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2025年11月

金管四重奏+ 3つの歌:モーリス・ラヴェル 2. 3羽の美しい極楽鳥

金管四重奏+ 3つの歌:モーリス・ラヴェル 2. 3羽の美しい極楽鳥
Trois Chansons 
1. Nicolette(Nicolet) 1. ニコレット
2. Trois beaux oiseaux du Paradis(Three lovely birds from Paradise) 2. 3羽の美しい極楽鳥
3. Ronde(Rondelay) 3. ロンド

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tuba、Vib.です。
木管四重奏版、サックス四重奏版、クラリネット四重奏、金管四重奏版は発売中です。

色彩豊かなラヴェル作品をコンサートピースに、ぜひどうぞ。

金管四重奏+ 3つの歌:モーリス・ラヴェル 2. 3羽の美しい極楽鳥
Trois Chansons 
1. Nicolette(Nicolet) 1. ニコレット
2. Trois beaux oiseaux du Paradis(Three lovely birds from Paradise) 2. 3羽の美しい極楽鳥
3. Ronde(Rondelay) 3. ロンド

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tuba、Vib.です。
木管四重奏版、サックス四重奏版、クラリネット四重奏、金管四重奏版は発売中です。

色彩豊かなラヴェル作品をコンサートピースに、ぜひどうぞ。

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参考音源
https://youtu.be/ROzg05Aak2E

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

Trois Chansons、M 69は、モーリス・ラヴェルがアカペラ合唱団のために作曲したもので、彼自身が作詞しています。
ラヴェルは第一次世界大戦の勃発に応えて1914年12月に作曲を開始しました。そこで彼はフランスのために戦うために参加することを望んでいました。
彼は何ヶ月も待っている間、16世紀のフランスのシャンソンの伝統で3曲の歌詞と音楽を書き上げました。
彼は1915年に作品を完成させ、1916年にデュラン社によって出版されました。曲は1917年に初演され、
ルイ・オベールが指揮した合唱アンサンブルによって演奏されました。

ラヴェルは16世紀の伝統的なフランスのシャンソンを彷彿とさせるテキストと音楽で戦争に反応しました。
彼は人気のある古風な韻を用いて自分で歌詞を書きました。
彼は3曲を3人の人々に捧げ、「ニコレット」は軍隊に関係したトリスタン・クリングソールに、
「3羽の美しい極楽鳥」は数学者で社会主義の政治家であるポール・パンルヴェに捧げました。 
この作品は、音楽学者のマルセル・マルナットが作成したモーリス・ラヴェルの作品リストの第69番に登録されています。

3つの歌(シャンソン)はアカペラ合唱団のためのラヴェルの唯一の作曲です。
歌詞と音楽
3曲すべてに共通するテーマは喪失であり、ユーモアと皮肉が込められています。
「ニコレット」では、牧草地で花を摘む少女がオオカミとページから逃げ出しますが、銀を差し出す年配の紳士に純真さを奪われてしまいます。
「3羽の美しい楽園の鳥」では、愛する人が戦地にいる少女は、青、白、赤の鳥(フランスのナショナル・カラー)の贈り物を受け取り、彼が死んだことを理解するのです。 
「ロンド」では、若者は年配の男性と女性の警告に対する敬意の無さを表現しています。

歌詞はルネサンス音楽の雰囲気を思い起こさせ、プラーガルなリズムと古代のフレージングの変化を伴う同様に古風な音楽によって支えられており、
音楽と言葉に密接に関連しています。音楽はルネッサンスのシャンソンとマドリガーレを想起させます。

2. 3羽の美しい極楽鳥(歌詞)

Trois beaux oiseaux du Paradis,
(Mon ami z-il est a la guerre)
Trois beaux oiseaux du Paradis
Ont passe par ici.

Le premier etait plus bleu que ciel,
(Mon ami z-il est a la guerre)
Le second etait couleur de neige,
Le troisieme rouge vermeil.

Beaux oiselets du Paradis,
(Mon ami z-il est a la guerre)
Beaux oiselets du Paradis,
Qu’apportez par ici?”

J’apporte un regard couleur d’azur
(Ton ami z-il est a la guerre)
Et moi,sur beau front couleur de neige,
Un baiser dois mettre,encore plus pur.”

Oiseau vermeil du Paradis,
(Mon ami z-il est a la guerre)
Oiseau vermeil du Paradis,
Que portez vous ainsi?

Un joli coeur tout cramoisi.”
(Ton ami z-il est a la guerre)
Ah! je sens mon coeur qui froidit...
Emportez-le aussi.”

2. 3羽の美しい極楽鳥(日本語訳)

天国の美しい3羽の鳥
あたしの恋人は戦場にいるの
天国の美しい3羽の鳥
ここを通って行った

一番目は空よりもずっと青い色
あたしの恋人は戦場にいるの
二番目は雪の色
三番目は鮮やかな赤い色

綺麗な天国の鳥たちよ
あたしの恋人は戦場にいるの
綺麗な天国の鳥たちよ
何をここに運んでくるの?

私は蒼い色のまなざしを運びます
あなたの恋人は戦場にいます
そして私は、雪の色をした美しい額に
一番清らかなくちづけをひとつ

天国の赤い鳥よ
あたしの恋人は戦場にいるの
天国の赤い鳥よ
あなたは何を運んでくるの?

美しい真っ赤な心臓です
あなたの恋人は戦場にいます
ああ!あたしの心は凍り付いてしまうみたい
それは持って行ってちょうだい

2曲目「3羽の美しい極楽鳥」の歌詞は教会の聖歌かと思えるような静謐で透明感あふれる音楽です。
音楽は安らぎさえ感じさせるやさしいものですが、詩は悲しみに満ち溢れています。
と言いますのもこの3つのシャンソン、作曲が1915-16ということで、あの第一次世界大戦真っただ中なのです。
ラヴェル自身も戦争に志願しトラック兵として従軍もしましたし、友人をたくさん戦争で亡くしています。
そんな経験がこの曲に昇華されました。

アトリエ・アニマート
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  2025/11/10   animato

鍵盤打楽器とベース四重奏「アリゲーター・クロール」

鍵盤打楽器とベース四重奏「アリゲーター・クロール」
ファッツ・ウォーラー作曲
Alligator Crawl
Fats Waller

編成はGlock.、Vib.、Marim.、St.Bs.です。
サックス六重奏、木管六重奏、金管六重奏、クラリネット六重奏版は発売中です。
アーリー・ジャズを彩った楽曲を、ぜひお楽しみください。

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ファッツ・ウォーラー作曲
Alligator Crawl
Fats Waller

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
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概要
作曲者: Fats Waller
発表年: 1934年
ジャンル: ジャズ、ストライドピアノ

「Alligator Crawl」は、1934年にアメリカのジャズピアニストで作曲家のFats Wallerによって作曲された楽曲です。
この曲は、彼のユニークなスタイルとエネルギッシュな演奏を象徴する作品の一つです。
「Alligator Crawl」は「ワニの這い方」や「ワニが這う様子」という意味です。
このタイトルは、曲のリズムや動きに関連していると考えられます。
曲のリズミカルな要素や軽快なメロディは、ワニが水面を這うような動きを連想させるものです。

Fats Wallerと「Alligator Crawl」の作曲背景
Fats Wallerは、アメリカのジャズピアニスト、作曲家、歌手として知られ、特に1920年代から1940年代にかけて活躍しました。
彼の音楽は、ストライドピアノのスタイルを代表するものであり、彼のユニークなリズム感、メロディーセンス、
そして即興演奏の技術は、多くのミュージシャンに影響を与えました。
「Alligator Crawl」は、Wallerの代表作の一つであり、その背景には彼の人生、音楽的影響、そして当時の社会的文脈が深く関わっています。

Fats Wallerの人生
Fats Waller(本名:Thomas Wright Waller)は、1904年にニューヨーク市で生まれました。
彼は幼少期から音楽に親しみ、特に教会音楽やジャズに影響を受けました。彼の父親は牧師であり、母親は音楽教師でした。
この家庭環境が、Wallerの音楽的才能を育む土壌となりました。

若い頃からピアノの腕を磨いたWallerは、1920年代にストライドピアノのスタイルを確立し、次第に注目を集めるようになります。
彼は、ジャズクラブやバンドで演奏し、録音も行うようになりました。
1922年に初めてのレコーディングを行い、その後も数多くのヒット曲を生み出しました。
Wallerの演奏には即興の要素が強く、ライブパフォーマンスでは特にその魅力が発揮されます。

作曲の背景
「Alligator Crawl」は1934年に作曲されました。この時期、アメリカは大恐慌の影響を受けており、経済的な困難が広がっていました。
しかし、同時にジャズは大衆文化の中で急速に成長し、特に都市部ではジャズクラブが賑わっていました。
このような社会的背景の中で、Wallerは人々に楽しさや希望を提供する音楽を作り続けました。

「Alligator Crawl」というタイトルは、アメリカ南部の文化やフォークロアに根ざしたもので、
特にアリゲーター(ワニ)の動きにインスピレーションを受けたと考えられています。
曲のリズムやメロディは、アリゲーターが水面を這うような動きを表現しているとも解釈できます。
このように、Wallerは自身の音楽にユーモアや遊び心を取り入れ、聴衆を楽しませることを重視していました。
曲は軽快でリズミカルなメロディが特徴で、聴く人を楽しませる要素が多く含まれています。

音楽的スタイル
「Alligator Crawl」は、ストライドピアノの特徴が色濃く反映された楽曲です。
ストライドピアノは、左手でベースラインを弾きながら、右手でメロディを奏でるスタイルで、
リズミカルかつダイナミックな演奏が求められます。Wallerはこのスタイルを極め、多くの作品でその技術を駆使しました。

曲の構成は、明るく軽快なメロディが特徴で、聴く人を惹きつけます。
特に、リズムの変化や即興演奏が多く、Wallerの個性が際立っています。
彼の演奏には、ジャズの即興性が強く表れており、同じ曲でも毎回異なるアプローチが見られるのが魅力です。

文化的影響
1930年代のアメリカにおいて、ジャズは単なる音楽ジャンルではなく、社会的な現象として広がっていました。
特に、アフリカ系アメリカ人の文化が大きく影響を与え、ジャズはその表現手段として重要な役割を果たしました。
Wallerの音楽も、その一環として位置づけられ、彼の作品は多くの人々に愛されました。

「Alligator Crawl」は、Wallerのユーモアや遊び心を反映した楽曲であり、聴衆に楽しさを提供することを目的としています。
このような姿勢は、当時の社会において人々が直面していた困難を乗り越えるための一助となりました。

影響と遺産
Fats Wallerは、ジャズの発展において重要な人物であり、彼の作品は多くのミュージシャンに影響を与えました。
「Alligator Crawl」は、Wallerのスタイルを象徴する楽曲として、今なお多くのジャズミュージシャンによって演奏され続けています。
「Alligator Crawl」は、1930年代のアメリカのジャズシーンにおいて、Wallerの影響力を示す作品であり、
彼の楽曲は多くのジャズミュージシャンにカバーされています。

彼の音楽は、ストライドピアノの技術や即興演奏の重要性を広め、後の世代のミュージシャンにとってのインスピレーションとなりました。
また、Waller自身が映画やラジオ番組にも出演し、ジャズの普及に寄与したことも、彼の影響力を高める要因となりました。

結論
「Alligator Crawl」は、Fats Wallerの才能と独自のスタイルを示す重要な作品です。
彼の音楽は、当時の社会的背景を反映しつつ、聴く人々に楽しさや希望をもたらすものでした。
Wallerの影響は今なお続いており、彼の作品はジャズの歴史において特別な位置を占めています。
彼のユニークなスタイルとエネルギーが詰まったこの曲は、今なお多くの人々に愛されています。
ジャズファンや音楽愛好者にとって、「Alligator Crawl」は、Fats Wallerの魅力を感じることができる貴重な楽曲であり、
彼の遺産を称える一曲と言えるでしょう。

●ファッツ・ウォーラー
ファッツ・ウォーラー(Fats Waller, 1904日-1943)は、アメリカ合衆国のジャズピアニスト・オルガン奏者・歌手・作曲家・作詞家です。
本名はトマス・ライト・ウォーラー(Thomas Wright Waller)であるが、大食漢であり太っていたため、Fats(太っちょ)の愛称で親しまれました。

ニューヨーク生まれ。6歳でピアノを始めました。1922年にオーケー・レコードから発表した、
「Birmingham Blues」と「Muscle Shoals Blues」の2曲入りシングルでデビュー。
その後、ビクタートーキングマシン(後のRCAビクター)での録音を開始しました。

1929年1月、ウォーラーが音楽を担当し、ルイ・アームストロングが出演したミュージカル『Hot Chocolates』が初演されました。
同年、シングル「Ain't Misbehavin'」がヒット。その後も「Honeysuckle Rose」(1934年)等をヒットさせました。
1936年には、ウォーラーが俳優として出演した映画『バーレスクの王様』が公開されました。

1943年、ウォーラーがキャブ・キャロウェイ等と共に出演した映画『ストーミー・ウェザー』公開されました。
同年12月、コンサート・ツアーの途中で肺炎に罹り、列車がミズーリ州カンザスシティに到着した頃に車内で急死しました。

《詳細》
本名はThomas Wright Wallerという。1920年代のジャズシーンにおいては、ピアノ奏者、オルガン奏者、作曲者として大きな存在感を示しており、
その後のスウィング期になると歌手としても成功しました。

父親は教会の牧師であり、母親は教会でオルガンを弾いていたという。Fats Wallerは6歳の時にピアノを始め、学校の楽団でも演奏をしていました。
牧師であった父親は息子に宗教音楽を弾いて欲しかったようですが、Fats Wallerが惹かれたのはポピュラー音楽や
James P. Johnsonが弾くようなストライドピアノでありました。

1918年春に学校を中退したFats Wallerは、様々な日雇いの仕事をしていましたが、ニューヨークのRoosevelt Theatreで開催された
タレントコンテストで「Carolina Shout」を演奏し、優勝しました。
このことがきっかけになり、Fats WallerはJames P. Johnson夫妻と親交を持つようになり、非公式なレッスンを受けるようになりました。

1919年になると15歳になっていたFats Wallerは、Lincoln Theatreでオルガン奏者として雇われることになり
、サイレント映画の為の即興演奏をする中で、オルガンを使ったジャズ演奏の技術を磨いていきました。
若き日のCount Basieにオルガンを教えたのもこの頃の話です。

1920年代初頭にピアノ・ロールの吹き込みを始め、その後、1922年には初のソロ・レコードをリリースしました。
Fats Wallerの手による最初の楽曲である「Squeeze Me」が作曲されたのもこの頃です。
レントパーティでJames P. JohnsonやWillie "The Lion" Smith等とセッションをしていました。

1920年代のFats Wallerは多忙な日々を送っており、多くの歌手の伴奏者として録音に参加しました。
(Alberta Hunter、Sara Martin、Hazel Meyers、Gene Austin、Rosa Henderson、Caroline Johnsonなど)

また、1926年と1927年にはFletcher Henderson楽団と共演しています。

1928年にはJohnny Dunnと演奏した他、Louisiana Sugar Babes名義のレコードではJames P. Johnsonと共演しています。
(James P. Johnsonがピアノを弾き、Fats Wallerがオルガンを弾くという録音でした)

1929年にはMcKinney's Cotton Pickersの録音に参加した他、自身のリーダー名義での録音も行ないました。

1920年代を通して、ほとんど歌うことのなかったFats Wallerであるが、1931年には、自身のピアノで伴奏して歌った「I'm Crazy ABout My Baby」や
「Draggin' My Heart Around」の他、Ted LewisやJack Teagardenとのセッションにおいても、歌手としての頭角を現し始めました。

1931年から1932年にかけてはOtto HardwickとElmer Snowdenのバンドに参加しました。

1932年8月にはSpencer Williamsと共にフランスを訪問しています。

1932年にはラジオ番組への出演で人気が出始めており、このことでFats Wallerに注目したVictorレーベルが複数のレコードを録音する為
にFats Wallerと契約を結びました。
(George Gershwinが開いたパーティでFats Wallerがピアノを弾いた際に居合わせていたVictorレーベルの重役が感銘を受け、契約に繋がりました)

Fats Waller And His Rhythm名義での一連のレコードは、Fats Wallerの陽気な人柄や華麗なストライドピアノの演奏もあって、人気を集めました。

1930年代はニューヨークを拠点としていたFats Wallerですが、1938年7月には渡欧し、同年8月からイギリスでツアー、デンマークも訪問しています。
同年10月にはニューヨークに戻るが、1939年3月から6月にかけて、再びイギリスを訪問しました。

その後も精力的に活動をしていたFats Wallerですが、1943年にミズーリ州カンザスシティの近くを走行中の列車の中で亡くなりました。
死因は肺炎であったようです。

ファッツ・ウォラー【Fats Waller/1904-1943】。近現代ジャズ・ピアノのスタイル完成に絶大な影響を及ぼしたピアニストであり、
数多くのスタンダード曲の作曲家でもあります。また、オルガンをジャズに導入した先駆者でもあります。

ファッツ・ウォラーのスタイルは、James P. Johnsonと同じStride。
ウォラーはジョンソンからピアノの手ほどきを直に受けたキャリアを持ちます。つまり、ウォラーはジョンソンの直弟子です。

ファッツ・ウォラーは、1904年ニューヨーク生まれ。父が運営する教会で6歳からピアノを弾き始め、4年後にオルガンへ転向。
母親から手ほどきを受けたとのこと。14歳の頃には、ハーレムのリンカーン・センターでオルガンを弾き、15歳で最初のラグタイム曲を作ったそうです。

父の反対を押し切ってファッツは15歳でプロの道へ。キャバレーや劇場で演奏をスタート。
1918年にタレント・コンテストで優勝しましたが、その時に彼が弾いた曲はジェームズ・P・ジョンソンの代表曲"California Shout"でした。
ウォラーは、自動ピアノが演奏する"California Shout"を目で見て覚えたそうです。

ウォラーは米国はもちろん欧州までもその名を轟かせます。ピアニストとしての評価はもちろん作曲家としても人気曲を連発。
中にはスタンダードとして現在でも知られている曲もあります。

作曲家ウォラーに関しては面白いエピソードがあります。彼の息子Maurice Wallerは1977年に発表した父ファッツの伝記の中で
以下のようなエピソードを披露しています。

「私が"I Can't Give You Anything But Love,Baby"Jimmy McHugh作曲をピアノを弾いていた時のことです。
2階から父が文句を言う声が聞こえ、降りてきてこう言いました。
『息子よ、その曲を私の耳に入る場所では2度と弾いてくれるな。その曲はわしが書いたのじゃが懐が寂しかった時に売ってしまったものなのだ』と。」

モーリスによると"On The Sunny Side of the Street"Jimmy Mchugh作曲】を聴く度に同じことを言っていたそうです。

事実、ウォラーは1920年代から30年代にかけて自作曲を音楽家仲間に格安で売り渡したことがあったとのこと。
その中には上に挙げたようにスタンダードとして知られている曲もあったそうです。

もうひとつウォラーには驚愕のエピソードがあります。1926年シカゴでのこと。4人組の男がウォラーを襲撃し、クルマに押し込みました。
誘拐されたウォラーが連れて行かれたのはHawthorn Innというホテル。そのホテルの持ち主はなんとシカゴの裏社会を取り仕切るマフィアの大ボス、
アル・カポネでした。背中に銃を突きつけられたウォラーは、ホテルの一室で開かれているパーティー会場に連れていかれピアノの前に。
彼が誘拐されたのは、なんとピアノを弾くためでした。カポネの誕生日パーティーのサプライズ・ゲストとしてウォラーは連れて来られた訳です。
殺されることはないと知ったウォラーは胸をなで下ろしたそうです。

噂によると、ウォラーは3日間パーティーでピアノを弾きつづけ、開放されたときには泥酔状態だった上に疲れ果てていました。
そのかわり、カポネとその仲間のギャングスターたちからたっぷりとチップを受け取り、総額数千ドルになったそうです。
驚愕エピソードです。

ストライド・スタイルのピアニスト、オルガン・ジャズのパイオニア、優秀な作曲家、以上の3つポイントでファッツ・ウォラーは歴史的なジャズメンです。

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  2025/11/09   animato

リュートのための古風な舞曲とアリア 木管六重奏+

リュートのための古風な舞曲とアリア 木管六重奏+
Antiche danze ed arie per liuto Suite No.3
第3組曲 1. イタリアーナ

編成はフルート、クラリネット2本、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス、ヴィブラフォンです。
フルート、オーボエ、クラリネット2本、バスクラリネット、ファゴット版は別途発売中です。

バロック以前の音楽を古楽と呼びますが、
いにしえの響きに魅了されるファンも多く、
その音楽は素朴で飾らない美しさを湛えています。
ぜひコンサート・ピースに加えてみてください。

リュートのための古風な舞曲とアリア 木管六重奏+
Antiche danze ed arie per liuto Suite No.3
第3組曲 1. イタリアーナ

編成はフルート、クラリネット2本、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス、ヴィブラフォンです。
フルート、オーボエ、クラリネット2本、バスクラリネット、ファゴット版は別途発売中です。

バロック以前の音楽を古楽と呼びますが、
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『リュートのための古風な舞曲とアリア』(伊: Antiche danze ed arie per liuto)は、
オットリーノ・レスピーギが作曲した3集の組曲です。
いずれも古いリュートのための曲を、現代のオーケストラないし弦楽合奏のために編曲したもので、
(リュートのための曲ではない)、それぞれ4曲から成っています。

第1組曲

オーケストラで演奏され、楽章ごとにその編成は変化します。演奏時間は約15分。4つの曲から成る。

    小舞踏曲(Balletto)(シモーネ・モリナーロの作品「オルランド伯爵」による)Allegretto moderato ニ長調 4/4拍子
    ガリアルダ(Gagliarda)(ヴィンチェンツォ・ガリレイの作品による)Allegro maroato-Andantino mosso ニ長調 3/4拍子
    ヴィラネッラ(Villanella)(16世紀末の作者不明の曲による)Andante cantabile-Poco piu mosso-Primo tempo ロ短調 2/4拍子
    酔った歩みと仮面舞踏会(Passo mezzo e Mascherada)(16世紀末の作者不明の曲による)Allegro vivo-Vivacissimo-Allegretto-Allegretto-Vivo-Vivacissimo-Meno(maroato e sostenuto) ニ長調 2/4拍子

第2組曲

オーケストラで演奏される。楽章ごとにその編成は変化する。第1組曲よりも比較的編成が大きい。演奏時間は約20分。4つの曲から成る。

    優雅なラウラ(Laura soave)(ガリアルダ風小舞踏曲、サルタレッロとカナリオBalletto con gagliarda, saltarello e canario)(ファブリツィオ・カロージョの作品による)Andantino-ガリアルダ(Allegro marcato)-サルタレッロ(Lo stesso tempo)-カナリオ(Andantino) ニ長調 2/4拍子
    田園舞曲(Danza rustica)(ジャン・バティスト・ベサールの作品による)Allegretto ホ長調 2/2拍子
    パリの鐘(Campanae parisienses)(中間部のアリアはマラン・メルセヌの作品による)Andante mosso-Largo espressivo ハ長調 4/4拍子
    ベルガマスカ(Bergamasca)(ベルナルド・ジャノンチェッリの作品による)Allegro ニ長調 2/2拍子

第3組曲

弦楽合奏または弦楽四重奏で演奏されます。演奏時間は15~20分。4つの曲から成っています。

1.イタリアーナ(Italiana)(作曲者不詳 16世紀頃) Andantino 変ホ長調 3/4拍子
原曲は16世紀末の作者不明の曲。
チェロのピチカートに乗せてバイオリンが美しい旋律を奏でます。
おそらく、チェロのピチカートはリュートを表現しています。

2.宮廷のアリア(Arie di corte)(ジャン・バティスト・ベサールの作品による) Andante cantabile ト短調 3/4拍子
フランスのベサールという17世紀のリュート奏者の曲が元となっています。
ビオラが主旋律を奏でるアリアは原題が「お前に恋することは悲しい」という歌です。
それに続き明るいメロディが5つ続きます。

3.シチリアーナ(Siciliana)(作曲者不詳 16世紀頃) Andantino ハ短調 3/4拍子
16世紀末の作者不明の曲が原曲。優雅な第一バイオリンの旋律はCMなどに使われています。
後半はアコード(和音演奏)を駆使し同じメロディに緊迫感を与えています。
チェロの低音のオブリガードが残響として残り印象的です。

4・パッサカリア(Passacaglia)(ルドヴィコ・ロンカッリの曲による) Maestoso ト短調 3/4拍子
原曲はイタリアの作曲家ロンカッリのリュート曲です。
弦楽合奏とは思えない程、緊張感に溢れた曲です。パッサカリアは17世紀頃に流行した舞曲で、
バッハなども好んでとりあげています。

近年では第3曲「シチリアーナ」の原曲が、つのだ・たかしのリュート演奏でTVCMに利用され、
スマッシュヒットとなりました。そのほかにも同曲は多くの演奏・編曲例があることでも知られ、
近年の例では、2007年に発表された平原綾香の5作目のアルバム「そら」にも彼女自身の作詞及び沢田完の
編曲による歌唱つきカヴァーヴァージョンが収められました。 


レスピーギの埋もれた曲の発掘・編曲の代表作がリュートのための古風な舞曲とアリアでしょう。
この曲には3つの組曲があって、第一、第二の組曲は管弦楽のための作品であり、
唯一第三組曲が弦楽合奏のための曲です。
全曲に渡って弦楽合奏ならではの繊細な編曲がされているものの、
4曲目のパッサカリアなどは弦楽合奏とは思えない迫力に満ちた曲に仕上がっています。
特に3曲目のシチリアーナは、レスピーギを知らない人でもどこかで聴いたことがある程
有名な曲で、CMにも使われています。
レスピーギの卓越した管弦楽作曲技能と美的バランス感覚、そして"原作"へのリスペクトを土台とした作品です。

レスピーギは望んでいたボローニャの音楽院での教職を得られなかった中で
ようやくローマの音楽院で職を得て作曲に本腰が入るようになると成功を収め始めました。
「ローマ三部作」と呼ばれる交響詩群がその主な成果で、壮麗な名作です。

大きな成功によって、学長に就任したりアメリカでの演奏旅行と
多忙を極めるようになった中、人知れず書庫の奥深くに潜り、
誰にも顧みられることのなかった古の楽譜を"発掘"することが心の安らぎとなっていたそうです。

レスピーギ(1879-1936)は、古い時代の作品を大切に研究していました。
その成果は、J.S.バッハ(1685-1750)作品の管弦楽編曲や、
M.チェスティ(1620-69)のイタリア古典歌曲
〈Intorno all’idol mio(私の偶像である人の回りに)〉にもとづいた歌曲〈昔の歌に寄せて〉、
他にもG.ロッシーニ(1792-1868)をもとにした〈風変わりな店〉〈ロッシーニアーナ〉などが挙げられます。
レスピーギの音楽はいつも、懐古的な趣向を感じさせます。

本曲の魅力はレスピーギの管弦楽の職人芸、アレンジ自体の手腕ももちろん素晴らしいのですが、
数多ある古典舞曲の中からセレクトし味付けをして統一性のある世界観へとまとめ上げる“編集能力”も見事です。

●リュートについて
リュートは紀元前からあると言われている古楽器で、
指で弦をはじいて音を出す楽器です。
マンドリンのような形をしているものやバラライカそっくりのものなど
様々なタイプがあり、弦の数も様々でした。
やがてギター、ピアノの登場であまり注目されなくなってしまいました。
リュートは中世から18世紀中庸、人々にもっとも愛された楽器の一つでした。
一時弾かれない時期を経て、19世紀末からイギリスを中心に復興が試みられ、現在に至ります。

リュートは撥弦(はつげん)楽器のひとつで、弦をはじいて音を出します。
アラビアや中近東が起源といわれ、11世紀の十字軍の遠征によって、
ヨーロッパへ伝わりました。当時は中近東の方が文明が進んでいたため、
リュートは珍重され、それゆえヨーロッパのルネサンス絵画では
天使が奏でる楽器として数多く描かれています。
ヨーロッパのイギリス・フランス・ドイツ・イタリアなどの、主に宮廷などの貴族階層で、
中世からバロック時代の約700年という長い間にわたって親しまれました。
今、私たちがピアノやギターなどの独奏楽器、あるいは歌や他の楽器との
アンサンブルを楽しんでいるのと同じように、リュートはその時代ポピュラーな楽器だったのです。
貴族たちは眠りに就くまでの間、傍らのリュート奏者に演奏させていたのです。

当時の貴族や王様の子女たちは、教養のひとつとしてリュートを弾いていました。
いわゆるお稽古事です。王様ももちろん習っていました。弾いたり、踊ったり、
貴族としてのふるまいを身につけていました。
もちろん昔はCDのように便利なものはありませんでしたから、
音楽をかけて楽しむことがないわけです! 音楽は全て生音楽。
舞踏会などにお客様が来れば、お抱えの楽団で音楽のおもてなしをしていたのです。

リュートは、12~18世紀にかけて、サロン文化が隆盛をみせた貴族の間で発展しました。18世紀を迎えると貴族が没落。同時に貴族が親しんだ音楽も廃れていってしまいました。また世間では、音量が大きな楽器のニーズが高まりをみせました。リュートは音量が小さな楽器ですので、18世紀になると残念ながら人気がなくなってしまったのです。
1600年代のバロック時代になると、貴族に代わって興行主が
劇場を取り仕切るようになりました。音楽は、
興行主による商業ベースに組み込まれていきます。
フランス革命以降は、サロンで少人数を集めるより、
効率よく多くの人たちを劇場に収容するようになりました。
劇場でたくさんの観衆に聴こえるように、楽器が改良されて音量が
だんだん大きくなっていきます。
例えばバロックバイオリンからモダンバイオリンへの変化もそうです。
舞台上の歌い手も、小さなサロンから大きなオペラホールに
合わせた発声方法へと変化しました。

パワフルなものをよしとする価値観の時代を迎えて、
リュートのようなか細い音の楽器は完全に絶滅してしまいました。
ベートーベンやチャイコフスキーなどの時代には、もう誰もリュートを弾かなくなったのです。
ところが、20世紀初頭になって、音楽学者が博物館に眠っていた古楽器を復元しはじめました。
その研究によって、ルネサンス時代のリュートは、心を慰める楽器として、
音楽療法のひとつとして用いられていたということもわかりました。
イライラがなくなり、眠りがよくなり、メランコリックな心を
癒す効果が期待できる楽器です。
リュートを弾いたり聴いたりすることは、
「薬にまさる効果がある」と文献にも書かれています。
最近では、リラクゼーション、健康ブーム、あるいはロハス的な生き方が注目されています。
パワフルなものよりも、日常の疲れに心やすらぐものをという人気が増してきています。

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  2025/11/08   animato

金管四重奏+ 3つの歌:モーリス・ラヴェル 1. ニコレット

金管四重奏+ 3つの歌:モーリス・ラヴェル 1. ニコレット
Trois Chansons 
1. Nicolette(Nicolet) 1. ニコレット
2. Trois beaux oiseaux du Paradis(Three lovely birds from Paradise) 2. 3羽の美しい極楽鳥
3. Ronde(Rondelay) 3. ロンド
M.Ravel

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tuba、Glock.です。
木管四重奏、サックス四重奏、クラリネット四重奏、金管四重奏版は発売中です。

色彩豊かなラヴェル作品をコンサートピースに、ぜひどうぞ。

金管四重奏+ 3つの歌:モーリス・ラヴェル 1. ニコレット
Trois Chansons 
1. Nicolette(Nicolet) 1. ニコレット
2. Trois beaux oiseaux du Paradis(Three lovely birds from Paradise) 2. 3羽の美しい極楽鳥
3. Ronde(Rondelay) 3. ロンド
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
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Trois Chansons、M 69は、モーリス・ラヴェルがアカペラ合唱団のために作曲したもので、彼自身が作詞しています。
ラヴェルは第一次世界大戦の勃発に応えて1914年12月に作曲を開始しました。そこで彼はフランスのために戦うために参加することを望んでいました。
彼は何ヶ月も待っている間、16世紀のフランスのシャンソンの伝統で3曲の歌詞と音楽を書き上げました。
彼は1915年に作品を完成させ、1916年にデュラン社によって出版されました。曲は1917年に初演され、
ルイ・オベールが指揮した合唱アンサンブルによって演奏されました。

ラヴェルは16世紀の伝統的なフランスのシャンソンを彷彿とさせるテキストと音楽で戦争に反応しました。
彼は人気のある古風な韻を用いて自分で歌詞を書きました。
彼は3曲を3人の人々に捧げ、「ニコレット」は軍隊に関係したトリスタン・クリングソールに、
「3羽の美しい極楽鳥」は数学者で社会主義の政治家であるポール・パンルヴェに捧げました。 
この作品は、音楽学者のマルセル・マルナットが作成したモーリス・ラヴェルの作品リストの第69番に登録されています。

3つの歌(シャンソン)はアカペラ合唱団のためのラヴェルの唯一の作曲です。
歌詞と音楽
3曲すべてに共通するテーマは喪失であり、ユーモアと皮肉が込められています。
「ニコレット」では、牧草地で花を摘む少女がオオカミとページから逃げ出しますが、銀を差し出す年配の紳士に純真さを奪われてしまいます。
「3羽の美しい楽園の鳥」では、愛する人が戦地にいる少女は、青、白、赤の鳥(フランスのナショナル・カラー)の贈り物を受け取り、彼が死んだことを理解するのです。 
「ロンド」では、若者は年配の男性と女性の警告に対する敬意の無さを表現しています。

歌詞はルネサンス音楽の雰囲気を思い起こさせ、プラーガルなリズムと古代のフレージングの変化を伴う同様に古風な音楽によって支えられており、
音楽と言葉に密接に関連しています。音楽はルネッサンスのシャンソンとマドリガーレを想起させます。

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  2025/11/07   animato

サックス四重奏 四声のガリアルド

サックス四重奏 四声のガリアルド
エドワード・ジョンソン
Gagliarda a4
Edward Johnson(作曲)/ William Byrd(編曲)

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。
クラリネット四重奏、木管四重奏、金管四重奏版は発売中です。

ヴァージナル楽派特有の芸術的完成度の魅力をぜひ味わってください。

サックス四重奏 四声のガリアルド
エドワード・ジョンソン
Gagliarda a4
Edward Johnson(作曲)/ William Byrd(編曲)

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1. Edward Johnsonについて
イングランドの作曲家・リュート奏者。Thomas MorleyやByrdと同時代に活動。
合唱曲・リュート音楽・舞曲を残している。
Byrdと同じく Elizabeth I時代の音楽文化圏に属し、互いに影響を及ぼし合った。

2. Byrdによる「set」の意味
「set by William Byrd」は、オリジナル素材(旋律や曲)を 鍵盤用に編曲・再構成したことを意味する。
当時は「consort曲」「声楽曲」「舞曲」を、オルガンやヴァージナル(家庭用鍵盤楽器)で弾けるようにするのが一般的。
Byrdは Johnsonの旋律や構造を尊重しつつ、自身の対位法技法で精緻化している。

3. 音楽的特徴
舞曲形式:3拍子系の活発な舞曲(ガリアルド)。
原曲の特徴:旋律や舞曲リズムはJohnsonに由来。

Byrdの寄与:
4声部を厳密に組み替え、模倣的処理を強化
和声進行を安定させ、鍵盤での響きを最適化。
舞踏的なシンプルさに「芸術的ポリフォニー」の要素を加えた。

4. 教育的要素
奏者にとっては:
ガリアルド特有の跳躍リズムを維持しながら、
声部独立性を表現する練習となる。
Johnsonの舞曲を通じて、Byrdがいかに「素材を芸術音楽へ昇華」したかを学べる。

5. 芸術的意義
Johnsonの世俗舞曲を、Byrdが鍵盤音楽の文脈に移植したことで、舞踏音楽と芸術的ポリフォニーの橋渡しとなった。
これにより、イングランド鍵盤音楽(ヴァージナル楽派)のレパートリーに組み込まれ、後世に伝わる形となった。
つまり、この作品は 共同的成果(Johnsonの旋律 × Byrdの技法) と言える。

まとめ
《Gagliarda a4, Edward Johnson》 は、Edward Johnson が作曲した舞曲を、William Byrd が鍵盤用に再構成(set)した作品。Johnsonのリズム感と旋律を活かしつつ、Byrdが対位法的技術で磨きをかけ、ヴァージナル楽派特有の芸術的完成度に高めています。

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  2025/11/06   animato

クラリネット五重奏 12のヴォランタリーから第9曲

クラリネット五重奏 12のヴォランタリーから第9曲
サミュエル・ウェズリー
12 Voluntaries, Op. 6
Wesley, Samuel

編成はCl.4本、Bs.Cl.です。
木管五重奏、サックス五重奏、金管五重奏版は発売中です。
イギリスの格式と感性を味わえる音楽を、ぜひお楽しみください。

クラリネット五重奏 12のヴォランタリーから第9曲
サミュエル・ウェズリー
12 Voluntaries, Op. 6
Wesley, Samuel

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サミュエル・ウェズリー作曲の「12 Voluntaries, Op. 6」は、オルガン演奏における重要な作品集の一つです。
1820年に作曲され、1822年に出版されました。全12曲からなり、自由な形式の前奏曲、ファンタジー、フーガなどの形式で作られています。

作品の特徴
ウェズリーの豊かな音楽性と高度な作曲技法が存分に発揮されており、オルガン音楽の様々な可能性を探求した作品集と言えます。
対位法、和声、リズム、音色など、様々な要素を用いて、表現豊かな音楽を作り上げています。
難易度が高く、演奏には高度な技巧と音楽性が要求されますが、同時に大きな音楽的喜びを与えてくれる作品です。

各曲の特徴
12 Voluntaries, Op. 6の各曲は、それぞれ異なる形式で作られており、様々な表情を見せてくれます。

第1曲: 堂々としたフーガ
第2曲: 優美なカノン
第3曲: 力強いト短調の前奏曲
第4曲: 華麗なロンド
第5曲: 哀愁漂うアダージョ
第6曲: 軽快なスケルツォ
第7曲: 荘厳なパッサカリア
第8曲: 明るい変ロ長調の前奏曲
第9曲: 瞑想的なト短調の前奏曲
第10曲: 華麗なフーガ
第11曲: 優美なカプリッチョ
第12曲: 力強いフィナーレ

演奏
「12 Voluntaries, Op. 6」は、多くのオルガニストによって演奏されています。
有名な演奏家には、ピーター・ハーヴェイ、フランク・ヴィーガント、ロビン・ラッセンなどがあります。

録音
「12 Voluntaries, Op. 6」の録音は多数存在します。
近年では、オルガンの新しい録音技術を用いた高音質な録音もリリースされています。

評価
「12 Voluntaries, Op. 6」は、オルガン音楽史における重要な作品として高く評価されています。
その豊かな音楽性、高度な作曲技法、そしてオルガンという楽器の可能性を最大限に引き出した表現力は、
多くのオルガニストや音楽愛好家を魅了し続けています。

日本での演奏
日本でも、多くのオルガニストによって「12 Voluntaries, Op. 6」が演奏されています。
近年では、オルガン演奏コンクールの課題曲としても取り上げられることがあります。

サミュエル・ウェズリー(1766年2月17日 - 1837年4月11日)は、19世紀イギリスのオルガニスト・作曲家です。

ウェズリーはロンドンで生まれ、父親のチャールズ・ウェズリーから音楽教育を受けました。
1789年から1837年まで、ロンドン各地の教会でオルガニストを務めました。

ウェズリーは、オルガン演奏家としてだけでなく、作曲家としても活躍しました。
オルガンのための作品を中心に、アンセム、合唱曲、室内楽など、様々な作品を残しています。

ウェズリーの作品は、豊かな旋律と高度な対位法技法によって特徴付けられます。
また、オルガンの音色を効果的に使った作品も多く、オルガン音楽の発展に大きく貢献しました。

代表作

12 Voluntaries, Op. 6
6 Fugues, Op. 7
Rejoice in the Lord, Op. 39
Watch with Me, Op. 47

同時代の作曲家との比較
1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (Ludwig van Beethoven)
時代背景: 古典派からロマン派への架け橋として位置づけられる。
スタイル: 力強い感情表現や革新的な形式が特徴。特に交響曲やピアノソナタでの革新が際立つ。
ウェスリーとの違い: ベートーヴェンはオーケストラ音楽や器楽曲での影響力が大きいのに対し、
ウェスリーは主にオルガン音楽や宗教音楽に焦点を当てている。

2. フランツ・シューベルト (Franz Schubert)
時代背景: ロマン派の初期に活動し、歌曲や室内楽で知られる。
スタイル: メロディの美しさと感情の深さが特徴。特に歌曲(リート)での表現力が高い。
ウェスリーとの違い: シューベルトは声楽作品に特化しており、オルガン音楽のような器楽的な作品は少ない。
ウェスリーは宗教的なテーマを持つオルガン音楽に特化している。

3. ロベルト・シューマン (Robert Schumann)
時代背景: ロマン派の作曲家で、特にピアノ音楽と歌曲に貢献。
スタイル: 感情的で個人的な表現が強く、音楽の中に詩的な要素を取り入れる。
ウェスリーとの違い: シューマンはピアノ曲や歌曲が中心で、オルガン音楽に特化した作品は少ない。
ウェスリーは教会音楽の伝統を重視している。

4. フェリックス・メンデルスゾーン (Felix Mendelssohn)
時代背景: ロマン派の作曲家で、オーケストラ音楽や宗教音楽でも知られる。
スタイル: 古典的な形式を重視しつつ、ロマン派的な感情を表現。
ウェスリーとの共通点: メンデルスゾーンも宗教音楽に力を入れており、オルガン作品も残しています。
ウェスリーと同じく、宗教的なテーマを持つ作品がある点で共通しています。

このように、サミュエル・ウェスリーは、19世紀初頭の音楽界において独自の位置を占めており、
特にオルガン音楽や宗教音楽に特化しています。
他の作曲家たちは、より広範なジャンルで活動しており、器楽曲や声楽曲において革新をもたらしました。
ウェスリーの作品は、宗教的なテーマやオルガン音楽の伝統を重視している点で、特異な存在と言えます。

ウェズリーは、イギリスのオルガン音楽史において重要な人物として評価されています。
その作品は、現代でも多くのオルガニストによって演奏されています。

日本では、ウェズリーの音楽はあまり知られていませんが、近年その評価が高まりつつあります。
近年では、オルガニストによる演奏会や、CDのリリースなどが行われています。
サミュエル・ウェズリーは、モーツァルトと同時代に活躍し、「イングランドのモーツァルト」と称賛されることもあります。

生い立ちと音楽教育
ウェズリーは、ブリストルで、著名なメソジスト牧師であり賛美歌作曲家であるチャールズ・ウェズリーの息子として生まれました。
祖父は詩人のサミュエル・ウェズリー、伯父はメソジスト教会の創設者であるジョン・ウェズリーです。

幼い頃から音楽的才能を発揮し、6歳でオルガン演奏を始めました。
10代前半にはロンドンに移住し、作曲家兼オルガニストのトマス・アーネスト・アトウッドに師事しました。

音楽活動
ウェズリーは、ロンドン、ブリストル、グラスゴーなどの主要都市でオルガニストとして活躍しました。
また、数多くの合唱曲、オルガン曲、ピアノ曲、室内楽などを作曲しました。

彼の作品は、古典的な形式とロマン派的な感性を融合させた独自のスタイルで知られています。
特に、オルガン曲には高い評価を得ており、今日でも演奏され続けています。

ウェズリーとモーツァルト
ウェズリーは、モーツァルトの音楽を深く愛しており、その影響を強く受けています。
彼の作品には、モーツァルトの音楽に通じるメロディーの美しさや形式的な完成度が見られます。
また、ウェズリーはモーツァルトのピアノソナタの編曲なども行っています。

晩年
ウェズリーは晩年、精神的な病気を患い、音楽活動から遠ざかりました。
1837年、ロンドンで61歳で亡くなりました。

ウェズリーの音楽的遺産
ウェズリーは、イギリス音楽史における重要な人物であり、その作品は今日でも高く評価されています。
特に、オルガン音楽は、イギリスのオルガン演奏の伝統に大きな影響を与えました。

ヴォランタリー(Voluntary)は、オルガン演奏における自由な形式の作品です。
特定の礼拝の儀式に関連付けられることなく、演奏者の任意で演奏されるのが一般的です。

ヴォランタリーの起源は16世紀イングランドに遡ります。当初は、礼拝の開始前や終了後に演奏される短い即興演奏でした。
その後、徐々に形式化され、作曲されたヴォランタリーも登場するようになりました。

ヴォランタリーには、特定の形式はありません。
前奏曲、フーガ、ファンタジー、コラール前奏曲など、様々な形式の作品がヴォランタリーとして演奏されます。

ヴォランタリーは、オルガニストの技量を披露する場としてだけでなく、礼拝堂の雰囲気を盛り上げたり、
聴衆の祈りを深めたりする役割も担っています。

代表的な作曲家

ヴォランタリーを代表する作曲家には、以下のような人物がいます。
ディートリヒ・ブクステフーデ:ドイツのバロック時代の作曲家。華やかで技巧的なヴォランタリーで知られています。
ヨハン・セバスチャン・バッハ:ドイツのバロック時代の作曲家。深みのある音楽性と高度な作曲技法を駆使したヴォランタリーを残しています。
ウィリアム・ボイス:イギリスのバロック時代の作曲家。優美で洗練されたヴォランタリーで知られています。
フェリックス・メンデルスゾーン:ドイツのロマン派時代の作曲家。ドラマティックで表現豊かなヴォランタリーを残しています。
シャルル=ヴィドール:フランスのロマン派時代の作曲家。瞑想的で詩情豊かなヴォランタリーで知られています。

現代におけるヴォランタリー
現代でも、多くの作曲家がヴォランタリーを作曲しています。
また、オルガニストによる即興演奏も盛んに行われています。

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  2025/11/05   animato

金管四重奏 オーヴァーチュア組曲 ホ短調から 7 クーラント 8 ガヴォット

金管四重奏 オーヴァーチュア組曲 ホ短調から 7 クーラント 8 ガヴォット
ヨハン・ベルンハルト・バッハ
Ouverture-Suite in e Moll 
(D-B Mus. ms. Bach P 291, Faszikel 8)
7 Courante 8 Gavotte

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
サックス四重奏、木管四重奏、クラリネット四重奏版は発売中です。

バッハ一族の多様さと魅力をぜひ味わってください。

金管四重奏 オーヴァーチュア組曲 ホ短調から 7 クーラント 8 ガヴォット
ヨハン・ベルンハルト・バッハ
Ouverture-Suite in e Moll 
(D-B Mus. ms. Bach P 291, Faszikel 8)
7 Courante 8 Gavotte

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概要
「Ouverture-Suite in e Moll」は、Johann Bernhard Bach(1685-1749)によって作曲された作品です。
彼はヨハン・セバスティアン・バッハのいとこであり、バロック音楽の作曲家として知られています。
この作品は、ドイツのバッハ研究所に保管されている楽譜に収められています。

音楽的特徴
形式: この作品は、オーヴァーチュア(序曲)形式から始まり、その後に続く舞曲のセクションが特徴的です。
一般的には、オーヴァーチュアの後にサラバンドやガヴォットなどの舞曲が続きます。

調性: eマイナー(e Moll)は、作品に深い感情やドラマを与えています。
マイナー調は、特にバロック音楽において感情表現において重要な役割を果たします。

メロディーとハーモニー: Johann Bernhard Bachの作品には、流れるようなメロディーと豊かなハーモニーが見られます。
彼の対位法的手法が用いられ、各楽器のパートが巧妙に絡み合っています。

この作品は、バロック時代の典型的なオーヴァーチュア・スイートであり、各楽章は異なる舞曲形式を持っています。
1. Ouverture
特徴: 序曲は、通常、作品全体のテーマを提示し、聴衆の注意を引く役割を果たします。
この楽章は、重厚で荘厳な雰囲気を持ち、しばしばフランス風のスタイルが取り入れられています。
遅い部分と速い部分が交互に現れ、ドラマチックな展開を見せます。

2. Air
特徴: この楽章は、メロディックで流れるような旋律が特徴的です。
感情豊かな表現が求められ、しばしば弦楽器や木管楽器によって演奏されます。
バロック音楽の「アリア」として、歌うような旋律が際立っています。

3. Les Plaisirs
特徴: 「楽しみ」という意味のこの楽章は、軽快で陽気な雰囲気を持っています。
リズミカルで活発な動きがあり、聴衆に楽しさを提供します。
しばしば、舞踏的な要素が強調され、ダンスのような感覚が漂います。

4. Menuet I & II
特徴: メヌエットは、典型的なバロック時代の舞曲で、優雅なリズムが特徴です。
第1メヌエット(Menuet I)は、しばしば華やかで装飾的な要素を持ち、
第2メヌエット(Menuet II)は、通常、少し異なるテーマや雰囲気を持つことが多いです。
これら2つのメヌエットは、舞踏のリズムを強調し、聴衆を楽しませます。

5. Air (2)
特徴: 2つ目の「エア」は、最初のものと同様に歌うような旋律を持っていますが、
異なるハーモニーや表現が用いられることがあります。
感情の深さやドラマが強調され、音楽の流れの中で重要な役割を果たします。

6. Rigaudon
特徴: リゴードンは、フランスの伝統的な舞曲で、活発で軽快なリズムが特徴です。
この楽章は、しばしば対話的な要素を持ち、楽器同士の掛け合いが楽しめます。
ダンスのような動きが強調され、聴衆を引き込む魅力があります。

7. Courante
特徴: クーランテは、速いテンポの舞曲で、しばしば三連符が使われます。
この楽章は、流れるような動きと複雑なリズムが特徴で、バロック音楽の中でも非常に人気のある形式です。
ダイナミックな展開が聴衆を魅了します。

8. Gavotte
特徴: ガヴォットは、2拍子の舞曲で、しばしば軽快でリズミカルな要素が強調されます。
この楽章は、しばしば楽器間の対話や掛け合いが見られ、聴衆を楽しませるための工夫が凝らされています。
ガヴォットは、バロック音楽の中でも特に愛されている舞曲形式の一つです。

「Ouverture-Suite in e Moll」は、各楽章が異なる舞曲形式を持ち、バロック音楽の多様性を示しています。
これらの楽章は、聴衆にさまざまな感情や雰囲気を提供し、Johann Bernhard Bachの音楽的才能を際立たせています。

歴史的背景
Johann Bernhard Bachは、バッハ家の一員として、バロック音楽の発展に寄与しました。
彼の作品は、当時の音楽スタイルを反映しており、特にオーヴァーチュアや組曲の形式が人気を博していました。

評価と影響
このオーヴァーチュア・スイートは、バロック音楽の魅力を持ち、多くの演奏者に愛されています。
彼の作品は、バッハ家の音楽的伝統を受け継ぎつつ、独自のスタイルを確立しています。

結論
「Ouverture-Suite in e Moll」は、Johann Bernhard Bachの優れた作品であり、
その豊かなメロディーと複雑なハーモニーは、聴く人々に深い感動を与えます。
この作品は、バロック音楽の多様性と技術的な精巧さを示す重要な一例です。

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  2025/11/04   animato

木管五重奏 6つの小品 Op.38から6.行進曲

木管五重奏 6つの小品 Op.38から6.行進曲
ルフェブール=ヴェリー
6 Organ Pieces, Op.38-6. Marche
Lefébure-Wély, Louis James Alfred
(3 Marches & 3 Élévations)

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
サックス五重奏、クラリネット五重奏、金管五重奏版は発売中です。

フランス・ロマン派の作品を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

木管五重奏 6つの小品 Op.38から6.行進曲
ルフェブール=ヴェリー
6 Organ Pieces, Op.38-6. Marche
Lefébure-Wély, Louis James Alfred
(3 Marches & 3 Élévations)

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
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フランス・ロマン派の作品を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

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ルイ・ジェームズ・アルフレッド・ルフェブール=ヴェリー(Louis James Alfred Lefébure-Wély)の作品38は、
6つのオルガン曲からなる組曲です。この組曲は、「3つの行進曲」と「3つのエレヴァシオン」から構成されています。

1. マーチ(C長調)Marche (C major)

調性とリズム:C長調で書かれており、行進曲の特徴的なリズムが際立っています。明るく、軽快な曲調が特徴です。
テーマと変奏:簡潔ながらも活気に満ちたメロディが特徴であり、テーマが提示された後に短い変奏が展開されることが一般的です。
変奏部では、メロディの装飾やリズムの変化が見られます。
オルガンの響き:オルガンの管音やストップを用いて、明るく華やかな響きが楽しめます。

2. エレヴァシオン(E長調)Élévation (E major)

調性と雰囲気:E長調で書かれており、荘厳で神聖な雰囲気が漂います。
エレヴァシオンは、聖体拝領の際に演奏される静かで祈りに満ちた曲です。
テンポと表現:ゆっくりとしたテンポで演奏され、美しい旋律が静かに響きます。表現力豊かな演奏が求められます。

3. エレヴァシオン(A♭長調)Élévation (A♭ major)

調性と感情:A♭長調で書かれています。前のエレヴァシオンと同様に、静かで神聖な雰囲気が特徴ですが、
異なる旋律と和音進行が展開されます。
メロディと和声:美しい旋律が静かに奏でられ、和声の変化が豊かな表現を生み出します。

4. 軍隊行進曲(F長調)Marche militaire (F major)

この楽章は、F長調で書かれています。マーチの形式に則っており、明るく躍動感のある曲想が特徴です。
ルフェブール=ヴェリーのオルガン曲の中でも、特にこのマーチは人気があります。
調性とリズム:F長調の明るい調子で開始し、マーチの特有のリズムが続きます。
このリズムは、行進をイメージさせる活気に満ちたものです。
テンポと動き:一般的なマーチのテンポで演奏され、リズミカルかつ活気に満ちています。
演奏者は安定感のあるリズムを保ちながら、力強く曲を進めていきます。
テーマと変奏:独自の主題が提示され、その後、様々な変奏が展開されます。
変奏部では、リズムや和音の変化を通じて興味深い展開が行われます。
このマーチは、ルフェブール=ヴェリーのオルガン曲の中でも重要な位置を占めており、
そのエネルギッシュな雰囲気と技巧的な作曲技法によって知られています。

5. エレヴァシオン(B♭長調)5. Élévation (B♭ major)
調性と表現:B♭長調で書かれており、神聖な雰囲気が漂います。
前のエレヴァシオンと同様に、静かながらも感情豊かな旋律が特徴です。
テンポと表現:ゆっくりとしたテンポで演奏され、静かな響きが聴衆を包み込みます。

6. マーチ(F長調)Marche (F major)
この楽章についても既に解説済みですので、省略します。
これらの楽章は、それぞれ独自の魅力と表現を持ち、組曲全体として多様な音楽的体験を提供します。

●ルイ・ジェームズ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリー (1817年11月13日 - 1869年6月30日) は、
19世紀フランスのオルガン奏者、作曲家です。即興演奏の名手として知られ、数多くのオルガン曲を作曲しました。

初期の経歴
ルフェビュール=ヴェリーは、パリで生まれました。幼い頃から音楽に興味を持ち、ピアノとオルガンを学びました。
1836年、パリ音楽院に入学し、オルガンをルイ・ジメに、作曲をジョゼフ・オーギュスト・ダンジューに師事しました。

演奏家としての活動
1841年、ルフェビュール=ヴェリーはサン=ロッシュ教会のオルガニストに就任しました。
彼は、この教会でオルガン演奏の才能を発揮し、多くの聴衆を魅了しました。

1846年、ルフェビュール=ヴェリーはマドレーヌ教会のオルガニストに就任しました。
彼は、この教会でもオルガン演奏の才能を発揮し、さらに名声を高めました。

作曲家としての活動
ルフェビュール=ヴェリーは、数多くのオルガン曲を作曲しました。
彼の作品は、即興演奏的な性格とロマンティックな旋律が特徴です。
代表作には、「6つの小品」、「交響曲ト短調」、「幻想曲とフーガ」などがあります。

晩年
ルフェビュール=ヴェリーは、1869年にパリで亡くなりました。享年51歳。

ルフェビュール=ヴェリーの評価
ルフェビュール=ヴェリーは、19世紀フランスを代表するオルガン奏者、作曲家です。
彼は、即興演奏の名手として知られ、数多くのオルガン曲を作曲しました。
彼の作品は、今日でも多くのオルガニストによって演奏されています。

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  2025/11/03   animato

サックス六重奏 メラリィ・マイ・ラヴ・アンド・アイ

サックス六重奏 メラリィ・マイ・ラヴ・アンド・アイ
トーマス・ベイトソン
Merrily my love and I
Thomas Bateson

編成はソプラノ、アルト2本、テナー2本、バリトンです。
金管六重奏、木管六重奏、クラリネット六重奏版は発売中です。

キリスト教の宗教音楽に属さない美しい世俗音楽をぜひ味わってください。

サックス六重奏 メラリィ・マイ・ラヴ・アンド・アイ
トーマス・ベイトソン
Merrily my love and I
Thomas Bateson

編成はソプラノ、アルト2本、テナー2本、バリトンです。
金管六重奏、木管六重奏、クラリネット六重奏版は発売中です。

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https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

「Merrily my love and I」は、トーマス・ベイトソン (Thomas Bateson) が作曲したマドリガルの一つです。

この曲は、彼の最初のマドリガル集である「The First Set of English Madrigales to 3, 4, 5 and 6 Voices」に1604年に収録されています。

「Merrily my love and I」について
このマドリガルは、通常5声(SATTB、ソプラノ、アルト、テノール2、バスなど、またはSATBB)のために書かれています。

歌詞の内容:
タイトルにある通り、「Merrily my love and I」(陽気に、私の愛する人と私)というフレーズが示すように、この曲は恋人たちと自然の中での喜び、楽しさを歌っています。特定の場所や出来事を具体的に描写するよりも、幸福感や牧歌的な雰囲気を伝えることに重点が置かれています。愛する人との間に流れる穏やかで楽しい時間、そしてそれを祝福するような自然の情景が描かれていると考えられます。
当時のマドリガルは、恋愛や自然、友情などのテーマが多く、「merrily my love and I」 はまさに恋愛の幸福感を表す典型的な詩句です。

音楽的な特徴:
明るく、軽快なテンポ: 「Merrily」(陽気に)という言葉が示唆するように、全体的に明るく、流れるようなテンポ感で書かれています。
活発な動き: 各声部が生き生きと動き、互いに模倣し合ったり、短いフレーズを交わしたりすることで、楽しげな雰囲気を醸し出します。
心地よいハーモニー: ベイトソンらしい、豊かで滑らかなハーモニーが特徴です。5つの声部が織りなすサウンドは、清らかでありながらも奥深さを感じさせます。
ワードペインティング: 他のマドリガルと同様に、歌詞の言葉や感情を音楽で表現するワードペインティングが随所にみられます。「Merrily」のような言葉には、軽快なリズムや上昇するメロディがつけられることがあります。また、愛や喜びを表現する箇所では、より充実した和音や柔らかな響きが用いられるでしょう。
親しみやすいメロディライン: ルネサンス期の多声楽曲としては比較的親しみやすく、耳に残るようなメロディラインが特徴です。
「Merrily my love and I」は、トーマス・ベイトソンの初期のマドリガル作品群の中でも、特に幸福感と軽やかさに満ちた一曲として知られています。ルネサンス・マドリガルの持つ牧歌的で甘美な魅力を存分に味わえる作品と言えるでしょう。
●トーマス・ベイトソン (Thomas Bateson, c. 1570 – 1630) という、イングランドとアイルランドで活躍したルネサンス後期から初期バロックにかけての作曲家がいます。彼は特にマドリガル(Madrigal)の作曲で知られています。

トーマス・ベイトソンは、2つのマドリガル集を出版しました。

"The First Set of English Madrigales to 3, 4, 5 and 6 Voices" (1604年)
"Second Set of Madrigals in 3, 4, 5 & 6 parts" (1618年)

トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」について
トーマス・ベイトソンのマドリガルは、当時のイギリス・マドリガル楽派の優れた例として評価されています。彼の作品は、イタリアのマドリガルの影響を受けつつも、英語の詩に合わせた独特の表現や、緻密なポリフォニー(多声)が特徴です。

「Madrigali a6」として具体的に作品を挙げるならば、彼のマドリガル集には例えば以下のような6声のマドリガルが含まれています。

"Ah, Cupid, grant" (ああ、キューピッドよ、与え給え) - 彼の初期の作品の一つで、情熱的なテキストと豊かな和声が特徴です。
"Her hair the net of golden wire" (彼女の髪は金糸の網) - 愛の苦悩を歌ったもので、声部の絡みが美しい作品です。
"Fond love is blind" (盲目の恋は) - 視覚的なイメージと音楽的な表現が結びついた、典型的なマドリガルの特徴を持つ作品です。
"When Oriana walk'd to take the air" (オリアーナが散歩に出かけた時) - これは、エリザベス1世を称えるマドリガル集『トリウムフズ・オブ・オリアーナ (The Triumphs of Oriana)』のために書かれたものですが、実際にそのコレクションには採用されなかった作品です。
マドリガルの特徴
マドリガルは、16世紀のイタリアで発展し、後にイギリスにも伝わった無伴奏の多声世俗声楽曲です。

歌詞: 通常、恋愛や牧歌的なテーマを扱った詩が用いられます。
声部: 3声から6声(またはそれ以上)で構成され、各声部が独立した旋律線を持ちながらも、全体として複雑で豊かなハーモニーを形成します。
ワードペインティング: 歌詞の内容を音楽で描写する「ワードペインティング(Madrigalism)」が多用されます。例えば、「昇る」という歌詞があれば音程が上がったり、「ため息」という歌詞には不協和音や休符が使われたりします。
感情表現: 詩の感情を深く掘り下げ、音楽によって表現しようとする点が特徴です。
トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」も、これらのマドリガルの特徴を色濃く反映しており、ルネサンス音楽の豊かな響きと感情表現を楽しむことができる作品群です。

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  2025/11/02   animato

クラリネット四重奏 水上の音楽(Water Music)から5.エアー

クラリネット四重奏 水上の音楽(Water Music)から5.エアー
G.F.ヘンデル
5.Air from Water Music
G.F.Handel

「エアー」は第1組曲の第5曲です。
編成はCl.3本、Bs.Cl.です。
サックス四重奏、木管四重奏、金管四重奏版は発売中です。

クラリネット四重奏 水上の音楽(Water Music)から5.エアー
G.F.ヘンデル
5.Air from Water Music
G.F.Handel

「エアー」は第1組曲の第5曲です。
編成はCl.3本、Bs.Cl.です。
サックス四重奏、木管四重奏、金管四重奏版は発売中です。

ゆったりとした癒しの雰囲気をもったヘンデルの響きをお楽しみください。

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水上の音楽(Water Music)は、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが1715年から
17年頃にかけて作曲した管弦楽曲集です。
ヘンデルは大バッハと並んでバロック時代を代表する作曲家です。
ホルンやトランペットが多用されている華やかで、野外で鳴り響く壮麗な音楽です。

水上の音楽は弦楽合奏とオーボエ、ホルン、トランペット、フルート、リコーダーなどからなる管弦楽編成。
フランス風序曲形式による序曲と、舞曲形式を主とする小曲数曲の楽章からなり、
管弦楽組曲のジャンルに属します。今日ではヘンデルの代表的な管弦楽作品の一つとして知られています。 

ヘンデルは、ドイツのハノーファー選帝侯の宮廷楽長の地位にありながら、
帰国命令に従わず外遊先のロンドンに定住していました。ところが、
1714年にそのハノーファー選帝侯がイギリス王ジョージ1世として迎えられることになりました。
この曲は、ヘンデルが王との和解を図るため、1715年のテムズ川での王の舟遊びの際に演奏したという
伝説が残されていますが、真偽のほどは定かではありません。
いかにも "国王の舟遊びのための華やかな音楽" といった、喜ばしく祝賀気分に溢れた
 "18世紀、栄光の大英帝国" を偲ばせる曲です。
国王 ジョージ1世の不興を買っていた ヘンデルがこの曲で元の地位と元の倍の俸給を取り戻したという有名な逸話がありますが、
このような曲で 讃えられた、あるいは
装飾された国王が喜ばない分けはないと納得させられるものがあります。 

『水上の音楽』はG線上のアリアを含むバッハのフランス風序曲と同じ管弦楽組曲で、
3つの組曲があります。第1番ヘ長調、第2番ニ長調、第3番ト長調があります。
結婚式でよく使われるのは、トランペットが使われ、最も華やかな組曲第2番の第2曲、『アラ・ホーンパイプ』です。
華やかな祭典を盛り上げることは、ヘンデルの十八番だったようです。

    第1組曲 ヘ長調 HWV 348(9曲) オーボエ、ホルン主体
        第1曲「序曲(ラルゴ - アレグロ)」
        第2曲「アダージョ・エ・スタッカート」
        第3曲「(アレグロ) - アンダンテ - (アレグロ)」
        第4曲「メヌエット」
        第5曲「エアー」
        第6曲「メヌエット」
        第7曲「ブーレ」
        第8曲「ホーンパイプ」
        第9曲(アンダンテ)
    第2組曲 ニ長調 HWV 349(5曲) トランペット主体
        第1曲(序曲)
        第2曲「アラ・ホーンパイプ」…全曲の中で最も紹介される機会の多い曲
        第3曲「ラントマン」
        第4曲「ブーレ」
        第5曲「メヌエット」

    第3組曲 ト長調 HWV 350(5曲) フルート、リコーダー主体
        第1曲(メヌエット)
        第2曲「リゴードン」
        第3曲「メヌエット」
        第4曲(アンダンテ)
        第5曲「カントリーダンスI・II」

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  2025/11/01   animato