2002年冬のウィーン・ザルツブルク・プラハ・ドレスデンの旅

オーストリア脱出、プラハに向かう

ザルツブルクから帰った次の日に、もう別の場所へ移動とは甘い計画だったのか。早朝から疲労も取れぬまま気持は元気いっぱいだ。先日来のクリスマス飾りが路地裏の公園で我々を見送ってくれた。まず地下鉄でWien Mitte駅に向かい、リムジンバスでウィーン空港に行く。OS(オーストラリア航空)のチェックインカンウンターは混雑してチケットを座席券に交換するのに20分もかかってしまった。出国審査を済ませ、搭乗口に向かう。プラハまでは1時間足らずで到着の予定だ。搭乗は予定を40分過ぎてようやく後部に観音開きのドアがあるシャトルバスが横付けされた。滑走路をかなり走って隅の方まで移動すると、何と小さなプロペラ機が待機しているのだ。Tyrolean Airways(チロリアン航空)はOSグループの会社だが地方路線を担当しているようだ。よりによってエンジンに一番近い席だ。うるさいこと、この上なしだ。1時間我慢するしかない。やっとのことで騒音から逃れ、プラハ空港に着陸。もう一度入国審査を通り、風もないのに零下の寒さを避けるようにバスに乗る。坂道を下ること20分、終点のデイビッカー広場で降ろされた。嬉しいことに15コルナで買ったバスの切符はトランスファーチケットだと運転手が言う。よく見ると彼は半袖だ。信じられない強靱な肌の持ち主なのか、それを見てふと思い出したことがある。2日前のザルツブルク行き急行列車で出会った女性もノースリーブだった。それからもう一つ、旅行誌にチェコ人が薄着をしていても絶対に張り合って真似をしないように警告していた記事である。いやはや日本の寒さとは桁違いなのだから、体の作りも違って当たり前なのだろうか。地下鉄に乗ってムーステク駅に向かう。ヴァーツラフ広場を経由してプラハ中央駅に辿り着きたい。

K.K.マリアテレジアホテルのある道沿いの公園。写っていないが遊具もちゃんと設置されている。

いつも出入りする地下鉄Volksthater駅の入口は新しいスタイルの博物館MQことミュージアムクウォーターでもある。

Wien Mitte駅から空港へリムジンバスで向かう。

一体何分かかったらカウンターに到着できるのか、長蛇の列にうんざり。

見たこともない後部扉のシャトルバスで機体まで行く。

双発プロペラ機だー、一抹の不安が過る。

プラハのデイビッカー広場、どこかしらウィーンと違う。

路面電車には乗る機会がなかった。大きなパンタグラフに注目。

筆者には無理して真冬に半袖を着る勇気が微塵も湧いてこない、脱帽。

意図的に落書きだらけでない車両を撮影。本当はすごいんです、退廃的。

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