2002年冬のウィーン・ザルツブルク・プラハ・ドレスデンの旅

第2のハプニング

2日目のメインは中央墓地にある音楽家達の墓参である。路面電車2のSchwarzenbergplatz駅で71に乗り換え、Zentralfriedhof駅に向かった。中央墓地といっても郊外にあり、広さといえば日本の墓地の比ではない。そこで地図を頼りに探してみたものの、門を間違えたらしく、放射状に広がった墓地の敷地を20分以上さまようハメになる。雪化粧などと洒落たものではない。零下何度くらいあるだろうか?足元からも耳や指先も強烈に冷えてくる。しかし、さまよっているうちに汗ばむ程に焦りが沸き上がってきた。第3のハプニングにも見舞われ、結局シューベルト最期の家とシュテファン寺院は諦めてザルツブルグに向かうことになるのだった。

路面電車2でリンクを巡り、Schwedenplatz駅にて下車。

ドナウ運河沿いを、しばし散策。

グラーベン通りのペスト記念柱、1679年のペスト蔓延が収まったことに感謝するバロック彫刻。

シュターツオーパー前を通って中央墓地に足を伸ばした。

24ヘクタールの広大な敷地に300万人が眠る。迷いに迷ったところでMay I help you?とオジサンの声に助けられた。

シューベルトの墓標

ベートーベンの墓標

左からヨハン・シュトラウス(子)、ブラームスの墓標

フランツ・スッペの墓標

ヨゼフ・シュトラウスの墓標

ヨハン・シュトラウス(父)の墓標

そんなこんなの時間を食って、カール・ルェガー教会を背に足早に中央墓地を後にしたのだった。

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