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Solo+金管四重奏 歌劇「グリゼルダ」第2幕 「お前を讃える栄光のために」C dur

Solo+金管四重奏 歌劇「グリゼルダ」第2幕 「お前を讃える栄光のために」C dur
ジョヴァンニ・ボノンチーニ
Per la gloria d’adorarvi
from Griselda Act 2
Giovanni Bononcini

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、TubaおよびSoloパートです。
同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、
in C版(Fl.、Pic.Ob.、Mallet Perc.など)、
in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、
Tubaは1オクターブ下げて演奏できます。
in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、
in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。
多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は下の編成も含め4種類から選ぶことができます。
クラリネット四重奏版、サックス四重奏版、木管四重奏版は発売中です。

イタリアのバロック音楽の美しい愛のアリアを、ぜひお楽しみください。

Solo+金管四重奏 歌劇「グリゼルダ」第2幕 「お前を讃える栄光のために」C dur
ジョヴァンニ・ボノンチーニ
Per la gloria d’adorarvi
from Griselda Act 2
Giovanni Bononcini

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、TubaおよびSoloパートです。
同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、
in C版(Fl.、Pic.Ob.、Mallet Perc.など)、
in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、
Tubaは1オクターブ下げて演奏できます。
in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、
in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。
多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は下の編成も含め4種類から選ぶことができます。
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アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/KRhukC3fkL8

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

 イタリアのバロック音楽の作曲家ジョヴァンニ・ボノンチーニ(Giovanni Bononcini, 1670-1747)の作品です。
彼はボローニャの聖ジョヴァンニ大聖堂で楽長職を務める等の活動をし、多くのオペラやミサ曲を作りました。
1720~32年まではロンドンに滞在し、一時はヘンデルとライバル関係にあったそうです。
 この曲は、元は彼のオペラ作品「グリゼルダ」(Griselda、1722年作)の中のアリアでした。
グリセルダは、ジョヴァンニ・ボノンチーニが作曲した3幕構成の歌劇です。
報われなくても一途に相手を想う気持ちが歌われています。
現在ではオペラが上演されることはありませんが、この曲だけは単独歌曲として声楽コンサート等でよく歌われています。

●ボノンチーニについて
『グリゼルダ(Griselda)』を作曲したジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニ(1670-1747)は、
モデナ出身のイタリア・バロック音楽の作曲家で、チェリストです。
父はヴァイオリニストで作曲家のジョヴァンニ・マリア・ボノンチーニ、
弟は作曲家のアントニオ・マリア・ボノンチーニという音楽一家の出身です。一族が音楽家だったバッハを彷彿とさせますね。
ボローニャでチェロを学び、その後、オペラの作曲を手掛けるようになってから、ミラノ、ローマ、ヴェネツィア、ベルリン、
ロンドン、ウィーンの各地にてオペラの上演を行いました。晩年はウィーンで過ごし、その地で没しました。

実は、オペラ『グリゼルダ』(1722)は、今日では、その中のアリア「お前を讃える栄光のために(Per la gloria d’adorarvi)」のみが
歌い継がれています。それも、パヴァロッティ、カレーラス、サザーランドといった錚々たる歌手達ばかり。
再演されることはないのですが、ストーリーは次のような内容です。

農民出身であるヒロイン、グリゼルダは、シシリア王に見初められ妻となったのは良かったものの、
身分の違う結婚に反対する反乱勢力からの圧力で、王はグリゼルダとの離縁を余儀なくされてしまいます。
そして波乱の展開の最後には、王と復縁できるというもの。

脚本はアポストロ・ツェーノですが、詩人のパオロ・アントニオ・ロッリがツェーノのテキストを改定しています。
そして「お前を讃える栄光のために」は、グリゼルダの娘、アルミレーナの恋人であるエメストのアリアです。
朗々とアルミレーナへの愛を歌い上げるこのアリアは、名だたる歌手達によって演目のひとつに選ばれやすい歌です。
なお、同じ脚本をもとに、ジョバンニの弟のアントニオ・マリア・ボノンチーニ、ビバルディ、アレッサンドロ・スカルラッティといった
大作曲家達が、同名のオペラを作曲しています。
おそらく、『グリゼルダ』を冠すると、そのオペラにお客が入るという、当時は、とても人気があった脚本であったに違いありません。
この曲は愛がテーマです。愛の苦悩を抱きつつも、愛する喜びの思いが歌われたとても華やかな一曲です。
大変華やかで明るく情熱的に演奏したい一曲です。音楽大学の声楽専攻を希望する受験曲としてもよく取り上げられています。

歌詞
イタリア語(原詩)    
Per la gloria d’adorarvi
voglio amarvi o luci care.
amando penero;
ma sempre v’amero nel mio penare.

Senza speme di diletto
vano affeto e sospirare:
mai vostri dolci rai
chi vagheggiar puo mai e non v’amare?

(日本語訳)
お前を愛する名誉のために
私はお前を愛したい あぁ!いとしい瞳よ!
愛しつつ苦しもう!
だが、ずっと愛していよう! そう、苦しみつつも!

幸せを得る希望もなく
むなしいこの愛は ただ溜め息だけ。
けれどお前の目の甘美なまなざしに
心を奪われてしまった者は、
どうしてお前を愛せずにいられるのだ?

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

  2022/03/30   animato
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