2001夏・自分再発見!北海道縦走2500km

「失意、そして感動」の巻

気持を取り直し、早朝に出発。4日目のスケジュールは超過密の道東周遊。釧路・知床・屈斜呂・摩周・阿寒最終目的地は開陽台。しかし、途中で原生林ダートに迷い込み、釧路市で昼食というハメになってしまった。昼からようやく釧路湿原探訪、これは困ったことになってしまった。それでも一つ一つの訪問地を大切にしながら進むことにした。


本別の山間で押帯小中学校の廃校跡に郷愁をそそられ、思わず停車。開拓と過疎の名残をゆっくりと味わった。


国道274号線から白糠に出ず、道道を選ぶも道に迷う。どんどん原生林は深くなり、いつしか路面もダートになる。


もう、どうしていいのか分からず開き直って予定の見直しをする。そこへ通りがかった地元農家の夫妻、明るい兆しが見えてきた、と喜んで道を尋ねる。北海道の方は親切とは聞いていたが、全くその通りであった。詳しく教えて下さり、最後のことばが「いい旅してな!」、何と表現すれば適切か分からないが、とにかく人に出会った感動、優しさに感謝。


やっとのことで民家のある道まで辿り着く。放牧された牛や馬を守る番犬、筆者が近づくと吠え盛る。仕方なくパンを取り出し、餌付け作戦。見てのとおり成功し、牧場に入ることを許可された。感謝の気持を込めてシャッター・パチリ。

 

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