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2022年2月

木管六重奏 ゴシック組曲 Op. 25 第2曲 ゴシック風メヌエット

木管六重奏 ゴシック組曲 Op. 25 第2曲 ゴシック風メヌエット
Suite Gothique, Op.25
2. Menuet gothique
Boellmann, Leon

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bs.Cl.、Bsn.です。
サックス六重奏版、クラリネット六重奏版は発売中です。
フランス・ロマン派によるオルガンの名曲を、ぜひお楽しみください。

木管六重奏 ゴシック組曲 Op. 25 第2曲 ゴシック風メヌエット
Suite Gothique, Op.25
2. Menuet gothique
Boellmann, Leon

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bs.Cl.、Bsn.です。
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参考音源
https://youtu.be/IyJRSifWRd4

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

レオン・ボエルマン(1862年~1897年)のオルガンのための作品「ゴシック組曲」の曲集です。
ボエルマンの代表作品です。第1楽章「導入‐コラール」、第2楽章「ゴシック風メヌエット」、
第3楽章「ノートルダムへの祈り」、第4楽章「トッカータ」の全4楽章からなります。
第3楽章の静かな祈りから一転して、4楽章のトッカータは、闇の世界に引き込まれていきそうな神秘的な作品で、
特に有名な曲です。

1. Introduction-Choral
2. Menuet gothique
3. Priere a Notre-Dame
4. Toccata

ゴシック組曲 Op. 25 - 第1曲 導入‐コラール
ゴシック組曲 Op. 25 - 第2曲 ゴシック風メヌエット
ゴシック組曲 Op. 25 - 第3曲 ノートル・ダム(聖母)への祈り
ゴシック組曲 Op. 25 - 第4曲 トッカータ

L.ボエルマンはフランスのオルガニスト、作曲家です。E.ジグーにオルガンを学びました。
19世紀のフランスのオルガンは,カヴァイエ=コルによって,よりオーケストラの音響に近いものに改良されました。
このゴシック組曲は彼の最も有名な曲で、フランスロマン様式の本質を要約していて、フランス近代のオルガン音楽の特徴もよく表しています。

18世紀末のフランス革命の混乱により、フランス国内のオルガンの多くは、教会とともに破壊されてしまいました。
しかし、19世紀の中ころになると、教会の再建に併せて新型のオルガンが設置されはじめ、フランクやサン=サーンスらは、
こうしたオルガンに新たな可能性を求めて、多くの作品を作り出しました。
これら「フランス・オルガン楽派」と呼ばれる作曲家たちの流れに属するのが、レオン・ボエルマン(1862~1897)です。

彼は、ニーデルメイエ宗教音楽学校でウジェーヌ・ジグーらに師事しました。同門にはフォーレがいます。
1871年に優秀な成績で卒業した彼は、パリのサン・ヴァンサン=ド=ポール教会でオルガニストを勤めました。
1885年からは、母校で教鞭を執るとともに、作曲家やピアニストとしても活躍し、将来を嘱望されたが、35歳の若さで亡くなりました。

彼の最もよく知られている作品は、1895年につくられたオルガンのための『ゴシック組曲(作品25)』で、
オルガン音楽の分野では、最も有名な作品のひとつです。

曲は「序奏とコラール」「ゴシック風メヌエット」「ノートルダム(聖母)への祈り」「トッカータ」の4曲からなります。
第1曲は、重厚な交唱的効果の序奏。第2曲は軽く勢いのあるメヌエット。第3曲は静かで信仰心に満ちた祈り。
第4曲は絶え間なく動き,最後に大きな盛り上がりを見せるトッカータです。
特に、第4曲「トッカータ」が有名ですが、第3曲の「ノートルダムへの祈り」は、温かで静謐な美しさにあふれていて、趣き深い1曲です。
演奏時間はおよそ15分です。

アトリエ・アニマート
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  2022/02/17   animato

金管五重奏 第一組曲 作品28 から3.行進曲

金管五重奏 第一組曲 作品28 から3.行進曲
Suite for Military Band Op.28
Gustav Holst

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
サックス五重奏版、木管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。
上記の各編成八重奏+打楽器で第二組曲も発売中です。

ホルストのイギリス情緒豊かな名曲を、ぜひお楽しみください。

金管五重奏 第一組曲 作品28 から3.行進曲
Suite for Military Band Op.28
Gustav Holst

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
サックス五重奏版、木管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。
上記の各編成八重奏+打楽器で第二組曲も発売中です。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

吹奏楽のための第一組曲(Suite for Military Band)作品28は、グスターヴ・ホルストが作曲した吹奏楽のための組曲です。
第1組曲変ホ長調作品28aと第2組曲ヘ長調作品28bの2曲があります。

当時はまだ吹奏楽というジャンルが完全には確立されておらず、イギリス軍楽隊もオーケストラからのアレンジ曲などを中心に演奏していました。
そんな中でホルストは管楽器と打楽器の編成からなる「第1組曲」「第2組曲」を書いたわけですが、やはり編成の関係もあって作曲された当初から
すぐに取り上げられたわけではありませんでした。
しかし、1920年代に入ってから公の場で演奏されるようになってくると、「第1組曲」「第2組曲」共に徐々に評価を上げるようになります。
そしてついには他の作曲者にも管楽器・打楽器の編成で独自の曲が構成できることを認識させるに至ります。
そういった点でホルストが吹奏楽の歴史において果たした役割は非常に大きいと言えるでしょう。
「吹奏楽の原点」とでも言ってもよい作品です。

ホルストは吹奏楽曲を複数残していますが、これらの組曲はその中でも初期の作品であり、ブラスバンドのための『ムーアサイド組曲』(1928年)などより
20年ほど前に書かれました。フレデリック・フェネルは「この作品における楽器法は、バンド編成を念頭に考え抜かれている」
「もしこのスコアを真に理解したならば、それは音楽と指揮というものすべてを理解したのと同じだ」と述べていて、
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの『イギリス民謡組曲』、パーシー・グレインジャーの『リンカンシャーの花束』などと並び、
吹奏楽の分野における古典的な演奏会用作品としてきわめて重要な作品です。

2曲を揃えた世界初録音は、フェネルとイーストマン・ウィンド・アンサンブルによって1955年に行われました。

第1組曲
1909年に作曲されたとされるが、作曲の事情や目的ははっきりしていません。王立軍学学校(英語版)、通称ネラー・ホール(英語: Kneller Hall)で
1920年6月20日に公開演奏されたことが確認されています。娘のイモージェン・ホルストの調査によると、1909年には演奏が行われていたとされます。
初出版は1921年です。1948年のブージー・アンド・ホークス社による版が慣用版として広く使われてきましたが、これには多くの変更が含まれていて、
1970年に自筆譜が公開されたことによって、1984年以降に複数の「原典版」が出版されています。

ホルストの自筆譜の時点ではオプションのパートが多く設けられ、多様な編成に対応できるように書かれています。
このこともあって、校訂によって楽器編成には違いが見られます。
ホルスト自筆譜では最小編成では19人(打楽器を含む)で演奏することができます。自筆譜ではこれらのパートの下に
ピアノ譜(コンデンススコア)が書かれていました。

全3楽章。各楽章のすべての主題は第1楽章の冒頭動機(二度-五度)から派生したもので、一種の循環形式で作られています。
また対位法の技術も活用され、全体に緊密に構築されています。第1楽章にバロック時代の形式が用いられているのは、
この時期にホルストがヘンリー・パーセルの作品の研究を行っていたこととの関連が指摘されています。

第1楽章 シャコンヌ
Allegro moderato 変ホ長調 3/4拍子 変奏曲形式
爽快感のある簡潔なテーマを繰り返しつつ、装飾的な変奏を被せていきます。雄大な展開が素晴らしい曲です。

第2楽章 インテルメッツォ
Vivace ハ短調 - ハ長調 2/4拍子 - 4/4拍子 - 2/4拍子 - 4/4拍子 三部形式
冒頭に現れるリズミカルで躍動的なテーマがなかなか格好よく、軽快に進んでいきます。
中ほどで民謡風のテーマが現れ、その後、これら2つのテーマのモチーフが組み合わされ、展開されます。

第3楽章 マーチ
Tempo di Marcia 変ホ長調 - 変イ長調 - 変ホ長調 2/2拍子 三部形式
「マーチ」は、いかにもマーチという感じでありながら、どことなくもの悲しさの付きまとうテーマと、民謡風のテーマから成ります。
結尾ではやはり2つのテーマが組み合わされ、さらには「シャコンヌ」のテーマのモチーフも再登場します。
軽快なマーチのテーマに乗って民謡風テーマが雄大に奏される様は壮観で、全曲を締めくくるにふさわしい結びです。

ホルストはスコアの冒頭に「各楽章は同一のフレーズで構成されているため、この組曲は休みなしに通して演奏されることを望む」と記しています。
個々の楽曲の造形は緻密、楽曲の配置も絶妙、極めて入念に設計された構成を持った音楽です。
「間奏曲」と「マーチ」で現れる民謡風のテーマは「シャコンヌ」のテーマから派生した創作です。ホルストは1900年代中ごろに、
学友のヴォーン・ウィリアムズらと共にイギリス各地の民俗音楽の採取と研究を行っていますが、その優れた成果のひとつが組曲第1番であると言えます。
 この作品の民俗的な節回しの旋律の醸し出す独特の哀感は、イギリス音楽ファンには堪えられない魅力です。
管楽器の表現力の豊かさも特筆すべきもので、吹奏楽の醍醐味を存分に味わえる作品でもあります。全曲の演奏時間は約11分です。

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  2022/02/16   animato

クラリネット四重奏 フーガ(フランス風カンツォーネ)

クラリネット四重奏 フーガ(フランス風カンツォーネ)
Canzona Francese
Giacomo Brignoli (c.1550-c.1600)

編成はCl.3本、Bs,Cl.です。
サックス四重奏版、木管四重奏版、金管四重奏版は発売中です。

イタリア・バロック音楽の明快な作品を、ぜひお楽しみください。

クラリネット四重奏 フーガ(フランス風カンツォーネ)
Canzona Francese
Giacomo Brignoli (c.1550-c.1600)

編成はCl.3本、Bs,Cl.です。
サックス四重奏版、木管四重奏版、金管四重奏版は発売中です。

イタリア・バロック音楽の明快な作品を、ぜひお楽しみください。

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https://youtu.be/nEXyRZWpBOI

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ジャコモ・ブリニョーリはイタリア(ベルガモ)出身のオルガニストです。
この作品は1607年にオルガンのために書かれたBernhardSchmidjunのTabulaturbuchに収録されています。
明快な四声フーガで「フランス風カンツォーネ」の副題が付けられています。
原調はC Durです。出版時に2箇所の誤りだと思われる音があり、修正してあります。
よく知られているとは言えない作品ですが、シンプルな中にイタリアの明るい光を感じさせてくれるピースです。

「イタリア・バロック音楽」
 ルネッサンスの時代は、イタリアのフィレンツェとヴェネチアが、絵画の世界の中心でした。しかし、17世紀バロックの時代はローマが中心となります。
これは16世紀、プロテスタントの宗教改革の後、カトリック教会が立て直しを図った対抗宗教改革の成功によるものです。
この政策でカトリック教皇はローマの再建を図り、16世紀末に聖堂建築、都市整備が行われました。音楽家や美術家の仕事がたくさんあったのです。

 バロック様式は、17世紀初頭イタリアのローマで始まりました。それはすぐにヨーロッパ中をフランス、スペイン、ポルトガルへと広がり、
その後オーストリア、ドイツ、ロシアへと広がっていきました。このスタイルは、活気、コントラスト、精巧な装飾、深い色、また壮大さを使い、
驚きと畏怖の念を呼び起こすものでした。バロック様式は、建築、文学、絵画、彫刻、踊り、また音楽などあらゆる芸術に影響を与えました。

 バロック音楽の分野では、16世紀後半にイタリアのいくつかの都市でこの時代が始まりました。政治的独立と経済的多様性のおかげで、
これらの都市は、パレストリーナとディ・ラッソの作品で切り拓かれた後期ルネサンスの古典的な理想からは大きく逸脱した、いくつかの
ユニークで個人的な音楽スタイルを発展させました。
これらの都市の中でも最も言及に値する二つの都市は、文化と政治の中心地であるヴェネツィアとフィレンツェです。

 ヴェネツィアでは、聖マルコ教会がジョヴァンニ・ガブリエリのポリコラル音楽を発展させるための地理的な環境として機能していました。
このスタイルは、声楽と器楽を備えた、空間的にいくつかに分けられた合唱団を擁するという原則に基づいたものでした。
これは、同時に演奏する場合、後期ルネッサンス期の複雑な模倣的ポリフォニーの理想からは概念が大きく異なる、
より単純なホモリズミックな和音の感触を必要としていました。

 同じ時期のフィレンツェでは、フィレンツェのカメラータとして知られる知識人、人文主義者、芸術家らのグループが、
言葉と音楽が一つになりながら、ルネッサンスのマドリガーレとは異なる形で古典ギリシャ演劇の理想を模倣しようとしました。
音楽的な設定は、テキストの自然な話し言葉の抑揚を妨げてはならず、単語は可能な限り明確に表現されるべきとされます。
この新たな音楽の概念に付随する形で、ルネッサンスのモテットとマドリガーレの持つ複雑な対位法の性質には適していなかったので、
テキストに干渉しない楽器によって作られた単純な和音の感触に取って代えられました。
こうした発展は、モノディと呼ばれる新たな歌唱スタイルを生み出し、バロック音楽時代で最も重要な革新となりました。

 バロック時代の大きな成果の一つは、器楽音楽による音楽表現の真剣で独立した重要な手段としての確立でした。
ジョン・ダウランドのリュート歌曲のように、楽器は主に人間の歌声の伴奏として機能していました。
18世紀初頭にドメニコ・スカルラッティとヘンデルの貴重な出会いがありした。この二人の作曲家は、友好的な音楽コンクールを行い、
スカルラッティはチェンバロで、そしてヘンデルはオルガンで勝利を収めたのでした。

 この時代の社会変化と公共のコンサートの広がりによって、リュートの人気は下火になり、チェンバロとオルガンが台頭しました。
こうして作曲家たちの関心は鍵盤楽器へと転換されていきました。またこの時代には、いくつかの新たな楽器のジャンルが編み出され、
大きく発展を遂げた時代でもありました。有名なものでは、前奏曲、コラール前奏曲、フーガ、トッカータ、組曲、ソナタ、協奏曲、
またコンチェルト・グロッソなどがありました。

 クラシック音楽の世界では、バロック音楽のバッハ・ヘンデルが別格扱いになっていますし、古典ではモーツァルト・ベートーヴェンなどの
才能をあがめる人が多いのですが、イタリアバロックの作曲家では一般に有名なのはヴィヴァルディ、それに次いでせいぜい
コレルリぐらいで、ほかの作曲家たちは、あまり高い評価が与えられていない傾向があります。

 しかし、実は18世紀当時の西欧では、イタリアこそが、きらめく星のごとく最も多くの優れた音楽家たちが競う音楽の最先端の地域と
考えられていました。ヘンデルもバッハの息子たちもモーツァルトも、みんなイタリアで研鑽を積みました。
またイギリスのような、財力はあっても音楽文化はやや遅れていた国は、盛んにイタリアから音楽家を招いて音楽家不足を補っていました。

 イタリア・バロック音楽が忘れられた存在になってしまった経緯には理由があります。
たとえば絵画であれば、ルネサンスの大家・ミケランジェロやレオナルド・ダ・ビンチの作品も、バロック時代のリューベンスや
レンブラントの作品も、いつでも教会や美術館で見られました。しかし音楽は、いくら楽譜は残っていても演奏されないことには
それは存在しないに等しいのです。そして、演奏する音楽家の数が限られている以上、過去の作品をしのぐ人気のある作品が次々に出てくれば、
演目は新しい作品に偏ってしまい、古い作品はしだいに埋もれていってしまいました。

 18世紀末からはドイツ・オーストリアにはハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン・シューベルトら音楽史上最高の天才たちが続々と
登場したのに対し、19世紀イタリア音楽は、オペラにおいては重要な作曲家であるロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ、プッチーニなどが
挙げられますが、器楽曲とではドイツ・オーストリアに圧倒されていました。
現在に至ってもなお、クラシック音楽の演奏市場では19世紀作品が圧倒的な地位を占めていて、「バロック音楽」全体に対する需要が
少ないなかで「バロックはバッハとヘンデルで十分」といった雰囲気があります。

バッハやヘンデルやテレマンに決して劣らない素晴らしい才能を持ち、叙情性や色彩感などの点で、ドイツ系作曲家たちをはるかに凌駕する
魅力も豊かに持っている、イタリアバロックの名作の数々を心ゆくまで楽しみたいものです。

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  2022/02/15   animato

木管八重奏『スケーターズワルツ 作品183』

木管八重奏『スケーターズワルツ 作品183』
The_Skaters_Waltz
エミール・ワルトトゥフェル(1837-1915)
Emile Waldteufel


編成は木管八重奏(フルート3本・オーボエ・クラリネット3本・ファゴット1本)です。
オーボエはフルートやクラリネットに変更可能。ファゴットはバスクラリネットやバリトンサックスに変更可能。
クラリネット2nd、3rdはアルトサックスに変更可能。
バスクラリネットとバリトンサックスのパート譜、アルト・テナーサックス(クラリネットから変更)のパート譜、
クラリネット(オーボエから変更)のパート譜は同梱しています。
★フルート3本・クラリネット2本、アルトサックス2本、バリトンサックスの編成で
別途に参考音源もお聴きいただけます。

「フランスのワルツ王」の作品をコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

木管八重奏『スケーターズワルツ 作品183』
The_Skaters_Waltz
エミール・ワルトトゥフェル(1837-1915)
Emile Waldteufel


編成は木管八重奏(フルート3本・オーボエ・クラリネット3本・ファゴット1本)です。
オーボエはフルートやクラリネットに変更可能。ファゴットはバスクラリネットやバリトンサックスに変更可能。
クラリネット2nd、3rdはアルトサックスに変更可能。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『スケートをする人々』(フランス語: Les Patineurs、ドイツ語: Der Schlittschuhlaufer)作品183は、
エミール・ワルトトイフェルが作曲したワルツです。『スケーターズ・ワルツ』という通称で知られています。ワルツ『女学生』(作品191)に並ぶ、彼の代表作です。
タイトルから想像できる通り、スケート場からインスピレーションをえて作曲されました。
日本での人気がとりわけ高く、海外ではワルトトイフェル名曲集的な企画から漏れたり、逆に英国へ発注された日本限定人気ポピュラー名曲集CDに含まれたこともありますが、
トスカニーニとカラヤンが好んで取り上げた曲でもあります。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートにも、2017年にグスターボ・ドゥダメルの指揮で登場しています。
純粋なワルトトイフェルの作品としては、この『スケートをする人々』が史上初めて取り上げられた曲です。

「スケータズワルツ」は1882年に作曲されたワルトトイフェルの最高のヒット作です。原曲は管弦楽ですが、ピアノ曲としても人気があり、よく演奏されます。
日本人にとってワルトトイフェルは、この「スケーターズワルツ」ただ1曲(他にも『女学生』という名曲も有)によって、格別の親しみを抱かれている作曲家である、
といわれていますが、19世紀後半のヨーロッパにおいては最大のワルツ作曲家でカリスマ的人気指揮者でした。

彼が生涯に書き残した作品は、ワルツ、ポルカ、ガロップなどの舞踏音楽を中心に約300曲にも及びます。数作書いたオペレッタは一般の人気を得ることはできませんでしたが、
この『スケーターズワルツ』を筆頭に、ワルツは国境や階級を超えて愛好され、シュトラウス・ファミリー以後、最大のワルツ作曲家と呼ばれていました。
作品はシュトラウス・ファミリーの精妙で多彩な書法に比べれば、単純(付点2分音符、2分音符が中心)ですが、大らかで優美、親しみやすい美しいメロディが特徴です。
19世紀後半のパリ上流階級で、ワルツに劣らず流行していたのがスケートだったようです。この穏やかなメロディに乗ってスケートをする人々が容易に想像できます。
この曲はワルトトイフェルのワルツの書法を端的に示したもので、ウィンナワルツと同じように数種類のワルツで構成されています。

◆曲の構成
冬の日の戸外を思わせる、のどかでゆったりした序奏ホルンの旋律が続き、第1ワルツが始まる。
この第1ワルツの主題が全曲の中心となる。

それに力強さが加わったのが第2ワルツでジャンプ姿が目に浮かぶ

腰に鈴をつけて滑る人の姿を現した間奏を挟んで、第1と同じ趣の歌謡的な第3のワルツ

情感豊かで美しい第4のワルツ

力と速度を加えて活気ある展開をしたのち、第4ワルツの最初の部分が再び現れ、ここに短いカデンツァが入る。
これを境にコーダに入り、第1ワルツがまた現れて全楽器パートがクライマックスに達して終わる。

◆エミール・ワルトトイフェル(1837-1915)
フランス生まれの作曲家・指揮者・ピアニスト。

◆生涯
彼の父と弟はヴァイオリニストでダンス音楽の作曲家、母もピアニストという音楽一家に生まれました。
母親からピアノを習い始め、パリ音楽院で学びました。
1865年にナポレオンⅢ世のユジュニー王妃付のピアニスト兼宮廷舞踏会の音楽監督に迎えられて本格的な活動を始めました。
1870年の革命によって帝政が崩壊したのを契機に、指揮者や作曲家として専念し、ヒット曲を生み出していきました。
最初の成功作は1874年10月にロンドンで初演したワルツ『マノラ』。
その後パリとロンドンを中心に、ウィーン、ベルリン、ニューヨーク等で、オペラやバレエ、自身の舞踏音楽を指揮(特に舞踏会では花形指揮者)して国際的名声を獲得しました。

彼はフランス北東部の音楽一家で生まれたワルトトイフェルは、幼少期から音楽を学びました。
またパリ音楽院時代の同級生には、マスネやビゼーがいたそうです。
さらには父親のオーケストラはパリで最も有名な楽団に成長し、彼はとても恵まれた環境の中にいました。
20代後半からは宮廷ピアニストも務めたワルトトイフェルでしたが、「有名な音楽家」とは言えませんでした。

そんな彼に変化をもたらしたのは、1874年にエドワード7世(当時英国皇太子)の前で演奏をしたことです。
これにより彼の名はイギリスで一気に広まり、ヴィクトリア女王への御前演奏(バッキンガム宮殿)もおこないます。
こうして30代後半で、ワルトトイフェルは世界的な音楽家へと名を上げました。
「スケーター・ワルツ」は1882年作曲ですので、この絶頂期の頃に書かれた作品ということになります。

◆作風
大衆音楽、とりわけワルツ『スケートをする人々』『女学生』やポルカなどのダンス音楽の作曲家として知られ、
ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世にならって「フランスのヨハン・シュトラウス」「フランスのワルツ王」と呼ばれました。
ワルトトイフェルは、ヨハン・シュトラウス2世と違い、ヴァイオリンの弓でなく指揮棒を振って楽団を指揮しました。
作曲はまずピアノで行なってから、後でオーケストレーションを施しました(近年、ピアノによる草稿の録音がCDで発売されています)。
ワルトトイフェルのオーケストレーションは2管編成を基準としつつも、金管楽器が充実しています。
シュトラウスの大胆で「男性的な」作風に比べると、ワルトトイフェルは巧妙な和声法と優雅なフレーズが特徴的です。
しかし、ワルトトイフェルの作品は革命的とはいえず、印象主義音楽がパリを制する頃になると、時代の趣味から取り残されていくこととなりました。

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  2022/02/14   animato

サックス五重奏「バッハのメヌエット」

サックス五重奏「バッハのメヌエット」
Minuet in G major, BWV Anh.114
from Notebooks for Anna Magdalena Bach

編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。
クラリネット五重奏版、金管五重奏版、木管五重奏版は発売中です。

バロック期の家庭的で楽しい名曲を、ぜひお楽しみください。

サックス五重奏「バッハのメヌエット」
Minuet in G major, BWV Anh.114
from Notebooks for Anna Magdalena Bach

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「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア曲集」
この曲集はバラエティーに富んだ楽しい内容になっています。J.S.バッハが2人目の奥さん、アンナ・マグダレーナのために
贈った2巻の音楽帳です。とはいえ、バッハ自身が作曲した曲ばかりが並んでいるというわけではありません。

バッハの曲では、「フランス組曲」や「パルティータ」などの初稿、ゴルトベルク変奏曲のテーマである「アリア」など、
鍵盤楽器で弾けるものが入っています。
そのほかは、アンナ・マグダレーナ自身が書き留めた小品が多く、アリアやコラールなどの声楽曲や通奏低音のルールがあったり、
バッハの前妻との息子であるカール・フィリップ・エマヌエルの小品も入っていたり、
クープランのクラヴサン曲が混じっているかと思えば、テレマンの親戚かも? と言われている作曲者の小品も納められています。

その中で最も有名な曲は、この「バッハのメヌエット」という小品です。
本当はペッツォルトという人が作ったのに「バッハのメヌエット」(BWV Anh.114、115)と呼ばれている曲です。
作曲者はドイツの作曲家クリスティアン・ペツォールト(Christian Petzold/1677- 1733)で、
正確には『ペツォールトのメヌエット』と明記されています。

クリスティアン・ペツォールト(Christian Petzold, 1677年- 1733年)は、バロック時代を生きたドイツの作曲家、オルガン奏者です。
バッハより8歳先輩の音楽家です。

1703年にドレスデンの教会のオルガン奏者を務めると、その後1709年からは宮廷の室内楽団の一員として活動をしました。
彼の作曲した作品で現在まで受け継がれているものはわずかしかありませんが、「優れたオルガニスト」としての記録が残っています。

アンナ・マグダレーナ自身が楽しむためのものもあれば、子どもたちへの教育用に書き溜められていったものでもあるこの曲集。
自筆譜には、子どもの筆跡と思われる幼い書き込みもあるそうです。
バッハ家の家庭内で演奏されていた小さな音楽の数々は、まるで「お菓子の詰め合わせ」のように楽しい気分にさせてくれます。

バッハは1720年の旅行中に妻が急死する不幸に見舞われ、翌年、宮廷歌手のアンナ・マクダレーナ・ヴィルケと再婚しました。
バッハは、1717年から1723年までアンハルト=ケーテン侯レオポルトの下で宮廷楽長として仕えていて、
同じ宮廷のソプラノ歌手として有名だったアンナ・マクダレーナと知り合いました。
アンナは有能な音楽家であったと見られており、夫の仕事を助け、作品の写譜などもしています。

アンナ・マクダレーナとの間に生まれた13人の子供のうち、クリスティアンは音楽家として最も社会的に成功しました。
クリスティアンはイングランド王妃専属の音楽家となった他、モーツァルトに大きな影響を与えました。
彼らの他にも、バッハには成人した4人の息子がいますが、彼らはみな音楽家として活動しました。

18世紀に生まれた「バッハのメヌエット」は、20世紀後半に現代的なポップスとして蘇りました。
アメリカのシンガー ソングライターのデニー・ランデル(Denny Randell)とサンディ・リンザー(Sandy Linzer)は、
「バッハのメヌエット」のメロディーを元に新たに歌詞をつけ、4/4拍子にアレンジして
『ラヴァーズ・コンチェルト(A Lover's Concerto)』として新たな命を吹き込みました。

1965年に女性R&Bグループ「The Toys(ザ・トイズ)」によりレコーディングされ、同年のアメリカ・イギリスにおいて
メジャーヒットを記録しています。
日本では、女性ジャズヴォーカリスト、サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan/1924-1990)によるカヴァー盤が有名です。

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  2022/02/12   animato

クラリネット四重奏 6つのウィーン ソナチネ:モーツァルトからNo.1-4

クラリネット四重奏 6つのウィーン ソナチネ:モーツァルトからNo.1-4
6Wiener Sonatinen No.1-4
Mozart, Wolfgang Amadeus 

編成はCl.3本、Bs,Cl.です。
金管四重奏(五重奏)版、サックス四重奏版、木管四重奏版は発売中です。

モーツァルトの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。

クラリネット四重奏 6つのウィーン ソナチネ:モーツァルトからNo.1-4
6Wiener Sonatinen No.1-4
Mozart, Wolfgang Amadeus 

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

この曲は元来2本のバセットホルンとファゴットのための「5つのディベルティメント」(1789年)であったものを、ピアノ用に編曲した作品です。
モーツァルトの形式構成を学ぶのに最良の楽曲です。

ソナチネ第1番(モーツァルト)
モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart/1756?1791)
『ソナチネ第1番』(K.V.439b)は、モーツァルト作曲「6つのウィーンソナチネ」第1番目の楽曲です。

原曲は、2本のクラリネット(バセットホルン)とファゴットのための「ディヴェルティメント Divertimento」です。
編曲者については確たる資料が残されていません。ウィーンで作曲されたため"ウィーンのソナチネ"とも呼ばれています。
第4楽章アレグロは、日本では人気テレビ番組「いきなり!黄金伝説」の料理シーンでBGMとして頻繁に使用され、メロディーは広く知られています。

モーツァルトがこの曲を書いた1783年は、結婚したばかりのコンスタンツェとの間に第1子が生まれています。
その1か月後、子どもを保母に預け、病弱な妻を連れてザルツブルクへ3か月間里帰りをします。
まず、姉のナンネルの誕生日祝いをし、友人、知人を訪問しました。毎朝ミサへ行き、散歩、射的、トランプ遊びなどに興じ、
シェイクスピアの芝居などを多く鑑賞して過ごしていました。
その後ウィーンに戻ると、保母に預けていた子どもが腸閉塞で死んでいたことを知ります。
悲しみにくれたモーツァルトはもう2度と生まれ故郷のザルツブルクに帰ることはありませんでした。

日本ではテレビのバラエティ番組の、BGMとしてもお馴染みのこの曲は、
モーツァルトの6曲のウィーンソナチネから、第1番の第4楽章アレグロです。
原曲は「2つのクラリネットとファゴットのための5つのディヴェルティメント 変ロ長調」。
これに編曲が施され、「フォルテピアノのためのソナチネ集」として出版されました。

1783年に作曲されたこの曲は、当初「バセットホルン三重奏」という形でした。
バセットホルンはモーツァルトの時代まで使われていた楽器で、
彼の作品では他に「レクイエム ニ短調」などでも登場します。

モーツァルトが27歳の頃、ウィーンの友人ジャカン家のために書かれた作品で、
1803年にブライトコップ&ヘルテルから、まずは第2番のパート譜が出版されました。
そして1813年にはジムロックから「6つのセレナード」として全曲が出版されています。

この時点で楽器編成は「クラリネット2、ファゴット1、ホルン2」に変更。
更にモーツァルトのオペラを、他者が編曲した第6番が追加されました。

その後、1877-83年の編纂で、後世に加えられたと思われる部分は排除され、
「2つのクラリネットとファゴットのための5つのディヴェルティメント 変ロ長調」
として整理されると、これが広く一般化していったのです。
ここで調性もバセットホルンに適したへ長調から変ロ長調に変えられました。

「フォルテピアノのためのソナチネ集」はウィーンのアルタリアから
1805年に出版され、その後もいくつかの版が出されました。
編曲はFr.カウアーとされていますが、詳細は定かではありません。
モーツァルト自身によるとする説もあるぐらいです。

また、“ウィーンのソナチネ”と呼ばれる理由については、
モーツァルトがウィーンで作曲したことに加え、1931年にマインツで出版された
Schott版「ウィーン・ソナチネ集 - オリジナル・ピアノ・エディション」の
タイトルに由来するともいわれています。

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  2022/02/11   animato

木管六重奏 ゴシック組曲 Op. 25 第1曲 導入‐コラール

木管六重奏 ゴシック組曲 Op. 25 第1曲 導入‐コラール
Suite Gothique, Op.25
1. Introduction-Choral
Boellmann, Leon

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bs.Cl.、Bsn.です。
サックス六重奏版、クラリネット六重奏版は発売中です。
フランス・ロマン派によるオルガンの名曲を、ぜひお楽しみください。

木管六重奏 ゴシック組曲 Op. 25 第1曲 導入‐コラール
Suite Gothique, Op.25
1. Introduction-Choral
Boellmann, Leon

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

レオン・ボエルマン(1862年~1897年)のオルガンのための作品「ゴシック組曲」の曲集です。
ボエルマンの代表作品です。第1楽章「導入‐コラール」、第2楽章「ゴシック風メヌエット」、
第3楽章「ノートルダムへの祈り」、第4楽章「トッカータ」の全4楽章からなります。
第3楽章の静かな祈りから一転して、4楽章のトッカータは、闇の世界に引き込まれていきそうな神秘的な作品で、
特に有名な曲です。

1. Introduction-Choral
2. Menuet gothique
3. Priere a Notre-Dame
4. Toccata

ゴシック組曲 Op. 25 - 第1曲 導入‐コラール
ゴシック組曲 Op. 25 - 第2曲 ゴシック風メヌエット
ゴシック組曲 Op. 25 - 第3曲 ノートル・ダム(聖母)への祈り
ゴシック組曲 Op. 25 - 第4曲 トッカータ

L.ボエルマンはフランスのオルガニスト、作曲家です。E.ジグーにオルガンを学びました。
19世紀のフランスのオルガンは,カヴァイエ=コルによって,よりオーケストラの音響に近いものに改良されました。
このゴシック組曲は彼の最も有名な曲で、フランスロマン様式の本質を要約していて、フランス近代のオルガン音楽の特徴もよく表しています。

18世紀末のフランス革命の混乱により、フランス国内のオルガンの多くは、教会とともに破壊されてしまいました。
しかし、19世紀の中ころになると、教会の再建に併せて新型のオルガンが設置されはじめ、フランクやサン=サーンスらは、
こうしたオルガンに新たな可能性を求めて、多くの作品を作り出しました。
これら「フランス・オルガン楽派」と呼ばれる作曲家たちの流れに属するのが、レオン・ボエルマン(1862~1897)です。

彼は、ニーデルメイエ宗教音楽学校でウジェーヌ・ジグーらに師事しました。同門にはフォーレがいます。
1871年に優秀な成績で卒業した彼は、パリのサン・ヴァンサン=ド=ポール教会でオルガニストを勤めました。
1885年からは、母校で教鞭を執るとともに、作曲家やピアニストとしても活躍し、将来を嘱望されたが、35歳の若さで亡くなりました。

彼の最もよく知られている作品は、1895年につくられたオルガンのための『ゴシック組曲(作品25)』で、
オルガン音楽の分野では、最も有名な作品のひとつです。

曲は「序奏とコラール」「ゴシック風メヌエット」「ノートルダム(聖母)への祈り」「トッカータ」の4曲からなります。
第1曲は、重厚な交唱的効果の序奏。第2曲は軽く勢いのあるメヌエット。第3曲は静かで信仰心に満ちた祈り。
第4曲は絶え間なく動き,最後に大きな盛り上がりを見せるトッカータです。
特に、第4曲「トッカータ」が有名ですが、第3曲の「ノートルダムへの祈り」は、温かで静謐な美しさにあふれていて、趣き深い1曲です。
演奏時間はおよそ15分です。

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  2022/02/10   animato

金管五重奏+ ヘイル・ホーリー・クイーン

金管五重奏+ ヘイル・ホーリー・クイーン
Gospel Hail Holy Queen

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaに加えてMarim.、Vib.、Drumsです。
Hn.をTbn.またはEup.で演奏可能で、パート譜は同梱しています。
手拍子のパート譜を同梱しています。
クラリネット四重奏版、サックス四重奏版は発売中です。

ゴスペルの明るく輝ける名曲を、ぜひお楽しみください。

金管五重奏+ ヘイル・ホーリー・クイーン
Gospel Hail Holy Queen

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaに加えてMarim.、Vib.、Drumsです。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ヘイル・ホーリー・クイーン(Hail Holy Queen)は
手拍子したくなるような楽しいゴスペルソングです。

映画「天使にラブソングを」の中では、前半の清らかなコーラスの部分から一転して、リズミカルなアレンジです。
手拍子しながら楽しげに歌う歌声や姿が魅力的なシーンです。
この曲が始まったら、手拍子して「オー、マリア」と歌いたくなる明るいゴスペルソングです。

ゴスペルはみんなで歌うもの賛美歌です。
いつの間にかみんなで歌ったり、手拍子したりして、一体感を得られるのがいいですね。

Hail Holy Queenには楽しいラテン語の部分があります。
この歌はもともとラテン語で作られ た♪Salve Reginaという賛美歌です。
その英語バージョンが映画「天使にラブソングを1」の名アレンジで、ブレイクしました。

曲の前半は、クラシカルな聖なる声の響きにうっとりする部分です。後半はアップテンポで、活気に満ち溢れた楽しい歌になります。
日本でもゴスペル系のクワイヤだけでなく、多くの合唱団で歌われている曲です。

『ヘイル・ホーリー・クイーン』(Hail Holy Queen)は、キリスト教聖歌におけるアンティフォナ(交唱)の一つです。
『サルヴェ・レジーナ(Salve regina)』とも題されます。
アンティフォナ(交唱)とは、合唱を2つに分けて交互に歌う歌い方の聖歌のことで、
カトリック教会及び正教会で現在も一般的に歌われています。
この曲は、1992年公開のアメリカ映画「天使にラブソングを(Sister Act)」の劇中歌として注目を集めました。

ヘイル・ホーリークイーン 歌詞・和訳
賛美歌/映画「天使にラブソングを Sister Act」挿入歌
Hail Holy Queen (聖なる女王に幸いあれ)     

Hail holy queen enthroned above (天にて戴冠された聖なる女王よ)
Oh Maria(おお マリア)
Hail mother of mercy and of love(慈しみと愛の母に幸いあれ)
Oh Maria(おお マリア)

Triumph all ye cherubim(ケルビム(チェラビム)天使、汝ら皆 勝利を祝え)
Sing with us ye seraphim(セラピム(セラフィム)天使、汝ら 我らと歌え)
Heaven and earth resound the hymn(天に地に、聖歌よ響け)
Salve, salve, salve, Regina(幸いあれ、幸いあれ、女王に幸いあれ)
---------------------

Hail holy queen enthroned above (天にて戴冠された聖なる女王よ)
Oh Maria(おお マリア)
Hail mother of mercy and of love(愛と慈しみの母に幸いあれ)
Oh Maria(おお マリア)
Triumph all ye cherubim(ケルビム天使、汝ら皆 勝利を祝え)
Sing with us ye seraphim(セラピム天使、汝ら 我らと歌え)
Heaven and earth resound the hymn(天に地に、聖歌よ響け)
Salve, salve, salve, Regina(幸いあれ、幸いあれ、女王に幸いあれ)

Our life, our sweetness here below(この世には我らの命、我らの素晴らしき 事ありて)
Oh Maria(おお マリア)
Our hope in sorrow and in woe(悲しみ苦しみの中にも、我らに希望あり)
Oh Maria(おお マリア)
Triumph all ye cherubim (ケルビム天使、汝ら皆 勝利を祝え)
Sing with us ye seraphim (セラピム天使、汝ら 我らと歌え)
Heaven and earth resound the hymn(天に地に、聖歌よ響け)
Salve, salve, salve, Regina(幸いあれ、幸いあれ、女王に幸いあれ)

A-lle-l-uia(アレルヤ!)

<ラテン語>
Mater amata, intemerata(汚れなき愛の母) 
Sanctus, sanctus, Dominus(聖なるかな、聖なるかな、万能の主)
Virgo, respice, mater, adspice(乙女、いにしえを見給いて 聖母、現世(うつしよ)を見守り給え)
Sanctus, sanctus, Dominus(聖なるかな、聖なるかな。万能の主)

A-lle-l-uia

Our life, our sweetness here below
Oh, oh, oh Maria
Our hope in sorrow and in woe
Oh, oh, oh Maria
Triumph all ye cherubim (cherubim)
Sing with us ye seraphim (sweet seraphim)
Heaven and earth resound the hymn
Salve, salve, salve, Regina
Salve regina (wa, oh, oh)
Salve regina       

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  2022/02/09   animato

クラリネット四重奏 ファンタジア 'オンザヘキサコード'a4 VdGS No.10

クラリネット四重奏 ファンタジア 'オンザヘキサコード'a4 VdGS No.10
Fantasia on the Hexachord VdGS10 
アルフォンソ・フェッラボスコ2世
Ferrabosco Jr., Alfonso

編成はCl.3本、Bs,Cl.です。
金管四重奏版、木管四重奏版、サックス四重奏版は発売中です。

イギリス・バロック期の作品を演奏で味わいたいものです。
発声練習やコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

クラリネット四重奏 ファンタジア 'オンザヘキサコード'a4 VdGS No.10
Fantasia on the Hexachord VdGS10 
アルフォンソ・フェッラボスコ2世
Ferrabosco Jr., Alfonso

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ファンタジア 'オンザヘキサコード'a4、VdGS No.10はアルフォンソ・フェッラボスコ2世によってヴィオールのために書かれました。
ヴィオール、ヴィオラダガンバはフレットと弦中空の木製ボディとペグボックスを備えた楽器です。
この曲は上声部に出てくるドレミファソラのような6つの全音階を元に、自由な形式のファンタジアです。
上声部の全音階は半音ずつ上がって8回繰り返されます。

ルネッサンスとバロックの時代のファンタジア(幻想曲)は、即興曲のように、厳密な音楽形式の教科書の規則に従うことはめったにありません。
この用語は、16世紀に最初に音楽に適用されました。最初は、特定の作曲ジャンルではなく、想像力に富んだ音楽の「アイデア」を指していました。
16世紀の器楽ファンタジアは声楽モテットの厳密な模倣でした。ポリフォニックソロファンタジーは、リュートと初期のキーボード用に広く作曲されました。
ウィリアムバードやオーランドギボンズなどの作曲家は、リコーダーやヴィオールの優れた例でジャンルを拡大しながら、
多くのキーボードファンタジアを書きました。

当時は「ヘキサコード」といって Ut - Re - Mi - Fa - Sol - La の6つの音の名称をもちいて音程を得る習慣(ソルミゼーション)がありました。
Si には実際の音楽ではナチュラルとフラットの2種類がよく用いられており、これらの音を取るために、ヘキサコードを移動させる手法を用いていました。
例えば Si ナチュラルの音程を取りたい場合、Ut - Re - Mi - Fa - Sol と読み、Sol を Ut に読み替えると、
「Do Re Mi Fa Sol La Si Do」(イオニア旋法)の音程を得ることができます。Fa を Ut と読み替えれば Si フラットが得られます。
ヘキサコードでは Mi - Fa にしか半音が存在しないので、半音を必要とするところに Mi - Fa を割り当てて音程を測るということです。
このように音程を相対的に測る方法は、今日での 「移動ド」 の考え方に似ています。

アルフォンソ・フェッラボスコ(1575年頃-1628年3月)は、イギリスの作曲家であり、イタリア系のヴィオール奏者でした。
彼はルネッサンス時代とバロック時代の境界線にまたがっています。
フェッラボスコは、イタリアの作曲家アルフォンソフェッラボスコの長老の非嫡出子であるグリニッジで生まれました。
彼の母親は、後に長老のアルフォンソが結婚したスザンナ・シモンズだったのかもしれません。年下のフェッラボスコは、エリザベス1世の宮廷のメンバーであるゴメルヴァンアウスターワイクの後見人の下に残されました。アルフォンソ長老は、彼が妻と一緒に引っ越してきたイタリアで、アルフォンソに若いアルフォンソを送るように頼んだが、女王は彼がイギリスにとどまるように主張した。フェッラボスコは、1592年にアウスターワイクが亡くなるまで、ゴマー・ファン・アウスターワイクの世話を続けました。このとき、彼は宮廷音楽家として長いキャリアをスタートさせました。

王冠連合の後、彼はヘンリー王子の家庭教師になり、50ポンドの給料で花婿になりました。
フェッラボスコは、1604年1月に行われたアンオブデンマークの仮面劇「12人の女神のビジョン」の歌を作曲して収入を得ました。

フェッラボスコは、黒の仮面劇(1605)を含むいくつかのプロジェクトでベン・ジョンソンと協力し、
他のいくつかの仮面劇のために音楽を書きました。
彼の音楽は詩の設定の数を含め、1609年にジョン・ブラウンによって出版されたジョン・ダンとトマス・キャンピオンのほか、
リュートとヴィオール音楽。彼は頻繁に新しい朗読バロックスタイルで書き、イタリアに行ったことはありませんでしたが、
彼は現代のイタリア音楽をよく知っていました。

フェッラボスコの若者の評判は、主にヴィオラ奏者としての彼の腕前に基づいていて、
さらにヴィオラコンソートのための彼の作曲にも基づいています。
これらは非常に慣用的な作品であり、多く作曲しましたが、知識をひけらかすことはありませんでした。
フェッラボスコはまた、コプラリオと並んでタブ譜でリラヴィオラ音楽を書いた最初の一人であり、
リラヴィオラのためのレッスンの本を書きました。

フェッラボスコは継続的に債務を抱えており、テムズ川を砂利で浚渫したり、迷惑をかけた人々に罰金を科したりするなど、
テムズ川のさまざまな権利を含む計画の失敗に関与していました。
彼は1628年3月に亡くなり、その月の11日、故郷のグリニッジにあるセントアルフレッジ教会に埋葬されました。

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  2022/02/07   animato

木管五重奏 第一組曲 作品28 から2.間奏曲

木管五重奏 第一組曲 作品28 から2.間奏曲
Suite for Military Band Op.28
Gustav Holst

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
サックス五重奏版、金管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。
上記の各編成八重奏+打楽器で第二組曲も発売中です。

ホルストのイギリス情緒豊かな名曲を、ぜひお楽しみください。

木管五重奏 第一組曲 作品28 から2.間奏曲
Suite for Military Band Op.28
Gustav Holst

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
サックス五重奏版、金管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。
上記の各編成八重奏+打楽器で第二組曲も発売中です。

ホルストのイギリス情緒豊かな名曲を、ぜひお楽しみください。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

吹奏楽のための第一組曲(Suite for Military Band)作品28は、グスターヴ・ホルストが作曲した吹奏楽のための組曲です。
第1組曲変ホ長調作品28aと第2組曲ヘ長調作品28bの2曲があります。

当時はまだ吹奏楽というジャンルが完全には確立されておらず、イギリス軍楽隊もオーケストラからのアレンジ曲などを中心に演奏していました。
そんな中でホルストは管楽器と打楽器の編成からなる「第1組曲」「第2組曲」を書いたわけですが、やはり編成の関係もあって作曲された当初から
すぐに取り上げられたわけではありませんでした。
しかし、1920年代に入ってから公の場で演奏されるようになってくると、「第1組曲」「第2組曲」共に徐々に評価を上げるようになります。
そしてついには他の作曲者にも管楽器・打楽器の編成で独自の曲が構成できることを認識させるに至ります。
そういった点でホルストが吹奏楽の歴史において果たした役割は非常に大きいと言えるでしょう。
「吹奏楽の原点」とでも言ってもよい作品です。

ホルストは吹奏楽曲を複数残していますが、これらの組曲はその中でも初期の作品であり、ブラスバンドのための『ムーアサイド組曲』(1928年)などより
20年ほど前に書かれました。フレデリック・フェネルは「この作品における楽器法は、バンド編成を念頭に考え抜かれている」
「もしこのスコアを真に理解したならば、それは音楽と指揮というものすべてを理解したのと同じだ」と述べていて、
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの『イギリス民謡組曲』、パーシー・グレインジャーの『リンカンシャーの花束』などと並び、
吹奏楽の分野における古典的な演奏会用作品としてきわめて重要な作品です。

2曲を揃えた世界初録音は、フェネルとイーストマン・ウィンド・アンサンブルによって1955年に行われました。

第1組曲
1909年に作曲されたとされるが、作曲の事情や目的ははっきりしていません。王立軍学学校(英語版)、通称ネラー・ホール(英語: Kneller Hall)で
1920年6月20日に公開演奏されたことが確認されています。娘のイモージェン・ホルストの調査によると、1909年には演奏が行われていたとされます。
初出版は1921年です。1948年のブージー・アンド・ホークス社による版が慣用版として広く使われてきましたが、これには多くの変更が含まれていて、
1970年に自筆譜が公開されたことによって、1984年以降に複数の「原典版」が出版されています。

ホルストの自筆譜の時点ではオプションのパートが多く設けられ、多様な編成に対応できるように書かれています。
このこともあって、校訂によって楽器編成には違いが見られます。
ホルスト自筆譜では最小編成では19人(打楽器を含む)で演奏することができます。自筆譜ではこれらのパートの下に
ピアノ譜(コンデンススコア)が書かれていました。

全3楽章。各楽章のすべての主題は第1楽章の冒頭動機(二度-五度)から派生したもので、一種の循環形式で作られています。
また対位法の技術も活用され、全体に緊密に構築されています。第1楽章にバロック時代の形式が用いられているのは、
この時期にホルストがヘンリー・パーセルの作品の研究を行っていたこととの関連が指摘されています。

第1楽章 シャコンヌ
Allegro moderato 変ホ長調 3/4拍子 変奏曲形式
爽快感のある簡潔なテーマを繰り返しつつ、装飾的な変奏を被せていきます。雄大な展開が素晴らしい曲です。

第2楽章 インテルメッツォ
Vivace ハ短調 - ハ長調 2/4拍子 - 4/4拍子 - 2/4拍子 - 4/4拍子 三部形式
冒頭に現れるリズミカルで躍動的なテーマがなかなか格好よく、軽快に進んでいきます。
中ほどで民謡風のテーマが現れ、その後、これら2つのテーマのモチーフが組み合わされ、展開されます。

第3楽章 マーチ
Tempo di Marcia 変ホ長調 - 変イ長調 - 変ホ長調 2/2拍子 三部形式
「マーチ」は、いかにもマーチという感じでありながら、どことなくもの悲しさの付きまとうテーマと、民謡風のテーマから成ります。
結尾ではやはり2つのテーマが組み合わされ、さらには「シャコンヌ」のテーマのモチーフも再登場します。
軽快なマーチのテーマに乗って民謡風テーマが雄大に奏される様は壮観で、全曲を締めくくるにふさわしい結びです。

ホルストはスコアの冒頭に「各楽章は同一のフレーズで構成されているため、この組曲は休みなしに通して演奏されることを望む」と記しています。
個々の楽曲の造形は緻密、楽曲の配置も絶妙、極めて入念に設計された構成を持った音楽です。
「間奏曲」と「マーチ」で現れる民謡風のテーマは「シャコンヌ」のテーマから派生した創作です。ホルストは1900年代中ごろに、
学友のヴォーン・ウィリアムズらと共にイギリス各地の民俗音楽の採取と研究を行っていますが、その優れた成果のひとつが組曲第1番であると言えます。
 この作品の民俗的な節回しの旋律の醸し出す独特の哀感は、イギリス音楽ファンには堪えられない魅力です。
管楽器の表現力の豊かさも特筆すべきもので、吹奏楽の醍醐味を存分に味わえる作品でもあります。全曲の演奏時間は約11分です。

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  2022/02/06   animato