2001夏・自分再発見!北海道縦走2500km

「湖の神秘・その1」の巻

昨日4日目のアクシデントで遅れを取った旅程を取り戻す気持は十分。しかし行くところそれぞれに目を奪われ、停車してしまう。「知床五湖」に始まって湖シリーズが絶頂期を迎えようとしていた。旭川に着くことができるのか。


流れ込む川も、流れ出す川もない神秘的な「知床五湖」、原生林の中にひっそりとたたずんでいた。ヒグマの生息地であり、熊除けの鈴が貸し出される。やはり出会いたくない住人である。


オホーツク海沿いのオシンコシンの滝、幅広く流れ落ちる水に涼を得た。これにて知床とは別れを告げ美幌峠経由で「屈斜呂湖」に向かった。


知床の山並みを後ろに斜里の麦畑で一休み。地元の方に聞くまでは、この丸いわらが何なのか分からなかった。麦わらをまとめて酪農家に買い取ってもらうそうだ。一石二鳥とはこのことなり。


美幌峠は一面の霧、見えるはずの屈斜呂湖を探しながら少し下りてくる。見えた見えた、中島もくっきりと分かる。しかし、時間は刻々と過ぎ、摩周・阿寒は苦しくなってきた。

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