2001夏・自分再発見!北海道縦走2500km

「宗谷アタック・その2」の巻

またもや寄り道天国に陥る。500kmを忘れたか、目を奪われる誘惑を克服できずに旅は続く。そうこうするうちに枝幸でオホーツク海に出る。北へ向かう程に気温が下がり最高でも摂氏14度になっていた。あるもの全てを着込み、マフラーとカッパで寒さと闘う。


愛別の山間にひまわり畑を発見。他にも有名なひまわり畑はあるが、ガイドブックに無いここは人知れず咲き誇る風景が素朴で好感が持てる。


日本最北端の地、宗谷岬に到着。日没間近の滑り込みセーフである。ぐっと低い気温、まばらな民家、木の生えていない丘など「ここは本当に日本なのか」と考え込んでしまう。


日本の中にこんな場所があるなんて、知っていたつもりだが予想をはるかに上回る意外な風景に茫然とした。とにかく最北端アタックは無事成功。急いで稚内へ入り、宿を探す。「今日は天井と畳のある部屋で寝たい」身を切る寒さに思わずそう叫んでしまった。

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