2001夏・自分再発見!北海道縦走2500km

「宗谷アタック・その1」の巻

阿寒湖畔のビジター・センター(建設中)で一夜の宿を借りる。いよいよ6日目にして宗谷岬のアタックだ。道程は距離にして500kmはあろう。その間には立ち寄りたい然別湖も控えている。この強行軍は如何がなものか、仕方あるまい。


大雪山国立公園で唯一の自然湖。道内の自然湖では最も高い、海抜803mの高地に位置し、周囲12.6km、最大深度108mの然別(シカリベツ)湖。周囲は深い原生林に覆われていた。ミヤベイワナ・ナキウサギなどが有名な湖だ。北海道を代表する針葉樹が生い茂る森には、エゾシカやエゾリス、クマゲラ、エゾモモンガ、ナキウサギなど様々な野生動物が暮らしている。1月上旬になると全面結氷し、その厚さは約80cmにもなるそうだ。湖畔には旅の拠点にも便利な温泉ホテルが2軒ある。神秘的な深い青色の湖面に心が洗われた。


三国峠付近は、さながら空中散歩の様相である。長い高架橋の連続にヒヤ汗。峠茶屋で腹ごしらえ、天ぷらそばの濃いだしと大きな麸に舌鼓。


「熊出没注意」の道路標識もヒヤ汗ものだ。停車している場合ではないのだが....。

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