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2025年11月

クラリネット五重奏 6つの小品 Op.38から6.行進曲

クラリネット五重奏 6つの小品 Op.38から6.行進曲
ルフェブール=ヴェリー
6 Organ Pieces, Op.38-6. Marche
Lefébure-Wély, Louis James Alfred
(3 Marches & 3 Élévations)

編成はCl.4本、Bs,Cl.です。
サックス五重奏、木管五重奏、金管五重奏版は発売中です。

フランス・ロマン派の作品を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

クラリネット五重奏 6つの小品 Op.38から6.行進曲
ルフェブール=ヴェリー
6 Organ Pieces, Op.38-6. Marche
Lefébure-Wély, Louis James Alfred
(3 Marches & 3 Élévations)

編成はCl.4本、Bs,Cl.です。
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Youtubeチャンネル
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

ルイ・ジェームズ・アルフレッド・ルフェブール=ヴェリー(Louis James Alfred Lefébure-Wély)の作品38は、
6つのオルガン曲からなる組曲です。この組曲は、「3つの行進曲」と「3つのエレヴァシオン」から構成されています。

1. マーチ(C長調)Marche (C major)

調性とリズム:C長調で書かれており、行進曲の特徴的なリズムが際立っています。明るく、軽快な曲調が特徴です。
テーマと変奏:簡潔ながらも活気に満ちたメロディが特徴であり、テーマが提示された後に短い変奏が展開されることが一般的です。
変奏部では、メロディの装飾やリズムの変化が見られます。
オルガンの響き:オルガンの管音やストップを用いて、明るく華やかな響きが楽しめます。

2. エレヴァシオン(E長調)Élévation (E major)

調性と雰囲気:E長調で書かれており、荘厳で神聖な雰囲気が漂います。
エレヴァシオンは、聖体拝領の際に演奏される静かで祈りに満ちた曲です。
テンポと表現:ゆっくりとしたテンポで演奏され、美しい旋律が静かに響きます。表現力豊かな演奏が求められます。

3. エレヴァシオン(A♭長調)Élévation (A♭ major)

調性と感情:A♭長調で書かれています。前のエレヴァシオンと同様に、静かで神聖な雰囲気が特徴ですが、
異なる旋律と和音進行が展開されます。
メロディと和声:美しい旋律が静かに奏でられ、和声の変化が豊かな表現を生み出します。

4. 軍隊行進曲(F長調)Marche militaire (F major)

この楽章は、F長調で書かれています。マーチの形式に則っており、明るく躍動感のある曲想が特徴です。
ルフェブール=ヴェリーのオルガン曲の中でも、特にこのマーチは人気があります。
調性とリズム:F長調の明るい調子で開始し、マーチの特有のリズムが続きます。
このリズムは、行進をイメージさせる活気に満ちたものです。
テンポと動き:一般的なマーチのテンポで演奏され、リズミカルかつ活気に満ちています。
演奏者は安定感のあるリズムを保ちながら、力強く曲を進めていきます。
テーマと変奏:独自の主題が提示され、その後、様々な変奏が展開されます。
変奏部では、リズムや和音の変化を通じて興味深い展開が行われます。
このマーチは、ルフェブール=ヴェリーのオルガン曲の中でも重要な位置を占めており、
そのエネルギッシュな雰囲気と技巧的な作曲技法によって知られています。

5. エレヴァシオン(B♭長調)5. Élévation (B♭ major)
調性と表現:B♭長調で書かれており、神聖な雰囲気が漂います。
前のエレヴァシオンと同様に、静かながらも感情豊かな旋律が特徴です。
テンポと表現:ゆっくりとしたテンポで演奏され、静かな響きが聴衆を包み込みます。

6. マーチ(F長調)Marche (F major)
この楽章についても既に解説済みですので、省略します。
これらの楽章は、それぞれ独自の魅力と表現を持ち、組曲全体として多様な音楽的体験を提供します。

●ルイ・ジェームズ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリー (1817年11月13日 - 1869年6月30日) は、
19世紀フランスのオルガン奏者、作曲家です。即興演奏の名手として知られ、数多くのオルガン曲を作曲しました。

初期の経歴
ルフェビュール=ヴェリーは、パリで生まれました。幼い頃から音楽に興味を持ち、ピアノとオルガンを学びました。
1836年、パリ音楽院に入学し、オルガンをルイ・ジメに、作曲をジョゼフ・オーギュスト・ダンジューに師事しました。

演奏家としての活動
1841年、ルフェビュール=ヴェリーはサン=ロッシュ教会のオルガニストに就任しました。
彼は、この教会でオルガン演奏の才能を発揮し、多くの聴衆を魅了しました。

1846年、ルフェビュール=ヴェリーはマドレーヌ教会のオルガニストに就任しました。
彼は、この教会でもオルガン演奏の才能を発揮し、さらに名声を高めました。

作曲家としての活動
ルフェビュール=ヴェリーは、数多くのオルガン曲を作曲しました。
彼の作品は、即興演奏的な性格とロマンティックな旋律が特徴です。
代表作には、「6つの小品」、「交響曲ト短調」、「幻想曲とフーガ」などがあります。

晩年
ルフェビュール=ヴェリーは、1869年にパリで亡くなりました。享年51歳。

ルフェビュール=ヴェリーの評価
ルフェビュール=ヴェリーは、19世紀フランスを代表するオルガン奏者、作曲家です。
彼は、即興演奏の名手として知られ、数多くのオルガン曲を作曲しました。
彼の作品は、今日でも多くのオルガニストによって演奏されています。

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  2025/11/20   animato

サックス四重奏 オーヴァーチュア組曲 ホ短調から 7 クーラント 8 ガヴォット

サックス四重奏 オーヴァーチュア組曲 ホ短調から 7 クーラント 8 ガヴォット
ヨハン・ベルンハルト・バッハ
Ouverture-Suite in e Moll 
(D-B Mus. ms. Bach P 291, Faszikel 8)
7 Courante 8 Gavotte

編成はソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。
クラリネット四重奏、木管四重奏、金管四重奏版は発売中です。

バッハ一族の多様さと魅力をぜひ味わってください。

サックス四重奏 オーヴァーチュア組曲 ホ短調から 7 クーラント 8 ガヴォット
ヨハン・ベルンハルト・バッハ
Ouverture-Suite in e Moll 
(D-B Mus. ms. Bach P 291, Faszikel 8)
7 Courante 8 Gavotte

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概要
「Ouverture-Suite in e Moll」は、Johann Bernhard Bach(1685-1749)によって作曲された作品です。
彼はヨハン・セバスティアン・バッハのいとこであり、バロック音楽の作曲家として知られています。
この作品は、ドイツのバッハ研究所に保管されている楽譜に収められています。

音楽的特徴
形式: この作品は、オーヴァーチュア(序曲)形式から始まり、その後に続く舞曲のセクションが特徴的です。
一般的には、オーヴァーチュアの後にサラバンドやガヴォットなどの舞曲が続きます。

調性: eマイナー(e Moll)は、作品に深い感情やドラマを与えています。
マイナー調は、特にバロック音楽において感情表現において重要な役割を果たします。

メロディーとハーモニー: Johann Bernhard Bachの作品には、流れるようなメロディーと豊かなハーモニーが見られます。
彼の対位法的手法が用いられ、各楽器のパートが巧妙に絡み合っています。

この作品は、バロック時代の典型的なオーヴァーチュア・スイートであり、各楽章は異なる舞曲形式を持っています。
1. Ouverture
特徴: 序曲は、通常、作品全体のテーマを提示し、聴衆の注意を引く役割を果たします。
この楽章は、重厚で荘厳な雰囲気を持ち、しばしばフランス風のスタイルが取り入れられています。
遅い部分と速い部分が交互に現れ、ドラマチックな展開を見せます。

2. Air
特徴: この楽章は、メロディックで流れるような旋律が特徴的です。
感情豊かな表現が求められ、しばしば弦楽器や木管楽器によって演奏されます。
バロック音楽の「アリア」として、歌うような旋律が際立っています。

3. Les Plaisirs
特徴: 「楽しみ」という意味のこの楽章は、軽快で陽気な雰囲気を持っています。
リズミカルで活発な動きがあり、聴衆に楽しさを提供します。
しばしば、舞踏的な要素が強調され、ダンスのような感覚が漂います。

4. Menuet I & II
特徴: メヌエットは、典型的なバロック時代の舞曲で、優雅なリズムが特徴です。
第1メヌエット(Menuet I)は、しばしば華やかで装飾的な要素を持ち、
第2メヌエット(Menuet II)は、通常、少し異なるテーマや雰囲気を持つことが多いです。
これら2つのメヌエットは、舞踏のリズムを強調し、聴衆を楽しませます。

5. Air (2)
特徴: 2つ目の「エア」は、最初のものと同様に歌うような旋律を持っていますが、
異なるハーモニーや表現が用いられることがあります。
感情の深さやドラマが強調され、音楽の流れの中で重要な役割を果たします。

6. Rigaudon
特徴: リゴードンは、フランスの伝統的な舞曲で、活発で軽快なリズムが特徴です。
この楽章は、しばしば対話的な要素を持ち、楽器同士の掛け合いが楽しめます。
ダンスのような動きが強調され、聴衆を引き込む魅力があります。

7. Courante
特徴: クーランテは、速いテンポの舞曲で、しばしば三連符が使われます。
この楽章は、流れるような動きと複雑なリズムが特徴で、バロック音楽の中でも非常に人気のある形式です。
ダイナミックな展開が聴衆を魅了します。

8. Gavotte
特徴: ガヴォットは、2拍子の舞曲で、しばしば軽快でリズミカルな要素が強調されます。
この楽章は、しばしば楽器間の対話や掛け合いが見られ、聴衆を楽しませるための工夫が凝らされています。
ガヴォットは、バロック音楽の中でも特に愛されている舞曲形式の一つです。

「Ouverture-Suite in e Moll」は、各楽章が異なる舞曲形式を持ち、バロック音楽の多様性を示しています。
これらの楽章は、聴衆にさまざまな感情や雰囲気を提供し、Johann Bernhard Bachの音楽的才能を際立たせています。

歴史的背景
Johann Bernhard Bachは、バッハ家の一員として、バロック音楽の発展に寄与しました。
彼の作品は、当時の音楽スタイルを反映しており、特にオーヴァーチュアや組曲の形式が人気を博していました。

評価と影響
このオーヴァーチュア・スイートは、バロック音楽の魅力を持ち、多くの演奏者に愛されています。
彼の作品は、バッハ家の音楽的伝統を受け継ぎつつ、独自のスタイルを確立しています。

結論
「Ouverture-Suite in e Moll」は、Johann Bernhard Bachの優れた作品であり、
その豊かなメロディーと複雑なハーモニーは、聴く人々に深い感動を与えます。
この作品は、バロック音楽の多様性と技術的な精巧さを示す重要な一例です。

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  2025/11/19   animato

木管五重奏 5声のパヴァーヌ 第4番

木管五重奏 5声のパヴァーヌ 第4番
アルフォンソ・フェッラボスコ 2世
Pavan à5 No.4
Alfonso Ferrabosco II(c.1575–1628)

編成はフルート、オーボエ、クラリネット2本、ファゴットです。
サックス五重奏、クラリネット五重奏、金管五重奏版は発売中です。

イギリス宮廷を彩った名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

木管五重奏 5声のパヴァーヌ 第4番
アルフォンソ・フェッラボスコ 2世
Pavan à5 No.4
Alfonso Ferrabosco II(c.1575–1628)

編成はフルート、オーボエ、クラリネット2本、ファゴットです。
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1. 背景と作曲者
フェッラボスコ2世は、エリザベス朝後期からジェイムズ1世時代にかけて活躍したイングランド宮廷の音楽家。
父 Alfonso Ferrabosco I はイタリア出身でイングランドに移住し、対位法やマドリガーレ様式をイングランドにもたらしました。
息子である2世は、特に ヴァイオル・コンソートのためのパヴァーヌ で高く評価され、技巧的かつ教育的な要素を含む作品を残しました。

1. 作品の背景
フェッラボスコ2世は、ヴァイオル・コンソート(viol consort) のためのパヴァーヌを多数作曲し、その緻密な対位法と簡素な素材の展開で高く評価されました。
No.4 は、5声の合奏(à5) によるパヴァーヌの一つで、他の「Four-note Pavan」や「Seven-note Pavan」と同様、動機的統一を重視した作品です。
イングランド宮廷で演奏され、教育的な要素も強く、ヴァイオル奏者のアンサンブル訓練にも用いられたと考えられます。

2. 編成と形式
編成:ヴァイオル属による5声。通常は treble, alto, two tenors, bass viol。
形式:パヴァーヌ特有の 三部構造 AABBCC。
各部はリピートを伴い、荘重な雰囲気を保ちます。
舞踏曲というよりも、瞑想的な芸術作品として聴かれることが多い。

3. 音楽的特徴
主題素材
No.4 では、先行する「4音」「7音」のパヴァーヌと異なり、明確な数音列に制限されず、より自由な旋律素材が用いられています。
主題は流麗で長め、各声部で模倣的に提示されます。

対位法の技法
主題は5声部に分散して現れ、模倣連鎖(imitative entries) を形成。
声部の扱いは対等で、ポリフォニーとしての密度が高い。

和声と響き
モード的な響きを保持しつつ、終止形(カデンツ) で調性感を強調。
ルネサンスの厳格なポリフォニーと、初期バロック的な和声感覚が共存しています。

表現の性格
「Four-note」や「Seven-note」よりも 旋律的・歌謡的な性格 が強く、荘重さの中に抒情性を感じさせます。
合奏すると、音の層が重なりあう 濃密で柔らかな響き が生まれます。

4. 意義と位置付け
No.1〜No.3 が「特定の音数動機」に基づく教育的な作品であるのに対し、
No.4 はより音楽的・芸術的な完成度を目指したパヴァーヌ と評価されます
フェッラボスコ2世のパヴァーヌ群は、当時のイングランドで「器楽ポリフォニーの粋」とされ、バードやジェンキンス、ギボンズらの作品にも影響を与えました。

まとめ:
《Pavan à5 No.4》は、アルフォンソ・フェッラボスコ2世の5声パヴァーヌの中で、数音モチーフに縛られず旋律的に展開された作品で、荘重で抒情的な美しさを備えた合奏曲。

Pavan(パヴァーヌ)という舞曲形式について(音楽史的背景から特徴まで)
1. 起源と時代
起源:16世紀初頭のイタリア。語源は「パドヴァの舞曲(Padovana)」に由来するとも、スペイン語の「pavón(孔雀)」に由来するとも言われています。
普及:ルネサンス後期から17世紀初頭にかけて、ヨーロッパ各地で非常に人気がありました。特にイングランド、フランスで多く作曲されています。
役割:宮廷の公式行事や儀式で演奏される荘重な舞曲。バロック時代初期には次第に衰退しました。

2. リズムと拍子
拍子:通常は二拍子(2/2 =カットタイム)。
テンポ:ゆったりとした歩くようなテンポ。
リズム:均整のとれたフレーズが特徴で、しばしば2小節または4小節単位で進行。

3. 形式
三部構造(AABBCC) が一般的。
各部は反復される(リピート付き)。
しばしば次の「Galliard(ガイヤルド、跳躍的で速い三拍子舞曲)」と対で組まれることが多い。
多声音楽との融合:声楽的パヴァーヌや器楽合奏用のパヴァーヌも多く作られ、模倣や対位法的処理が多用されました。

4. 音楽的特徴
荘重で静かな雰囲気:宮廷的で威厳を持ち、祝典の入場行進曲のような性格を持つ。
旋律:平穏で流麗。しばしばカデンツは明快で、典礼音楽にも使えるほど整然としている。
対位法:イングランドの作曲家(フェッラボスコやバード)は、短いモチーフを展開して緻密なポリフォニーを構築しました。

5. 代表的な作曲家と作品
イタリア:Andrea Gabrieli, Claudio Merulo など。
イングランド:William Byrd, Alfonso Ferrabosco II, John Dowland。
フランス:Claude Gervaise など。
ドイツ:Michael Praetorius(舞曲集『Terpsichore』に収録)。

6. 意義
舞曲としての役割:宮廷社会における儀礼・格式を象徴する舞曲。
芸術的発展:単なる舞踏音楽に留まらず、主題展開や対位法練習の題材としても重要視された。
音楽史的な位置付け:ルネサンス舞曲の代表格であり、後の「組曲(Suite)」の冒頭曲に選ばれることもありました(ただしフランス組曲ではアルマンドなどに置き換わっていく)。

つまり「Pavan」は、ゆったりとした歩みのような二拍子舞曲であり、荘重さと対位法的構築性を兼ね備えた、ルネサンスを象徴する舞曲形式なのです。

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  2025/11/18   animato

金管四重奏 四声のガリアルド

金管四重奏 四声のガリアルド
エドワード・ジョンソン
Gagliarda a4
Edward Johnson(作曲)/ William Byrd(編曲)

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
サックス四重奏、木管四重奏、クラリネット四重奏版は発売中です。

ヴァージナル楽派特有の芸術的完成度の魅力をぜひ味わってください。

金管四重奏 四声のガリアルド
エドワード・ジョンソン
Gagliarda a4
Edward Johnson(作曲)/ William Byrd(編曲)

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
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1. Edward Johnsonについて
イングランドの作曲家・リュート奏者。Thomas MorleyやByrdと同時代に活動。
合唱曲・リュート音楽・舞曲を残している。
Byrdと同じく Elizabeth I時代の音楽文化圏に属し、互いに影響を及ぼし合った。

2. Byrdによる「set」の意味
「set by William Byrd」は、オリジナル素材(旋律や曲)を 鍵盤用に編曲・再構成したことを意味する。
当時は「consort曲」「声楽曲」「舞曲」を、オルガンやヴァージナル(家庭用鍵盤楽器)で弾けるようにするのが一般的。
Byrdは Johnsonの旋律や構造を尊重しつつ、自身の対位法技法で精緻化している。

3. 音楽的特徴
舞曲形式:3拍子系の活発な舞曲(ガリアルド)。
原曲の特徴:旋律や舞曲リズムはJohnsonに由来。

Byrdの寄与:
4声部を厳密に組み替え、模倣的処理を強化
和声進行を安定させ、鍵盤での響きを最適化。
舞踏的なシンプルさに「芸術的ポリフォニー」の要素を加えた。

4. 教育的要素
奏者にとっては:
ガリアルド特有の跳躍リズムを維持しながら、
声部独立性を表現する練習となる。
Johnsonの舞曲を通じて、Byrdがいかに「素材を芸術音楽へ昇華」したかを学べる。

5. 芸術的意義
Johnsonの世俗舞曲を、Byrdが鍵盤音楽の文脈に移植したことで、舞踏音楽と芸術的ポリフォニーの橋渡しとなった。
これにより、イングランド鍵盤音楽(ヴァージナル楽派)のレパートリーに組み込まれ、後世に伝わる形となった。
つまり、この作品は 共同的成果(Johnsonの旋律 × Byrdの技法) と言える。

まとめ
《Gagliarda a4, Edward Johnson》 は、Edward Johnson が作曲した舞曲を、William Byrd が鍵盤用に再構成(set)した作品。Johnsonのリズム感と旋律を活かしつつ、Byrdが対位法的技術で磨きをかけ、ヴァージナル楽派特有の芸術的完成度に高めています。

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  2025/11/17   animato

クラリネット五重奏 煙が目にしみる

クラリネット五重奏 煙が目にしみる
ジェローム・カーン
Smoke Gets In Your Eyes
Jerome Kern

編成はCl.4本、Bs.Cl.です。
金管五重奏、サックス五重奏、木管五重奏版は発売中です。
クラリネット四重奏、木管四重奏、にも変更可能です。

切ない失恋の想いを歌い上げたスタンダード・ジャズの名曲を
コンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

クラリネット五重奏 煙が目にしみる
ジェローム・カーン
Smoke Gets In Your Eyes
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
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ザ・プラターズの「煙が目にしみる」は、ジェローム・カーンの作曲、オットー・ハーバックの作詞の1933年の曲の
リバイバル・ヒットで、元はブロードウェイ・ミュージカル「ロバータ」(Roberta) に使われた曲です。
タバコ会社のコマーシャル・ソングにも使われたので、「煙」をタバコの煙と思われがちですが、
この「煙」は恋の炎で周りや先が分らなくなる「心の目を覆う煙」です。失恋してちょっと強がる気持ちが切ない歌詞です。

ミュージカル「ロバータ」はアリス・デュア・ミラー(Alice Duer Miller)の古典的ロマンス・コメディー小説を
元にしたもので、1935年にアイリーン・ダン(Irene Dunne)、フレッド・アステア(Fred Astaire)、
ジンジャー・ロジャース(Ginger Rogers)が主演という魅力的なキャスティングで映画化されました。
アイリーン・ダンはケンタッキー生まれのミュージカル女優で、「アイリン」でデビューし、
後にメトロポリタン・オペラに入り、フローレンス・ジークフェルドのミュージカル・トラジェディー(音楽悲劇)
「ショー・ボート」のシカゴ公演で主役マグノリアを演じました。1931年に映画界入りし、西部劇「シマノン」(Cimarron:1931) やジョン・エム・スタールの名作「裏町」(Back Street:1932) に主演してから、この「ロバータ」に出演しましたが、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの踊る三枚目コンビとの共演は彼女の理知的な美しさを充分に発揮させるものではありませんでした。それでもこの映画で彼女が歌った「煙が目にしみる」は名シーンで、ミュージカルから映画に引き継がれた歌はジャズのスタンダードとなりました。ミュージカル女優としてスタートしたアイリーン・ダンはその後、意に反してコメディ映画で人気を博しながら、演技力に磨きをかけ、ハリウッドのトップ・レディと評されました。往年の映画ファンには後にミュージカル化して「王様と私」になった「アンナとシャム王」(Anna and the King of Siam:1946)や「ママの思い出」(I Remember Mama:1948)などの名演も思い出深いと思います。そしてそれは彼女の声楽で鍛えた発声法によるセリフ回しや、彼女の美貌と品格によるものでした。
アイリーン・ダンは1952年にファンに惜しまれながら映画界から引退し、その後国連などで活躍した女性でもありました。

The Platters   煙が目にしみる:Smoke Gets In Your Eyes

They asked me how I knew my true love was true,
I of course replied, something here inside cannot be denied.
They said someday you’ll find all who love are blind,
When your heart’s on fire, you must realize,
Smoke gets in your eyes.
So I chaffed and then I gaily laughed,
To think that they could doubt my love,
Yet today, my love has flown away,
I am without my love.
Now laughing friends deride tears I cannot hide,
So I smile and say when a lovely flame dies,
Smoke gets in your eyes.

煙が目にしみる(意訳)

どうして私の恋が本当だって分るのかと聞かれたけれど、
もちろん私の心の中にある拒めぬ何かがあるからだって応えたわ。
いつの日か恋は盲目だと分るさとみんな言ったわ、
君のハートが燃えさかっているときは、知っておかなければいけないよ
煙が君の目に入っているのさ。
だから私はひやかして、それから陽気に笑って見せたの、
私の恋(人)を疑うことを考えるなんてと、
でも今日、私の恋(人)は飛び去ってしまったの、
私は恋(人)を無くしてしまったわ。
今では、涙を隠すことができない私を友人たちは嘲り笑っているわ、
だから私は微笑んで言うの、素敵な炎が消えてしまうときには、
煙が目に入るのだって。

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  2025/11/16   animato

サックス五重奏 12のヴォランタリーから第9曲

サックス五重奏 12のヴォランタリーから第9曲
サミュエル・ウェズリー
12 Voluntaries, Op. 6
Wesley, Samuel

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
木管五重奏、クラリネット五重奏、金管五重奏版は発売中です。
イギリスの格式と感性を味わえる音楽を、ぜひお楽しみください。

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サミュエル・ウェズリー
12 Voluntaries, Op. 6
Wesley, Samuel

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
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サミュエル・ウェズリー作曲の「12 Voluntaries, Op. 6」は、オルガン演奏における重要な作品集の一つです。
1820年に作曲され、1822年に出版されました。全12曲からなり、自由な形式の前奏曲、ファンタジー、フーガなどの形式で作られています。

作品の特徴
ウェズリーの豊かな音楽性と高度な作曲技法が存分に発揮されており、オルガン音楽の様々な可能性を探求した作品集と言えます。
対位法、和声、リズム、音色など、様々な要素を用いて、表現豊かな音楽を作り上げています。
難易度が高く、演奏には高度な技巧と音楽性が要求されますが、同時に大きな音楽的喜びを与えてくれる作品です。

各曲の特徴
12 Voluntaries, Op. 6の各曲は、それぞれ異なる形式で作られており、様々な表情を見せてくれます。

第1曲: 堂々としたフーガ
第2曲: 優美なカノン
第3曲: 力強いト短調の前奏曲
第4曲: 華麗なロンド
第5曲: 哀愁漂うアダージョ
第6曲: 軽快なスケルツォ
第7曲: 荘厳なパッサカリア
第8曲: 明るい変ロ長調の前奏曲
第9曲: 瞑想的なト短調の前奏曲
第10曲: 華麗なフーガ
第11曲: 優美なカプリッチョ
第12曲: 力強いフィナーレ

演奏
「12 Voluntaries, Op. 6」は、多くのオルガニストによって演奏されています。
有名な演奏家には、ピーター・ハーヴェイ、フランク・ヴィーガント、ロビン・ラッセンなどがあります。

録音
「12 Voluntaries, Op. 6」の録音は多数存在します。
近年では、オルガンの新しい録音技術を用いた高音質な録音もリリースされています。

評価
「12 Voluntaries, Op. 6」は、オルガン音楽史における重要な作品として高く評価されています。
その豊かな音楽性、高度な作曲技法、そしてオルガンという楽器の可能性を最大限に引き出した表現力は、
多くのオルガニストや音楽愛好家を魅了し続けています。

日本での演奏
日本でも、多くのオルガニストによって「12 Voluntaries, Op. 6」が演奏されています。
近年では、オルガン演奏コンクールの課題曲としても取り上げられることがあります。

サミュエル・ウェズリー(1766年2月17日 - 1837年4月11日)は、19世紀イギリスのオルガニスト・作曲家です。

ウェズリーはロンドンで生まれ、父親のチャールズ・ウェズリーから音楽教育を受けました。
1789年から1837年まで、ロンドン各地の教会でオルガニストを務めました。

ウェズリーは、オルガン演奏家としてだけでなく、作曲家としても活躍しました。
オルガンのための作品を中心に、アンセム、合唱曲、室内楽など、様々な作品を残しています。

ウェズリーの作品は、豊かな旋律と高度な対位法技法によって特徴付けられます。
また、オルガンの音色を効果的に使った作品も多く、オルガン音楽の発展に大きく貢献しました。

代表作

12 Voluntaries, Op. 6
6 Fugues, Op. 7
Rejoice in the Lord, Op. 39
Watch with Me, Op. 47

同時代の作曲家との比較
1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (Ludwig van Beethoven)
時代背景: 古典派からロマン派への架け橋として位置づけられる。
スタイル: 力強い感情表現や革新的な形式が特徴。特に交響曲やピアノソナタでの革新が際立つ。
ウェスリーとの違い: ベートーヴェンはオーケストラ音楽や器楽曲での影響力が大きいのに対し、
ウェスリーは主にオルガン音楽や宗教音楽に焦点を当てている。

2. フランツ・シューベルト (Franz Schubert)
時代背景: ロマン派の初期に活動し、歌曲や室内楽で知られる。
スタイル: メロディの美しさと感情の深さが特徴。特に歌曲(リート)での表現力が高い。
ウェスリーとの違い: シューベルトは声楽作品に特化しており、オルガン音楽のような器楽的な作品は少ない。
ウェスリーは宗教的なテーマを持つオルガン音楽に特化している。

3. ロベルト・シューマン (Robert Schumann)
時代背景: ロマン派の作曲家で、特にピアノ音楽と歌曲に貢献。
スタイル: 感情的で個人的な表現が強く、音楽の中に詩的な要素を取り入れる。
ウェスリーとの違い: シューマンはピアノ曲や歌曲が中心で、オルガン音楽に特化した作品は少ない。
ウェスリーは教会音楽の伝統を重視している。

4. フェリックス・メンデルスゾーン (Felix Mendelssohn)
時代背景: ロマン派の作曲家で、オーケストラ音楽や宗教音楽でも知られる。
スタイル: 古典的な形式を重視しつつ、ロマン派的な感情を表現。
ウェスリーとの共通点: メンデルスゾーンも宗教音楽に力を入れており、オルガン作品も残しています。
ウェスリーと同じく、宗教的なテーマを持つ作品がある点で共通しています。

このように、サミュエル・ウェスリーは、19世紀初頭の音楽界において独自の位置を占めており、
特にオルガン音楽や宗教音楽に特化しています。
他の作曲家たちは、より広範なジャンルで活動しており、器楽曲や声楽曲において革新をもたらしました。
ウェスリーの作品は、宗教的なテーマやオルガン音楽の伝統を重視している点で、特異な存在と言えます。

ウェズリーは、イギリスのオルガン音楽史において重要な人物として評価されています。
その作品は、現代でも多くのオルガニストによって演奏されています。

日本では、ウェズリーの音楽はあまり知られていませんが、近年その評価が高まりつつあります。
近年では、オルガニストによる演奏会や、CDのリリースなどが行われています。
サミュエル・ウェズリーは、モーツァルトと同時代に活躍し、「イングランドのモーツァルト」と称賛されることもあります。

生い立ちと音楽教育
ウェズリーは、ブリストルで、著名なメソジスト牧師であり賛美歌作曲家であるチャールズ・ウェズリーの息子として生まれました。
祖父は詩人のサミュエル・ウェズリー、伯父はメソジスト教会の創設者であるジョン・ウェズリーです。

幼い頃から音楽的才能を発揮し、6歳でオルガン演奏を始めました。
10代前半にはロンドンに移住し、作曲家兼オルガニストのトマス・アーネスト・アトウッドに師事しました。

音楽活動
ウェズリーは、ロンドン、ブリストル、グラスゴーなどの主要都市でオルガニストとして活躍しました。
また、数多くの合唱曲、オルガン曲、ピアノ曲、室内楽などを作曲しました。

彼の作品は、古典的な形式とロマン派的な感性を融合させた独自のスタイルで知られています。
特に、オルガン曲には高い評価を得ており、今日でも演奏され続けています。

ウェズリーとモーツァルト
ウェズリーは、モーツァルトの音楽を深く愛しており、その影響を強く受けています。
彼の作品には、モーツァルトの音楽に通じるメロディーの美しさや形式的な完成度が見られます。
また、ウェズリーはモーツァルトのピアノソナタの編曲なども行っています。

晩年
ウェズリーは晩年、精神的な病気を患い、音楽活動から遠ざかりました。
1837年、ロンドンで61歳で亡くなりました。

ウェズリーの音楽的遺産
ウェズリーは、イギリス音楽史における重要な人物であり、その作品は今日でも高く評価されています。
特に、オルガン音楽は、イギリスのオルガン演奏の伝統に大きな影響を与えました。

ヴォランタリー(Voluntary)は、オルガン演奏における自由な形式の作品です。
特定の礼拝の儀式に関連付けられることなく、演奏者の任意で演奏されるのが一般的です。

ヴォランタリーの起源は16世紀イングランドに遡ります。当初は、礼拝の開始前や終了後に演奏される短い即興演奏でした。
その後、徐々に形式化され、作曲されたヴォランタリーも登場するようになりました。

ヴォランタリーには、特定の形式はありません。
前奏曲、フーガ、ファンタジー、コラール前奏曲など、様々な形式の作品がヴォランタリーとして演奏されます。

ヴォランタリーは、オルガニストの技量を披露する場としてだけでなく、礼拝堂の雰囲気を盛り上げたり、
聴衆の祈りを深めたりする役割も担っています。

代表的な作曲家

ヴォランタリーを代表する作曲家には、以下のような人物がいます。
ディートリヒ・ブクステフーデ:ドイツのバロック時代の作曲家。華やかで技巧的なヴォランタリーで知られています。
ヨハン・セバスチャン・バッハ:ドイツのバロック時代の作曲家。深みのある音楽性と高度な作曲技法を駆使したヴォランタリーを残しています。
ウィリアム・ボイス:イギリスのバロック時代の作曲家。優美で洗練されたヴォランタリーで知られています。
フェリックス・メンデルスゾーン:ドイツのロマン派時代の作曲家。ドラマティックで表現豊かなヴォランタリーを残しています。
シャルル=ヴィドール:フランスのロマン派時代の作曲家。瞑想的で詩情豊かなヴォランタリーで知られています。

現代におけるヴォランタリー
現代でも、多くの作曲家がヴォランタリーを作曲しています。
また、オルガニストによる即興演奏も盛んに行われています。

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  2025/11/15   animato

木管六重奏+リュートのための古風な舞曲とアリア 第1組曲 1. 伯爵オルランドの小舞踏曲

木管六重奏+リュートのための古風な舞曲とアリア 第1組曲 1. 伯爵オルランドの小舞踏曲
Antiche danze ed arie per liuto Suite No.1
Balletto detto “Il Conte Orlando”

編成はフルート、クラリネット2本、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス、マリンバです。

バロック以前の音楽を古楽と呼びますが、
いにしえの響きに魅了されるファンも多く、
その音楽は素朴で飾らない美しさを湛えています。
ぜひコンサート・ピースに加えてみてください。

木管六重奏+リュートのための古風な舞曲とアリア 第1組曲 1. 伯爵オルランドの小舞踏曲
Antiche danze ed arie per liuto Suite No.1
Balletto detto “Il Conte Orlando”

編成はフルート、クラリネット2本、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス、マリンバです。

バロック以前の音楽を古楽と呼びますが、
いにしえの響きに魅了されるファンも多く、
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
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『リュートのための古風な舞曲とアリア』(伊: Antiche danze ed arie per liuto)は、
オットリーノ・レスピーギが作曲した3集の組曲です。
いずれも古いリュートのための曲を、現代のオーケストラないし弦楽合奏のために編曲したもので、
(リュートのための曲ではない)、それぞれ4曲から成っています。

第1組曲

オーケストラで演奏され、楽章ごとにその編成は変化します。演奏時間は約15分。4つの曲から成る。

    小舞踏曲(Balletto)(シモーネ・モリナーロの作品「オルランド伯爵」による)Allegretto moderato ニ長調 4/4拍子
    ガリアルダ(Gagliarda)(ヴィンチェンツォ・ガリレイの作品による)Allegro maroato-Andantino mosso ニ長調 3/4拍子
    ヴィラネッラ(Villanella)(16世紀末の作者不明の曲による)Andante cantabile-Poco piu mosso-Primo tempo ロ短調 2/4拍子
    酔った歩みと仮面舞踏会(Passo mezzo e Mascherada)(16世紀末の作者不明の曲による)Allegro vivo-Vivacissimo-Allegretto-Allegretto-Vivo-Vivacissimo-Meno(maroato e sostenuto) ニ長調 2/4拍子

第2組曲

オーケストラで演奏される。楽章ごとにその編成は変化する。第1組曲よりも比較的編成が大きい。演奏時間は約20分。4つの曲から成る。

    優雅なラウラ(Laura soave)(ガリアルダ風小舞踏曲、サルタレッロとカナリオBalletto con gagliarda, saltarello e canario)(ファブリツィオ・カロージョの作品による)Andantino-ガリアルダ(Allegro marcato)-サルタレッロ(Lo stesso tempo)-カナリオ(Andantino) ニ長調 2/4拍子
    田園舞曲(Danza rustica)(ジャン・バティスト・ベサールの作品による)Allegretto ホ長調 2/2拍子
    パリの鐘(Campanae parisienses)(中間部のアリアはマラン・メルセヌの作品による)Andante mosso-Largo espressivo ハ長調 4/4拍子
    ベルガマスカ(Bergamasca)(ベルナルド・ジャノンチェッリの作品による)Allegro ニ長調 2/2拍子

第3組曲

弦楽合奏または弦楽四重奏で演奏されます。演奏時間は15~20分。4つの曲から成っています。

1.イタリアーナ(Italiana)(作曲者不詳 16世紀頃) Andantino 変ホ長調 3/4拍子
原曲は16世紀末の作者不明の曲。
チェロのピチカートに乗せてバイオリンが美しい旋律を奏でます。
おそらく、チェロのピチカートはリュートを表現しています。

2.宮廷のアリア(Arie di corte)(ジャン・バティスト・ベサールの作品による) Andante cantabile ト短調 3/4拍子
フランスのベサールという17世紀のリュート奏者の曲が元となっています。
ビオラが主旋律を奏でるアリアは原題が「お前に恋することは悲しい」という歌です。
それに続き明るいメロディが5つ続きます。

3.シチリアーナ(Siciliana)(作曲者不詳 16世紀頃) Andantino ハ短調 3/4拍子
16世紀末の作者不明の曲が原曲。優雅な第一バイオリンの旋律はCMなどに使われています。
後半はアコード(和音演奏)を駆使し同じメロディに緊迫感を与えています。
チェロの低音のオブリガードが残響として残り印象的です。

4・パッサカリア(Passacaglia)(ルドヴィコ・ロンカッリの曲による) Maestoso ト短調 3/4拍子
原曲はイタリアの作曲家ロンカッリのリュート曲です。
弦楽合奏とは思えない程、緊張感に溢れた曲です。パッサカリアは17世紀頃に流行した舞曲で、
バッハなども好んでとりあげています。

近年では第3曲「シチリアーナ」の原曲が、つのだ・たかしのリュート演奏でTVCMに利用され、
スマッシュヒットとなりました。そのほかにも同曲は多くの演奏・編曲例があることでも知られ、
近年の例では、2007年に発表された平原綾香の5作目のアルバム「そら」にも彼女自身の作詞及び沢田完の
編曲による歌唱つきカヴァーヴァージョンが収められました。 

Ottorino Respighi《Ancient Airs and Dances(古代舞曲とアリア)》第1組曲 の冒頭に置かれている、シモーネ・モリナーロ(Simone Molinaro, c.1570?c.1653) に基づく 《Balletto detto “Il Conte Orlando”(伯爵オルランドのバッレット, 1599)》 について解説いたします。

1. 背景
シモーネ・モリナーロはジェノヴァで活動したルネサンス末期の作曲家・リュート奏者。
彼の舞曲集『Intavolatura di liuto』(1599) に収められたリュート用のバッレット(balletto)が「Il Conte Orlando」。
後に オットリーノ・レスピーギ(1879?1936) が編曲し、《古代舞曲とアリア 第1組曲(1917)》 の冒頭曲として採用。

2. 曲の特徴(モリナーロ原曲)
形式:バッレット(Balletto)=16世紀末イタリアで流行した舞曲。軽快な2拍子系のリズムを持つ。
旋律:単純明快で、ルネサンス後期の舞踏音楽らしい短いフレーズが繰り返される。
響き:リュートの撥弦的特性を活かした和声音型が主体。

3. レスピーギによる編曲(《古代舞曲とアリア》第1組曲より)

管弦楽法
原曲をリュートから弦楽合奏へ移し替え。
弦楽器によるリズムの刻みと、対旋律の豊かな重ね合わせにより、ルネサンス的な素朴さと近代的な響きを融合。

構造
主題提示 → 対比的部分 → 主題回帰。
オルランド伯爵(中世の騎士物語の英雄)を思わせる勇壮さがある。

表現
シンプルで快活な舞曲が、レスピーギの弦楽合奏によってより力強く、堂々とした響きに。

4. 意義
このバッレットは 《古代舞曲とアリア》第1組曲の冒頭 に置かれ、ルネサンス音楽を20世紀の響きで再生させる役割を担う。
レスピーギは原曲を忠実に引用しつつ、近代的な管弦楽法で「古典の新しい命」を吹き込んだ。
ルネサンス舞曲の素朴さと、20世紀の華やかな響きの対話が楽しめる。

まとめ
モリナーロ作曲《Il Conte Orlando》は、16世紀末のリュート用バッレットで、シンプルな2拍子舞曲。レスピーギが弦楽合奏に編曲し《古代舞曲とアリア》第1組曲の冒頭に配したことで、ルネサンス音楽の素朴さと20世紀管弦楽の壮麗さが融合した、象徴的な作品となった。

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  2025/11/14   animato

金管四重奏+ 3つの歌:モーリス・ラヴェル 3. ロンド

金管四重奏+ 3つの歌:モーリス・ラヴェル 3. ロンド

Trois Chansons 
1. Nicolette(Nicolet) 1. ニコレット
2. Trois beaux oiseaux du Paradis(Three lovely birds from Paradise) 2. 3羽の美しい極楽鳥
3. Ronde(Rondelay) 3. ロンド

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tuba、Xylo.です。
木管四重奏版、サックス四重奏版、クラリネット四重奏、金管四重奏版は発売中です。

色彩豊かなラヴェル作品をコンサートピースに、ぜひどうぞ。

金管四重奏+ 3つの歌:モーリス・ラヴェル 3. ロンド

Trois Chansons 
1. Nicolette(Nicolet) 1. ニコレット
2. Trois beaux oiseaux du Paradis(Three lovely birds from Paradise) 2. 3羽の美しい極楽鳥
3. Ronde(Rondelay) 3. ロンド

編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tuba、Xylo.です。
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Trois Chansons、M 69は、モーリス・ラヴェルがアカペラ合唱団のために作曲したもので、彼自身が作詞しています。
ラヴェルは第一次世界大戦の勃発に応えて1914年12月に作曲を開始しました。そこで彼はフランスのために戦うために参加することを望んでいました。
彼は何ヶ月も待っている間、16世紀のフランスのシャンソンの伝統で3曲の歌詞と音楽を書き上げました。
彼は1915年に作品を完成させ、1916年にデュラン社によって出版されました。曲は1917年に初演され、
ルイ・オベールが指揮した合唱アンサンブルによって演奏されました。

ラヴェルは16世紀の伝統的なフランスのシャンソンを彷彿とさせるテキストと音楽で戦争に反応しました。
彼は人気のある古風な韻を用いて自分で歌詞を書きました。
彼は3曲を3人の人々に捧げ、「ニコレット」は軍隊に関係したトリスタン・クリングソールに、
「3羽の美しい極楽鳥」は数学者で社会主義の政治家であるポール・パンルヴェに捧げました。 
この作品は、音楽学者のマルセル・マルナットが作成したモーリス・ラヴェルの作品リストの第69番に登録されています。

3つの歌(シャンソン)はアカペラ合唱団のためのラヴェルの唯一の作曲です。
歌詞と音楽
3曲すべてに共通するテーマは喪失であり、ユーモアと皮肉が込められています。
「ニコレット」では、牧草地で花を摘む少女がオオカミとページから逃げ出しますが、銀を差し出す年配の紳士に純真さを奪われてしまいます。
「3羽の美しい楽園の鳥」では、愛する人が戦地にいる少女は、青、白、赤の鳥(フランスのナショナル・カラー)の贈り物を受け取り、彼が死んだことを理解するのです。 
「ロンド」では、若者は年配の男性と女性の警告に対する敬意の無さを表現しています。

歌詞はルネサンス音楽の雰囲気を思い起こさせ、プラーガルなリズムと古代のフレージングの変化を伴う同様に古風な音楽によって支えられており、
音楽と言葉に密接に関連しています。音楽はルネッサンスのシャンソンとマドリガーレを想起させます。

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  2025/11/13   animato

クラリネット六重奏 ミュージック、サム・シンク・ノー・ミュージック・イズ

クラリネット六重奏 ミュージック、サム・シンク・ノー・ミュージック・イズ
トーマス・ベイトソン
Music, some think no music is
Thomas Bateson

編成はCl.5本、Bs.Cl.です。
金管六重奏、木管六重奏、サックス六重奏版は発売中です。

キリスト教の宗教音楽に属さない美しい世俗音楽をぜひ味わってください。

クラリネット六重奏 ミュージック、サム・シンク・ノー・ミュージック・イズ
トーマス・ベイトソン
Music, some think no music is
Thomas Bateson

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「Music, some think no music is」は、トーマス・ベイトソン (Thomas Bateson) が作曲したマドリガルの一つです。

この曲は、彼の2つ目のマドリガル集「Second Set of Madrigals in 3, 4, 5 & 6 parts」に1618年に収録されています。

「Music, some think no music is」について
このマドリガルは通常6声(Soprano, Alto, Tenor, Bass の組み合わせ)のために書かれています。

歌詞の内容とテーマ:
このマドリガルは、音楽の本質や、真の音楽とは何かという、やや哲学的なテーマを扱っています。タイトルにある「Music, some think no music is」(ある者は音楽ではないと考えるような音楽)というフレーズは、一見矛盾しているように聞こえますが、これは当時の音楽論や美的感覚、あるいは特定の音楽形式に対する批評的な視点を反映している可能性があります。
この曲名は「音楽を理解できない人もいる」や「音楽を音楽と思わない人もいる」というニュアンスになります。
具体的な歌詞の内容は、「耳に心地よく響くものだけが音楽ではない」とか、「調和や規則性だけではない、もっと深いところにあるものが音楽である」といった、より複雑な音楽の定義を探るものかもしれません。もしかしたら、ある種の不協和音や、当時の慣習から外れた音楽的表現に対する弁護や考察が含まれている可能性もあります。

音楽的な特徴:
テキストへの深い傾倒: トーマス・ベイトソンは、歌詞の内容を音楽で表現するワードペインティングの達人です。この曲では、「music」「no music」といった対比や、音楽の本質に関わる抽象的な言葉に対して、どのような音楽的表現(和声、旋律の動き、リズムなど)が用いられているか注目すると面白いでしょう。
複雑な対位法とハーモニー: 6声という編成は、ベイトソンが複雑なポリフォニーと豊かな和声を駆使できることを示しています。異なる声部が織りなす繊細な対話や、時に意図的な不協和音(ディソナンス)を用いて、歌詞の哲学的な内容や感情の機微を表現していると考えられます。
当時の音楽理論の反映: この時代の作曲家は、音楽が持つ数学的な調和だけでなく、感情や言葉の意味をどう音楽で表現するかを深く探求していました。この曲は、そうした探求の一端を示している可能性があります。
「Music, some think no music is」は、単なる牧歌的な愛の歌とは異なり、音楽そのものについて考察する、知的な奥行きを持ったマドリガルと言えるでしょう。トーマス・ベイトソンの後期のマドリガルに見られる、より洗練された、そして時に実験的な側面を垣間見ることができます。

この曲は、単に美しい旋律を楽しむだけでなく、歌詞と音楽の深い関係性、そしてルネサンス期の人々が音楽にどのような意味を見出していたのかを考えるきっかけを与えてくれるでしょう。
●トーマス・ベイトソン (Thomas Bateson, c. 1570 – 1630) という、イングランドとアイルランドで活躍したルネサンス後期から初期バロックにかけての作曲家がいます。彼は特にマドリガル(Madrigal)の作曲で知られています。

トーマス・ベイトソンは、2つのマドリガル集を出版しました。

"The First Set of English Madrigales to 3, 4, 5 and 6 Voices" (1604年)
"Second Set of Madrigals in 3, 4, 5 & 6 parts" (1618年)

トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」について
トーマス・ベイトソンのマドリガルは、当時のイギリス・マドリガル楽派の優れた例として評価されています。彼の作品は、イタリアのマドリガルの影響を受けつつも、英語の詩に合わせた独特の表現や、緻密なポリフォニー(多声)が特徴です。

「Madrigali a6」として具体的に作品を挙げるならば、彼のマドリガル集には例えば以下のような6声のマドリガルが含まれています。

"Ah, Cupid, grant" (ああ、キューピッドよ、与え給え) - 彼の初期の作品の一つで、情熱的なテキストと豊かな和声が特徴です。
"Her hair the net of golden wire" (彼女の髪は金糸の網) - 愛の苦悩を歌ったもので、声部の絡みが美しい作品です。
"Fond love is blind" (盲目の恋は) - 視覚的なイメージと音楽的な表現が結びついた、典型的なマドリガルの特徴を持つ作品です。
"When Oriana walk'd to take the air" (オリアーナが散歩に出かけた時) - これは、エリザベス1世を称えるマドリガル集『トリウムフズ・オブ・オリアーナ (The Triumphs of Oriana)』のために書かれたものですが、実際にそのコレクションには採用されなかった作品です。
マドリガルの特徴
マドリガルは、16世紀のイタリアで発展し、後にイギリスにも伝わった無伴奏の多声世俗声楽曲です。

歌詞: 通常、恋愛や牧歌的なテーマを扱った詩が用いられます。
声部: 3声から6声(またはそれ以上)で構成され、各声部が独立した旋律線を持ちながらも、全体として複雑で豊かなハーモニーを形成します。
ワードペインティング: 歌詞の内容を音楽で描写する「ワードペインティング(Madrigalism)」が多用されます。例えば、「昇る」という歌詞があれば音程が上がったり、「ため息」という歌詞には不協和音や休符が使われたりします。
感情表現: 詩の感情を深く掘り下げ、音楽によって表現しようとする点が特徴です。
トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」も、これらのマドリガルの特徴を色濃く反映しており、ルネサンス音楽の豊かな響きと感情表現を楽しむことができる作品群です。

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  2025/11/12   animato

リュートのための古風な舞曲とアリア 木管六重奏+

リュートのための古風な舞曲とアリア 木管六重奏+
Antiche danze ed arie per liuto Suite No.3
第3組曲 3.シチリアーナ

編成はフルート、クラリネット2本、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス、マリンバです。
フルート、オーボエ、クラリネット2本、バスクラリネット、ファゴット版は別途発売中です。

バロック以前の音楽を古楽と呼びますが、
いにしえの響きに魅了されるファンも多く、
その音楽は素朴で飾らない美しさを湛えています。
ぜひコンサート・ピースに加えてみてください。

リュートのための古風な舞曲とアリア 木管六重奏+
Antiche danze ed arie per liuto Suite No.3
第3組曲 3.シチリアーナ

編成はフルート、クラリネット2本、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス、マリンバです。
フルート、オーボエ、クラリネット2本、バスクラリネット、ファゴット版は別途発売中です。

バロック以前の音楽を古楽と呼びますが、
いにしえの響きに魅了されるファンも多く、
その音楽は素朴で飾らない美しさを湛えています。
ぜひコンサート・ピースに加えてみてください。

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参考音源
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『リュートのための古風な舞曲とアリア』(伊: Antiche danze ed arie per liuto)は、
オットリーノ・レスピーギが作曲した3集の組曲です。
いずれも古いリュートのための曲を、現代のオーケストラないし弦楽合奏のために編曲したもので、
(リュートのための曲ではない)、それぞれ4曲から成っています。

第1組曲

オーケストラで演奏され、楽章ごとにその編成は変化します。演奏時間は約15分。4つの曲から成る。

    小舞踏曲(Balletto)(シモーネ・モリナーロの作品「オルランド伯爵」による)Allegretto moderato ニ長調 4/4拍子
    ガリアルダ(Gagliarda)(ヴィンチェンツォ・ガリレイの作品による)Allegro maroato-Andantino mosso ニ長調 3/4拍子
    ヴィラネッラ(Villanella)(16世紀末の作者不明の曲による)Andante cantabile-Poco piu mosso-Primo tempo ロ短調 2/4拍子
    酔った歩みと仮面舞踏会(Passo mezzo e Mascherada)(16世紀末の作者不明の曲による)Allegro vivo-Vivacissimo-Allegretto-Allegretto-Vivo-Vivacissimo-Meno(maroato e sostenuto) ニ長調 2/4拍子

第2組曲

オーケストラで演奏される。楽章ごとにその編成は変化する。第1組曲よりも比較的編成が大きい。演奏時間は約20分。4つの曲から成る。

    優雅なラウラ(Laura soave)(ガリアルダ風小舞踏曲、サルタレッロとカナリオBalletto con gagliarda, saltarello e canario)(ファブリツィオ・カロージョの作品による)Andantino-ガリアルダ(Allegro marcato)-サルタレッロ(Lo stesso tempo)-カナリオ(Andantino) ニ長調 2/4拍子
    田園舞曲(Danza rustica)(ジャン・バティスト・ベサールの作品による)Allegretto ホ長調 2/2拍子
    パリの鐘(Campanae parisienses)(中間部のアリアはマラン・メルセヌの作品による)Andante mosso-Largo espressivo ハ長調 4/4拍子
    ベルガマスカ(Bergamasca)(ベルナルド・ジャノンチェッリの作品による)Allegro ニ長調 2/2拍子

第3組曲

弦楽合奏または弦楽四重奏で演奏されます。演奏時間は15~20分。4つの曲から成っています。

1.イタリアーナ(Italiana)(作曲者不詳 16世紀頃) Andantino 変ホ長調 3/4拍子
原曲は16世紀末の作者不明の曲。
チェロのピチカートに乗せてバイオリンが美しい旋律を奏でます。
おそらく、チェロのピチカートはリュートを表現しています。

2.宮廷のアリア(Arie di corte)(ジャン・バティスト・ベサールの作品による) Andante cantabile ト短調 3/4拍子
フランスのベサールという17世紀のリュート奏者の曲が元となっています。
ビオラが主旋律を奏でるアリアは原題が「お前に恋することは悲しい」という歌です。
それに続き明るいメロディが5つ続きます。

3.シチリアーナ(Siciliana)(作曲者不詳 16世紀頃) Andantino ハ短調 3/4拍子
16世紀末の作者不明の曲が原曲。優雅な第一バイオリンの旋律はCMなどに使われています。
後半はアコード(和音演奏)を駆使し同じメロディに緊迫感を与えています。
チェロの低音のオブリガードが残響として残り印象的です。

4・パッサカリア(Passacaglia)(ルドヴィコ・ロンカッリの曲による) Maestoso ト短調 3/4拍子
原曲はイタリアの作曲家ロンカッリのリュート曲です。
弦楽合奏とは思えない程、緊張感に溢れた曲です。パッサカリアは17世紀頃に流行した舞曲で、
バッハなども好んでとりあげています。

近年では第3曲「シチリアーナ」の原曲が、つのだ・たかしのリュート演奏でTVCMに利用され、
スマッシュヒットとなりました。そのほかにも同曲は多くの演奏・編曲例があることでも知られ、
近年の例では、2007年に発表された平原綾香の5作目のアルバム「そら」にも彼女自身の作詞及び沢田完の
編曲による歌唱つきカヴァーヴァージョンが収められました。 


レスピーギの埋もれた曲の発掘・編曲の代表作がリュートのための古風な舞曲とアリアでしょう。
この曲には3つの組曲があって、第一、第二の組曲は管弦楽のための作品であり、
唯一第三組曲が弦楽合奏のための曲です。
全曲に渡って弦楽合奏ならではの繊細な編曲がされているものの、
4曲目のパッサカリアなどは弦楽合奏とは思えない迫力に満ちた曲に仕上がっています。
特に3曲目のシチリアーナは、レスピーギを知らない人でもどこかで聴いたことがある程
有名な曲で、CMにも使われています。
レスピーギの卓越した管弦楽作曲技能と美的バランス感覚、そして"原作"へのリスペクトを土台とした作品です。

レスピーギは望んでいたボローニャの音楽院での教職を得られなかった中で
ようやくローマの音楽院で職を得て作曲に本腰が入るようになると成功を収め始めました。
「ローマ三部作」と呼ばれる交響詩群がその主な成果で、壮麗な名作です。

大きな成功によって、学長に就任したりアメリカでの演奏旅行と
多忙を極めるようになった中、人知れず書庫の奥深くに潜り、
誰にも顧みられることのなかった古の楽譜を"発掘"することが心の安らぎとなっていたそうです。

レスピーギ(1879-1936)は、古い時代の作品を大切に研究していました。
その成果は、J.S.バッハ(1685-1750)作品の管弦楽編曲や、
M.チェスティ(1620-69)のイタリア古典歌曲
〈Intorno all’idol mio(私の偶像である人の回りに)〉にもとづいた歌曲〈昔の歌に寄せて〉、
他にもG.ロッシーニ(1792-1868)をもとにした〈風変わりな店〉〈ロッシーニアーナ〉などが挙げられます。
レスピーギの音楽はいつも、懐古的な趣向を感じさせます。

本曲の魅力はレスピーギの管弦楽の職人芸、アレンジ自体の手腕ももちろん素晴らしいのですが、
数多ある古典舞曲の中からセレクトし味付けをして統一性のある世界観へとまとめ上げる“編集能力”も見事です。

●リュートについて
リュートは紀元前からあると言われている古楽器で、
指で弦をはじいて音を出す楽器です。
マンドリンのような形をしているものやバラライカそっくりのものなど
様々なタイプがあり、弦の数も様々でした。
やがてギター、ピアノの登場であまり注目されなくなってしまいました。
リュートは中世から18世紀中庸、人々にもっとも愛された楽器の一つでした。
一時弾かれない時期を経て、19世紀末からイギリスを中心に復興が試みられ、現在に至ります。

リュートは撥弦(はつげん)楽器のひとつで、弦をはじいて音を出します。
アラビアや中近東が起源といわれ、11世紀の十字軍の遠征によって、
ヨーロッパへ伝わりました。当時は中近東の方が文明が進んでいたため、
リュートは珍重され、それゆえヨーロッパのルネサンス絵画では
天使が奏でる楽器として数多く描かれています。
ヨーロッパのイギリス・フランス・ドイツ・イタリアなどの、主に宮廷などの貴族階層で、
中世からバロック時代の約700年という長い間にわたって親しまれました。
今、私たちがピアノやギターなどの独奏楽器、あるいは歌や他の楽器との
アンサンブルを楽しんでいるのと同じように、リュートはその時代ポピュラーな楽器だったのです。
貴族たちは眠りに就くまでの間、傍らのリュート奏者に演奏させていたのです。

当時の貴族や王様の子女たちは、教養のひとつとしてリュートを弾いていました。
いわゆるお稽古事です。王様ももちろん習っていました。弾いたり、踊ったり、
貴族としてのふるまいを身につけていました。
もちろん昔はCDのように便利なものはありませんでしたから、
音楽をかけて楽しむことがないわけです! 音楽は全て生音楽。
舞踏会などにお客様が来れば、お抱えの楽団で音楽のおもてなしをしていたのです。

リュートは、12~18世紀にかけて、サロン文化が隆盛をみせた貴族の間で発展しました。18世紀を迎えると貴族が没落。同時に貴族が親しんだ音楽も廃れていってしまいました。また世間では、音量が大きな楽器のニーズが高まりをみせました。リュートは音量が小さな楽器ですので、18世紀になると残念ながら人気がなくなってしまったのです。
1600年代のバロック時代になると、貴族に代わって興行主が
劇場を取り仕切るようになりました。音楽は、
興行主による商業ベースに組み込まれていきます。
フランス革命以降は、サロンで少人数を集めるより、
効率よく多くの人たちを劇場に収容するようになりました。
劇場でたくさんの観衆に聴こえるように、楽器が改良されて音量が
だんだん大きくなっていきます。
例えばバロックバイオリンからモダンバイオリンへの変化もそうです。
舞台上の歌い手も、小さなサロンから大きなオペラホールに
合わせた発声方法へと変化しました。

パワフルなものをよしとする価値観の時代を迎えて、
リュートのようなか細い音の楽器は完全に絶滅してしまいました。
ベートーベンやチャイコフスキーなどの時代には、もう誰もリュートを弾かなくなったのです。
ところが、20世紀初頭になって、音楽学者が博物館に眠っていた古楽器を復元しはじめました。
その研究によって、ルネサンス時代のリュートは、心を慰める楽器として、
音楽療法のひとつとして用いられていたということもわかりました。
イライラがなくなり、眠りがよくなり、メランコリックな心を
癒す効果が期待できる楽器です。
リュートを弾いたり聴いたりすることは、
「薬にまさる効果がある」と文献にも書かれています。
最近では、リラクゼーション、健康ブーム、あるいはロハス的な生き方が注目されています。
パワフルなものよりも、日常の疲れに心やすらぐものをという人気が増してきています。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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  2025/11/11   animato