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2020年8月

『ブラームスの子守歌』金管五重奏楽譜

『ブラームスの子守歌』金管五重奏楽譜
編成はトランペット、ホルン、トロンボーンまたはユーフォニアム2本、チューバです。
サックス五重奏や木管五重奏に変更可能です。

ロマン派の巨匠による優しいメロディーをお楽しみください。

『ブラームスの子守歌』金管五重奏楽譜
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参考音源
https://youtu.be/nrHkCpLMXJU

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms、1833年5月7日 - 1897年4月3日)は、
19世紀ドイツの作曲家、ピアニスト、指揮者です。
J.S.バッハ(Bach)、ベートーヴェン(Beethoven)と共に、ドイツ音楽における三大Bとも称されています。
ハンブルクに生まれ、ウィーンに没しました。
作風はおおむねロマン派音楽に属しますが、古典主義的な形式美を尊重する傾向が強いです。

1868年7月にボンにおいて、ブラームスの友人であったベルタ・ファーバー(Bertha Faber)に
次男が生まれたことを記念して作曲されました。
ファーバーはハンブルクでブラームスが指導していた女声合唱団の一員で、
特に親しかったと伝えられています。同年中に『5つの歌曲』作品49のうちの一曲として出版され、
初演は1869年12月22日にウィーンで、ルイーズ・ドゥストマン(Louise Dustmann)と
クララ・シューマンによって行われました。

その人気のために出版直後から多数の編曲が出され、ブラームスは出版社ジムロックに
「病気の子供や悪ガキ用に、短調に書き直してみたらどうでしょう?
それも版を増やす手段ですよ」と皮肉っぽく書き送っているほどです。

ゆりかごを思わせるシンコペーションを伴った音形に乗って、
素朴な旋律が歌われます。低音では全曲を通じてEs(この編曲ではF)音が保持され、
落ち着きを表わします。このシンコペーション音形には、
ファーバーがハンブルクにおいて好んで歌っていた、
アレクサンダー・バウマン(Alexander Baumann)の作曲したレントラーの
旋律が引用されています。
詩はアヒム・フォン・アルニムとクレメンス・ブレンターノが収集した
ドイツの民謡詩集「子どもの魔法の角笛」からとられた第1節と、
ゲオルク・シェラーの民謡集からとられた第2節から成ります。

ブラームスの主要作品としては、4つの交響曲、2つのピアノ協奏曲、
ヴァイオリン協奏曲、合唱と管弦楽のための『ドイツ・レクイエム』などがあります。
これらの作品は世界各地のオーケストラで現在でも主要な演奏レパートリーとして取り上げられています。

ブラームスはまた変奏曲の大家でもあり、管弦楽曲『ハイドンの主題による変奏曲』、
ピアノ独奏曲『ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ』、
『パガニーニの主題による変奏曲』などが有名です。

ドイツ語歌詞        
Guten Abend, gut' Nacht,
mit Rosen bedacht,
mit Naglein[3] besteckt,
schlupf unter die Deck'!
Morgen fruh, wenn Gott will,
wirst du wieder geweckt.

Guten Abend, gut' Nacht,
von Englein bewacht,
die zeigen im Traum
dir Christkindleins Baum.
Schlaf nun selig und sus,
schau im Traum 's Paradies[4].

日本語直訳

こんばんは、おやすみ、
ばらに囲まれて、
クローブをまとって、
上掛けの下に入って!
明日の朝は、神様のおかげで、
あなたは目覚めるでしょう。

こんばんは、おやすみ、
天使たちに見守られて
(天使たちは)夢の中で見せる
子供のキリストの木を。
幸せに、優しく眠りなさい
夢の中で天国を見なさい。

英語でよく歌われる歌詞

Lullaby and goodnight,
With roses bedight,
With lilies o'er spread
Is baby's wee bed.
Lay thee down now and rest,
May thy slumber be blessed.

Lullaby and goodnight,
Thy mother's delight,
Bright angels beside
My darling abide.
They will guard thee at rest,
Thou shalt wake on my breast.

武内俊子作詞

ねんねんころり 母のひざは
夢を誘う ゆりかごよ
ゆらり ゆらり ゆらり揺れて
夢の園へ 乳をのみに

ねんねんころり 母の歌に
月も昇る 夢の小道
ひらり ひらり ひらり蝶々
花のかげへ 宿をかりに

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  2020/08/16   animato

水上の音楽(Water Music)から「エアー」金管四重奏

水上の音楽(Water Music)から「エアー」金管四重奏
「エアー」は第1組曲の第5曲です。
編成はトランペット2本、ホルン、トロンボーンまたはユーフォニアムです。
サックス四重奏や木管四重奏にも変更可能です。
ゆったりとした癒しの雰囲気をもったヘンデルの響きをお楽しみください。

水上の音楽(Water Music)から「エアー」金管四重奏
「エアー」は第1組曲の第5曲です。
編成はトランペット2本、ホルン、トロンボーンまたはユーフォニアムです。
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参考音源
https://youtu.be/3vtfW9ycIbM

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

水上の音楽(Water Music)は、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが1715年から
17年頃にかけて作曲した管弦楽曲集です。
ヘンデルは大バッハと並んでバロック時代を代表する作曲家です。
ホルンやトランペットが多用されている華やかで、野外で鳴り響く壮麗な音楽です。

水上の音楽は弦楽合奏とオーボエ、ホルン、トランペット、フルート、リコーダーなどからなる管弦楽編成。
フランス風序曲形式による序曲と、舞曲形式を主とする小曲数曲の楽章からなり、
管弦楽組曲のジャンルに属します。今日ではヘンデルの代表的な管弦楽作品の一つとして知られています。

ヘンデルは、ドイツのハノーファー選帝侯の宮廷楽長の地位にありながら、
帰国命令に従わず外遊先のロンドンに定住していました。ところが、
1714年にそのハノーファー選帝侯がイギリス王ジョージ1世として迎えられることになりました。
この曲は、ヘンデルが王との和解を図るため、1715年のテムズ川での王の舟遊びの際に演奏したという
伝説が残されていますが、真偽のほどは定かではありません。
いかにも "国王の舟遊びのための華やかな音楽" といった、喜ばしく祝賀気分に溢れた
 "18世紀、栄光の大英帝国" を偲ばせる曲です。
国王 ジョージ1世の不興を買っていた ヘンデルがこの曲で元の地位と元の倍の俸給を取り戻したという有名な逸話がありますが、
このような曲で 讃えられた、あるいは
装飾された国王が喜ばない分けはないと納得させられるものがあります。

『水上の音楽』はG線上のアリアを含むバッハのフランス風序曲と同じ管弦楽組曲で、
3つの組曲があります。第1番ヘ長調、第2番ニ長調、第3番ト長調があります。
結婚式でよく使われるのは、トランペットが使われ、最も華やかな組曲第2番の第2曲、『アラ・ホーンパイプ』です。
華やかな祭典を盛り上げることは、ヘンデルの十八番だったようです。

    第1組曲 ヘ長調 HWV 348(9曲) オーボエ、ホルン主体
        第1曲「序曲(ラルゴ - アレグロ)」
        第2曲「アダージョ・エ・スタッカート」
        第3曲「(アレグロ) - アンダンテ - (アレグロ)」
        第4曲「メヌエット」
        第5曲「エアー」
        第6曲「メヌエット」
        第7曲「ブーレ」
        第8曲「ホーンパイプ」
        第9曲(アンダンテ)
    第2組曲 ニ長調 HWV 349(5曲) トランペット主体
        第1曲(序曲)
        第2曲「アラ・ホーンパイプ」…全曲の中で最も紹介される機会の多い曲
        第3曲「ラントマン」
        第4曲「ブーレ」
        第5曲「メヌエット」

    第3組曲 ト長調 HWV 350(5曲) フルート、リコーダー主体
        第1曲(メヌエット)
        第2曲「リゴードン」
        第3曲「メヌエット」
        第4曲(アンダンテ)
        第5曲「カントリーダンスI・II」

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  2020/08/16   animato

威風堂々 (行進曲)第4番 吹奏楽譜

威風堂々 (行進曲)第4番 吹奏楽譜
シンフォニックで原曲に忠実な楽譜です。
最も有名な作品は第1番ですが、、第1番に次いで演奏機会が多いのが第4番です。
エルガーの名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

威風堂々 (行進曲)第4番 吹奏楽譜
シンフォニックで原曲に忠実な楽譜です。
最も有名な作品は第1番ですが、、第1番に次いで演奏機会が多いのが第4番です。
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https://youtu.be/ysoJsW4huxI

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『威風堂々』(いふうどうどう、英語: Pomp and Circumstance )作品39は、
イギリスの作曲家エドワード・エルガーが作曲した管弦楽のための行進曲集です。
エルガーが完成させたのは5曲ですが、
21世紀初頭に未完の第6番が補筆完成されて新たに加えられました。
エルガーが生前に作曲、出版した5曲のうち、第1番から第4番は1901年から1907年にかけて作曲され、
第5番は晩年の1930年に作曲されました。遺稿から見つかった第6番は未完成であり、
アンソニー・ペインによって補筆・完成されたもので知られています。
最も有名な作品は第1番ですが、、第1番に次いで演奏機会が多いのが第4番です。

原題 "'Pomp and Circumstance" は、シェイクスピアの戯曲『オセロ』第3幕第3場の台詞です。
    "Pride, pomp and circumstance of glorious war"
    「名誉の戦争には付物の[……]誉れも、飾りも、立派さも」(坪内逍遥訳)

から取られています。pomp とは「壮麗、華麗」、circumstance とは「儀式張った、物々しい」といった意味合いであり、
『威風堂々』という題名は名訳ではあるものの相当意訳されているものです。

第1番
Allegro, con molto fuoco ? Trio. Largamente ? Molto maestoso、ニ長調。
1901年に作曲され、同年の10月19日にリヴァプールにてアルフレッド・ロードウォルドの指揮で初演されました。
エルガーの友人でもあったロードウォルドと、リヴァプールの管弦楽団に捧げられました。
全6曲中、最も広く知られた楽曲です。
この曲は,一種の愛国的な軍隊行進曲で,1901年という20世紀幕開けの年に作曲・初演されています。エドワード7世がこの行進曲を聴いて「君はいずれ世界中くまなくひろまる節を作曲したね」と賞賛したという逸話も有名です。大英帝国の最後の栄光を感じさせるような風格のある行進曲で,どこか残照のイメージが漂います。

曲は3部形式で出来ています。堂々と,がっちりとした感じの行進曲で始まった後,
中間部で雄大なメロディが出てきます。エドワード7世が褒めたのはこのメロディで,
エルガーに歌詞を付けることを勧めました。エルガーはそれに応え,合唱曲「戴冠式頌歌」の
終曲「希望と栄光の国」でこのメロディを使っています。イギリスのプロムスのラストナイトなどでは,
「Land and hope and glory...」とお客さんが自然発生的にこの部分を歌うことになっています。
その後,再度最初の行進曲が戻り,さらに盛大に盛り上がって全曲が終わります。


第4番
Allegro marziale ? Nobilmente ? Grandioso、ト長調。1907年に作曲され、
8月24日、ロンドンのクイーンズホールにて、エルガー自身の指揮により初演されました。
ヘレフォード出身の友人G・ロバートソン・シンクレアに献呈されています。

演奏時間5分18秒。冒頭からの主題は解りやすく、中間部の美しい旋律は第1番とは違った上行音型です。
有名な第1番に近いスタイルで演奏技術は比較的容易でコンサートの新しいレパートリーに最適です。

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  2020/08/16   animato

ピエ・イエズ Pie Jesu 金管四重奏

ピエ・イエズ Pie Jesu 金管四重奏
フォーレ「レクイエム」より第4曲

編成はトランペット、ホルン、トロンボーン、チューバです。
ホルンはトランペットに変更可能。
トロンボーンはユーフォニアムに変更可能。
木管四重奏やサックス四重奏でも演奏できます。
近代フランス音楽の響きをコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。

ピエ・イエズ Pie Jesu 金管四重奏
フォーレ「レクイエム」より第4曲

編成はトランペット、ホルン、トロンボーン、チューバです。
ホルンはトランペットに変更可能。
トロンボーンはユーフォニアムに変更可能。
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https://youtu.be/i8Vq2F3r2_I

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ガブリエル・フォーレ(Gabriel Urbain Faure/1845-1924)
『ピエ・イエス(イエズ)』は、フォーレ作曲『レクイエム(Requiem)』の第4曲。

この曲の独唱部分(ソロ・パート)では、女声ソプラノにするのですがボーイソプラノにするか、
あるいは合唱について、女声合唱と少年合唱のいずれかという選択肢があります。

パリのコンコルド広場にフォーレがオルガニストを務めたマドレーヌ教会があります。
当時のマドレーヌ教会の合唱団には女性が加わることが許されていなかったため、
合唱は男声合唱と少年合唱で歌われ、『ピエ・イエス』もボーイソプラノを意識した音域で書かれています。

一般的に、教会風の雰囲気を尊重する場合にはボーイソプラノ及び少年合唱、
演奏会での表現性を重視する場合は女声ソプラノ及び女声合唱という選択になります。
    
フォーレ:レクイエム
ピエ・イエズ Pie Jesu

<歌詞・日本語訳>
Pie Jesu, Domine Dona eis requiem.

慈悲深き主イエスよ 彼らに安息を与え給え

Dona eis requiem Sempiternam requiem.

彼らに安息を 永遠の安息を与え給え


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  2020/08/13   animato

帰れソレントへ金管楽器とマリンバ五重奏

帰れソレントへ金管楽器とマリンバ五重奏
編成はトランペット、ホルン、トロンボーン、チューバ、マリンバです。
トロンボーンはユーフォニアムに変更可能。
ホルンはトロンボーンまたはユーフォニアムに変更可能。
スコア&パート譜付き。
世界一美しいアマルフィ海岸を感じながら、ぜひコンサート・ピースにどうぞ。

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編成はトランペット、ホルン、トロンボーン、チューバ、マリンバです。
トロンボーンはユーフォニアムに変更可能。
ホルンはトロンボーンまたはユーフォニアムに変更可能。
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https://youtu.be/XESpv3yOc38

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「帰れソレントへ」(かえれソレントへ、ナポリ語: Torna a Surriento)は、
イタリアのソレントに捧げられた代表的なナポリ民謡(カンツォーネ)の1つです。
Sorrentoソレントとは、イタリアのナポリ県にある人口約1万7000人の都市です。
歌の由来については諸説あるようですが、1902年にイタリアの首相がソレントを訪れた際、
ソレントの市長が(経済的支援を期待して)来賓をもてなすために、
クルティス兄弟に作詞作曲を依頼したというのが有力とのことです。

その当時は、ソレントの環境や自然を強調した歌詞だったようですが、
その後歌詞が一部書き換えられ、今日知られる形となっていきました。

ソレントが面する世界一美しい海岸アマルフィ海岸(Costiera Amarfitana)は、
イタリア・カンパニア州サレルノ県、ソレント半島南岸の海岸を指し、
ティレニア海・サレルノ湾に面しています。ヴィエトリ・スル・マーレからアマルフィを抜け、ポジターノへ到ります。

アマルフィは世界一美しい海岸と言われ、1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
近くには、青の洞窟が有名なカプリ、ヴェスヴィオ火山の噴火で埋まってしまった古代都市ポンペイ、
ユネスコの世界遺産にも登録されている海岸の街並みが美しいアマルフィなど有名な観光地もあり、
交通も鉄道・車・船で行けるので便利な地域です。
修道院や西洋特有の古い建物と細い路地、壮大で美しい海を眺めることができる街の急斜面や切り立った崖、
オレンジやレモンといった柑橘系の樹が並び、自然豊かでのどかな風景が広がります。

ソレントという土地は、曲のイメージそのままの「自然豊かな美しい場所」です。
海に面し観光地として土地柄や、柑橘類栽培や木工生産などの産業面で共通点が多いことから、
日本の三重県熊野市と姉妹都市の提携をしています。

かの有名なエルビス・プレスリーも「サレンダー」というタイトルで英語版としてカバーしていて、
アメリカとイギリスのヒットチャートで1位を獲りました。

Torna a Surriento 帰れソレントへ(意味)

Vide ’o mare quant’e bello
ごらん、なんて美しい海だろう

Spira tantu sentimento
豊かな感情があふれている

Comme tu a chi tiene mente
あなたの優しい言葉が

ca scetato ‘o faie sunna
私を夢心地にするように

Guarda gua chistu ciardino
ごらん、この庭を

siente sie sti sciure arance
感じて、このオレンジの花の香りを

nu prufumo accussi fino
この繊細な香りは

dinto ‘o core se ne va
心にしみ入る

E tu dice: I parto addio!
なのにあなたは言う、「さよなら」と

t’alluntane da stu core
私の心から遠く離れて

da la terra de ll’amore
そして恋の思い出の地からも

tiene ‘o core ‘e nun turna?
本当に帰る気はないのか

Ma nun me lassa
行ってはいけない

nun darme stu turmiento!
私を悲しませないで

Torna a Surriento
帰れソレントへ

famme campa!
私を助けて

Vide ‘o mare de Surriento,
ごらん、ソレントの海を

Che tesoro tene ‘nfunno
奥底に宝が眠っている

Chi ha girato tutto ‘o munno
世界中を巡った人も

Nun l’ha visto comma ‘a cca
こんな場所は見たことがない

Guarda attuorno sti Sserene,
あたりをごらん、セイレーンたちが

ca te guardano ‘ncantate
心奪われあなたを見つめている

e te vonno tantu bene
あなたを大切に思っている

te vulessero vasa.
口づけしたいほどに

e tu dice:I parto addio!
なのにあなたは言う、「さよなら」と

t’alluntane da stu core
私の心から遠く離れて

da la terra de ll’ammore
そして恋の思い出の地からも

tiene ‘o core ‘e nun turna?
本当に帰る気はないのか

Ma nun me lassa
行ってはいけない

nun darme stu turmiento
私を悲しませないで

torna a Surriento
帰れソレントへ

famme campa!
私を助けて

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  2020/08/13   animato

トルコ行進曲木管四重奏楽譜

トルコ行進曲木管四重奏楽譜(モーツァルト/編曲 瀬 浩明)
ピアノソナタ第11番 イ長調 K. 331より 第3楽章
編成はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットです。
オーボエはクラリネットに変更可能。
ファゴットはバスクラリネットに変更可能。
フルートはエスクラリネットに変更可能。
サックス四重奏としても演奏可能です。

モーツァルトの名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

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ピアノソナタ第11番 イ長調 K. 331より 第3楽章
編成はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットです。
オーボエはクラリネットに変更可能。
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モーツァルトの名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

ピアノソナタ第11番 イ長調 K. 331 (300i) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したピアノソナタです。
第3楽章が有名な「トルコ行進曲」であるため、「トルコ行進曲付き」と呼ばれることが多く、この楽章だけが単独で演奏されます。
第3楽章 トルコ風ロンド:アレグレット
イ短調 - イ長調、4分の2拍子、ロンド形式(A→B→C→B→A→B'→コーダ、B'はオクターヴを分散して16分音符化した旋律)です。
有名な「トルコ行進曲」です。当時流行していたトルコ趣味を取り入れたものです。
左手の伴奏がよくトルコの軍楽隊の打楽器の響きを模倣しています。
テンポは楽譜上ではアレグレットです(初期の出版ではAllegrinoとなっています)が、
多くの演奏家はアレグロで演奏することが一般的です。

17世紀後半から18世紀にかけ、西洋の音楽文化にメヘテルのもたらす「異国」の音楽の影響が現れ始めます。
1720年代初頭にはポーランド王アウグスト2世にオスマン帝国第23代皇帝アフメト3世から
メヘテルが送られ(アフメト3世は西欧諸国との平和外交を敷いていた)、
オーストリアではオスマン式軍楽が取り入れられました。
クラシック音楽にもその影響は色濃く反映され、オペラやオーケストラ、器楽曲にも「トルコ風」が取り入れられます。
モーツァルトに限らず当時の作曲家たちは流行りの音楽を進んで取り入れる、いわば「流行に乗った」わけです。
これらの作品に共通して現れる音楽的特徴が、シンバルなどの打楽器の使用、ユニゾンの多用、
鋭い音の為にピッコロを用いるなどでした。しかしこれらはあくまで「西洋人のイメージしたトルコの音楽」。
実際のトルコの音楽とは少し違ったようです。

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  2020/08/12   animato

Adagio cantabile中編成吹奏楽譜(L.V.ベートーベン/編曲 瀬 浩明)

Adagio cantabile中編成吹奏楽譜(L.V.ベートーベン/編曲 瀬 浩明)
ピアノソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」より 第2楽章

この曲は瀬 浩明の「学校吹奏楽における演奏表現の教授法」研究論文補助教材として書かれました。
ピアノ・ソナタ ハ短調 作品13「パテティーク」第2楽章Adagio cantabileを練習しながら、
演奏表現の指導の試みを行っています。
この編曲に際しては原調(変イ長調)で差し支えなく、
小編成でも演奏が可能であるよう心掛けました。
ベートーヴェンの名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。

Adagio cantabile中編成吹奏楽譜(L.V.ベートーベン/編曲 瀬 浩明)
ピアノソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」より 第2楽章

この曲は瀬 浩明の「学校吹奏楽における演奏表現の教授法」研究論文補助教材として書かれました。
ピアノ・ソナタ ハ短調 作品13「パテティーク」第2楽章Adagio cantabileを練習しながら、
演奏表現の指導の試みを行っています。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

荘厳で鬱屈とした有名な主題を持つ第一楽章と、やるせなく切ないメロディーが印象的な第三楽章の間で、
それらとは対照的にほっとするような深い情感を湛え歌うこの第二楽章。
ベートーヴェンが書いた最も美しいメロディーの一つです。
多くの映画・ドラマなどの作品で使用されているように、「悲愴」といえばこの曲というほどに有名です。
この曲は簡単なようで、各声部を同時に歌わせるのが難しく、絶妙なバランス調整が必要とされます。
Adagio cantabileとは「ゆるやかに歌うように」という意味です。
大きなフレーズ(出だしから8小節の始めまでのひとまとまり)を感じて歌うように演奏しましょう。
想像力・集中力を必要とする大人のための曲でもあります。

1798年にベートーヴェンが作曲したピアノソナタ第8番ハ短調作品13「大ソナタ悲愴」は、
ベートーヴェンの初期の代表作です。
第14番「月光」・第23番「熱情」と共にベートーヴェンの三大ピアノソナタの一つとしても数えられ、
人気も高い作品でもあります。
難易度もそれほど高くないことから、音楽愛好家の方々が演奏する機会も多くあります。

全楽章を通して人気が高いですが、特に第二楽章の冒頭部分はテレビやCMでもよく耳にします。
タイトルから音楽をイメージすると、悲しみに満ちた音楽のような気もしますがそうではありません。
「情熱的な部分」や「光を感じる部分」、「懐疑的な表現」など
ベートーヴェンらしさがたっぷりと詰まった傑作です。

悲愴を作曲していた頃は、ベートーヴェンが耳の異変を感じ始めた時期でもありました。
「ベートーヴェンの難聴」と「悲愴」の関連はわかっていませんが、少なからず関係していたのかもしれません。
ベートーヴェン自身が標題を付けた作品は少なく、合計32曲あるピアノソナタにおいては第8番以外には第26番「告別」があるのみです。
三大ピアノソナタの「月光」も「熱情」もベートーヴェンが付けたものではありません。

ちなみに音楽に標題を付けることは、ロマン派の時代に入ると盛んにおこなわれるようになります。
古典派の時代に標題を付けたこの作品は、その点においても革新的作品であると言えるかもしれません。

「ピアノソナタ第8番(悲愴)」は、カール・リヒノフスキー侯爵(Karl Lichnowsky, 1761年-1814年)へ献呈されました。
リヒノフスキー侯爵は、ベートーヴェンの最も有力な後援者の1人として有名な人物です。
侯爵は、ベートーヴェンを1796年にプラハ、ベルリンへ演奏旅行に連れ出しています。
また1800年から1806年までの間は、侯爵はベートーヴェンを経済的に支援します。

ベートーヴェンはこの作品の他に、「交響曲第2番」「ピアノソナタ第12番」も侯爵に献呈しています。
ただしこの関係は長くは続かず、ベートーヴェンとリヒノフスキー侯爵は、1806年に喧嘩別れをしています。

第1楽章 Grave - Allegro di molto e con brio
Graveの序奏が特徴的で、展開部と終結部にもこれは登場します。
「悲愴」というタイトルは、この第1楽章を聴くとしっくりとくるのではないでしょうか。

第2楽章 Adagio cantabile
ピアノソナタは第1楽章が人気が高いことが多いですが、「悲愴」においてはこの第2楽章の人気もとても高いです。
あの有名な「第九」の第3楽章の主題は、この「悲愴」の第2楽章を彷彿させます。
第1楽章とは打って変わって叙情的な音楽に心が揺らされます。

第3楽章 Rondo; Allegro
元々はヴァイオリンとピアノのデュオのために構想が練られていましたが、ソナタの最終楽章となりました。
分散和音の伴奏の上に、美しい主題が提示されるのが印象的です。
ロンドソナタ形式になっており、ロンド主題は第1楽章第2主題が元になっています。
第1楽章・第2楽章からの引用もあり、まさに最終楽章にふさわしい音楽です。

●第2楽章について
第2楽章はAdagio cantabileの緩叙楽章です。
主要楽章のハ短調に対して長3度下の変イ長調とるのはベートーヴェンの常套手段です。
曲はアリオーソ風の上声とバス声部の間を16分音符が和声的にささえている主題によって開始されます。
ハ短調の楽句(第17小節~)を挟み、変イ長調の主題が回帰した後に、
変イ短調の主題が提示されます(第37小節~)。
3連音符による和音の刻みを基調としたこの主題は、異名同音への読み替えによってホ長調に転調します。
再び冒頭の主題が伴奏型を3連音符に変えて回帰して(第51小節~)この楽章を閉じます。

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  2020/08/12   animato

「南への航海」打楽器五重奏楽譜 Il viaggio ai mari meridionali

「南への航海」打楽器五重奏楽譜 Il viaggio ai mari meridionali
(作曲 Hyacinthe Simone)
打楽器(合計5人)編成。演奏時間4分10秒から30秒程度です。
「南への航海」は打楽器アンサンブルから委嘱を受けてアンサンブルコンテストのために書かれた作品です。
コンテストにかかわらずコンサートでも、ぜひ演奏してください。

「南への航海」打楽器五重奏楽譜 Il viaggio ai mari meridionali
(作曲 Hyacinthe Simone)
打楽器(合計5人)編成。演奏時間4分10秒から30秒程度です。
「南への航海」は打楽器アンサンブルから委嘱を受けてアンサンブルコンテストのために書かれた作品です。
コンテストにかかわらずコンサートでも、ぜひ演奏してください。

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参考音源
https://youtu.be/9v373fW-2mc

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

北の港から出港して困難な航海に出発し、嵐に見舞われながらも、無事にカリブ海に到着するまでの過程を打楽器アンサンブルによって描写しています。
過去に支部大会にて金賞受賞歴があります。
前半は暮らし慣れた北欧の地を十分に楽しみ、不安と期待に胸躍らせながら、いよいよ航海に出発です。
中間部分は長い航海の中で、嵐に見舞われる部分です。ここでは激しくダイナミックな音楽表現が求められます。
ようやく目的地が近づき、港に到着も間近になってクルーたちの安堵の様子が表現されます。
カリブ海の街に船を寄せ、長い航海の疲れを癒します。開放的な南国のリズムに乗せて、愉快な雰囲気を表現します。
後半部分にかけては、各奏者のアドリブ演奏を楽しみます。

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  2020/08/11   animato

フニクリ・フニクラ金管と打楽器のための八重奏

フニクリ・フニクラ金管と打楽器のための八重奏
Trumpet 1.2、Horn 、Trombone 1.2、Euphonium、Tuba、Drumsスコア&パート譜付き。
金管七重奏とドラムセットの編成になっています。
ドラムセットを省略した金管七重奏としても演奏可能です。
ホルンはトロンボーンまたはユーフォニアムに変更可能。
トロンボーンはユーフォニアムに変更可能。
クラリネット七重奏、木管七重奏、サックス七重奏とドラムセットの編成にも変更可能です。

フニクリ・フニクラ金管と打楽器のための八重奏
Trumpet 1.2、Horn 、Trombone 1.2、Euphonium、Tuba、Drumsスコア&パート譜付き。
金管七重奏とドラムセットの編成になっています。
ドラムセットを省略した金管七重奏としても演奏可能です。
ホルンはトロンボーンまたはユーフォニアムに変更可能。
トロンボーンはユーフォニアムに変更可能。
クラリネット七重奏、木管七重奏、サックス七重奏とドラムセットの編成にも変更可能です。

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活気溢れる楽しいこの作品をぜひ演奏してみてください。

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参考音源
https://youtu.be/hgqJPXS071g

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

「フニクリ・フニクラ」(ナポリ語: Funiculi funicula)は、
1880年にルイージ・デンツァが作曲したイタリア大衆歌曲です。
ルイージ・デンツァ作曲で日本でも大変有名なこの曲は
当初は登山電車のコマーシャルソングとして誕生しました。
この曲の歌詞はナポリ語で書かれていますが、古くから伝わるナポリ民謡ではなく、実はコマーシャルソングという役割で生まれた歌曲です。

1880年にヴェスヴィオ山の登山電車=フニコラーレ(Funicolare)を運営するトーマス・クック社の依頼によって、
ルイージ・デンツァが作曲し、ジャーナリストのジュゼッペ・ペッピーノ・トゥルコが作詞しました。
デンツァとトゥルコはこの急勾配の登山電車からすぐにインスピレーションを受け、
2人は数時間でこの曲を書き上げたと言われています。

フニクリ・フニクラ 原曲歌詞と日本語訳

【1番】
Aissera, oje Nannine, me ne sagliette,
tu saje addo, tu saje addo
Addo ‘stu core ‘ngrato cchiu dispietto
farme nun po! Farme nun po!
夕方僕は登ったんだ
どこだかわかる?
君の恩知らずな心が
僕を悲しませないところ

Addo lu fuoco coce, ma se fuje
te lassa sta! Te lassa sta!
E nun te corre appriesso, nun te struje
sulo a guarda, sulo a guarda.
火が燃えている場所だけど、もし逃げれば
君は逃げるまま
君を追いかけたり悩ませたりしない
見ているだけなら

Jamme, jamme ‘ncoppa, jamme ja,
Jamme, jamme ‘ncoppa, jamme ja,
funiculi, funicula, funiculi, funicula,
‘ncoppa, jamme ja, funiculi, funicula!
行こう 行こう 頂上へ
行こう 行こう 頂上へ
フニクリ・フニクラ・フニクリ・フニクラ
行こう フニクリ・フニクラで!

【2番】
Se n’e sagliuta, oje ne, se n’e sagliuta,
la capa gia! La capa gia!
E gghiuta, po’ e turnata, po’ e venuta,
sta sempe cca! Sta sempe cca!
電車は登って、もう登って
頂上だ 頂上だ
到着して戻ってまたやって来る
ここに止まる ここに止まる
La capa vota, vota, attuorno, attuorno,
attuorno a tte! Attuorno a tte!
Stu core canta sempe nu taluorno:
Sposamme, oje ne! Sposamme, oje ne!
頂上は回って回って
君の周りを 君の周りを
この心は繰り返し歌う
結婚しよう 結婚しよう

Jamme, jamme ‘ncoppa, jamme ja,
Jamme, jamme ‘ncoppa, jamme ja,
funiculi, funicula, funiculi, funicula,
‘ncoppa, jamme ja, funiculi, funicula!
(1番と同じ)

1962年にNHK「みんなのうた」で初めて発表された時は「登山電車」という原曲に忠実な歌詞の歌でした。
その後、子供向けの替え歌として「鬼のパンツは強いぞ」という内容の
『鬼のパンツ』が1975年に当時「うたのおにいさん」だった田中星児が発表したとされています。
しかしJASRACのデータベースには「作詞者不詳」となっており、実際に歌ったのは田中星児ですが、
歌詞を考えた作詞者はわからないようです。
それから子供向けの歌とした数多くの子供番組、子供向けCDなどにも収録され、
同名の絵本なども出版されたことから、日本では子供受けの歌である『鬼のパンツ』
として強いイメージで広がってしまったようです。

おにのパンツ
作詞:作詞者不詳

鬼のパンツは いいパンツ
(パンツをはく真似をする)
つよいぞ つよいぞ
トラの毛皮で できている
つよいぞ つよいぞ
5年はいても やぶれない
つよいぞ つよいぞ
10年はいても やぶれない
つよいぞ つよいぞ
はこう はこう 鬼のパンツ
はこう はこう 鬼のパンツ
あなたも 私も おじいちゃんも おばあちゃんも
(周囲を指差しながら)
みんなではこう 鬼のパンツ

 フニクリ・フニクラ Funiculi Funicula
作曲 デンツァ Luigi Denza
訳詞 青木爽・清野協

1.赤い火を噴くあの山へ 登ろう 登ろう
そこは地獄の釜の中 のぞこう のぞこう
登山電車が出来たので 誰でも登れる
流れる煙は招くよ みんなを みんなを
行こう 行こう 火の山へ
行こう 行こう 山の上
フニクリ フニクラ フニクリ フニクラ
だれも乗る フニクリ フニクラ
(2回繰り返し)

2.暗い夜空にあかあかと 見えるよ 見えるよ
あれは火の山 ヴェスビアス 火の山 火の山
登山電車が下りてくる ふもとへ ふもとへ
燃えるほのおは空に映え 輝く 輝く
(以下同じ)

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  2020/08/11   animato

リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲 4.パッサカリア木管六重奏

リュートのための古風な舞曲とアリア 木管六重奏
Antiche danze ed arie per liuto Suite No.3
第3組曲 4.パッサカリア

編成はフルート、オーボエ、クラリネット2本、バスクラリネット、ファゴットです。
ファゴットはバスクラリネットに変更可能。
オーボエはクラリネット変更可能。

バロック以前の音楽を古楽と呼びますが、
いにしえの響きに魅了されるファンも多く、
その音楽は素朴で飾らない美しさを湛えています。
ぜひコンサート・ピースに加えてみてください。

リュートのための古風な舞曲とアリア 木管六重奏
Antiche danze ed arie per liuto Suite No.3
第3組曲 4.パッサカリア

編成はフルート、オーボエ、クラリネット2本、バスクラリネット、ファゴットです。
ファゴットはバスクラリネットに変更可能。
オーボエはクラリネット変更可能。

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バロック以前の音楽を古楽と呼びますが、
いにしえの響きに魅了されるファンも多く、
その音楽は素朴で飾らない美しさを湛えています。
ぜひコンサート・ピースに加えてみてください。

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参考音源
https://youtu.be/0B0pKAkb05A

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3

『リュートのための古風な舞曲とアリア』(伊: Antiche danze ed arie per liuto)は、
オットリーノ・レスピーギが作曲した3集の組曲です。
いずれも古いリュートのための曲を、現代のオーケストラないし弦楽合奏のために編曲したもので、
(リュートのための曲ではない)、それぞれ4曲から成っています。

第1組曲

オーケストラで演奏され、楽章ごとにその編成は変化します。演奏時間は約15分。4つの曲から成る。

    小舞踏曲(Balletto)(シモーネ・モリナーロの作品「オルランド伯爵」による)Allegretto moderato ニ長調 4/4拍子
    ガリアルダ(Gagliarda)(ヴィンチェンツォ・ガリレイの作品による)Allegro maroato-Andantino mosso ニ長調 3/4拍子
    ヴィラネッラ(Villanella)(16世紀末の作者不明の曲による)Andante cantabile-Poco piu mosso-Primo tempo ロ短調 2/4拍子
    酔った歩みと仮面舞踏会(Passo mezzo e Mascherada)(16世紀末の作者不明の曲による)Allegro vivo-Vivacissimo-Allegretto-Allegretto-Vivo-Vivacissimo-Meno(maroato e sostenuto) ニ長調 2/4拍子

第2組曲

オーケストラで演奏される。楽章ごとにその編成は変化する。第1組曲よりも比較的編成が大きい。演奏時間は約20分。4つの曲から成る。

    優雅なラウラ(Laura soave)(ガリアルダ風小舞踏曲、サルタレッロとカナリオBalletto con gagliarda, saltarello e canario)(ファブリツィオ・カロージョの作品による)Andantino-ガリアルダ(Allegro marcato)-サルタレッロ(Lo stesso tempo)-カナリオ(Andantino) ニ長調 2/4拍子
    田園舞曲(Danza rustica)(ジャン・バティスト・ベサールの作品による)Allegretto ホ長調 2/2拍子
    パリの鐘(Campanae parisienses)(中間部のアリアはマラン・メルセヌの作品による)Andante mosso-Largo espressivo ハ長調 4/4拍子
    ベルガマスカ(Bergamasca)(ベルナルド・ジャノンチェッリの作品による)Allegro ニ長調 2/2拍子

第3組曲

弦楽合奏または弦楽四重奏で演奏されます。演奏時間は15~20分。4つの曲から成っています。

1.イタリアーナ(Italiana)(作曲者不詳 16世紀頃) Andantino 変ホ長調 3/4拍子
原曲は16世紀末の作者不明の曲。
チェロのピチカートに乗せてバイオリンが美しい旋律を奏でます。
おそらく、チェロのピチカートはリュートを表現しています。

2.宮廷のアリア(Arie di corte)(ジャン・バティスト・ベサールの作品による) Andante cantabile ト短調 3/4拍子
フランスのベサールという17世紀のリュート奏者の曲が元となっています。
ビオラが主旋律を奏でるアリアは原題が「お前に恋することは悲しい」という歌です。
それに続き明るいメロディが5つ続きます。

3.シチリアーナ(Siciliana)(作曲者不詳 16世紀頃) Andantino ハ短調 3/4拍子
16世紀末の作者不明の曲が原曲。優雅な第一バイオリンの旋律はCMなどに使われています。
後半はアコード(和音演奏)を駆使し同じメロディに緊迫感を与えています。
チェロの低音のオブリガードが残響として残り印象的です。

4.パッサカリア(Passacaglia)(ルドヴィコ・ロンカッリの曲による) Maestoso ト短調 3/4拍子
原曲はイタリアの作曲家ロンカッリのリュート曲です。
弦楽合奏とは思えない程、緊張感に溢れた曲です。パッサカリアは17世紀頃に流行した舞曲で、
バッハなども好んでとりあげています。

近年では第3曲「シチリアーナ」の原曲が、つのだ・たかしのリュート演奏でTVCMに利用され、
スマッシュヒットとなりました。そのほかにも同曲は多くの演奏・編曲例があることでも知られ、
近年の例では、2007年に発表された平原綾香の5作目のアルバム「そら」にも彼女自身の作詞及び沢田完の
編曲による歌唱つきカヴァーヴァージョンが収められました。


レスピーギの埋もれた曲の発掘・編曲の代表作がリュートのための古風な舞曲とアリアでしょう。
この曲には3つの組曲があって、第一、第二の組曲は管弦楽のための作品であり、
唯一第三組曲が弦楽合奏のための曲です。
全曲に渡って弦楽合奏ならではの繊細な編曲がされているものの、
4曲目のパッサカリアなどは弦楽合奏とは思えない迫力に満ちた曲に仕上がっています。
特に3曲目のシチリアーナは、レスピーギを知らない人でもどこかで聴いたことがある程
有名な曲で、CMにも使われています。
レスピーギの卓越した管弦楽作曲技能と美的バランス感覚、そして"原作"へのリスペクトを土台とした作品です。

レスピーギは望んでいたボローニャの音楽院での教職を得られなかった中で
ようやくローマの音楽院で職を得て作曲に本腰が入るようになると成功を収め始めました。
「ローマ三部作」と呼ばれる交響詩群がその主な成果で、壮麗な名作です。

大きな成功によって、学長に就任したりアメリカでの演奏旅行と
多忙を極めるようになった中、人知れず書庫の奥深くに潜り、
誰にも顧みられることのなかった古の楽譜を"発掘"することが心の安らぎとなっていたそうです。

レスピーギ(1879-1936)は、古い時代の作品を大切に研究していました。
その成果は、J.S.バッハ(1685-1750)作品の管弦楽編曲や、
M.チェスティ(1620-69)のイタリア古典歌曲
〈Intorno all’idol mio(私の偶像である人の回りに)〉にもとづいた歌曲〈昔の歌に寄せて〉、
他にもG.ロッシーニ(1792-1868)をもとにした〈風変わりな店〉〈ロッシーニアーナ〉などが挙げられます。
レスピーギの音楽はいつも、懐古的な趣向を感じさせます。

本曲の魅力はレスピーギの管弦楽の職人芸、アレンジ自体の手腕ももちろん素晴らしいのですが、
数多ある古典舞曲の中からセレクトし味付けをして統一性のある世界観へとまとめ上げる“編集能力”も見事です。

●リュートについて
リュートは紀元前からあると言われている古楽器で、
指で弦をはじいて音を出す楽器です。
マンドリンのような形をしているものやバラライカそっくりのものなど
様々なタイプがあり、弦の数も様々でした。
やがてギター、ピアノの登場であまり注目されなくなってしまいました。
リュートは中世から18世紀中庸、人々にもっとも愛された楽器の一つでした。
一時弾かれない時期を経て、19世紀末からイギリスを中心に復興が試みられ、現在に至ります。

リュートは撥弦(はつげん)楽器のひとつで、弦をはじいて音を出します。
アラビアや中近東が起源といわれ、11世紀の十字軍の遠征によって、
ヨーロッパへ伝わりました。当時は中近東の方が文明が進んでいたため、
リュートは珍重され、それゆえヨーロッパのルネサンス絵画では
天使が奏でる楽器として数多く描かれています。
ヨーロッパのイギリス・フランス・ドイツ・イタリアなどの、主に宮廷などの貴族階層で、
中世からバロック時代の約700年という長い間にわたって親しまれました。
今、私たちがピアノやギターなどの独奏楽器、あるいは歌や他の楽器との
アンサンブルを楽しんでいるのと同じように、リュートはその時代ポピュラーな楽器だったのです。
貴族たちは眠りに就くまでの間、傍らのリュート奏者に演奏させていたのです。

当時の貴族や王様の子女たちは、教養のひとつとしてリュートを弾いていました。
いわゆるお稽古事です。王様ももちろん習っていました。弾いたり、踊ったり、
貴族としてのふるまいを身につけていました。
もちろん昔はCDのように便利なものはありませんでしたから、
音楽をかけて楽しむことがないわけです! 音楽は全て生音楽。
舞踏会などにお客様が来れば、お抱えの楽団で音楽のおもてなしをしていたのです。

リュートは、12~18世紀にかけて、サロン文化が隆盛をみせた貴族の間で発展しました。18世紀を迎えると貴族が没落。同時に貴族が親しんだ音楽も廃れていってしまいました。また世間では、音量が大きな楽器のニーズが高まりをみせました。リュートは音量が小さな楽器ですので、18世紀になると残念ながら人気がなくなってしまったのです。
1600年代のバロック時代になると、貴族に代わって興行主が
劇場を取り仕切るようになりました。音楽は、
興行主による商業ベースに組み込まれていきます。
フランス革命以降は、サロンで少人数を集めるより、
効率よく多くの人たちを劇場に収容するようになりました。
劇場でたくさんの観衆に聴こえるように、楽器が改良されて音量が
だんだん大きくなっていきます。
例えばバロックバイオリンからモダンバイオリンへの変化もそうです。
舞台上の歌い手も、小さなサロンから大きなオペラホールに
合わせた発声方法へと変化しました。

パワフルなものをよしとする価値観の時代を迎えて、
リュートのようなか細い音の楽器は完全に絶滅してしまいました。
ベートーベンやチャイコフスキーなどの時代には、もう誰もリュートを弾かなくなったのです。
ところが、20世紀初頭になって、音楽学者が博物館に眠っていた古楽器を復元しはじめました。
その研究によって、ルネサンス時代のリュートは、心を慰める楽器として、
音楽療法のひとつとして用いられていたということもわかりました。
イライラがなくなり、眠りがよくなり、メランコリックな心を
癒す効果が期待できる楽器です。
リュートを弾いたり聴いたりすることは、
「薬にまさる効果がある」と文献にも書かれています。
最近では、リラクゼーション、健康ブーム、あるいはロハス的な生き方が注目されています。
パワフルなものよりも、日常の疲れに心やすらぐものをという人気が増してきています。

アトリエ・アニマート
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  2020/08/09   animato