2002年冬のウィーン・ザルツブルク・プラハ・ドレスデンの旅
ベートーベンと初対面
「遺書の家」の扉もエロイカハウスと同じくアンティークなものだった。石畳の中庭を挟んで奥の建物が記念館になっている。階段を上って中に入った。
中にはウィーン・ベートーベン協会?の掲示板。
中庭奥の建物が記念館だ。
鍵がかかっている、係のおじさんは別の部屋にいたのだ。
ベートーベンの胸像が出迎えてくれる。
遺書があった。読めなかったが内容は過去に読んだ。決意どおりに自殺しなかったのは全世界にとっての救いだ。
何度も写真で見たことのあるお顔だが、改めて初対面した。
「初めまして、瀬と申します」っていう文句が頭に浮かぶくらいリアルなデスマスク。
苦悩の末の静かな安らぎが目の前で見て取れた。
これは何だろうか。
毛髪も残され展示してあることも感謝したい。
これも不明。
最後にこの胸像に「さよなら」と告げて部屋を出た。
左手前の階段を下りて中庭を通り、右奥のアーチをくぐって外に出た。
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