2002年冬のウィーン・ザルツブルク・プラハ・ドレスデンの旅

プラハ城への長い坂道

カレル橋とも分かれて、いよいよプラハ城を目指す。ここからの坂道は長く辛い。先ほどから足元の恐怖は尚続くのだ。土産物を売る店が軒を連ね、人通りも多い。三脚を結わえたリュックは肩に食い込み、汗ばむ暑さに耐え切れずオーバーコートを脱いでしまった。トイレがてらカフェに入る。加えて王宮を過ぎると土産物も無いとのこと、一軒の店に入った。空港のシャトルバスが15コルナでトランスファー・チケット(メトロやトラムこと路面電車共通)だったのに対して購入したキーホルダーが一個100コルナとは、理解し難い値段だった。(レートは1コルナ= 約5円)これで踊る呼吸を整えることができ、再び坂道に向かったのだった。ようやく王宮と聖ヴィート大聖堂の高さまで登り詰めた時には、久しぶりの緩やかな下り坂である。足を踏ん張る筋肉がこれまでと違うことに気付いた。これまたよく滑るのだ。

通りの奥に見える教会も、旧市街と同じ名前の聖ミクラーシュ教会。音響の良いコンサート会場で有名。

ネルドヴァ通りをまっすぐ上がる。

一際高いところに戦争歴史博物館が見えてきた。

土産物屋に入る。少々高い値段にびっくり。

最後は戦争歴史博物館の左手を上がる。

ようやく見えてきた旧王宮。

緩やかで広々とした下り坂がまた恐怖だった。

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