2002年冬のウィーン・ザルツブルク・プラハ・ドレスデンの旅

神の御光

大聖堂の中に入ると更に厳かな雰囲気に満ちていて、両脇に並んだステンドグラスは見るものを立ち止らせる。筆者もシャッターを切り続けたが殆どが失敗に終わった。最も残念なのは正面中央の円形ステンドグラスの撮影が成功しなかったこと。マニュアルフォーカスで三脚を用いるべきだった。この大聖堂が建てられた930年にはロマネスク様式であったが、14世紀からゴシック様式に改修され、20世紀半ばにようやく完成した。ドレスデンにおいてもプラハにあっても、文化継承に時間を惜しむことをしない姿勢に感服したのだった。光こそ神がこの世に授けられた美の源であろう。そんなことを勝手に考え、自ら納得した時間であった。

大聖堂入口を入ると光に満ちた荘厳さが身を包んだ。

正面奥の祭壇後ろにあるステンドグラス、イエスとマリアと使徒達だろう。

両脇のステンドグラス。

細かさでは他にこれほどのステンドグラスを見たことがない。

残念ながら3点のみしか持ち帰れなかった。三脚を持って再度挑戦したい。

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