6時に目覚めた筆者は急いで出かける準備を済ませる。道すがらカラヤン専門ショップを通って、今晩は楽友協会の黄金ホールに向かう。Wiener PhilharmonikerのホームグラウンドGrosser Musikvereinssaalは筆者の旅でもハイライトとなる場所である。協会内のゴールデンザール(大ホール)は、世界で最高の音響効果を誇るコンサートホールである。このホールの他にも595席のブラームスザール(小ホール)、アイネムザール(会議室)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団事務局、ウィーン楽友協会合唱団、オーストリア青少年音楽協会(ジュネスムジカ)、ベーゼンドルファー社(ピアノ)、ラング工房(弦楽器製造)、出版社などがこの建物に入っている。