2002年冬のウィーン・ザルツブルク・プラハ・ドレスデンの旅

黄金ホール客席へ

流れに従ってホール客席へと進んだ。ニューイヤーコンサートの中継で馴染みの深い豪華絢爛たる内装である。今晩はトーンキューストラ・オーケストラによるジルベスターコンサートである。J.シュトラウスやレハールの作品が演奏される。最後は恒例のラデッキー行進曲で締めくくられる。ホール内部は最良の音響を得られる木造で金箔が施されている。床は2重構造にされて床下に共鳴箱を持っている。地下に流れているウィーン川の大きな坑道がもう一つの共鳴空になっている。天井は中吊りにされ、これも共振するように造られている。120年以上弾き込まれたバイオリンの名器のような芳醇な響きを醸すことができるのはこのような構造上の特徴によるものだ。

1階後部立ち見席より。

階段(いくつもあって迷子になる)からクロークを望む。

2階バルコン席からステージを望む。

天井の豪華な装飾。

四方(写真は下手後方)には照明の機材が設置されている。

舞台下手から上手(反対側)を眺める。

舞台下手から客席を眺める。

下手客席2列2番(筆者の今夜の席 = 悪い条件)から舞台を見上げる。

ホールの周囲に配置されている柱。

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