ここウィーンでヨハン・シュトラウスはモーツァルトやベートーベン以上の地位にあるように感じる。数ある像の中では既訪の市立公園のシュトラウス像だけが黄金なのだ。時代が近いことで資料も豊富だし、ウィンナ・ワルツでの功績を考えるとこの街が誇りにする作曲家として初めに挙げる名前なのだろう。筆者自身もシュトラウスのポルカやワルツは思い出せないくらい演奏させてもらった。モーツァルトやベートーベンよりも身近なのかも知れないと納得する。ニューイヤーコンサートも近いことだし、今晩は楽友協会ホールでジルベスターコンサートの鑑賞が控えている。彼の活躍する姿を偲びながら記念館を見学した。