2002年冬のウィーン・ザルツブルク・プラハ・ドレスデンの旅

別の街があった

入口の壁を抜けると、そこは別の世界だった。下界とは遮断された小さな街がある。ここで城主は召し抱えた多くの職人や兵士達とともに安全な生活をしていたのかと思うと封建と戦乱の昔が忍ばれた。観光客の少ない冬ならではの静けさもいいものだ。山の街ザルツブルクを見下ろす高台にそびえる別の街、という感じであった。

城壁入口にある鉄の扉が開かれている。

城内は小さな街さながらの眺めである。

生命の源であるを水を供給する井戸、さぞ深く掘ってあるのだろう。

北側の通りには城壁に開いた窓から、

宙をねらう大砲がいくつも置かれていた。

上階に上がる階段。

残念ながら建物の中には入れなかった。

狭い小道を挟んで建物が林立する。

この広場は、どんな風に使われたのだろう。

城郭南側の通り。

ザルツァッハ川を北に望む。

東側の眺め。城壁の外側にも召使い達の住居らしき質素な建物が肩を寄せ合うように建っている。

東側にある出口から徒歩で下界に降りることにした。

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