午前中にこなせる範囲で最善を尽くすしかなかろう。午後の列車でザルツブルクへ向かわねばならない。足早に中心部へ戻ってすぐに市立公園を訪れた。池は氷が張り、水鳥達にとっては憩いの場であった。クリスマスイブの日中であるにもかかわらず街は穏やかな静けさである。続いてフィガロハウス(1.8ユーロ)に立ち寄った。モーツァルトが最も充実した時期を過ごした家で、名前のとおり「歌劇フィガロの結婚」がここで書かれた。
市立公園で初めに目を奪われる黄金のシュトラウス像。 ブルックナーの肖像。 それほど風はなく寒く感じられないのだが、氷が張った池には水鳥が羽を休ませていた。 シューベルトの肖像。 シュテファン寺院の西側Domgasseにあるフィガロハウス。 建物を入って上を向けば陽光の差し込む空間。 狭い階段を2階へと上がる。 他の階は一般の住居としても使われているようだ。 自筆の第2幕スコア。 一番奥の部屋は一際豪華な天井の装飾である。 フィガロハウスを1階から見上げる。ここを後に一路ザルツブルグへ向け、Westbahnhofウィーン西駅へ移動した。