2002年冬のウィーン・ザルツブルク・プラハ・ドレスデンの旅

静かな冬のシェーンブルン庭園

シェーンブルン宮殿は、繊細なロココ様式の内装を持つオーストリアを代表する豪奢な宮殿。1696年に造営が始まり、マリア・テレジアの時代に完成したハプスブルグ家の夏の離宮。娘のマリー・アントワネットもフランスのブルボン家に嫁ぐ前の少女時代をここで過ごしている。宮殿の後方には広大な庭園が広がっている。正門を入って宮殿を右に逸れ、氷が張った足元に注意しながらまずは庭園に進んでみた。広い庭園の向こうにはネプチューンの泉と高台にあるグロリエッテが姿を現した。バロック、ロココ、新古典主義が折衷した庭園は華麗な宮殿と調和して幾何学的な美しさを見せている。この広大で優美な庭園をゆっくりと散策したかったのだが時間の都合と氷の坂道でグロリエッテは諦めた。

地下鉄Schonbrunn駅から徒歩10分で正門に至った。

宮殿に向かって歩くこと5分。

宮殿の右側を通って、

裏側に回る。

朝の陽射しが眩い。この旅で初めての太陽だ。

またまた広大な庭園を歩くこと5分。

ネプチューンの泉と高台にあるグロリエッテが姿を現した。

海を支配する神「ネプチューン」の泉。

朝の木漏れ日が神々を照らしだす光景には目を奪われた。

泉を後に高台のグロリエッテに登ろうとしてみた。

しかし、氷で坂道が滑って登れない。断念した矢先に発見。

松の木陰に野生のリスがいたのだ。

豊かな自然も同居する庭園を、宮殿まで戻るしか手はなかった。

いよいよ正面左の入口から宮殿内部に入る。

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