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金管六重奏 フェア・ヒービー、ウェン・デイム・フローラ

金管六重奏 フェア・ヒービー、ウェン・デイム・フローラ
トーマス・ベイトソン
Fair Hebe when Dame Flora
Thomas Bateson

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.2本、Tubaです。
サックス六重奏、木管六重奏、クラリネット六重奏版は発売中です。

キリスト教の宗教音楽に属さない美しい世俗音楽をぜひ味わってください。

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トーマス・ベイトソン
Fair Hebe when Dame Flora
Thomas Bateson

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.2本、Tubaです。
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参考音源
https://youtu.be/0of2j7Cwe7I

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

「Fair Hebe when Dame Flora」はトーマス・ベイトソン (Thomas Bateson) が作曲した有名なマドリガルです。

この曲は、彼の最初のマドリガル集である**「The First Set of English Madrigales to 3, 4, 5 and 6 Voices」に1604年に収録**されています(第24曲)。

「Fair Hebe when Dame Flora」について
このマドリガルは、**6声(通常はSSAATB、ソプラノ2、アルト2、テノール、バス)**のために書かれており、活気に満ちた、牧歌的なテーマを持っています。

歌詞の内容:
「Fair Hebe when Dame Flora meets」の歌詞は、ギリシャ神話に登場する若さと美の女神である「ヘーベー (Hebe)」と、花の女神である「フローラ (Flora)」が、春の喜びや自然の美しさを背景に、他の神々やニンフたちと共に歌い、踊る様子を描いています。非常に牧歌的で、楽しげな情景が目に浮かぶような内容です。
題名の意味は「美しきヘーベよ、花の女神フローラが〜するときに」つまりこのフレーズは、
「春の訪れや自然の目覚めの中で、青春や美を象徴するヘーベが輝く」というような詩的・神話的なイメージの導入句と考えられます。
このようなフレーズは、18世紀イギリスのカンタータ・オード・牧歌的詩などによく見られます。
たとえば:「Flora」が春や花咲く季節の象徴、「Hebe」は若さ・愛・喜びの象徴、
よってこのフレーズは「春と青春の美しさを讃える詩的導入」として機能しています。

音楽的な特徴:
明るく、生き生きとした音楽: 歌詞の内容に合わせて、非常に軽やかで、躍動感のある音楽が特徴です。
ワードペインティング: ベイトソンは、歌詞の言葉を音楽で効果的に描写する「ワードペインティング」を巧みに用いています。例えば、
「meet」(出会う)や「dance」(踊る)といった言葉には、声部が互いに絡み合ったり、動きが活発になったりする音楽がつけられることがあります。
「spring」(春)や「flowers」(花々)といった言葉には、明るく心地よい響きの和音が使われるでしょう。
声部の絡み合い: 6つの声部が独立しながらも、互いに模倣し合ったり、豊かな和音を形成したりすることで、複雑でありながらも透明感のあるサウンドを作り出します。特に、高い声部と低い声部が対話したり、特定のフレーズが異なる声部で模倣されたりするのを聴き取ることができます。
当時の祝祭的な雰囲気: この曲は、イギリス・マドリガルの中でも特に、田園の喜びや祝祭的な雰囲気を表現するのに長けています。当時の貴族社会の娯楽や、春の到来を祝う風習と結びついたマドリガルの伝統をよく示しています。
「Fair Hebe when Dame Flora」は、トーマス・ベイトソンの作曲家としての才能、特に多声的なテクスチャの扱いと、歌詞に寄り添った音楽的表現の巧みさを示す素晴らしい例と言えます。ルネサンス期のイギリス・マドリガルに興味がある方には、ぜひ聴いていただきたい一曲です。
●トーマス・ベイトソン (Thomas Bateson, c. 1570 – 1630) という、イングランドとアイルランドで活躍したルネサンス後期から初期バロックにかけての作曲家がいます。彼は特にマドリガル(Madrigal)の作曲で知られています。

トーマス・ベイトソンは、2つのマドリガル集を出版しました。

"The First Set of English Madrigales to 3, 4, 5 and 6 Voices" (1604年)
"Second Set of Madrigals in 3, 4, 5 & 6 parts" (1618年)

トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」について
トーマス・ベイトソンのマドリガルは、当時のイギリス・マドリガル楽派の優れた例として評価されています。彼の作品は、イタリアのマドリガルの影響を受けつつも、英語の詩に合わせた独特の表現や、緻密なポリフォニー(多声)が特徴です。

「Madrigali a6」として具体的に作品を挙げるならば、彼のマドリガル集には例えば以下のような6声のマドリガルが含まれています。

"Ah, Cupid, grant" (ああ、キューピッドよ、与え給え) - 彼の初期の作品の一つで、情熱的なテキストと豊かな和声が特徴です。
"Her hair the net of golden wire" (彼女の髪は金糸の網) - 愛の苦悩を歌ったもので、声部の絡みが美しい作品です。
"Fond love is blind" (盲目の恋は) - 視覚的なイメージと音楽的な表現が結びついた、典型的なマドリガルの特徴を持つ作品です。
"When Oriana walk'd to take the air" (オリアーナが散歩に出かけた時) - これは、エリザベス1世を称えるマドリガル集『トリウムフズ・オブ・オリアーナ (The Triumphs of Oriana)』のために書かれたものですが、実際にそのコレクションには採用されなかった作品です。
マドリガルの特徴
マドリガルは、16世紀のイタリアで発展し、後にイギリスにも伝わった無伴奏の多声世俗声楽曲です。

歌詞: 通常、恋愛や牧歌的なテーマを扱った詩が用いられます。
声部: 3声から6声(またはそれ以上)で構成され、各声部が独立した旋律線を持ちながらも、全体として複雑で豊かなハーモニーを形成します。
ワードペインティング: 歌詞の内容を音楽で描写する「ワードペインティング(Madrigalism)」が多用されます。例えば、「昇る」という歌詞があれば音程が上がったり、「ため息」という歌詞には不協和音や休符が使われたりします。
感情表現: 詩の感情を深く掘り下げ、音楽によって表現しようとする点が特徴です。
トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」も、これらのマドリガルの特徴を色濃く反映しており、ルネサンス音楽の豊かな響きと感情表現を楽しむことができる作品群です。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

  2025/09/04   animato
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