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2020年12月

金管八重奏 ガブリエリ :第7旋法による8声のカンツォーナ第2番

金管八重奏 ガブリエリ :第7旋法による8声のカンツォーナ第2番
(Canzon II septimi toni a 8)C.171(K.C.53)

編成はTp.4本、Tbn.またはEup.4本です。
ヴェネツィア楽派の壮麗な名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

金管八重奏 ガブリエリ :第7旋法による8声のカンツォーナ第2番
(Canzon II septimi toni a 8)C.171(K.C.53)

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参考音源
https://youtu.be/7JmIvaECuYw

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ジョヴァンニ・ガブリエリ : サクレ・シンフォニーエ 
Giovanni Gabrieli : Sacrae Symphoniae

ジョヴァンニ・ガブリエリ(c1554/1557~1612)は、ヴェネツィア楽派のポリフォニー音楽を語る上で最重要の作曲家の一人です。
ガブリエリの「サクレ・シンフォニーエ」は、当時のヴェネツィアの権力と評価を表した記念碑的な作品です。

「サクレ・シンフォニーエ」は、第1巻は1597年、第2巻はガブリエリの死後1615年に出版された声楽曲と器楽曲を合わせた作品集です。
ガブリエリは、この「サクレ・シンフォニーエ」の声楽曲でも器楽曲でも高度な技法を用いて作曲しています。
ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の左右対称の構造空間を利用して、極めて高度な複合唱形式を発展させました。
「エコー・カンツォーナ」では、独創的な手法を用いて音響効果をあげています。また強弱記号の使用も斬新で「弱と強のソナタ」は
強弱記号を用いた最初の作品と言われています。

ジョヴァンニ・ガブリエーリは、当時流行の多くのジャンルで作曲したにもかかわらず、明らかに合唱のための宗教曲と器楽曲を好んでいました。
声楽のための世俗曲は、すべてかなり初期の作品である。後半生においてガブリエーリは、声楽と器楽のための宗教曲に専念して、
音響効果を最大限に追究しました。

聖マルコ大寺院のジョヴァンニ・ガブリエーリに前後する作曲家と同じように、彼もまたこの大寺院の異例な空間配置を利用しようとしようとしました。
左右両陣の互いに向き合う聖歌隊席(と、それぞれに1つずつしつらえられたオルガン)が、著しい空間効果――エコーやディレイ、
一種のステレオ効果――が得られるのです。

ほとんどのジョヴァンニ・ガブリエーリの作品は、合唱集団ないしは器楽集団が、まずは左手から聞こえ、
それを右手の音楽家集団が追うというように、一種のアンティフォナ様式によっています。このような分割合唱様式は、数十年来の伝統があり、
少なくともヴェネツィアにおいて開祖はおそらくアドリアン・ヴィラールトであったにせよ、ジョヴァンニ・ガブリエーリは、
楽器法において二つ以上のグループを厳密に方向付けることにより、器楽集団や声楽集団の利用を、細心の注意をもって決定した
最初の作曲家となったのです。

聖マルコ大寺院のアコースティックはこの400年の間にほとんど変化していないので、楽器は、適切に配置すれば、
遠い地点でも完全に明晰に聞き分けることができます。したがって、たとえば弦楽器の独奏者と金管楽器の集団というような楽器編成は、
文字にすると奇妙に見えても、聖マルコ大寺院で響かせてみるなら、完璧なバランスを保っているのです。
ガブリエーリは楽器の活用においてだけでなく、強弱記号の展開においても独創的でした。
《ピアノとフォルテのソナタ Sonata pian' e forte》は、おそらく強弱法を用いた最初期の作品です。
しかもその上、通奏低音を用いた最初の作曲家の一人でもありました。通奏低音は、1602年にロドヴィコ・ヴィアダーナの曲集によって
一般化した作曲技法だったからです。 

「シンフォニエ・サクレ」(1597)の各曲名は、旋法と声部数などを表現しています。
例えば、第1曲目の曲名 "Canzon duodecimi toni in eco a 10" は「第12旋法による10声のエコーを伴ったカンツォン」ということになります。
他の曲にも "in eco" と書かれているものがありますが、それらの曲では複数の管楽器群による掛け合い(エコー)の効果を
明瞭に聴くことができます。

アトリエ・アニマート
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  2020/12/10   animato

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第5曲 

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第5曲 
編成はソプラノ、アルト3本、テナー、バリトン2本です。
アルト3rdおよびバリトン1stはテナーに変更可能です。
クラリネット七重奏、木管七重奏、にも変更可能です。
サックス六重奏は発売中です。

民俗色が豊かな名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第5曲 
編成はソプラノ、アルト3本、テナー、バリトン2本です。
アルト3rdおよびバリトン1stはテナーに変更可能です。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ルーマニア民俗舞曲(ルーマニアみんぞくぶきょく)Sz.56は、バルトーク・ベーラが
1915年に作曲した6曲からなるピアノの小品の組曲です。1917年、自身の手により小管弦楽に編曲されました。
バルトークの最もよきルーマニアの友人であり、また最も民謡採集に協力した
人物であるイオン・ブシツィア教授に献呈されました。
民族色豊かで親しみやすい旋律により人気が高く、しばしばコンサートで取り上げられます。

この曲は、1909年から1915年にかけて作られた作品です。
20代のバルトークが書いたもので、友人のセーケイのヴァイオリンとピアノのための編曲をはじめ、
1917年に自身によって小管弦楽のために編曲している他、
イ・ムジチ合奏団が演奏している弦楽合奏版やイギリスのオルガニスト、
ヘーリックによるオルガン版まであるほどの人気作品です。
六曲の小さな小品の組曲ですが、全曲が民族的な素材(リズムとモード)によっています。
モードとは旋法のことで、古い教会旋法と同じものです。

ハンガリー出身の著名な作曲家でもあり、民族音楽研究家でもあったベーラ・バルトーク(1881-1945)は、
生涯に渡って民族音楽の収集・分析を行いました。
エルネ・レンドヴァイ著『バルトークの作曲技法』に代表されるように、
「黄金比」「フィボナッチ数列」などの数学的なアプローチから
難解な作曲技法を作り上げたバルトークですが、この作品では複雑な技法は見られず、
ルーマニアの民謡を生かした親しみのある楽曲となっています。

全体の演奏時間が5分程度の小曲。1909年トランシルヴァニアで採集された
ルーマニア人の民謡が用いられています。バルトークが34歳(1915年)の時に作曲されました。
この年はバルトークの作曲において「ルーマニア音楽の年」と呼ばれ、この曲のほかに、
《ソナチネ》、《ルーマニアのクリスマスの歌》など、ルーマニアの民謡の多くの編曲が作曲されています。

もともと、《ハンガリーにおけるルーマニア民俗舞曲》というタイトルをもっていましたが、
作曲当時、ハンガリー領にあったルーマニアは第一次世界大戦により領土の大半を失ったこともあり、
ハンガリーの名がとられ、現在のタイトルになりました。

作曲された当初から人気があり、現在でもよくしられている曲の一つです。
現在でも管弦楽、ヴァイオリン、弦合奏やチェロ用などに編曲され、親しまれています。

第1曲:「ジョク・ク・バータ」 アレグロ・モデラート四分の二拍子(男性が棒を持って踊る)棒踊り

“杖踊り”。戦いを模した踊りで、若い男女が激しく踊ります。
各節の終わりに杖で地をうつリズムがついています。
ドリア旋法でテーマは簡単な上のスケールを上下するだけです。
終止が長三和音になっているのが特徴です。ラヴェルもドリア旋法でよく使った終止でもあります。
ピカルディーの終止とも言われるものですが、教会旋法風の特徴が出ています。
このテーマが二度演奏されると後半に移ります。
前半のメロディーに対して音域が広がります。そして半終止してメロディーを繰り返す16小節の構造を、
伴奏を変えてもう一度繰り返す構造になっています。
即ち、少しずつ変えて四回演奏される構造となっているのです。
毎回、少しずつ変化する伴奏が特徴的です。

第2曲:「ブラウル」 四分の二拍子 アレグロ(少女達が2人ずつ互いに腰をつかみ、円になって踊る)飾り帯の踊り

トロンタール県に伝わる舞踏で、“飾帯をつけた踊り”です。
この旋法は一曲目と同じドリア旋法です。
しかし、音楽は伴奏の音形が決まり、荘重な雰囲気を持っていた第一曲に対して、
ルバート気味ではありますが、少し軽快さと動きが出てきます。
スタッカートの多用が軽快さを醸し出しています。

第3曲:「ぺ・ロック」 四分の二拍子 アンダンテ(男女ペアになって一地点で踊る)踏み踊り

“足踏みの踊り”。増二度が特徴的な旋律です。
ドリア旋法の第4音を半音上げて、一カ所増音程が存在するのが特徴です。
民族的な雰囲気が醸し出され、とても印象的です。
この旋法に対して基音が保続されてオスティナート風の伴奏がつけられて、この印象的な音楽が進みます。

第4曲:「プチュメアーナ」四分の三拍子 モデラート(アルペンホーンというルーマニアの民族楽器〈全長2mの木管楽器〉の伴奏で踊る)アルペンホーンの踊り

“プチュムの踊り”。3拍子のトランシルヴァニア地方のゆったりした舞踏曲です。
ブチュムというのはアルペン・ホルンのような楽器です。
音階は第三曲と似た増音程を含む民族的なもので出来ています。
増音程が民族的な雰囲気を醸し出しています。
この曲は小節をまたぐタイが象徴するように、長いフレーズで流れるような音楽になっています。
前半のメロディーが二回、後半のメロディーも二回繰り返されます。
いずれも同じ終止を持っている点が、民俗的な舞曲らしい曲です。

第5曲:「ポアルカ・ロマネアスカ」四分の二拍子 アレグロ(ルーマニア独自の、子供達による快活な踊り)ルーマニアのポルカ

“ルーマニア風ポルカ”。ポルカは本来ボヘミア地方の舞曲ですが、
この曲ではかなり情熱的で野性味豊かなものになっています。主部のメロディは複合リズムをもっています。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を、ただオクターブ下げて、
伴奏を少し変えて繰り返して出来ています。
テンポ・アップして、第4曲と性格が大きく対比し、リズミックでとても軽快です。
装飾音符が伴うスタッカートでのテーマです。アクセントも多用されています。
第4曲がゆったりとしたテンポで、レガート基調の音楽だったことと対照的です。

第6曲:「マヌンツェル」四分の二拍子 アレグロ・ピュウ・アレグロ(大勢のカップルによる求愛の踊り)速い踊り

“急速な踊り”。ビーハル県で採取した2種の舞曲がつながっています。
前半と後半の二つの部分に大きく分かれています。
まず前半のAllegroは「ハン」と呼ばれる部分です。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を繰り返します。
同じメロディーがハーモニーを変えて繰り返しで民族的な即興性が表現されています。
後半は、全曲のフィナーレ、「ルーマ」と呼ばれている部分です。
リディア旋法の後、ミクソリディア旋法のメロディーが組み合わされます。
一時的に二つの調性が現れる複調音楽です。この二つの旋法が同時に鳴り響き、
テンポ、リズム、ダイナミックスにおいても勢いを増し、華やかに曲をしめくくります。

ルーマニア北西部トランシルヴァニア地方。かつてはオーストリア・ハンガリー帝国の領土でしたが、
第一次世界大戦を経て、現在はルーマニアの一部となっています。トランシルヴァニアとは「森のかなたの国」という意味。
深い森、そして牧草地や小麦畑が広がる、緑豊かな地域です。
その大地を支えるのが、昔ながらのやり方で農業や牧畜を営む人々。
この地で古くから大切にされてきた宝、それが「民謡」です。代々受け継がれてきた歌や踊り。
民謡は、今も村のあちこちで響いています。「ルーマニア民俗舞曲」は、
そんなトランシルヴァニア地方に伝わる旋律を元に作られたピアノ曲。
6つの小さな曲から成り、そのどれもに、農民の暮らし、そして踊りのリズムが織り込まれているのです。

バルトークの音楽人生を変えたのは、24歳の時に耳にした下宿先である女性が口ずさむ素朴な民謡でした。
楽譜にも記されていない歌は手つかずの「宝」のように思えました。
そして、多くの人が見過ごしてきたその宝を、大切にしなければと考えたのです。
彼は、蓄音機を背負い、民謡を記録するため周辺の村へ出かけました。
時間をかけて村人たちの信用を得て、一人、また一人と、歌を録音させてくれるようになったのです。
その瞬間は、まるで「歌のなる木」が表れたよう。目の前で、探し求めた村の民謡が次々に響きました。
ルーマニア民俗舞曲もバルトークが採集した音楽が元になっています。
村人が奏で、歌い継いできた音楽が、バルトークの創作の力となったのです。

舞曲は、踊りの伴奏のための音楽、あるいはそのリズムや形式を使った純粋な音楽作品のことです。
いずれの場合も舞曲は、踊りの特徴を示すテンポやリズム様式を持っています。
踊りの存在が太古の歴史にまで遡れるように,舞曲の歴史も非常に古く、
また民族がそれぞれ独自の踊りを持っているので、音楽も実に多様なものとなります。

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  2020/12/09   animato

金管八重奏 ガブリエリ :第7旋法による8声のカンツォーナ第3番

金管八重奏 ガブリエリ :第7旋法による8声のカンツォーナ第3番
(Canzon III septimi toni a 8)C.172(K.C.54)

編成はTp.4本、Tbn.またはEup.4本です。
ヴェネツィア楽派の壮麗な名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

金管八重奏 ガブリエリ :第7旋法による8声のカンツォーナ第3番
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ジョヴァンニ・ガブリエリ : サクレ・シンフォニーエ 
Giovanni Gabrieli : Sacrae Symphoniae

ジョヴァンニ・ガブリエリ(c1554/1557~1612)は、ヴェネツィア楽派のポリフォニー音楽を語る上で最重要の作曲家の一人です。
ガブリエリの「サクレ・シンフォニーエ」は、当時のヴェネツィアの権力と評価を表した記念碑的な作品です。

「サクレ・シンフォニーエ」は、第1巻は1597年、第2巻はガブリエリの死後1615年に出版された声楽曲と器楽曲を合わせた作品集です。
ガブリエリは、この「サクレ・シンフォニーエ」の声楽曲でも器楽曲でも高度な技法を用いて作曲しています。
ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の左右対称の構造空間を利用して、極めて高度な複合唱形式を発展させました。
「エコー・カンツォーナ」では、独創的な手法を用いて音響効果をあげています。また強弱記号の使用も斬新で「弱と強のソナタ」は
強弱記号を用いた最初の作品と言われています。

ジョヴァンニ・ガブリエーリは、当時流行の多くのジャンルで作曲したにもかかわらず、明らかに合唱のための宗教曲と器楽曲を好んでいました。
声楽のための世俗曲は、すべてかなり初期の作品である。後半生においてガブリエーリは、声楽と器楽のための宗教曲に専念して、
音響効果を最大限に追究しました。

聖マルコ大寺院のジョヴァンニ・ガブリエーリに前後する作曲家と同じように、彼もまたこの大寺院の異例な空間配置を利用しようとしようとしました。
左右両陣の互いに向き合う聖歌隊席(と、それぞれに1つずつしつらえられたオルガン)が、著しい空間効果――エコーやディレイ、
一種のステレオ効果――が得られるのです。

ほとんどのジョヴァンニ・ガブリエーリの作品は、合唱集団ないしは器楽集団が、まずは左手から聞こえ、
それを右手の音楽家集団が追うというように、一種のアンティフォナ様式によっています。このような分割合唱様式は、数十年来の伝統があり、
少なくともヴェネツィアにおいて開祖はおそらくアドリアン・ヴィラールトであったにせよ、ジョヴァンニ・ガブリエーリは、
楽器法において二つ以上のグループを厳密に方向付けることにより、器楽集団や声楽集団の利用を、細心の注意をもって決定した
最初の作曲家となったのです。

聖マルコ大寺院のアコースティックはこの400年の間にほとんど変化していないので、楽器は、適切に配置すれば、
遠い地点でも完全に明晰に聞き分けることができます。したがって、たとえば弦楽器の独奏者と金管楽器の集団というような楽器編成は、
文字にすると奇妙に見えても、聖マルコ大寺院で響かせてみるなら、完璧なバランスを保っているのです。
ガブリエーリは楽器の活用においてだけでなく、強弱記号の展開においても独創的でした。
《ピアノとフォルテのソナタ Sonata pian' e forte》は、おそらく強弱法を用いた最初期の作品です。
しかもその上、通奏低音を用いた最初の作曲家の一人でもありました。通奏低音は、1602年にロドヴィコ・ヴィアダーナの曲集によって
一般化した作曲技法だったからです。 

「シンフォニエ・サクレ」(1597)の各曲名は、旋法と声部数などを表現しています。
例えば、第1曲目の曲名 "Canzon duodecimi toni in eco a 10" は「第12旋法による10声のエコーを伴ったカンツォン」ということになります。
他の曲にも "in eco" と書かれているものがありますが、それらの曲では複数の管楽器群による掛け合い(エコー)の効果を
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  2020/12/08   animato

木管五重奏 モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K546

木管五重奏 モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K546

編成はエス・クラリネット、クラリネット2本、バス・クラリネット、ファゴット(省略可)です。
ファゴットはコントラバス・クラリネットに変更してクラリネット五重奏で演奏可能です。
クラリネット四重奏(ファゴットを省略)、木管四重奏にも変更可能です。
エス・クラリネットをフルートに変更し、木管五重奏でも演奏可能です。

モーツァルトの重厚な作品をコンテストやコンサートピースに、ぜひどうぞ。

木管五重奏 モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K546

編成はエス・クラリネット、クラリネット2本、バス・クラリネット、ファゴット(省略可)です。
ファゴットはコントラバス・クラリネットに変更してクラリネット五重奏で演奏可能です。
クラリネット四重奏(ファゴットを省略)、木管四重奏にも変更可能です。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

モーツァルト(1756-1791)が27歳の時にウィーンで作曲し、1783年の12月29日に完成させた自作の
「2台のピアノのためのフーガ」ハ短調 K.426を編曲し、冒頭にアダージョの序奏を追加した「アダージョとフーガ」ハ短調 K.426です。

本曲は、自作品目録に、「以前に2台のクラヴィーアのために書いたフーガへの、ヴァイオリン2、ヴィオラ、低音弦のための短いアダージョ」
と記載があるので、「2台のピアノのためのフーガ」ハ短調を弦楽合奏用に編曲し、新たに52小節からなる序奏「アダージョ」を書き加えた
作品であることが分かります。

本作品も「2台のピアノのためのフーガ」ハ短調 K.426と同じように、書かれた経緯については不明ですが、
1788年の6月26日、モーツアルトの三大交響曲(No.39,No40,N041)の1つと言われる「交響曲第39番」変ホ長調 K.543と同じ日に
ウィーンで完成されています。

演奏時間は約9分です。
楽器編成 ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、バス。フーガの終り110?115小節ではチェロとコントラバスのパートが書き分けられているため、
弦楽オーケストラのために作曲されたことは確実ですが、弦楽四重奏による演奏もよく行われています。

「アダージョ」はハ短調、4分の3拍子は、付点音符と複付点音符の連続する、とても荘重な感じの前奏です。
アインシュタインは、フーガそのものと同様の重みと大きさをもつ前奏曲であると述べています。
「フーガ」はアレグロ、ハ短調、4分の4拍子。フーガの主題に関して、R・エルヴァースは、主題法はすべてバッハの息吹きを感じさせ、
この主題はバッハの〈主要主題(テーマ・レギウム)〉に由来するものであると述べています。

1783年に書いたハ短調フーガ K.426 を弦楽合奏用に編曲して、その前奏曲としてアダージョをつけ加えたものであることが自作目録に記されています。
 作曲の動機は不明ですが、同年に初版をホフマイスターから出版しているので、彼の発案を受けて
「すぐにでも金になる」仕事として書き上げたのかもしれません。

弦楽四重奏としても演奏されますが、一部でチェロとコントラバスが分けて書かれているところがあり、弦楽合奏のための編曲だろうともいわれています。

不思議なことに、この曲と同時に「初心者のための小ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545」が、そして2週間後には
「初心者のためのピアノとヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調 K.547」が続けて書かれています。
どちらも「初心者のための」と言いながら、皮肉なことに高度な演奏技術と表現力が要求され、初心者には難しい曲として知られています。

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  2020/12/07   animato

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第6曲 

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第6曲 
編成はソプラノ、アルト3本、テナー、バリトン2本です。
アルト3rdおよびバリトン1stはテナーに変更可能です。
クラリネット七重奏、木管七重奏、にも変更可能です。
サックス六重奏は発売中です。

民俗色が豊かな名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

サックス七重奏 ルーマニア民俗舞曲 第6曲 
編成はソプラノ、アルト3本、テナー、バリトン2本です。
アルト3rdおよびバリトン1stはテナーに変更可能です。
クラリネット七重奏、木管七重奏、にも変更可能です。
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https://youtu.be/nLTkFDeqrCo

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ルーマニア民俗舞曲(ルーマニアみんぞくぶきょく)Sz.56は、バルトーク・ベーラが
1915年に作曲した6曲からなるピアノの小品の組曲です。1917年、自身の手により小管弦楽に編曲されました。
バルトークの最もよきルーマニアの友人であり、また最も民謡採集に協力した
人物であるイオン・ブシツィア教授に献呈されました。
民族色豊かで親しみやすい旋律により人気が高く、しばしばコンサートで取り上げられます。

この曲は、1909年から1915年にかけて作られた作品です。
20代のバルトークが書いたもので、友人のセーケイのヴァイオリンとピアノのための編曲をはじめ、
1917年に自身によって小管弦楽のために編曲している他、
イ・ムジチ合奏団が演奏している弦楽合奏版やイギリスのオルガニスト、
ヘーリックによるオルガン版まであるほどの人気作品です。
六曲の小さな小品の組曲ですが、全曲が民族的な素材(リズムとモード)によっています。
モードとは旋法のことで、古い教会旋法と同じものです。

ハンガリー出身の著名な作曲家でもあり、民族音楽研究家でもあったベーラ・バルトーク(1881-1945)は、
生涯に渡って民族音楽の収集・分析を行いました。
エルネ・レンドヴァイ著『バルトークの作曲技法』に代表されるように、
「黄金比」「フィボナッチ数列」などの数学的なアプローチから
難解な作曲技法を作り上げたバルトークですが、この作品では複雑な技法は見られず、
ルーマニアの民謡を生かした親しみのある楽曲となっています。

全体の演奏時間が5分程度の小曲。1909年トランシルヴァニアで採集された
ルーマニア人の民謡が用いられています。バルトークが34歳(1915年)の時に作曲されました。
この年はバルトークの作曲において「ルーマニア音楽の年」と呼ばれ、この曲のほかに、
《ソナチネ》、《ルーマニアのクリスマスの歌》など、ルーマニアの民謡の多くの編曲が作曲されています。

もともと、《ハンガリーにおけるルーマニア民俗舞曲》というタイトルをもっていましたが、
作曲当時、ハンガリー領にあったルーマニアは第一次世界大戦により領土の大半を失ったこともあり、
ハンガリーの名がとられ、現在のタイトルになりました。

作曲された当初から人気があり、現在でもよくしられている曲の一つです。
現在でも管弦楽、ヴァイオリン、弦合奏やチェロ用などに編曲され、親しまれています。

第1曲:「ジョク・ク・バータ」 アレグロ・モデラート四分の二拍子(男性が棒を持って踊る)棒踊り

“杖踊り”。戦いを模した踊りで、若い男女が激しく踊ります。
各節の終わりに杖で地をうつリズムがついています。
ドリア旋法でテーマは簡単な上のスケールを上下するだけです。
終止が長三和音になっているのが特徴です。ラヴェルもドリア旋法でよく使った終止でもあります。
ピカルディーの終止とも言われるものですが、教会旋法風の特徴が出ています。
このテーマが二度演奏されると後半に移ります。
前半のメロディーに対して音域が広がります。そして半終止してメロディーを繰り返す16小節の構造を、
伴奏を変えてもう一度繰り返す構造になっています。
即ち、少しずつ変えて四回演奏される構造となっているのです。
毎回、少しずつ変化する伴奏が特徴的です。

第2曲:「ブラウル」 四分の二拍子 アレグロ(少女達が2人ずつ互いに腰をつかみ、円になって踊る)飾り帯の踊り

トロンタール県に伝わる舞踏で、“飾帯をつけた踊り”です。
この旋法は一曲目と同じドリア旋法です。
しかし、音楽は伴奏の音形が決まり、荘重な雰囲気を持っていた第一曲に対して、
ルバート気味ではありますが、少し軽快さと動きが出てきます。
スタッカートの多用が軽快さを醸し出しています。

第3曲:「ぺ・ロック」 四分の二拍子 アンダンテ(男女ペアになって一地点で踊る)踏み踊り

“足踏みの踊り”。増二度が特徴的な旋律です。
ドリア旋法の第4音を半音上げて、一カ所増音程が存在するのが特徴です。
民族的な雰囲気が醸し出され、とても印象的です。
この旋法に対して基音が保続されてオスティナート風の伴奏がつけられて、この印象的な音楽が進みます。

第4曲:「プチュメアーナ」四分の三拍子 モデラート(アルペンホーンというルーマニアの民族楽器〈全長2mの木管楽器〉の伴奏で踊る)アルペンホーンの踊り

“プチュムの踊り”。3拍子のトランシルヴァニア地方のゆったりした舞踏曲です。
ブチュムというのはアルペン・ホルンのような楽器です。
音階は第三曲と似た増音程を含む民族的なもので出来ています。
増音程が民族的な雰囲気を醸し出しています。
この曲は小節をまたぐタイが象徴するように、長いフレーズで流れるような音楽になっています。
前半のメロディーが二回、後半のメロディーも二回繰り返されます。
いずれも同じ終止を持っている点が、民俗的な舞曲らしい曲です。

第5曲:「ポアルカ・ロマネアスカ」四分の二拍子 アレグロ(ルーマニア独自の、子供達による快活な踊り)ルーマニアのポルカ

“ルーマニア風ポルカ”。ポルカは本来ボヘミア地方の舞曲ですが、
この曲ではかなり情熱的で野性味豊かなものになっています。主部のメロディは複合リズムをもっています。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を、ただオクターブ下げて、
伴奏を少し変えて繰り返して出来ています。
テンポ・アップして、第4曲と性格が大きく対比し、リズミックでとても軽快です。
装飾音符が伴うスタッカートでのテーマです。アクセントも多用されています。
第4曲がゆったりとしたテンポで、レガート基調の音楽だったことと対照的です。

第6曲:「マヌンツェル」四分の二拍子 アレグロ・ピュウ・アレグロ(大勢のカップルによる求愛の踊り)速い踊り

“急速な踊り”。ビーハル県で採取した2種の舞曲がつながっています。
前半と後半の二つの部分に大きく分かれています。
まず前半のAllegroは「ハン」と呼ばれる部分です。
4度離れた2つのリディア旋法が組み合わせられた音楽を繰り返します。
同じメロディーがハーモニーを変えて繰り返しで民族的な即興性が表現されています。
後半は、全曲のフィナーレ、「ルーマ」と呼ばれている部分です。
リディア旋法の後、ミクソリディア旋法のメロディーが組み合わされます。
一時的に二つの調性が現れる複調音楽です。この二つの旋法が同時に鳴り響き、
テンポ、リズム、ダイナミックスにおいても勢いを増し、華やかに曲をしめくくります。

ルーマニア北西部トランシルヴァニア地方。かつてはオーストリア・ハンガリー帝国の領土でしたが、
第一次世界大戦を経て、現在はルーマニアの一部となっています。トランシルヴァニアとは「森のかなたの国」という意味。
深い森、そして牧草地や小麦畑が広がる、緑豊かな地域です。
その大地を支えるのが、昔ながらのやり方で農業や牧畜を営む人々。
この地で古くから大切にされてきた宝、それが「民謡」です。代々受け継がれてきた歌や踊り。
民謡は、今も村のあちこちで響いています。「ルーマニア民俗舞曲」は、
そんなトランシルヴァニア地方に伝わる旋律を元に作られたピアノ曲。
6つの小さな曲から成り、そのどれもに、農民の暮らし、そして踊りのリズムが織り込まれているのです。

バルトークの音楽人生を変えたのは、24歳の時に耳にした下宿先である女性が口ずさむ素朴な民謡でした。
楽譜にも記されていない歌は手つかずの「宝」のように思えました。
そして、多くの人が見過ごしてきたその宝を、大切にしなければと考えたのです。
彼は、蓄音機を背負い、民謡を記録するため周辺の村へ出かけました。
時間をかけて村人たちの信用を得て、一人、また一人と、歌を録音させてくれるようになったのです。
その瞬間は、まるで「歌のなる木」が表れたよう。目の前で、探し求めた村の民謡が次々に響きました。
ルーマニア民俗舞曲もバルトークが採集した音楽が元になっています。
村人が奏で、歌い継いできた音楽が、バルトークの創作の力となったのです。

舞曲は、踊りの伴奏のための音楽、あるいはそのリズムや形式を使った純粋な音楽作品のことです。
いずれの場合も舞曲は、踊りの特徴を示すテンポやリズム様式を持っています。
踊りの存在が太古の歴史にまで遡れるように,舞曲の歴史も非常に古く、
また民族がそれぞれ独自の踊りを持っているので、音楽も実に多様なものとなります。

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  2020/12/06   animato

金管八重奏 ガブリエリ :第9旋法による8声のカンツォーナ第4番

金管八重奏 ガブリエリ :第9旋法による8声のカンツォーナ第4番
(Canzon IV noni toni a 8)C.173[8声](K.C.55)

編成はTp.4本、Tbn.またはEup.4本です。
ヴェネツィア楽派の壮麗な名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

金管八重奏 ガブリエリ :第9旋法による8声のカンツォーナ第4番
(Canzon IV noni toni a 8)C.173[8声](K.C.55)

編成はTp.4本、Tbn.またはEup.4本です。
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ジョヴァンニ・ガブリエリ(c1554/1557~1612)は、ヴェネツィア楽派のポリフォニー音楽を語る上で最重要の作曲家の一人です。
ガブリエリの「サクレ・シンフォニーエ」は、当時のヴェネツィアの権力と評価を表した記念碑的な作品です。

「サクレ・シンフォニーエ」は、第1巻は1597年、第2巻はガブリエリの死後1615年に出版された声楽曲と器楽曲を合わせた作品集です。
ガブリエリは、この「サクレ・シンフォニーエ」の声楽曲でも器楽曲でも高度な技法を用いて作曲しています。
ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の左右対称の構造空間を利用して、極めて高度な複合唱形式を発展させました。
「エコー・カンツォーナ」では、独創的な手法を用いて音響効果をあげています。また強弱記号の使用も斬新で「弱と強のソナタ」は
強弱記号を用いた最初の作品と言われています。

ジョヴァンニ・ガブリエーリは、当時流行の多くのジャンルで作曲したにもかかわらず、明らかに合唱のための宗教曲と器楽曲を好んでいました。
声楽のための世俗曲は、すべてかなり初期の作品である。後半生においてガブリエーリは、声楽と器楽のための宗教曲に専念して、
音響効果を最大限に追究しました。

聖マルコ大寺院のジョヴァンニ・ガブリエーリに前後する作曲家と同じように、彼もまたこの大寺院の異例な空間配置を利用しようとしようとしました。
左右両陣の互いに向き合う聖歌隊席(と、それぞれに1つずつしつらえられたオルガン)が、著しい空間効果――エコーやディレイ、
一種のステレオ効果――が得られるのです。

ほとんどのジョヴァンニ・ガブリエーリの作品は、合唱集団ないしは器楽集団が、まずは左手から聞こえ、
それを右手の音楽家集団が追うというように、一種のアンティフォナ様式によっています。このような分割合唱様式は、数十年来の伝統があり、
少なくともヴェネツィアにおいて開祖はおそらくアドリアン・ヴィラールトであったにせよ、ジョヴァンニ・ガブリエーリは、
楽器法において二つ以上のグループを厳密に方向付けることにより、器楽集団や声楽集団の利用を、細心の注意をもって決定した
最初の作曲家となったのです。

聖マルコ大寺院のアコースティックはこの400年の間にほとんど変化していないので、楽器は、適切に配置すれば、
遠い地点でも完全に明晰に聞き分けることができます。したがって、たとえば弦楽器の独奏者と金管楽器の集団というような楽器編成は、
文字にすると奇妙に見えても、聖マルコ大寺院で響かせてみるなら、完璧なバランスを保っているのです。
ガブリエーリは楽器の活用においてだけでなく、強弱記号の展開においても独創的でした。
《ピアノとフォルテのソナタ Sonata pian' e forte》は、おそらく強弱法を用いた最初期の作品です。
しかもその上、通奏低音を用いた最初の作曲家の一人でもありました。通奏低音は、1602年にロドヴィコ・ヴィアダーナの曲集によって
一般化した作曲技法だったからです。

「シンフォニエ・サクレ」(1597)の各曲名は、旋法と声部数などを表現しています。
例えば、第1曲目の曲名 "Canzon duodecimi toni in eco a 10" は「第12旋法による10声のエコーを伴ったカンツォン」ということになります。
他の曲にも "in eco" と書かれているものがありますが、それらの曲では複数の管楽器群による掛け合い(エコー)の効果を
明瞭に聴くことができます。

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  2020/12/05   animato

サックス四重奏 パーセル:音楽は愛の糧 Z.379

サックス四重奏 パーセル:音楽は愛の糧 Z.379

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。
クラリネット五重奏、木管五重奏、金管五重奏にも変更可能です。
バロック期の美しい調べをコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

サックス四重奏 パーセル:音楽は愛の糧 Z.379

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。
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If music be the food of love (パーセル:音楽が愛の糧であるなら)
《Henry Purcell:lf music be the food of love》音楽が愛の糧であるなら Z.379
最初の一節はシェクスピアの戯曲「十二夜」の台詞をそっくり引用しているが第二節以降は全く創作されています。
格調高く歌われる俗謡ですが、高遠な表現で実にきわどい告白をしているようです。おそらく失恋の歌なでしょう。
パーセルは言うまでもなく、イギリスのバロック時代の大家です。
パーセルは1659年9月10日、ウェストミンスターに誕生した。分かりやすく言えば生粋のロンドンっ子です。

《歌詞》
音楽が愛の食べものだとするなら
喜びで腹が膨らむまで歌い続けてくれ
音楽に魅了された僕の魂に感動をもたらす
決して飽きない喜びを味わうために

君の目、君の振る舞い、君のことば
いついかなる時もそのすべてが音楽なのだ
喜びが目からも耳からも入り込んで来て
無理な転調をして痛みを発するほど

愛の祝宴に与る僕のすべての感覚は
君の存在が発する音だけで満足している
君の腕の中に僕を留めてくれない限り
君の魅力が悦楽の中で必ずや僕を滅ぼすに違いない

イギリス17世紀の音楽家、
ヘンリー・パーセル Henry Purcell の歌曲

If music be the food of love
音楽は愛の糧

If music be the food of love

もし音楽が愛の糧であるなら


Sing on till I am filled with joy

喜びで満たされるまでわたしは歌い続けよう


For then my listening soul you move

To pleasures that can never cloy

わたしの魂の歌に聴き入って

あなたも飽きることない喜びに心動かされるだろうから。


Your eyes, your mien, your tongue declare

That you are music every where.

あなたの眼、あなたの仕草、あなたの舌が

どこに行っても、あなたが音楽そのものだと語っている。

Pleasures invade both eye and ear

喜びは眼と耳から侵入し


So fierce the transpose are they wound

激しい恍惚さに傷つき


And all my senses feasted are

わたしの感覚はすべて楽しみにひたる


Though yet the treat is only sound

音だけがご馳走なのに。


Sure I must perish by your charms

あなたの魅力はかならずわたしを滅ぼす


Unless you save me in your arms.

あなたがその腕の中に救ってくれないかぎり。

パーセルは音楽一家に生まれ、王立礼拝堂の少年聖歌隊で歌っていましたが、
その後1677年にロックの後任として18歳の若さで王室弦楽団の作曲家となりました。
さらに21歳でウェストミンスター・アビーのオルガニスト、その3年後には王室礼拝堂のオルガニストにも就任し、
若くして才能を開花させた天才でした。残念なことに円熟の境地に達する前に早世してしまいましたが、
前述の地位はなくなるまで保ち続け、残された多くの作品はメランコリックな高貴さを湛えた佳品としてロンドン市民に広く親しまれました。
礼拝音楽家としては、英国教会のアンセムやサーヴィス、半ば世俗曲とも言えるオード(君主や貴族の祝賀行事のための音楽)や
ウェルカム・ソング(王が行幸から帰還したときの音楽)などをたくさん残しています。
これらの曲種は、1680年以降生涯を通して作られています。
世俗曲の分野では、まずパーセルの唯一のオペラである「ディドーとエネアス」(1689)が挙げられます。
女子寄宿学校の生徒たちによって演じられたと言われていますが、イギリス・バロックを代表するレベルの高さを示しています。
この他に、「妖精の女王」をはじめとする4曲のセミ・オペラや50曲近い劇付随音楽があり、
ヘンデルが現れるまではパーセルはイギリス最高の劇音楽作家でした。序曲や劇中のアリアだけでなく、
幕間に演奏される合奏曲や合間に踊られる舞曲などにも曲が付され、劇とは離れて音楽会形式で演奏されることもありました。
これらの舞台用作品は「ディドーとエネアス」以降のほぼ6年間にまとめて書かれています。
もちろん、本職でもあったオルガンやヴァージナル(イギリスの小型チェンバロ)のための音楽、
ヴィオール・コンソートのための合奏曲などもたくさん残しています。

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  2020/12/04   animato

金管五重奏 ジョイフル・クリスマス(クリスマス・キャロル・メドレー)

金管五重奏 ジョイフル・クリスマス(クリスマス・キャロル・メドレー)
Joyful Christmas

編成はTbn.またはEup.4本、Tuba.です。
Tbn.またはEup.1stと2ndはHn.に変更して演奏可能です。
Tbn.またはEup3rdと4thはTuba.に変更して演奏可能です。
クラリネット五重奏、サックス五重奏にも変更可能です。

子供から大人にかけて楽しむことのできるクリスマス。
クリスマス会やコンサートで演奏すれば会場の雰囲気が盛り上がります。
また、お客様に歌っていただくのも楽しいひと時になるでしょう。
コンサート会場のお客様とクリスマスの楽しいひと時をお過ごしください。
収録曲は、ジングル・ベル、ひいらぎ飾ろう、もろ人こぞりて、We Wish You a Merry Christmas

クリスマスの名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

金管五重奏 ジョイフル・クリスマス(クリスマス・キャロル・メドレー)
Joyful Christmas

編成はTbn.またはEup.4本、Tuba.です。
Tbn.またはEup.1stと2ndはHn.に変更して演奏可能です。
Tbn.またはEup3rdと4thはTuba.に変更して演奏可能です。
クラリネット五重奏、サックス五重奏にも変更可能です。

子供から大人にかけて楽しむことのできるクリスマス。
クリスマス会やコンサートで演奏すれば会場の雰囲気が盛り上がります。
また、お客様に歌っていただくのも楽しいひと時になるでしょう。
コンサート会場のお客様とクリスマスの楽しいひと時をお過ごしください。
収録曲は、ジングル・ベル、ひいらぎ飾ろう、もろ人こぞりて、We Wish You a Merry Christmas

クリスマスの名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

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クリスマスは英語で「Christmas」と書きますが、これは「Christ」と「mass」に分解できます。
「Christ」はそのままキリストを指し、「mass」はミサというキリスト教の祭礼を表しています。
「Christmass」は、「キリストの生誕祭」という意味になるのです。
ちなみにクリスマスを「Xmas」と書く場合もありますが、
このXはギリシャ語の「Xristos(キリスト)」の頭文字を指しています。

クリスマスに様々な飾り付けで彩られるクリスマスツリー。
常緑樹であるモミの木は生命力の象徴とされている縁起物ですが、
実際にクリスマスツリーを使うようになったのはドイツが起源とされています。
もともとドイツにはモミの木に住む妖精が幸運を呼び込んでくれるという言い伝えがあり、
新年や行事にはモミの木に様々な飾り付けをする文化がありました。クリスマスでもそうした習慣があり、
そのことが当時の国王から世界に知られ、今に至ったと言われています。

キリストの生誕祭であるクリスマスに欠かせない人物なのが、
トナカイの引くソリに乗って子供達にプレゼントを届けるサンタクロース。
彼のモデルとしてよく知られているのが、4世紀頃に実在したと言われている司教、
聖ニコラオスと言う人物です。無実の罪の人を救ったり様々な伝説が残されている彼ですが、
イギリスなどヨーロッパではクリスマスとは別に、
彼の命日を記念した聖ニコラオスの日が12月6日に存在します。
貧しさのために娘を身売りさせなくてはならなくなった一家がありました。
聖ニコラオスは夜、その家のえんとつから金貨を投げ入れます。この金貨のおかげで、
一家は娘を身売りさせずに済んだとされています。ちなみにこの時、
金貨は偶然にも暖炉に下げられていた靴下の中に入りました。これが、
サンタクロースが夜にプレゼントを靴下に入れてくれる話へと変わっていくのです。
キリスト教には、キリストが生まれた時、賢者たちから贈り物を受けたというエピソードがあります。
このエピソードと聖ニコラオスの話が混ざり、今のサンタクロースの姿が生まれたというのです。


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  2020/12/04   animato

木管六重奏 J.S.Bach 音楽の捧げものより6声のリチェルカーレ

木管六重奏 J.S.Bach 音楽の捧げものより6声のリチェルカーレ
Ricercare a6
Das Musikalische Opfer BWV1079

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、BsCl.、Bsn.です。
Fl.およびOb.はCl.に変更可能です。BsCl.2本またはFg.2本に変更可能です。

バロック期の重厚な名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

木管六重奏 J.S.Bach 音楽の捧げものより6声のリチェルカーレ
Ricercare a6
Das Musikalische Opfer BWV1079

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、BsCl.、Bsn.です。
Fl.およびOb.はCl.に変更可能です。BsCl.2本またはFg.2本に変更可能です。

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Musicalisches opfer
音楽の捧げ物
BWV1079
この曲集は、1747年にバッハがフリードリヒ大王を訪れた際、王から与えられたとされる主題に基づいています。
この王の主題をもとに、2曲の鍵盤用フーガ、10曲のカノン、および4楽章の
フルート・ヴァイオリン・通奏低音のためのトリオソナタが作られました。
ラテン語の献辞を付けて大王に献呈した。献辞の頭文字を繋いだ言葉 RICERCAR (リチェルカーレ)は、
「フーガ」様式が出来る前の古い呼び名です。

ここで2曲のフーガはRicercareと題されています。一方のフーガは複数のモチーフが模倣され、その名のとおり
古風なRicercareの様相を示していますが、もう一方はいくつかの楽節を交互に反復する形式をとっています。

カノンには大きく分けて二つのタイプがあります。
1つは主題そのものをカノンとしたもの、もう1つは主題がカノンの対旋律として扱われたものです。
また様式的にフーガといえるものも何曲かあります。

トリオソナタの4楽章のうち、2楽章はフーガ様式、他の2楽章はアリア風の二重奏曲になっています。
主題の扱いは、後2者では断片的になっています。

6声のリチェルカーレ(BWV1079/2) ハ短調 2/2
実に穏やかなバロックの響きは、安らぎと共に眼前に広がる静かな風景を一層引き立ててくれます。
この「音楽の捧げ物」は、バッハ晩年の傑作と言われています。作品番号が1079というのが、
彼がいかに多くの作品を残しているかを物語っています。
「6声のリチェルカーレ」は、6つの楽器のために書かれているのですが、どの楽器を使うのかという指定がされていません。
ですから、今日でもさまざまな編成で演奏されています。
バッハはフリードリヒ大王から6声フーガの即興を求められましたが、大王の御前ではすぐに果たせなかったそうです。
それで改めて課題を仕上げました。いわば、宿題を果たしたのがこの楽章です。6段の総譜に記されており、
いっけん抽象的な対位法作品のように見えますが、演奏はチェンバロ1台でも可能です。
また実際に、出版後の改定稿として鍵盤楽器用の大譜表に書かれた自筆譜が伝わっており、
バッハ自身も鍵盤作品として構想していたことが判ります。

なお、大王へ献呈された印刷譜では3声のリチェルカーレに付けられた副題が、出版譜においては
この6声の楽章に振り替えられています。また、バッハが自作品に「リチェルカーレ」のタイトルを用いたのは、
この『音楽の捧げもの』のみです。

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  2020/12/03   animato

金管八重奏 ガブリエリ :第12旋法による8声のカンツォーナ第5番

金管八重奏 ガブリエリ :第12旋法による8声のカンツォーナ第5番
(Canzon V duodecimi toni a 8)C.174(K.C.56)(1597)

編成はTp.4本、Tbn.またはEup.4本です。
ヴェネツィア楽派の壮麗な名曲をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

金管八重奏 ガブリエリ :第12旋法による8声のカンツォーナ第5番
(Canzon V duodecimi toni a 8)C.174(K.C.56)(1597)

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ジョヴァンニ・ガブリエリ : サクレ・シンフォニーエ 
Giovanni Gabrieli : Sacrae Symphoniae

ジョヴァンニ・ガブリエリ(c1554/1557~1612)は、ヴェネツィア楽派のポリフォニー音楽を語る上で最重要の作曲家の一人です。
ガブリエリの「サクレ・シンフォニーエ」は、当時のヴェネツィアの権力と評価を表した記念碑的な作品です。

「サクレ・シンフォニーエ」は、第1巻は1597年、第2巻はガブリエリの死後1615年に出版された声楽曲と器楽曲を合わせた作品集です。
ガブリエリは、この「サクレ・シンフォニーエ」の声楽曲でも器楽曲でも高度な技法を用いて作曲しています。
ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の左右対称の構造空間を利用して、極めて高度な複合唱形式を発展させました。
「エコー・カンツォーナ」では、独創的な手法を用いて音響効果をあげています。また強弱記号の使用も斬新で「弱と強のソナタ」は
強弱記号を用いた最初の作品と言われています。

ジョヴァンニ・ガブリエーリは、当時流行の多くのジャンルで作曲したにもかかわらず、明らかに合唱のための宗教曲と器楽曲を好んでいました。
声楽のための世俗曲は、すべてかなり初期の作品である。後半生においてガブリエーリは、声楽と器楽のための宗教曲に専念して、
音響効果を最大限に追究しました。

聖マルコ大寺院のジョヴァンニ・ガブリエーリに前後する作曲家と同じように、彼もまたこの大寺院の異例な空間配置を利用しようとしようとしました。
左右両陣の互いに向き合う聖歌隊席(と、それぞれに1つずつしつらえられたオルガン)が、著しい空間効果――エコーやディレイ、
一種のステレオ効果――が得られるのです。

ほとんどのジョヴァンニ・ガブリエーリの作品は、合唱集団ないしは器楽集団が、まずは左手から聞こえ、
それを右手の音楽家集団が追うというように、一種のアンティフォナ様式によっています。このような分割合唱様式は、数十年来の伝統があり、
少なくともヴェネツィアにおいて開祖はおそらくアドリアン・ヴィラールトであったにせよ、ジョヴァンニ・ガブリエーリは、
楽器法において二つ以上のグループを厳密に方向付けることにより、器楽集団や声楽集団の利用を、細心の注意をもって決定した
最初の作曲家となったのです。

聖マルコ大寺院のアコースティックはこの400年の間にほとんど変化していないので、楽器は、適切に配置すれば、
遠い地点でも完全に明晰に聞き分けることができます。したがって、たとえば弦楽器の独奏者と金管楽器の集団というような楽器編成は、
文字にすると奇妙に見えても、聖マルコ大寺院で響かせてみるなら、完璧なバランスを保っているのです。
ガブリエーリは楽器の活用においてだけでなく、強弱記号の展開においても独創的でした。
《ピアノとフォルテのソナタ Sonata pian' e forte》は、おそらく強弱法を用いた最初期の作品です。
しかもその上、通奏低音を用いた最初の作曲家の一人でもありました。通奏低音は、1602年にロドヴィコ・ヴィアダーナの曲集によって
一般化した作曲技法だったからです。 

「シンフォニエ・サクレ」(1597)の各曲名は、旋法と声部数などを表現しています。
例えば、第1曲目の曲名 "Canzon duodecimi toni in eco a 10" は「第12旋法による10声のエコーを伴ったカンツォン」ということになります。
他の曲にも "in eco" と書かれているものがありますが、それらの曲では複数の管楽器群による掛け合い(エコー)の効果を
明瞭に聴くことができます。

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  2020/12/02   animato