2002年冬のウィーン・ザルツブルク・プラハ・ドレスデンの旅

シェーンブルン宮殿内

「美しい泉」の名を持つシェーンブルン宮殿はハプスブルク家の人々が公務を離れて生活を楽しむ離宮であったが、ここは数々の歴史の舞台ともなった。フランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットがモーツァルトにプロポーズされたのも、「会議は踊る」で有名なナポレオン敗退後のヨーローッパ情勢を決めるウィーン会議を開いたのもこの宮殿である。謁見の場であった「青の中国の広間」は1918年、皇帝カール1世がハプスブルク家の終焉と共和国の誕生を宣言する文書に署名したことで有名な広間。宮殿内には漆の間、ナポレオンの部屋、百万の間など贅を尽くした数多くの部屋がある。

チケットにはいくつかの種類があり、入場できる部屋数が違っていた。

階段を2階に上る。

中程の踊り場。

この場所から先は撮影禁止だ。

最後の一角に差し掛かったところで、他の観光客のシャッターに刺激され筆者も切ってしまった。

美しい部屋の数々を通り抜け、

女帝マリアテレジアの像を最後に宮殿を後にした。

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