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2020年7月17日

組曲「ドリー」から子守歌(フォーレ)Ddur(原調=Edur)木管5重奏

組曲「ドリー」から子守歌(フォーレ)Berceuse
Ddur(原調=Edur)木管5重奏(フルート・オーボエ・クラリネット2本・ファゴット)
オーボエはクラリネットに変更可能。ファゴットはバスクラリネットに変更可能。

組曲「ドリー」は愛人エンマ・バルダックの娘エレーヌに捧げられたピアノ連弾曲集です。
『子守歌(op.56-1)』は、フォーレによるピアノ連弾のための組曲『ドリー(Dolly)』作品56の第1曲。
愛する子供を見守るやさしさに溢れた作品です。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

組曲「ドリー」から子守歌(フォーレ)Berceuse
Ddur(原調=Edur)木管5重奏(フルート・オーボエ・クラリネット2本・ファゴット)
オーボエはクラリネットに変更可能。ファゴットはバスクラリネットに変更可能。

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組曲「ドリー」は愛人エンマ・バルダックの娘エレーヌに捧げられたピアノ連弾曲集です。
『子守歌(op.56-1)』は、フォーレによるピアノ連弾のための組曲『ドリー(Dolly)』作品56の第1曲。
愛する子供を見守るやさしさに溢れた作品です。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。
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アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/C88ycLD-b-0

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ドリーとは、知人の銀行家の孫エレーヌの愛称で、1892年に生まれたエレーヌの1歳の誕生日祝いに書かれました。

その後も、2歳の誕生祝いに『ミ・ア・ウ(mi-a-ou)』、3歳には『ドリーの庭(Le jardin de Dolly)』、
4歳には『キティー・ヴァルス(Kitty-valse)』と、毎年のように曲が贈られ、これらが纏まって組曲を構成しています。

なお、エレーヌの母親エンマ・バルダックとフォーレとの関係は、
友人と言うよりも愛人関係だったらしく、実はエレーヌもフォーレの子ではないかという説もあります。
ちなみに、エレーヌの兄ラウルはドビュッシーのピアノ教室の生徒で、
この関係でドビュッシーとエンマ・バルダックは親しくなり、1908年に結婚しています。

エンマとドビュッシー(43歳)の間に生まれた長女クロード=エマは「シュシュ」の愛称で呼ばれ、
ドビュッシーはシュシュのためにピアノ組曲『子供の領分』を作曲しています。

第1曲目の<子守唄>は、1893年に作曲され、その翌年に単独で出版されています。
アッレグレット・モデラートのホ長調で4分の2拍子。中間部ではハ長調に転じます。
第2曲目の<ミ・ア・ウ>
第3曲<ドリーの庭>
第4曲<キッティ・ワルツ>
第5曲<優しさ>
第6曲<スペインの舞曲>
曲集全体は、1897年にアメル社から出版され、翌年、
パリでエドワール・リスラーとアルフレッド・コルトーにより初演されました。

尚、この《ドリー》は、ドビュッシーの《子供の領分》と並べて評価されることがあります。
このことは、エレーヌの母親のエンマが後のドビュッシー夫人となり、
その子供シューシューのために作曲された作品が《子供の領分》であるため、
ある意味で文字通りの姉妹作品となっているのです。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2020/07/17   animato