自宅でのピアノ録音が企画され最初の収録を実施、
その後も続けられた新たな録音からはインタビューと自作ラグの演奏を収めたレコード 「A Study in Classic Ragtime」 も製作され、
翌年 Folkways から発売されました。しかし、その翌年の 1960年 9月に、突然の心臓発作によりラムは自宅で急逝しました(9月 享年 72歳)。

帰らぬ人となったラムですが、彼の作品と名声の方はかってのように衰えることは無く、
1964年には多くの新曲が含まれた楽譜集 「Ragtime Treasures」 が新たに Mills Music から発売されます。
そして、二年後に発売された第3版の 「They All Played Ragtime」 にはアラスカ州が正式に米国に編入されたことにちなむ 
「Alaskan Rag」(1959) が収録されました。そして続く70年代には、スコット・ジョプリンのラグタイムを全面的に使用した
映画 「スティング Sting」 のヒットを契機に 世界的なラグタイム・ブーム が巻き起こります。
3大作曲家として知られるようになったラムの作品もレコードや演奏会に取り上げられる機会が増していき、
世界中に彼の名前と作品が行き渡る時代になりました。

そして近年では、未発表のラグや珍しい歌曲を含む楽譜集 「A Little Lost Lamb」 が Ragtime Press から数十年ぶりの新譜として 
2005年に発売され、また先の 2012年にはラムの子供達の協力を得て書かれた本格的な伝記 「Josepf F. Lamb - A Passion for Ragtime」 が
出版されるなど、未だに彼への関心は絶えることなく続いています。

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  2024/08/27   animato

サックス四重奏 トッカータとフーガ第7番

サックス四重奏 トッカータとフーガ第7番
ヨゼフ・セーガー
Toccata & Fugue No.7
from 8 Taccatas and Fugues
Seger, Josef Ferdinand Norbert

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。
木管四重奏、クラリネット四重奏、金管四重奏版は発売中です。
ボヘミアの格式と感性を味わえる音楽を、ぜひお楽しみください。

サックス四重奏 トッカータとフーガ第7番
ヨゼフ・セーガー
Toccata & Fugue No.7
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Seger, Josef Ferdinand Norbert

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

Josef Ferdinand Norbert Segerは、18世紀のボヘミア(現在のチェコ共和国)出身の作曲家で、
バロック期のオルガン音楽の重要な代表者の一人です。彼はプラハで生まれ、音楽と宗教の教育を受けました。
オルガン奏者、作曲家、そして音楽教育者としての経歴を持ち、彼の作品はバロック音楽の特徴を充分に表現しています。

ヨゼフ・セーガー(Josef Seger、本名Josef Ferdinand Norbert Segert、姓はSeegerまたはSeegrとも)
(1716年3月21日 - 1782年4月22日)は、チェコのオルガニスト、作曲家、教育者です。
プラハのカレル大学で哲学を専攻し、ボフスラフ・マチェイ・チェルノホルスキー、ヤン・ザックらに師事して音楽を学んだ後、
プラハの2つの教会のオルガニストとなり、亡くなるまでそこに留まりました。


非常に多作な作曲家であったセーガーは、18世紀のチェコ・オルガン楽派の最も重要な代表者の一人となりました。
彼の弟子には、ヤン・アントニン・コジェリューやヨゼフ・マイスリヴェチェクがおり、彼のフィギュアド・バスの練習曲は、
何世代にもわたって教師たちの役に立ちました。


生涯〕

セーガーはボヘミアのミェルニーク近郊のŘepínで生まれました。プラハのイエズス会ギムナジウムで学び、後にカレル大学で哲学を専攻しました。
また、オルガン演奏をボフスラフ・マチェイ・チェルノホルスキーに、対位法をヤン・ザッハとフランティシェク・トゥーマに、
そしてドラバシュによれば、フィギュアド・バスをフェリックス・ベンダに師事しました。
1741年頃、セーガーはティーン正面の聖母教会のオルガニストになり、1745年にはプラハの十字軍教会でも同様のポストを得ました。
1781年、皇帝ヨーゼフ2世はセーガーの演奏に感銘を受け、作曲家に宮廷の任命を申し出たましが、
セーガーは確認書が届く前の1782年にプラハで亡くなりました。

セーガーが生前に作曲した曲は出版されませんでしたが、
彼は重要な教師であり教育者でした。
彼の弟子には、カレル・ブラジェイ・コプジーヴァ、ヤン・アントニン・コジェリュ、ヤン・クシュティテル・クチャジュ、
ヨゼフ・マイスリヴェチェク、その他多くの著名なボヘミアの作曲家や音楽家がいました。
1790年代には、セーガーの作品のいくつかは印刷物に掲載されました。
8曲のオルガン・フーガのセレクションは、1793年にD. G. テュルクによって出版されました。
特に重要なのは、彼のフィギュアド・バスの練習曲の一部が出版されたことで、これは彼の死後数十年にわたって教師たちに使用されました。


作品
セーガーは、18世紀チェコで最も多作なオルガン作曲家であった。何百もの前奏曲、フーガ、トッカータ、
その他のオルガン曲が写本として残されています。
一般的に言って、彼の前奏曲とフーガは短い作品ですが(その長さはカトリックの典礼によって課された制限によって決定された)、
豊饒な和声的想像力と後期バロックの対位法の実践を完璧に把握していることを示しています。
彼はまた、ミサ曲、モテット、詩編も作曲しましたが、これらもまた古風な対位法に支配されていました。

2. 8 Toccatas and Fuguesについて

「8 Toccatas and Fugues」は、Segerによるオルガンのための8つのトッカータとフーガから成る作品です。
この作品は、バロック期のオルガン音楽の伝統的な形式であるトッカータとフーガを収録しています。

トッカータ(Toccata):トッカータは、速いテクニカルなパッセージや即興演奏の要素を持つ作品です。
Segerのトッカータは、オルガン奏者に高度な技巧を要求します。その中でも「トッカータ」は、自由なリズムとテンポが特徴で、
オルガニストが即興的な演奏を含めることができる場面があります。

フーガ(Fugue):フーガは対位法の要素を含む楽曲で、主題(主題と呼ばれる)が導入され、その後で変化したり組み合わせたりします。
フーガは対位法の技法を巧みに用いた作品で、複数の声部が交錯し、合奏が行われるため、演奏の難易度が高いことがあります。

3. 技術的要素と音楽的特徴

Segerの「8 Toccatas and Fugues」は、オルガン音楽における技術的な要素を豊かに含んでいます。
オルガン奏者は、迅速な指の動き、フットペダルの巧妙な操作、そして対位法のテクニックを駆使して、これらの作品を演奏します。

バロック音楽の特徴的な要素も随所に見られます。これらの作品は、複雑なリズムと対位法の美しさに特徴があり、
バロック期の音楽の豊かな表現力を示しています。バロック音楽は、音楽のコントラストを強調し、
情感豊かな表現を持つことが一般的で、これらのトッカータとフーガもその伝統に則っています。

4. 宗教的なコンテクスト

バロック期の音楽は、宗教的な儀式や礼拝のために頻繁に作曲されました。オルガンは教会で重要な楽器であり、
教会音楽の一環として演奏されました。Segerのオルガン作品も、宗教的な文脈で演奏されることを念頭に置いて作曲されました。
それゆえ、これらの作品は宗教的な音楽表現に貢献し、教会音楽の一部として重要な役割を果たしました。

まとめ

Josef Ferdinand Norbert Segerの「8 Toccatas and Fugues」は、バロック期のオルガン音楽の中で輝く作品の一つです。
その対位法の技術、バロック様式の美しさ、そして宗教的なコンテクストによって、音楽史において重要な存在となっています。
これらの作品は、オルガニストや音楽愛好家にとって、バロック音楽の魅力と美しさを探求する貴重な資料であり、
バロック期の音楽が持つ複雑な対位法や情感豊かな表現を体験する機会を提供しています。

Segerの作品は、バロック音楽の優れた例として現代に伝えられており、オルガン奏者や音楽学研究者によって演奏と研究が続けられています。
彼の音楽は、バロック音楽の時代背景と、その時代の音楽が持つ豊かな表現力を探求するための貴重な遺産の一部として尊重されています。

総括すると、Josef Ferdinand Norbert Segerの「8 Toccatas and Fugues」は、バロック音楽のオルガン作品の中で優れたものであり、
その音楽的な特徴や宗教的なコンテクストによって、音楽史上で重要な位置を占めています。
この作品は、音楽の歴史と文化におけるバロック期の貴重な遺産の一部として賞賛されています。

●ボヘミアは、中央ヨーロッパに位置する歴史的な地域で、現在のチェコ共和国の主要な部分を形成しています。
ボヘミアの歴史と文化についての要点を解説します。

歴史:
中世: ボヘミアの歴史は、9世紀にチェコ人がこの地域に入植し始めたことにさかのぼります。
中世には、プレモィスル朝などの支配者により統治され、プラハが主要な都市として発展しました。

フス戦争: 15世紀初頭には、ボヘミアは宗教改革の舞台となりました。ヤン・フス(Jan Hus)の影響を受け、フス戦争が勃発しました。
この戦争は宗教的・社会的な問題が絡んでおり、後にはボヘミアがハプスブルク家によって支配されることになります。

ハプスブルク帝国: ボヘミアはハプスブルク帝国の一部となり、長い間その支配下にありました。
帝国内で異なる文化や言語が共存する中で、ボヘミアは独自の文化を維持しました。

近現代: 20世紀初頭、ボヘミアはオーストリア=ハンガリー帝国の一部でした。
第一次世界大戦後、チェコスロバキアが成立し、ボヘミアはその一部となりました。
第二次世界大戦後、チェコスロバキアは共産主義の影響を受け、1989年のビロード革命で共産主義から脱却しました。

分裂と独立: 1993年、チェコスロバキアは平和的に分裂し、チェコ共和国とスロバキア共和国が独立しました。
ボヘミアはこの新たな国の一部となり、プラハが首都として維持されました。

文化:
プラハ: プラハはボヘミアの歴史的な首都であり、美しい中世の建築物や橋、城がその風景を彩ります。
プラハ城はボヘミアの象徴的な建造物の一つであり、多くの歴史的な出来事の舞台となっています。

文学と芸術: ボヘミアは多くの文学的伝統を有しており、フランツ・カフカやヤロスラフ・ハシェクなど、世界的に有名な作家を輩出しています。
また、ボヘミアの芸術も豊かで、アール・ヌーヴォーやシュルレアリスムなどの芸術運動に影響を与えました。

音楽: ボヘミアは音楽の分野でも重要な役割を果たしています。有名な作曲家であるベドルジハ・スメタナやアントニン・ドヴォルザークは
ボヘミア出身であり、彼らの作品は世界中で愛されています。

料理: ボヘミアの料理は中欧の伝統と影響を受けています。
料理の中で有名なものには、トラディショナルなガウディ(鳩のロースト)やトリュディリ(豚のロースト)があります。

ボヘミアはその豊かな歴史と独自の文化により、ヨーロッパの中でも特に興味深い地域の一つとされています。

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  2024/08/26   animato

木管五重奏 グリーグ :抒情小品集 第1集 Op.12

木管五重奏 グリーグ :抒情小品集 第1集 Op.12
Grieg, Edvard Hagerup:Lyriske smastykker No.1 Op.12

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
サックス五重奏版、金管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。

ノルウェー色が豊かな名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

木管五重奏 グリーグ :抒情小品集 第1集 Op.12
Grieg, Edvard Hagerup:Lyriske smastykker No.1 Op.12

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

グリーグはベルゲンというオスロに次ぐ大都市に5人兄弟の第4子として生まれました。
幼少より母親からピアノを習いはじめ、15歳から18歳までは、ドイツのライプツィヒ音楽院で作曲とピアノを学び、
メンデルスゾーンやシューマンらの影響を受けました。
音楽院を卒業後は故郷ベルゲンに戻り、さらに翌1863年にコペンハーゲンで
ニールス・ガーデ(Niels Gade, 1817年~1890年)から作曲を教わり、国民楽派の影響を受けたと言われています。

彼はノルウェーの民族音楽から着想を得て、国民楽派の作曲家として注目されました。
民族音楽からの深い影響は『ペール・ギュント』第1組曲の第1曲「朝」の冒頭がノルウェーの民族楽器である
ハリングフェーレの共鳴弦を端からつま弾いた時の旋律から始まっていることからもうかがうことができます。
グリーグの肖像は、旧500クローネ紙幣に描かれていました。
グリーグはとても小柄でした。生前は卓越したテクニックのピアニストとしても著名で、自作を携えヨーロッパをたびたび演奏旅行しています。

彼は生地であるノルウェーの旧首都ベルゲンの自然と海をこよなく愛しました。
死後に火葬され、遺言によりトロールハウゲンの住居の下にある湖を望む岩壁に墓が設けられ、一部の遺灰は湖に撒かれました。

グリーグは終世、手のひらに乗るぐらいの小さな蛙の置物や子豚のぬいぐるみを大切にし、
寝る時も一緒だったそうです。演奏会の時は、あがらないように、ポケットの中で蛙の置物をそっと握りしめたそうです。
なお、この蛙の置物と子豚のぬいぐるみはグリーグの家(現在のエドヴァルド・グリーグ博物館)に展示されています。

ちょうどこのグリーグが活躍した時代というのは、当時勢いのあったドイツのロマン派音楽が周辺諸国へと波及し、
それぞれの国の民族的要素と融合した新しい音楽様式が生まれましたが、それを音楽史の中では「国民楽派」と呼んでいます。
その背景には、当時鉄道が整備され人々の移動が容易になったことも関係しているのではないかと思われます。
国民楽派の作曲家たちは、自国の歴史や風物、民謡、民族音楽などを題材にした作品を積極的に作りました。
ロシア、ボヘミア地方、北欧などで様々な作曲家たちが活躍し始めるのがこの時期です。

『抒情小曲集』は、エドヴァルド・グリーグが1867年から1903年にかけて作曲した、全66曲からなるピアノ曲集です。
6~8曲ごとにまとめられて出版され、全10集からなっています。

「蝶々」(作品43-1)、「春に寄す」(作品43-6)、「トロルドハウゲンの婚礼の日」(作品65-6)などはとりわけ有名です。

1867年、《ピアノ協奏曲イ短調 作品16》で一躍有名になったグリーグは、この年から1901年にかけてこの作品集を書き上げました。
抒情小品は生涯にわたって作曲されているため、グリーグの作風、技法、その変遷すべてがその中にあらわれていて、
作品群の中でも中心的な存在です。
いずれも1分~6分程度の小品で、ステージ用というよりは、主にサロンや家庭で広く親しまれていました。
どの曲にも標題がつけられていて、それぞれの曲に対して、一つの感情、気分、情景が表現されています。

1867年、第1集を発表しましたが、その後ピアノ、作曲、指揮など多忙だったこともあって、第2集が発表されたのは、
その16年後でした。第2集から第10集はある一定の間隔をおきながら続けて作曲されました。
全10巻で、計66曲の作品がおさめられています。


●抒情小品集 第1集 / Lyriske smastykker No.1 op.12

全10集中、最も易しいものですが、グリーグの洗練された魅力が凝縮されていて、特に人気が高い曲集です。
初心者の教材としても適しています。

1.アリエッタ / op.12-1 "Arietta":性格小品。3つ声部からなり、儚くも美しい旋律がソプラノで歌われ、
それをアルペッジョとバスの音が支えています。

2.ワルツ / op.12-2 "Vals":ワルツのリズムにのせて、どこか大人びた色気のある旋律が軽やかに奏でられます。

3.夜警の歌 / op.12-3 "Vaegtersang":性格小品。シェイクスピアの『マクベス』の上演からインスピレーションを得た曲です。
簡潔な中にも、非常に洗練された美しさがあります。

4.妖精の踊り / op.12-4 "Elverdans":スケルツォ的な性格をもち、メンデルスゾーンの曲に登場する妖精の舞を想像させます。
軽やかに演奏できれば好演となります。

5.民謡 / op.12-5 "Folkevise":憂いを帯びたようなノルウェー風の旋律が舞曲のリズムにのせてうたわれます。

6.ノルウェーの旋律 / op.12-6 "Norsk":冒頭から心が躍るような力強い民俗舞踊で始まります。
不規則なフォルツァンドと、その変化が曲に躍動感を与えています。

7.アルバムの綴り / op.12-7 "Stambogsblad":1865年に出版されました。コペンハーゲンで出版された音楽季刊誌において発表された曲です。
ソプラノと、テノールで旋律が対話するように進んでいきます。

8.祖国の歌 / op.12-8 "Faedrelandssang":性格小品。1869年に出版されました。
ノルウェー賛歌であり、ビョルンスチェルネ・ビョルンソンが歌詞をつけてグリーグが男性合唱用に編曲したものも同時に出版されました。
国歌風の威厳や誇りが感じられる作品です。

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  2024/08/25   animato

クラリネット五重奏 6つのオフェルトワールから第4曲

クラリネット五重奏 6つのオフェルトワールから第4曲
レフェブール=ヴェリー
6 Offertoires, Op.34-4
Lefébure-Wély, Louis James Alfred

編成はCl.4本、Bs,Cl.です。
木管五重奏、サックス五重奏、金管五重奏版は発売中です。
19世紀のフランス・ロマン派の作品を、ぜひお楽しみください。

クラリネット五重奏 6つのオフェルトワールから第4曲
レフェブール=ヴェリー
6 Offertoires, Op.34-4
Lefébure-Wély, Louis James Alfred

編成はCl.4本、Bs,Cl.です。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ルイ・ジェームス・アルフレッド・レフェブール=ヴェリー(Louis James Alfred Lefébure-Wély)による「6 Offertoires, Op.34」は、
オルガンのための6つのオフェルトワール(Offertoire)です。この作品は19世紀のフランスの作曲家であり、
オルガニストでもあったレフェブール=ヴェリーによって作曲されました。

Louis James Alfred Lefébure-Wély(ルイ・ジェームズ・アルフレッド・レフェビュア=ヴェリー)は、
19世紀のフランスの作曲家、オルガニスト、ピアニストです。彼は1817年11月13日にパリで生まれ、1869年12月31日に亡くなりました。

Lefébure-Wélyは、その時代のフランスで非常に有名なオルガニストであり、その作品は多くの場で演奏されました。
彼の音楽はロマン主義の特徴を持ち、しばしば感情豊かで劇的な要素を含んでいます。

彼の作品の中でも特に有名なものには、オルガン曲やピアノ曲、宗教音楽などがあります。
中でも、軽快で華やかなオルガン曲で知られており、その中でも「レマン湖の舟歌」や「トランペットガランテ」などがよく知られています。

Lefébure-Wélyはまた、パリのいくつかの主要な教会でオルガニストを務め、その演奏技術や作曲能力によって広く賞賛されました。
彼の音楽は今日でもオルガン愛好家やクラシック音楽ファンによって楽しまれています。

Louis James Alfred Lefébure-Wélyの音楽的特長はいくつかあります。

ロマン主義の影響: Lefébure-Wélyの作品は、ロマン主義の時代に作曲されたものであり、
その時代の特徴である感情豊かさや情熱を反映しています。彼の音楽にはドラマチックな要素や情緒的な表現が見られます。

技巧的なオルガン曲: Lefébure-Wélyはオルガニストとしても知られており、彼の作品にはオルガンの技巧を活かした豊かな音楽が
多く含まれています。彼のオルガン曲は、複雑なフィンガーテクニックやフットペダルの技術を要求することがあります。

軽快で華やかな雰囲気: 彼の作品の多くは、軽快で明るい雰囲気を持っています。特に彼のオルガン曲は、
祝祭的なムードや陽気なリズムが特徴的です。これらの作品は、教会の奉納演奏や祝祭的な行事などで演奏されることが多いです。

管弦楽器の模倣: Lefébure-Wélyは、オルガンやピアノを通じて管弦楽器の音色を模倣する技法を用いることがあります。
彼の作品にはトランペットやヴァイオリン、木管楽器などの音色を思わせるパッセージが見られます。

これらの要素は、Lefébure-Wélyの作品が時代を超えて愛される理由の一部です。彼の音楽は、ロマン主義の情熱と技術的な巧みさを組み合わせ、
聴衆に楽しい体験を提供します。

オフェルトワールは、キリスト教のミサの奉納部分で、ミサの中で最初に演奏される聖歌です。
これらの楽曲は、教会の奉献の一部として演奏され、礼拝の中で神に捧げられる音楽的な表現として機能します。

「6 Offertoires, Op.34」は、レフェブール=ヴェリーのオルガン音楽の中でも特に有名であり、
彼の技巧とオルガンの響きを生かした美しい作品として知られています。各オフェルトワールは、独自のキャラクターと雰囲気を持ちながら、
オルガンの豊かな音色を駆使してさまざまな感情を表現しています。

これらの作品は、オルガニストや教会音楽の演奏家にとって魅力的なレパートリーとなっており、
その優れた楽曲構成や表現力ある演奏指示によって広く演奏されています。

1.Allegretto in A minor:
この曲は緩やかなテンポのアレグレットで、イ短調で書かれています。力強くも繊細なメロディが特徴であり、
オルガンの音色を活かしつつ、情緒豊かな表現がなされています。短調の暗さとアレグレットの明るさが絶妙に調和し、聴衆に感動を呼び起こします。

2.Allegro non troppo in G major:
この曲は明るい雰囲気のアレグロ・ノントロッポで、ト長調で書かれています。軽快なリズムと明るいメロディが特徴であり、
オルガンの響きを活かした華やかな演奏が求められます。この曲は喜びや祝福の気持ちを表現し、聴衆に活気と喜びをもたらします。

3.Andantino in B-flat major:
この曲は穏やかなテンポのアンダンティーノで、変ロ長調で書かれています。柔らかなメロディと流れるようなリズムが特徴であり、
聴衆に静寂と安らぎをもたらします。オルガンの音色が優美に広がり、心地よい響きが楽しめます。

4.Allegro maestoso in D major:
この曲は堂々としたテンポのアレグロ・マエストーソで、ニ長調で書かれています。荘厳なメロディと力強いリズムが特徴であり、
オルガンの迫力ある響きを堪能することができます。この曲は神聖な雰囲気を醸し出し、聴衆に神威と尊厳を感じさせます。

5.Andante sostenuto in C major:
この曲はゆっくりとしたテンポのアンダンテ・ソステヌートで、ハ長調で書かれています。静かなメロディとなめらかなリズムが特徴であり、
穏やかな情景を描き出します。オルガンの優雅な音色が演奏を彩り、聴衆に心安らぐひとときを提供します。

6.Allegro risoluto in F major:
この曲は断固としたテンポのアレグロ・リゾルトで、ファ長調で書かれています。迅速なリズムと軽快なメロディが特徴であり、
オルガンの技巧を要求します。この曲は勇気と決意を表現し、聴衆に活力と勇気を与えます。

これらのオフェルトワールは、それぞれ異なる雰囲気や感情を表現していますが、
すべてがオルガンの力強い響きと美しい旋律を通じて、聴衆の心に深い印象を残すことでしょう。

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  2024/08/24   animato

金管五重奏 6つの空想から「スライゴの祭」Op.87a No.6

金管五重奏 6つの空想から「スライゴの祭」Op.87a No.6
トマス・ダンヒル
6. Sligo Fair (A Reel)
Thomas Dunhill

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
サックス五重奏、木管五重奏、クラリネット五重奏版は発売中です。

活気溢れる街の祭での様子をイギリスのリール作品で、ぜひ味わってください。

金管五重奏 6つの空想から「スライゴの祭」Op.87a No.6
トマス・ダンヒル
6. Sligo Fair (A Reel)
Thomas Dunhill

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
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活気溢れる街の祭での様子をイギリスのリール作品で、ぜひ味わってください。

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参考音源
https://youtu.be/75Xa5i-_MeU

Youtubeチャンネル
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「Sligo Fair (A Reel)」は、トマス・ダンヒル(Thomas Dunhill)によって作曲されたピアノ4手の楽曲で、
「Four Hand Fancies」Op.87aの中の第6番に位置しています。
トマス・ダンヒルは、イギリスの作曲家で、19世紀末から20世紀初頭にかけて活動しました。
彼は室内楽、歌曲、ピアノ曲などを作曲し、その作品は繊細なメロディと感情豊かな音楽性で知られています。

6つの空想と題された組曲は次のように構成されています。
1. An April Pastoral「四月の牧歌」
2. Phyllis and Corydon「フィリスとコリドン」
3. A Gypsy Lullaby「ジプシーの子守唄」
4. By the Sunlit Stream「陽だまりの小川のほとりで」
5. Cowslip Meadow「ヤマブキソウの草原」
6. Sligo Fair (A Reel)「スライゴの祭」

「Sligo Fair (A Reel)」は、その名前からも分かるように、アイルランドのスライゴで行われるフェア(祭)をテーマにしたリールです。
リールはアイルランドやスコットランドなどで演奏される伝統的な舞曲の一種で、軽快なリズムと踊りやすいメロディが特徴です。
この楽曲では、スライゴのフェアの賑やかさやエネルギーが音楽で表現されていると考えられます。

ピアノ4手の楽曲は、2人のピアニストが協力して演奏するためのもので、2つのピアノが同じ楽譜を演奏することで、
音楽の奥行きやリズムの変化を楽しむことができます。
トマス・ダンヒルの作品はその独自の音楽的アプローチによって、聴衆に感動や響きをもたらすことが多いです。

楽譜を手に入れて自分で演奏してみることをおすすめします。また、録音されたバージョンや音楽解説を通じても、
この楽しい作品を楽しむことができるでしょう。

作曲家トマス・ダンヒル:
トマス・ダンヒル(1877年-1946年)は、イギリスの作曲家で、主に歌曲や室内楽を手がけました。
彼はイギリスの音楽教育者としても知られ、ロンドン王立音楽院で教鞭をとりました。
ダンヒルは、古典的なスタイルとロマンティックな要素を取り入れた作品を数多く作曲しました。

Early One Morningの歌詞とメロディー:
「Early One Morning」は、イギリスの伝統的な民謡を基にしています。
歌詞は、恋人たちの別れや悲しみを描いており、早朝に別れの瞬間が訪れる様子を描写しています。
メロディーはシンプルで美しく、感情的な内容を反映しています。

歌曲の特徴:
「Early One Morning」は、深い感情表現と情熱的な雰囲気が特徴です。歌詞の内容に合わせて、
メロディーはしばしば切なさや別れの寂しさを伝えるような旋律となっています。
ダンヒルは、ピアノ伴奏を通じて歌詞の雰囲気を強調し、感情を引き立てる効果的な楽曲構成を取り入れました。

使用される場面:
「Early One Morning」は、しばしばリサイタルやコンサートで演奏される歌曲として知られています。
また、映画やテレビ番組、舞台演劇などでも使用されることがあります。
その感情的な表現と美しいメロディーは、幅広い音楽的な文脈で愛されています。

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  2024/08/23   animato

サックス五重奏 メンデルスゾーン 無言歌集 第2巻 作品30-4「さすらい人」

サックス五重奏 メンデルスゾーン 無言歌集 第2巻 作品30-4「さすらい人」
Lied ohne Worte, Op.30-4 The Wanderer
Mendelssohn, Felix

編成はサックスのソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
クラリネット五重奏版、木管五重奏版、金管五重奏版、
鍵盤打楽器四重奏版は発売中です。

ロマンチックで緊張感のある作品を、ぜひお楽しみください。

サックス五重奏 メンデルスゾーン 無言歌集 第2巻 作品30-4「さすらい人」
Lied ohne Worte, Op.30-4 The Wanderer
Mendelssohn, Felix

編成はサックスのソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
クラリネット五重奏版、木管五重奏版、金管五重奏版、
鍵盤打楽器四重奏版は発売中です。

ロマンチックで緊張感のある作品を、ぜひお楽しみください。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『無言歌集 Lieder ohne Worte』は、メンデルスゾーンが生涯にわたって作曲したピアノ独奏のための作品集です。
全8巻からなり、各巻6曲ずつで合計48曲が収められています。
メンデルスゾーンのピアノ作品として最も有名で、しかもロマン派の教材として取り上げられることの多いのが「無言歌集」です。
ワーグナーが「第一級の風景画家」と言ったように、メンデルスゾーンは情景描写や標題音楽の作曲において才能を発揮しています。
この“言葉のない歌曲”、「無言歌」、という形でメンデルスゾーンは心象風景や感情描写までも、表現しました。
歌曲風の旋律をもった器楽曲であるため、旋律線をはっきりと浮き立たせ、抒情的に演奏することが重要です。

メンデルスゾーンが活躍したこの時期、ブルジョアジーの家庭を中心に、ピアノが教養として普及しました。
そのため、家庭で気楽に弾ける作品が多く作られましたが、この《無言歌集》もその一つです。

《無言歌集》は各6曲ずつの計8集からなり、生前に出版されたのは、第6集までです。第7集は、1851年、第8集は1867年に出版されました。
1832年、第1集を出版したときには、メンデルスゾーンは、《ピアノのためのメロディー》と記していて、《無言歌集》の名称を
もつようになったのは1835年に第2集を出版してからのことでした。

標題をもっているものが多いのですが、作曲者自身によってつけられたものはわずかです。
実際、メンデルスゾーンは標題をつけることによって、音楽的な想像力が限定されることを嫌っていたようです。

この第4曲《さすらい人》はアジタート・エ・コン・フォコで、
緊張感と流動する感情が曲を支配します。原調はロ短調ですが中間部では転調を繰り返し、
不安定な感情の高まりを表現ていします。
さすらう人の感情を表現できれば素晴らしい演奏になるでしょう。

第2巻 作品30
出版年代:1835年

1.変ホ長調、アンダンテ・エスプレッシーヴォ 《瞑想》 (作曲年代不明)
2.変ロ短調、アレグロ・ディ・モルト 《安らぎもなく》 (作曲年代不明)
《心配》と呼ばれることもあります。
3.ホ長調、アダージョ・ノン・トロッポ 《慰め》 (作曲年代不明)
カトリック聖歌集第100番「しずかに神と」、讃美歌第30番および讃美歌21・第211番「朝風しずかに吹きて」として教会で歌われています。
4.ロ短調、アジタート・エ・コン・フォコ 《さすらい人》 (1834年1月30日作曲)
《道に迷って》とも呼ばれます。
5.ニ長調、アンダンテ・グラツィオーソ 《小川》 (1833年12月12日作曲)
6.嬰ヘ短調、アレグレット・トランクィロ 『ヴェネツィアの舟歌 第2』 (作曲年代不明)
メンデルスゾーンが自分でつけた『ヴェネツィアの舟歌』の第2番。

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  2024/08/22   animato