滑って転んでテンヤワンヤのドレスデン・プラハ旅行が終わった。ウィーンを異国と思えない自分に気が付いた時、さすがに驚いた。何と心地好いベッド、安心感とくつろぎを与えてくれる街なんだろう。ホテルK.K.マリアテレジアで朝の朝食を取りながらそう実感していた。しかし、ゆっくりしてはいられない。今日もハードなスケジュールがバッチリ組まれている。ハイリゲンシュタット行である。まずは腹拵えを完璧にして、我々のいない間に雪化粧をした早朝のウィーンに繰り出す。地下鉄U2でSchottentor駅へ、路面電車38に乗り換えてGrinzing駅へ向かう。ハイリゲンシュタットは深い朝靄に煙っていた。ウィーン市内3日間フリーパスをTabak(タバコ屋)で購入、これで最終日まで地下鉄や路面電車も乗り放題だ。