グリンツィング墓地を後にした我々はハイリゲンシュタットの閑静な町並み(高級住宅街)を抜けてベートーベン・ルーエに向かった。ベートーベン・ルーエとはBeethovengang奥にある休憩所のこと。ベートーベンの胸像があった。ここから小川に沿ってBeethovengangを下っていくことにする。この辺りでベートーベンが交響曲「エロイカ」や「田園」を生み出したかと思うと厳しい寒さも感慨の深さへと変容していくのだった。この寒さ自体をベートーベンと共有しているとは自己満足にも程があるかもしれない。