入場料は40元
故宮博物院は明・清両王朝の宮殿建築と宮廷収蔵を基礎として設立した総合的な国立博物館だ。北京市の中心に位置しており、前方に天安門、後方に景山、東に王府井商店街、西には中南海という昔の皇室庭園がある。ここは1987年にはユネスコ世界遺産に認定された施設だ。
明の第三代皇帝である朱棣は北京に遷都することを決め、紫禁城宮殿を建てた。1911年の辛亥革命によって封建帝制最後の王朝―清王朝が倒れ、退位した溥儀は1924年に紫禁城を追われた。この五百余年の間、24人の皇帝がここに住み、中国全土への統治を行なったのだ。スケールの大きさは日本と比較できない、大陸仕様だ。
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