旅程も7日目に入り、主立った音楽家ゆかりの地は訪問することができた。残りの時間で後回しにしていた場所を訪れることにする。ウィーンに来たら何が何でもシェーンブルン宮殿....などとガイドブックには書かれている。筆者が旅の目的とした内容からは少し逸れるのだが、ハプスブルグ家によるヨーロッパ支配の歴史あってのウィーンだということは承知している。といった具合でシェーンブルン宮殿に足を伸ばすことにした。朝の7時から朝食を取り、地下鉄U2でKarlsplatz駅、U4でSchonbrunn駅へと進めた。敷地に面した黄色く長い建物を左手に、ようやく正門に到着したのだった。